武田薬品工業は2月18日、米アフィマックス社から導入した腎性貧血治療薬ヘマタイドの国内フェーズ3試験を開始したと発表した。2011年度中の承認申請を予定している。

 腎性貧血にはエリスロポエチン(EPO)製剤が広く使用されており、09年の売り上げは中外製薬のエポジンが444億円、協和発酵キリンのエスポー(ネスプを含む)が489億円で、合計933億円に上る。

 ヘマタイドの国内フェーズ3試験では、透析導入前でEPO製剤未投与の患者または血液透析中でEPO製剤投与中の患者を対象に、エポジンと有効性・安全性を比較する。

 武田薬品では、▽1か月に1回の投与で血中ヘモグロビンの適正値を維持できる▽静注、皮下注共に可能▽抗EPO抗体の産生に起因するPRCA(白血球と血小板は正常範囲を保ちながら、赤血球の産生だけが低下するまれな自己免疫性疾患)を引き起こさない―ことを証明し、EPO製剤との差別化を図りたい考え。

 米国では今年後半に承認申請する予定という。


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