茨城県警は8日、警察官の制服のエンブレムを偽造したとして、東京都八王子市大船町、レッカー会社社長小俣実(41)と、同市東浅川町、同社従業員乗添誠治(36)の両容疑者を公記号偽造容疑で逮捕した。

 発表によると、2人は昨年10月から今年1月にかけて、茨城県警のエンブレム300枚を中国に発注、偽造した疑い。小俣容疑者は警察グッズのマニアだった。県警は、2人の自宅から警視庁、大阪府警、福岡県警など5都府県のものをかたどったエンブレム計約1400枚を押収、これらも偽造品とみて調べている。

 エンブレムは、警察官が制服の袖などに付けるもので、県警ごとにデザインが異なっている。茨城県警のものは、本物と比べ長さが約2ミリ短いが、色やデザインはほぼ同じで、「見分けがつかないほど精巧」(捜査幹部)だった。小俣容疑者は「赤いバラのデザインが気に入り、茨城県警のものを選んだ」といい、東京都内の警察博物館などでデザインを研究、中国に渡航して現地で写真を見せるなどしたという。

 捜査幹部によると、2人は「レプリカとしてインターネットで販売、金もうけしようとした」と話し、1枚あたり約500円で作らせたエンブレムを1万6000~1万8000円で販売、ほかの警察のエンブレムも含め計約10枚を売ったとみられる。

 東京税関が中国から国際郵便で届いた偽造品を発見、茨城県警に相談し、容疑が発覚した。

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