2006年02月

2006年02月28日

ナルニア国物語 第1章 ライオンと魔女4

2a976a90.jpg暗い雲を突き抜けて、眼下に見えるのは
美しいロンドンの夜景。その夜の闇の中を
飛び交う爆撃機の大編隊。そこから
投下される無数の爆弾。轟音の中、
ロンドンの街が火の海に包まれる。

 「やべぇ!映画館間違えた!?」

 などと一瞬本気で思ってしまいました。
そんな『バンド・オブ・ブラザーズ』そっくりの
オープニングで始まる『ナルニア国物語』。
本国ではすでに大ヒットを飛ばして、
続編の製作も決まったようでなによりです。

 作品の印象としては『ハリー・ポッター』と『ロード・オブ・ザ・
リング』を、ちょうどいい具合にミックスした作品に仕上がって
いると思います。もうちょっと具体的に言うと、
対象年齢の下がったロードと言った所でしょう。
壮大なストーリーでありつつも、登場人物(動物?)は実に
親しみやすいし、話の展開も遅すぎず、かつ駆け足にならずの、
こうまったりしたペースで進みます。そこに白い魔女が
いい感じに毒気を加えていますね。

もちろん、不満点もあります。今作はファンタジーの割には
派手さに欠ける感じがします。終盤の合戦を除けば、
迫力のあるシーンは滝の場面くらい。確かに合戦の場面は
その分かなりの迫力ですが、逆に全体から浮いている
印象を受けます。あそこは、アスランと白い魔女の
一騎打ちにした方が盛り上がったと思う。

 監督のアンドリュー・アダムソンは続編も引き続き手掛ける
そうですが、自身の出世作、『シュレック』はどうするんで
しょうか?個人的にはそっちに力を入れていただきたい。



2006年02月27日

博士の愛した数式4

c3d582bd.jpgいやぁ深津絵里はカァイイなぁぁぁぁ。
なんでしょうね、この優しくて、
しっかりしていてそれでいて弱さも感じる。
なんかこう、 抱きしめて守って
あげたくなるような女性像
ですね。
この映画の役どころは特に。
(踊るのすみれさんも嫌いじゃないけど、ねぇ)

いかん、いきなり話がそれた。『博士の愛した数式』だ。
僕は小泉堯史監督のデビュー作『雨あがる』が好きなので
今作を観に行きました。この人の作品はいつも優しくて温かい。
作品に一切の邪念がありません。今回は博士のキャラクターの
面白さが作品全体の雰囲気を象徴していましたね。
『ホテル・ルワンダ』を観た直後だったので、この優しさと
温かさに大層癒されました。

 普段接する事の無い数式を、親しみやすく演出したのは
とても好感が持てました。登場人物にしか解らない専門的な
ものにするのではなく、あくまでコミュニケーションの方法として
数式を使用しているのがよかったです。
難しい用語が出てくると吉岡秀隆が解りやすく説明して
くれたのも大いに助かりました。(それにしてもあの授業は
一体何時間やっていたんだろう?)

 障害を持った数学者というと『プルーフ・オブ・マイ・ライフ』と
ダブりますが、作品の質は180度違います。こちらのほうが
断然面白いですね。



2006年02月26日

ホテル・ルワンダ5

72856b0a.jpgまず最初に。

この記事は『ホテル・ルワンダ』を
まだ観ていない人、
全く興味の無い人、
この映画を知らない人にこそ
読んでほしいと思います。

 

この映画は、1990年代にルワンダ共和国で起きた内戦と、
その結果生じたツチ族100万人の大虐殺、そして
その際に、1200人の難民をホテルにかくまった支配人の
体験を基にした実話です。

 当時の僕は、この事件にまったく関心を持っていなかった
ように思います。こうして生々しい描写を突きつけられて
初めて、これがどれほど愚かしい行為かを考えました。
種族の違いだけで、罪も無い人々が殺されていく。
そしてその現状が解っていながら一切手を貸そうとしない
先進国。ホアキン・フェニックス演じるカメラマンの
「虐殺の映像をニュースに流しても、 みんな「怖いね」と言う
だけでディナーを 続ける」という言葉は胸が痛くなりました。

 『イノセント・ボイス 12歳の戦場』では、子供を徴兵したり、
学校を盾にするといった行為を痛烈に批判していましたが、
この映画で描かれている状況は、行為以前の何かが
狂っていると感じました

肌の色が少し薄くて鼻の形が違う。
これだけで、その人間を殺してもいい。
奴らはゴキブリ。害虫は駆除されて当然。
奴らをかばう人間もすべてゴキブリだ。
種の根絶のために子供から殺せ。

 こんな信じられない言葉の数々が当たり前のように
飛び交います。

この映画はある意味で人間の負の部分の象徴かも知れません。
映画の最後、100万人が犠牲になったという文字がうかんだ時
「これは現実に起こったんだ」という事を改めて実感し、
涙が止まらなくなりました。

この作品は、観る義務のある映画だと思います。
少しでも興味の湧いた人は、是非劇場に足を運んで
ほしいと思います。



2006年02月25日

誰か教えて下さい。

今日は朝からずっと映画観てました。映画館で。
合わせて4つの映画館をハシゴしました。
一昨年の夏以来2度目の暴挙です。あー疲れた。

まずは朝から名演小劇場にて
『ホテル・ルワンダ』を鑑賞。混雑する事を
予想して1時間前に劇場に入りました。すると
案の定の混み具合で、20分前にはもう満席。
立ち見も無しという事で、たくさんの人が
観られなかった様子。早く行ってよかった。

ルワンダが終わったら自転車をかっ飛ばして
次なる目的地109シネマズへ。
(今年は花粉が少なくて大助かり。去年のような
 事態になってたら自転車での移動なんて
 とてもとても。)今まで保留にしてきた
『博士の愛した数式』をようやく鑑賞。年配の方
ばかりでしたが結構混んでました。

次に向かう前にソフマップでDVDの
『サマー・タイムマシン・ブルース』を購入。
なぜか新作コーナーに置いてなかったんですが
どうしてでしょう?

またも混雑する事を予想して、1時間早く
『ナルニア国物語 1章 ライオンと魔女』の
先行上映があるピカデリーへ。しかしついて
みると場内はガラガラ。始まる事には7割方
埋まってましたが、思ったよりもお客さんは
少なかったです。

ナルニアも終わって(この時点で夜7時半)、
最後の目的地センチュリーシネマへ。目当ての
映画は『ミラーマン REFLEX』。
案の定ガラガラ。しかし、僕はこの映画で
実におかしな事態に遭遇したのです。

この上映には多くの違和感がありました。

1.予告が一切入らなかった。
2.スクリーン全体を使わず、中央7割くらいの
  大きさで上映していた。
3.フィルムの劣化が一切無かった。
4.フィルムの差し替えを示す煙草の焦げ跡
  (画面右上に出てくる黒い点)が無かった。
5.画質が微妙に荒い。

まるでフィルム上映ではなく、
プロジェクターで上映しているようでした。
そんな疑念を抱きつつ観ていたら、

6.上映終了時に一瞬「パワーオフする時は
  もう一度電源ボタンを押してください」
  という、プロジェクター特有のメッセージが
  表示された。

疑念は確信に変わり、スタッフのお姉ちゃんに
聞いてみましたが、フロア係は映写室の事は
分からないそうです。

一体全体どうゆう理由でプロジェクターで上映
なんかしてたんでしょうか?他の劇場でも
同じ方法で上映してるんでしょうか?
知ってる人がいたら是非教えてください。

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2006年02月24日

『Zガンダム粁人たち』をDVDで

『機動戦士Zガンダム掘\韻慮歹阿楼Α
(前作にも増して恥ずかしいタイトルだ)
の予習として前作『恋人たち』をDVDで鑑賞。

劇場で見た時は何かと不満も多い作品でしたが、
見返してみるとそんなに気にならない物ですね。
ただ、やっぱり最新の作画と20年前の作画の
ギャップは目につきます。
そこでふと思いました。『銀色の髪のアギト』も
『ドラえもん のび太の恐竜2006』でさえも
作画のクオリティにばらつきがあった。
対するZガンダムは、新旧の絵のギャップは
あれど、新作カットはどれも最高水準の
クオリティを維持していた。旧作の絵を使う事で
新作カットに最大限の力を入れ、最高のレベルに
仕上げる。これこそが富野監督の狙い
だったのでは!?

そう考えると、完全新作になるであろう靴
ラストは、きっとアニメ史上最高の出来に
なるに違いない!


俄然楽しみになってきました。


特典DVDのメイキングには地方巡業に勤しむ
監督の姿が。名古屋での舞台挨拶の場面も
あったんですが、
なんと空席があるじゃないか!
あぁ!行けばよかった!

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2006年02月23日

コンボイ、トランスフォーム!

『ミュンヘン』に始まり、『ジャーヘッド』
『クラッシュ』『イノセント・ボイス』など
最近、社会派ドラマばかり見ていて疲れました。
なんかこう何も考えずスカッとできる
完全娯楽映画が観たい今日この頃です。

さてみなさん、今一番期待している映画って
なんですか?僕の場合は『スパイダーマン3』
『ザ・ディパーテッド』(インファナル・
アフェアのハリウッドリメイク版)
『X−MEN3』なんかが挙がりますが、一番
期待しているのはスピルバーグ製作、マイケル・
ベイ監督の実写版『トランスフォーマー』!

トランスフォーマーですよ!!その辺の何の
変哲も無い車がロボットに変形するんですよ!!
子供の頃大好きだったあの作品が遂に実写で!
あぁ早く見たい!撮影開始は今年の5月で、
来年の独立記念日に公開だそうです。

さらに、ネットでいろいろ調べてたら
こんなものを発見してしまった!
これはとてもいい物だ。
欲しい・・・・!



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2006年02月22日

イノセント・ボイス 12歳の戦場4

7469a0f6.jpg劇場で初めて予告を観た時から
気になってました。12歳で戦場に
駆り出される少年の気持ちなんて
戦争を体験したことの無い若い世代の
日本人には理解できない事です。
だからこそ映画という媒体を使って、
擬似的にでもそれを体験する事は
意味のある事だと思っています。


 まず僕にはこの映画が実話を基にしているという事が
信じられません。この映画では政府軍とゲリラは民間人の
居住区で平気で戦闘を繰り返し、和やかな家庭の食卓に
当たり前のように銃弾が打ち込まれます。
さらにゲリラが、子供達が勉強している最中の学校を盾にして
戦闘を行う場面もあります。
僕にはそれらの光景がとても非現実的に感じるのですが、
同時に事実だという事もわかっています。だからこそ、
この映画を恐ろしいと感じるのです。

今作は戦争行為の恐怖を上手く描いています。
劇中何度も出てくる銃撃シーンは、
何時弾が飛んでくるか解らない恐怖を体感させてくれます。
政府軍のよる徴兵のシーンも凄い緊迫感です。
最初にも書きましたが、戦争映画とは、戦争を疑似体験するもの
です。平和な国に生まれてきたからこそ、
目を向けるべきものなのだと思います。



2006年02月21日

クラッシュ4

2f8bf568.jpg『ミリオンダラー・ベイビー』の脚本家
ポール・ハギスの監督デビュー作
(脚本も兼任)。さらにアカデミー賞6部門
ノミネートなんだから凄い。

ミリオンダラー・ベイビーが好きなので
観に行きました。
ミリオンダラー・ベイビーのDVDまだ
観てないなぁ。

この映画のテーマは人種差別の問題でしょうが、
もっと深い所で人との繋がりを描いています。登場人物たちの
間にある問題は人種差別ばかりではありません。
親子関係や夫婦関係、仕事仲間との関係も描かれ、
そのどれもが歪んだ問題を抱えています。

それらの問題が劇中で解決するものもあれば、さらに状況が
悪化するもの、取り返しのつかない事になるものもあります。
人との繋がりの大切さと危うさ。この映画はその事を実に淡々と、
それでいて印象深く描いています。

 今回もポール・ハギスの脚本が素晴しいんですが、
アメリカって本当にこんな露骨な差別をしているんでしょうか?
日本人の観点ではやり過ぎにしか見えません。



2006年02月20日

アサルト13 要塞警察3

fccdda7a.jpgカーペンターの映画『要塞警察』のリメイク。

僕は原作を観ていないし、内容も
警察署が戦場になる事しか
知りませんでした。友達が観に行くと
言うので惰性でついて行ったというのが
本音です。

 

序盤で出てくる警察署の引越し。
古くなった建物から最新設備の整った新しい警察署へ。
時を同じくして護送されるモーフィ・・じゃない大物ギャング・
ビショップ。ここで僕は、 「そうか!このハイテク警察署を
ギャングが 占拠するんだな!!」
と、アホな勘違いを
してしまいました。本当の舞台は旧警察署。おかげでいらぬ
味気無さを感じてしまいました。
そして久々にお目にかかるガブリエル・バーン。彼がスクリーンに
登場した瞬間に 「犯人はお前だ!」と心の中で叫んでました。
(完全に悪役顔。こっちの推理は大当たり。)

 アクションは中々見応えがあり、ストーリーも良かったです。
意外な人物が殺されたり、真っ先に殺されそうな奴が
しぶとかったりしたのも好印象。嗚呼、これで舞台が
ハイテク警察署だったらなぁ。



2006年02月19日

サイレン3

259142b0.jpg日本ホラー界もついにゾンビ映画(?)に
進出です。同名のTVゲームが原作だ
そうですがこの内容をどのようにすれば
ゲームになるんでしょうか?(ゲームは
アクションだったはず)ゲームとは
ストーリーが違うのかな?

 正直、まったく期待してなかったんですが、
なかなかどうして、悪くない出来でした。
たいして怖くない時点でホラーとしては
失格なんでしょうけど、話の展開やヒネリ方は面白かったです。

ラストのどんでん返しはかなりツボでした。 ただ、釈然としない
部分が多いのも事実。あのオチから考えると、矛盾してしまう
場面がいくつもあったように思えます。

 主人公の弟を演じていた西山潤くん(写真中央)、この子が
アンソニー・ウォンに見えて仕方なかった。僕だけですかねぇ。



2006年02月18日

ドラえもん のび太の恐竜20065

18caf2c0.jpg試写会行ってきました。

正直に白状します。ワタクシ、
現在25歳なんですが、
ドラえもんを観て泣きました。

 今回の『のび太の恐竜2006』は、タイトルの通り
劇場版第1作『のび太の恐竜』のリメイク。第1作が
公開された年に僕が生まれました。当然、劇場には足を
運んでいませんが、子供の頃にビデオで何度も観た
覚えがあります。リメイク版はこの第1作のストーリーを
ほぼ忠実に再現しています。だからもう、
懐 か し す ぎ る !
「あぁ、こんなシーンあったなぁ」といろんなところで
懐かしさが込み上げてきます。

 のび太が卵を見つける所、
公園の池でソーセージをあげる所、
タケコプターでの空の旅、
2度にわたるピー助との別れ、

感慨深すぎて、周りに子供がたくさんいるにも関わらず
涙を流しておりました。

懐かしいだけの映画ではなく、他にもたくさんの魅力が
あります。スピルバーグをも感動させたというストーリーは
25年たった今でも色あせる事はありません。
あちこちで挿入されるアクションシーンは
「これホントにドラえもんか!?」と思わせる程ダイナミックで
エキサイティング! カーチェイスならぬタイムマシンチェイス
思わず声が出てしまうほどの大興奮でした。
随所に出てくるギャグも面白く、場内が笑いに包まれる事も
しばしば。特に温かい目で見守るドラえもんは必見です。
さらに、終盤ではあのスピノサウルスまで登場。
T−レックスと再びガチンコ対決を展開します。
このあたり、監督は映画ファンが見たいものをよく理解して
らっしゃる。

 家族で楽しめるエンターテイメント。
子供だけでなく大人にも是非観てほしい傑作です。



2006年02月17日

充電中

昨日から微妙に体の調子が悪い。
風邪引いたかな?
先日は温かかったからってパンツ一丁で
寝たのがいけなかったのか?


と、いう訳で本日は『燃ゆるとき』を観に行く
予定を変更して、家で大事をとる事に。
なんといっても明日は3本観る予定だし。
その中で気になるのは、友達がチケットを
確保してくれたドラえもんの試写会
ドラえもんを映画館で観るなんて何年ぶり
だろう。最後に見たのが確か
『のび太のドラビアンナイト』だったから、実に
15年ぶりか!

うーん、楽しみだ。

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2006年02月16日

前売り券のオマケ・その2

7ece7c98.JPG今回ご紹介するのは3月11日公開の映画、
『イーオン・フラックス』の前売り特典、
近未来メタルソープ
名前の通り金属製の石けんです!

この石けん(金属なのに石けんと呼んで
いいのか?)、見るからにメチャクチャ怪しい
です。こんなものでどうやって手を洗うのか?
同封の使用方法を呼んでみると、

流水で近未来メタルソープを手の中で約30秒
すり合わせます。すると、本体に含まれている
ニッケルの触媒作用により、ソープ全体が
プラスに荷電。手についたニオイ分子がソープ
表面に引きつけられます。そして、触媒反応に
より中性化(無臭化)し、水と一緒に臭いが
流されていきます。魚・肉・タマネギ・ニンニク
等の臭いが気にならなくなります。


なんという先端技術の無駄遣い!
いや、それっぽく表現しているだけか。
メタルソープなんて大袈裟な名前の割にはただの
消臭アイテムだったとは。
正直、あまり使用したくない一品です。


しかし、このオマケ紹介、ネタが無い時に
重宝しそうだな。

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2006年02月15日

ジャーヘッド4

37d791f1.jpg湾岸戦争を題材にした映画はいくつか
あります。(僕はその中でも
『スリー・キングス』がお気に入り。)
でも、『ジャーヘッド』は今までの
湾岸戦争映画とは明らかに違う、
普通の一兵士の視点で描かれた
湾岸戦争映画
なのです。

 

 国の名誉と誇りのために、はるばるイラクまでやってきた兵士達の
主な任務は『待機』です。多国籍軍とイラク軍との戦力差は
圧倒的だし、ミサイル全盛の時代に大量の歩兵を投入しても
やる事なんか無いに決まっている。軍に入隊して人を殺す訓練を
続けてきたのに、いざ戦争が始まると戦う相手がいない。
兵士達にとっては、今までの人生を否定される様なものだから、
それは辛いものだったでしょう。
 感情のやり場を失った兵士達の気持ちが痛いほど解るのがこの
作品の凄いところです。トロイの最後の叫びが胸に響きます。

湾岸戦争を象徴する描写も秀逸でした。炎の柱、黒い雨、
油まみれの動物などを見ると戦争の罪の深さを感じます。



2006年02月14日

PROMISE2

dcee5a15.jpgこの世の理はすなわち早さだと思いませんか物事を早く成し遂げればその分時間を有効に使えます遅いことなら誰でもできる20年かければ馬鹿でも傑作小説が書ける有能なのは月間漫画家よりも週間漫画家週間よりも日刊ですつまり速さこそ有能なのが文化の基本法則ぅぅ!そして俺の自論ですぅぅぅ!!

byストレイト・クーガー

 と、冒頭でこんな暴走をしてしまうほど、 チャン・ドンゴンが走る!
雷よりも速く!強く!熱く!
これだけでも物凄いインパクトなのに、
さらに真田広之がド派手な赤い甲冑を身にまとい
大きな二つの金の鉄球を振り回す!
この映画一体何がしたいんだ!?

とまぁ、映像面のインパクトは他の追随を許さない作品ですが、
話が全然面白くない。 壮大な幻想世界を舞台にしているのに、
真田広之とチャン・ドンゴンとセシリア・チャンの三角関係だけで
物語が進むのは正直歯応えが無いです。
どの面子も見た目は派手だけど中身が無い。いかにもな悪役で
ド派手に振る舞うニコラス・ツェーだけがいい感じでした。
真っ当なアクション映画にした方が面白くなったでしょうね。

 ところでこの作品、原作はあるんでしょうか?
中国の民話や伝説をモチーフにしたのか、はたまたオリジナル
なのかが気になります。



2006年02月13日

疲労

今日は『PROMISE』のレビューを書こうと
思ってたのですが、心無い上司にまたも残業を
言い渡され、再び玉砕。黙々と会社でパソコン
と格闘していたら、マウスをクリックしすぎて
指が痛くなった。


という訳で今日はもう疲れた・・・。
『PROMISE』のレビューは明日にします。

e5125aspaceodyssey at 23:44|PermalinkComments(0)TrackBack(0)雑記 

2006年02月12日

美しき野獣3

8feb444e.jpgヨン様だの四天王だの、今だ異様な盛り上がりを見せる韓流ブーム。『私の頭の中の消しゴム』『四月の雪』などが、去年の映画界を賑わせたのも記憶に新しいです。世間一般では韓流といえば美形俳優によるラブストーリーと言うのが定番のようですが、僕に言わせれば韓国映画と言えば『殺人の追憶』『オールド・ボーイ』『シルミド』等のバイオレンス映画の宝庫であります。ちなみに僕は、ペ・ヨンジュンの映画は一切見た事ありません。 そんな過激な韓国映画界から新たにやって来た『美しき野獣』。オープニングから迫力のカーチェイスを披露して観客のハートを掴みます。アクションシーンも面白い。クォン・サンウ演じる刑事チャンの格闘スタイルは、バリバリの喧嘩殺法。群がるヤクザ達を気合でなぎ倒していきます。しかし、毎回毎回多勢に無勢で、逆にフクロにされるチャン。ある意味リアルな描写です。 この手の映画がバディ・ムービーであるのはもはやお約束と言っていいと思います。チャン刑事の相棒、オ検事を好演するのはユ・ジテ。『南極日誌』の時はパッとしない印象でしたが、今回はえらくカッコいい。メガネの良く似合う、いかにもエリートな所が良かったです。 面白いんですが、ストーリーが少々難解です。基本骨格はシンプルなんですが、ちょっと肉付けしすぎた感がありました。マフィア側の人間関係をもっとシンプルにしてほしかったですね。 映画の締め方は良かったです。 正義よりも信念を貫く事こそが男の美学 という、素敵なラストでした。

2006年02月11日

デイ・アフター・トゥモロー4

a302b388.jpg宇宙船やGODZILLA
のかわりにツイスターや
ディープインパクトばりの
大津波が攻めてきた!!

ローランド・エメリッヒ
監督の『味』がたっぷり染み出した一品です。


見所はやっぱり迫力重視のパニックシーン。
エメリッヒ監督は『画』に関しては天賦の才を
持っている(と勝手に思っています)。
今回も凄いスケールの特撮でその才能を遺憾なく
発揮しています。

でも、ドラマはやっぱり駄目なのです
家族愛がテーマですが、主人公一家はお互いが
離れていてもしっかりした絆で結ばれている
良い家族。息子が反抗期でもなければ、親が
子供を虐待しているわけでもない。結果、
映画の冒頭から家族間に大きな問題が無い。
問題はここ。反発しあう家族が大きな危機に
直面し、その中で絆を取り戻していく。それが
この手の映画のセオリーであり、観客が
見たがっているものではないでしょうか。
そのあたりをもっとしっかり描いてくれたら
倍は面白くなったと思います。

まぁ、エメリッヒにそんな事微塵も期待しちゃ
いませんけどね!


2006年02月10日

2月も観たい映画続々!

今日は『博士の愛した数式』を観に行く予定
だったのに、心無い上司に残業を言い渡され
あえなく玉砕。しかし早く観に行かねば、
明日からのラインナップを消化しきれない。
とりあえず今月観たい映画は、

美しき野獣
クラッシュ
サイレン
イノセント・ボイス 12歳の戦場
ホテル・ルワンダ
ジャーヘッド
PROMISE
燃ゆるとき
アサルト13 要塞警察
ナイト・オブ・ザ・スカイ
県庁の星
ダイヤモンド・イン・パラダイス
シリアナ
ミラーマンREFLEX

・・・・・・・・はぁ。
なんだか書いてるだけで疲れてきた。
さっそく明日から消化したいけど、明日も
やっぱり仕事だったりする・・・・

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2006年02月09日

前売り券のオマケ

eb1656d0.bmp『アイスエイジ2』の
前売り券のオマケ、
スクラットの尻尾
ストラップ
です。



リスとネズミを掛け合わせた架空の生物
スクラット。アイスエイジシリーズのマスコット
であるこの生き物は、しぐさ、性格、そして
ドングリのためなら自分の命も
かえりみない行動力
、そのすべてが実に
かわいらしい。

かわいらしいんですが、尻尾だけ用意されても
困る。こんな毛虫のような物体ではとても
愛でる事なんてできない。
前売り特典第2弾という事で胴体も出して
くれないかなぁ。

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2006年02月08日

戦国自衛隊 関ヶ原の戦い 第2部3

89c926f0.JPGうーん、暗い終わり方だなぁ。第1部を観たときに、「これは完全に戦争映画だなぁ」と思いましたが第2部に入ってさらにエスカレートするとは思いませんでした。


『戦国自衛隊1549』とは良い意味でも
悪い意味でも180度違う作品
になって
いました。映画版では十分の観られなかった
旧兵器と近代兵器の激突は、思う存分堪能
出来ました。にもかかわらず、あまりに暗い
展開で娯楽性がほとんど無い。戦国自衛隊は
基本的にSFなんだから、もっと純粋に楽しめる
作品に仕上げてほしかったです。

今回は自衛隊員達の奇行も目立ちました。
渡部篤郎が、いきなり石田三成を語りだすのは
展開上仕方ないにしても、
戦場のど真ん中を子供を抱きかかえて歩いて
いたり、婆ちゃん背負ってわざわざ敵の中へ
突っ込んで行ったりする
のはどうかと思います。

文句が多々ある内容でしたが、最後さえ爽やかに
終わってくれれば面白かったと言える出来

だったんですけどねぇ。

2006年02月07日

チャーリーとチョコレート工場3

bd8a5ec8.jpg美形だけど曲者のキャラクターを演じた方が似合う役者は結構いると思います。ブラッド・ピットは『12モンキーズ』や『ファイト・クラブ』のキレた演技の方が似合ってると思うし、ジム・キャリーだって黙ってれば十分かっこいい顔立ちをしています。 だけど、ジョニー・デップ。曲者キャラクターを一番多く演じているであろう彼だけは、個人的に普通の美形の方が似合ってると思うんですよ。なんて言うか、泥臭さが無い。あってもそれを爽やかなものにしている気がする。だからこの『チャーリーとチョコレート工場』も出来れば真面目な役どころで・・・って無理か。真面目なウォンカなんて想像できない。 世間では非常に評価が高く、オリコン2005年 癸臼撚茲傍韻い針楮遒任垢、個人的には今ひとつ。確かに工場内に広がる幻想的な空間は素敵ですし、ウンパ・ルンパのキャラクターは滅茶苦茶面白いですが、この映画には気に入らない点が1つだけあります。 それは悪い子は切り捨てるというウォンカの行動です。正確のゆがんだ子供達、大人の責任で真っ直ぐに育つ事の出来なかった彼らを叱る事をせずに笑いものにします。僕はそこが気に入らない。そんな子供達を更正させる事をなぜしないのか。いじめるだけでは子供達はゆがむ一方ですよ。 最後まで残るチャーリー。彼が一番いい子なのは解りますが、彼が拾ったお金でチョコを買った事をお忘れなく。

2006年02月06日

ダニエル・クレイグという男

『ミュンヘン』に登場する暗殺チームの一人を
演じていたダニエル・クレイグ。5人の中で
一番カッコ良く、一番プロの匂いを漂わせていた
男です(でも設定ではただの運転係)。
彼が新ジェームズ・ボンドに決まった当初は、
正直不安でした。代表作は『トゥーム・
レイダー』。え、どこに出てたの?
そして『ロード・トゥ・パーディション』。
こっちは覚えてるぞ。シアラン・ハインズを
殺した奴だな。
余談ですが、シアラン・ハインズはミュンヘン
にもカール役で出てます。別の映画で自分を
殺した相手と仲良く会話してるシーンは
なかなか面白かった。
とにかく、当時はとてもボンドには見えなかった
訳です。

ところが、ミュンヘンでのクールな立ち回り、
漂うプロの風格、実は軽そうなキャクターなど
十分ボンドとしてやっていけそうじゃないか!
あとは女性との絡みが完璧なら言う事無しです。
まぁ肝心のボンド・ガールはまだ未定
ですけどね。
僕としては、ジュディ・デンチの続投が
決まっているからボンド・ガールなんて
どうでもいい
んですけどね。
(今日はこれが言いたかっただけ。)

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2006年02月05日

歓びを歌にのせて3

d02241c7.png病に倒れ、療養のために故郷へ帰ってきた
天才指揮者。彼はそこで、コーラス隊の
指導を頼まれる。
コーラス隊のメンバーや村の人達と触れ合う
事で、少しずつ彼の心に変化が現れる。

 アカデミー賞にもノミネートされた
スウェーデン映画です。
登場人物が多く、人間関係も複雑なので、
少々難しい映画になってますが、その分
見応えのある内容になっています。加えて合唱シーンは迫力があり、
エンドロールでも流れる劇中歌がとても良い歌詞で、心に
響きました。

完成度は高いんですが、肝心の合唱シーンがあまりに少ないのが
問題です。ほとんどが練習場面で、通しで歌が流れるシーンは
一回だけだった気がします。そのせいで、 歌でみんなの心が
一つになった
という感じがしない。なによりクライマックスで歌が
流れない
のはいかがなものかと思います。

主人公の性格もイマイチ掴めません。みんなに好意を抱いて
接するわりに、深く関わろうとしない。あの八方美人ぶりでは、
神父さんでなくても疑いの目で見てしまいますよ。なぜ深い関係を
恐れるのか。その辺りをはっきりして欲しかったですね。



2006年02月04日

ミュンヘン4

29ffe479.jpgスピルバーグという男は、時々こういう
恐ろしい映画を送り出してくるから
侮れない。『プライベート・ライアン』や
『シンドラーのリスト』で用いた
直接的残酷描写を、テロ行為と
その報復という下地を元に描いたのが
この『ミュンヘン』です。

 映画の冒頭こそ政治色の強い演出に
なっていますが、そこから中盤にかけては
実に完成度の高いクライムサスペンス
なっています。テロ行為の報復のために
集められた5人のプロフェッショナル。
彼らがテロ首謀者達を次々に血祭りに上げていく様は、
場面の緊迫感も相まって実に面白い。ここで終わっていれば、
よく出来たサスペンスアクションとして評価された事でしょう。

 しかし物語が後半に差し掛かってから展開は一転。
報復の先にあるものもまた報復という当たり前の現実によって、
作品の重みがグンと増します。ここで登場する
オランダ女性惨殺の描写は、僕の中でプライベート・ライアンの
ウエイドの死の場面に匹敵する衝撃シーンになりました。

 スピルバーグの残酷描写が今回も作品に重さを与えています。
とにかく血の流れ方、飛び散り方がリアル(実際に見たことなんか
無いですけど)。プライベート・ライアンもそうですがこういう描写を
見ると人の命を奪うという行為がどれだけ恐ろしい事かを
実感できます。



2006年02月03日

七人のマッハ!!!!!!!4

f7b501b5.jpg痛え!痛えよ!
お前ら馬鹿だろう!
一体何考えてんだ!
絶対骨折れてるだろう!
何人病院送りにしたんだ!?
正気の沙汰とは思えねぇぞ!!
これ全部誉め言葉です

 いやぁ楽しかったぁ。前作(と言っていいのかわかりませんが)
『マッハ!』は主演のトニー・ジャーの超人アクションだけで
ゴリ押しする映画でした。今回は拳銃、カースタント、
爆破とアクションのバリエーションが実に豊富。
そこに超人達の肉体技が重なるから素晴しい。
最近ぱったり見なくなった二丁拳銃にスローモーションを冒頭で
披露してくれる辺りからもこの映画のサービス精神が伺えます。
ジョン・ウーは今一体何をやってるんだろう。

後半に入るともう本当にアクションが凄い。
どの位凄いかと言うと台詞が無くなる位凄い。
「シナリオなんか知った事か!」なんて言う監督の声が
聞こえてきそうです。 もちろんメインとなるムエタイアクションは
今回も健在。どこの筋肉をどう動かせばあんなアクションが
出来るのか教えてほしいものです。
。相変わらず痛そうな事
ばっかりやってるし。(エンドロールで流れる撮影風景は、
並のホラー映画よりも確実に恐ろしい光景ばかりが出て来ます。)

しかしこの映画、タイトルが間違っている!
マッハな連中は七人どころの騒ぎじゃない。
ムエタイ、テコンドー、体操、サッカー、セパタクロー、
器械体操、ラグビー。公式サイトで紹介されているのは
この七人ですが、さらに片足の男、謎の爺さん、村の女の子
(この子がゾロの息子より凄い!)、個人的見解で村長の息子も
入れて11人。さらに敵側の使い手も入れれば合計13人。
つまり本当のタイトルは 13人のマッハ!!!!!!!!!!!!!
!マークも13個分だ。

でも村の襲撃シーンはいくらなんでもやりすぎ。
そこいらの戦争映画よりも残虐な場面の連続はまるで
『シンドラーのリスト』状態。一気にモチベーションが下がりました。
娯楽映画なんだからここまでやっちゃいけないよ。



2006年02月02日

単騎、千里を走る4

c473aa73.jpg人との繋がりが、どれだけ
素晴しいかを再認識させてくれる良作。
今年初めて泣いた映画になりました。

思えば高倉健の映画をスクリーンで
観るのは初めて。なるほど、この人は
確かに凄い人だと実感しました。
はっきり言うと、この映画は何のひねりも
ありません。話も音楽も映像も、すべてが
実に淡々と進んでいきます。

でもやっぱり、そこがこの映画の魅力なんでしょうね。
不純物が無いと言えばいいんでしょうか。その辺りは、チャン・
イーモウ監督の『初恋の来た道』に通じるものがあるのかも
しれません。

 随所に登場する中国の風景がとても美しいです。
ある種のロードムービーでもあるので、その辺りを楽しんでも
いいでしょうね。



2006年02月01日

最終兵器彼女2

8cf9e837.jpgずっと前から思ってた事だけど、
『最終兵器彼女』ってスゴイ恥ずかしい
タイトルだよなぁ。

僕は原作漫画は読んだ事ないんですが、
アニメ版は友達に薦められて途中まで
見ました。
映画版を観る前は、かつて僕達を恐怖の
どん底に陥れた悪魔の映画
『デビルマン』の再来を恐れてたんですが役者が多少まともなだけであの悲劇は回避できるんだ
知りました。まあどのみち、誉められた物ではないんですけどね。
ぶっちゃけ面白くないということです。

 ストーリーはアニメ版にほぼ忠実なんじゃないでしょうか
(結末知らないんで何とも言えませんけど)。重要な場面や
印象的なエピソードもちゃんと入っていたので、構成は
悪くないです。主演の二人も悪くないと思います。が、テツを
演じていた渋川清彦。この人誰だか知らないけれど、
あなただけデビルマンクラスでしたよ
でもこの映画の最大の問題はもっと根っこの方にありました。

 この作品は絶対に実写にしてはいけなかった というのが
僕の考えです。アニメの場合だと、目の前でどんな無茶苦茶な
現象が起きても、割り切って見る事が出来ますし、そこが
アニメの魅力の一つだとも思います。女の子に翼が生えて、
腕がレーザー砲になってもそんなに違和感ありませんしね。
ところが実写になると、兵器になった少女の姿に(CGの質感も
相まって)物凄い違和感を感じる。話の方もアニメでは
気にしなかった説明不足な所がとても気になる。
ここまで破天荒な作風を、少しでもリアルにしようとすると
やっぱり無理が出てくるものなんですね。

 須賀大観監督の前作『ブリスター』(電車男より前に作られた
オタク映画。「金が無くて女にフラれて殺されそうになったって
俺達ぁオタクをやめないぜ!」という男気溢れた快作)が
大好きだったので、ラストシーンで「フィギュア!フィギュア!」
言わないか期待したんですがやっぱり無理でしたね。
(当たり前だ。)