2008年11月

2008年11月30日

D−WARS ディー・ウォーズ1

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LAの街に突如現れたクレーター。
そこで謎の鱗を発見したレボーターの
イーサンは、幼い日に謎の老人から
聞かされた韓国の伝説を思い出す。
伝説に伝わる龍のアザを持つ少女を探す
イーサン。しかしそのアザを持つ少女
サラには、すでに龍の力を手に
入れようとする悪の魔の手が忍び
寄っていた。


韓国で2007年の興行収入癸韻傍韻い織皀鵐好拭璽僖縫奪映画。
韓国映画であるにも関わらず、物語の舞台はアメリカで、言語も
英語がメインになっている意欲作です。
しかし映画としての評価は最悪で、韓国と同時期にアメリカで
公開された際には「この数十年間で語りぐさになる大作映画の
失敗例」
とまで言われたんだそうです。
この映画の監督シム・ヒョンレは、韓国映画史に残る大駄作
『怪獣大決戦ヤンガリー』も手掛けていますが、この映画もそれに
負けないくらいのケッサクでした。

ツッコミどころが満載で、どこから手をつけていいのか解からない
くらいです。
とりあえずシナリオ面で気になったところを順に
並べます。
オープニング、主人公のモノローグから彼の少年時代へと話が
移りますが、そこからさらに500年前の韓国へ話がジャンプ。
しかもその昔話が15分ほど続き、そこで映画のキーワードが
次々と登場します。その最初の15分は世界観の説明に終始し、
主人公不在のために話が全く進行しません。
ようやく現代に話が戻ると、敵である巨大ヘビが街で暴れ出します。
全長50m以上はありそうな怪獣なんですが、そんなデカイ奴が
闊歩しているのに何故か誰も気付かない。どういうわけか危険を
察知したヒロイン・サラは、部屋に大量のお札を貼って引き篭もり。
その後いろいろあって(このいろいろの部分に何の必要性も
感じない。というか全編通していらないシーン多すぎ)サラは入院
しますが、「生まれた時から付いているアザが感染する」という
無茶苦茶な理由で革離病棟に(感染するとか言いながら病院の
スタッフはマスクさえしていない)。そこに主人公が現れてヒロインを
救出。謎の男が襲い掛かってきますが、仕事仲間の尊い犠牲と、
通りすがりの車に乗ったおばさんが男を撥ねた事で危機を脱出。
仕事仲間がどうなったのかと思っていたら、次の日普通に出社
していた(笑)。
仲間の安否も確かめないまま、砂浜でイチャイチャ
している主人公とヒロイン(お前ら追われてるんだろ)。精神科医の
先生に診てもらおうという事にことになったら、移動のシーンを
すっ飛ばして次の場面では先生の家に・・・・。
ってもう書くの疲れた。これでまだ話の半分。とにかく2分に
1回はツッコミどころが出てきます。

次は演出。これも不可解でしたね。重要な人物やキーワードが
全然強調されていない
のが気になりました。
例えばヒロインのアザ。サラという女性が伝説の力を秘めている
事は、彼女に龍のアザが付いている事が証明になっています。
しかし彼女の初登場シーンでそのアザは隠される事なくごく普通に
画面に映っており、重要なキーワードであるにも関わらず一度
たりともアップで映りません。
敵キャラに関しても、初登場なのに普通の通行人のように描写
されていたり、怪獣でさえそこにいるのが当たり前のように
突っ立っていたりするので凄い違和感があります。それらをあえて
強調しない理由は一体何なんでしょう?

見せ場となる怪獣軍団とアメリカ軍の戦いは確かに迫力があります。
「ここまで派手な市街戦はそうそうお目にかかれないぞ」と最初は
感心してしまいますが、戦闘の展開が単調過ぎてすぐに飽きます。
しかも主人公達はその戦闘の最中ただ逃げるだけ。一切戦闘に
絡まないので、見せ場のはずなのに主人公不在で話も進行しない
という致命的な事態に陥ってます。

言いたい事はまだまだあるけどもう止めよう。きりがない。
酷い事ばかり書いたけど、ネタとしては十分に面白かった。
無茶苦茶なストーリーと不可解な演出の数々に、笑いっぱなしの
90分でした。



e5125aspaceodyssey at 22:08|PermalinkComments(0)TrackBack(1) 映画のレビュー・た行 

2008年11月29日

ヒッチャー3

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春休みの旅行に車で出かけた
大学生のカップル。途中でジョン・
ライダーと名乗るヒッチハイカーを
拾うが、彼はおもむろにナイフを
取り出して二人を脅し始めた。
なんとかジョンを車から追い出した
カップルだったが、ジョンはその後も
執拗に二人を追い回す。


1986年に製作した同名の映画をマイケル・ベイ製作でリメイク。
狂気のヒッチハイカー、ジョン・ライダーを演じるのは、僕の
大好きな『ロード・オブ・ザ・リング』のボロミア役、ショーン・
ビーン。悪役が似合う彼ですが、『サイレント・ヒル』や
『フライトプラン』などの近作ではいい人ばかり演じていました。
その反動か今回は久しぶりの悪役を嬉々として演じていましたね。

最大の見所はやはり主人公ジョン・ライダー。若いカップルを
狙って様々な凶行を行うんですが、その内容が凄い。ドライブ中の
家族を襲ったまでなら普通なんですが、その後は二人を怖がらせる
ためだけに保安官の詰め所を襲撃して保安官二人を惨殺。さらに
応援に駆けつけた警官を次々に血祭りに上げ、終いにはヘリまで
撃墜してしまいます。
なぜそんな超人的なことが出来るのか。なぜそこまで執拗に
カップルを追い立てるのか。それらに明確な説明はありません。
匂わす程度で良かったから、ジョンの正体を想像できる要素が
あってもよかったと思います。元アメリカ軍の特殊部隊員だった
とか。

ヒロインのソフィア・ブッシュも魅力的でしたね。調べてみたら
『ターミネーター3』のヒロイン候補だったそうです。
露出の高い服装に色っぽいスタイル。終盤に見せる勇ましさも
素敵です。お色気シーンが少なかったのが残念(シャワーシーンが
あるけど、あのままベッドに突入して欲しかった)。

ホラーとしてはそんなに怖くはないけど、派手なカークラッシュ
など見所も結構あります。低予算ホラーと考えれば、及第点の
出来でしたね。



e5125aspaceodyssey at 21:24|PermalinkComments(0)TrackBack(0) 映画のレビュー・は行 

2008年11月28日

『蟲師』の再アニメ化を希望

今週の観賞予定。

『D−WARS ディー・ウォーズ』
『デス・レース』
『ソウ5』

遂に公開になる「この数十年間で語りぐさになる大作映画の
失敗例」『D−WARS ディー・ウォーズ』!!
都合で初日に観に行けないのが残念ですが、出来る限り早く
行きたいなぁ。
しかし、これと同じくらい観たい映画が明日公開になるんです。
その名も『猫ラーメン大将』!!
何も言わずに予告を観て下さい。もう何から突っ込めばいいのか
解からない(笑)。とりあえず僕は、こんなディープなキスを
観た事がありません(笑)。

東京では明日から公開ですが、地元名古屋での公開時期は未定。
首を長くして待ってます。


*************************


映画にもなった大好きな漫画『蟲師』が完結してしまいました。
一話完結の連作短編方式だったので、ずっと続いていくと思って
いたので残念です。
こうなったら、アニメ版の続編に期待するしかない。アニメ化
されなかった24話を是非アニメにして欲しい。
マーベラスエンターテイメントさん、どうかお願いします!



e5125aspaceodyssey at 20:54|PermalinkComments(4)TrackBack(0) 雑記 

2008年11月27日

地球の静止する日2

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宇宙から謎の物体が飛来し、世界中は
その動向に注目する。アメリカに
降り立ったその物体から現れたのは、
人間と同じ姿をした宇宙人クラトゥと
アンドロイド・ゴートだった。
クラトゥは全世界同時にメッセージを
伝えたいという意向が示すが、米政府
はそれを受け入れない。そこでクラトゥ
は独自の行動に出る。


来月公開される、お正月映画唯一の大作映画『地球が静止する日』
のオリジナル版。50年以上前の作品で、監督は『市民ケーン』
『ウエスト・サイド物語』『サウンド・オブ・ミュージック 』等を
手掛けた名匠ロバート・ワイズです。

さすがに古臭さを感じるストーリーで、正直面白くはありません
でしたね。特撮の迫力のなさ、セットの安っぽさ、見所であるはずの
地球の制止する瞬間のあっけなさ(車が止まって、みんなが
オドオドしてるだけ)など、今観るとやはりチープな印象が勝って
しまいます。50年前なら革新的な演出だったんでしょうけど。
これらの映像が、リメイク版でどのように料理されるのかが
気になりますね。特に地球静止シーンは、きっと凄い事になると
思います(でも予告にはそれらしい場面が一切ないなぁ)。

ストーリーは当時の世界情勢を反映してか、平和的に事を
進めようとするクラトゥと、彼を敵視する人類が対極的に
描かれます。対話の場を設けずに、一方的にクラトゥを敵視する
人類の対応に問題はあるけど、怪しい行動を繰り返して秘密主義を
貫くクラトゥの態度も十分問題がある。全世界同時にメッセージを
伝える事にこだわらなければ、もっとスムーズに解決したんじゃ
ないでしょうか。
しかも紆余曲折を経て明かされた彼のメッセージが(ネタバレ反転)
[「文明を発展させるのはいいけど、宇宙進出して俺達に喧嘩を
吹っかけてきたらタダじゃおかねぇぞ」
]というのはどうなの?
地球のためとか言ってたくせに。

リメイク版ではストーリーはかなり改変されそうですね。より
重厚な内容になっていることを期待します。



e5125aspaceodyssey at 19:46|PermalinkComments(3)TrackBack(1) 映画のレビュー・た行 

2008年11月26日

ブラインドネス4

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ある日突然、視界が白く覆われ盲目と
なる奇病が世界中で蔓延した。
政府は感染者を隔離するが、感染者は
完全に政府から見捨てられていた。
隔離施設から出ることが出来ない
感染者たちは次第に平常心を失い、
その中の一人が銃を持ち施設を支配
しようと画策する。しかし施設の中
には、一人だけ目の見える人間がいた。


ノーベル賞作家ジョゼ・サラマーゴの小説『白の闇』を映画化した
作品。視覚が奪われた世界の有様と、それをまざまざと
見せ付けられる一人の女性が描かれます。

目が見えなくなることで引き起こされる世界崩壊を濃密に描いて
いますが、気になる点もいくつかありました。まずは銃を手にして
暴君を気取る男。銃を持っているからといって、彼も目が見えない
ことに変わりはなく、それだけで革離病棟全体を支配できるのは
おかしい。他の人からすれば、見えない恐怖にさらなる恐怖が
重なるので、そう考えればありえなくもなさそうですが、ここで問題
になるのは唯一目の見える主人公。彼女が暴君のところに
潜り込んで、銃を盗んでくれば万事解決じゃないか?なにより彼女
だけ感染しないなら、彼女の身体なり血液なりを調べれば病気を
治す糸口が掴めたんじゃないのか?などの疑問を抱いてしまい
ました。彼女は何故か見える事を周囲に隠しています(感染した
夫と離れたくないという理由からですが、別に隠さなくても)。
早々に打ち明けていれば、もっと早く事態は解決したんじゃ
ないでしょうか?

こんな感じで細かいところに疑問は出ましたが、全人類盲目による
世界崩壊という主題は見事に描かれています。前半の革離病棟
でのエピソードでは、小さな世界を舞台にして、社会性が崩壊
していく様が重厚に描かれます。
後半は革離病棟を離れ、僕らの見知った世界に舞台が移ります。
ライフラインは消滅し、道には盲目となり家にも帰れない人々が
彷徨う荒廃した街。静かに進行する文明の死が克明に描かれて
いました。

この映画は登場人物に名前が設定されていません。それが目が
見えないことで生じる人との繋がりの希薄性を強調していました。
いくつかの疑問点はあるものの、衝撃的な物語とビジュアルに
僕は最後まで釘付けでした。



e5125aspaceodyssey at 21:01|PermalinkComments(5)TrackBack(32) 映画のレビュー・は行 

2008年11月25日

トロピック・サンダー 史上最低の作戦4

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落ち目のアクションスター、タグ・
スピードマンは、再起を賭けて
大作戦争映画に出演する。共演は
5度のオスカーに輝く演技派と、
おならが特技のコメディアン。しかし
撮影はトラブル続きで、早々に予算が
尽きてしまう。窮地に立たされた
監督は、タグらを本物の戦場に送り
込んでのゲリラ撮影を敢行する。


ベン・スティラーが監督と主演を勤めた戦争コメディ。共演の
ロバート・ダウニー・Jrとジャック・ブラックをはじめ、多数の有名
俳優がゲストとして出演しています。特にプロデューサー役の
アノ人は、自身の主演作では考えられないような下品な発言を
連発していましたね。最近はちょっと低迷気味だったので、この
映画でストレス発散してたのかな?

コメディ映画ではありますが、いろんな意味でかなり過激な内容に
なっています。冒頭の戦闘シーンでは、作り物と一目瞭然では
ありながら、腕が無くなったり内臓が飛び出たりとグロテスクな
描写が連発。本物の生首を作り物だと思い込んで弄んだりも
します。知的障害者を馬鹿にした発言もありましたね。下ネタが
少なかったのが意外なくらい過激な表現が目立ちました。
そういう過激さで笑わせてくれる内容なんですが、爆笑できる
場面は少なめ。むしろ、他の映画をネタにしたギャグで笑わせて
くれる場面の方が多かった
ですね。『プライベート・ライアン』や
『プラトーン』等の戦争映画のパロディをはじめ、オスカー受賞の
秘訣などの内輪ネタが楽しかったです。冒頭のフェイク予告で
流れた、アイアンマンとスパイダーマンの絡みにも唖然として
しまいました(笑)。

ストーリーには過激な笑いとマニアックな笑いばかりではなく、
役者達の再起というドラマ要素も盛り込まれています。この辺りが
ちょっと感動的で、予想外でした。役者が本業のベン・スティラーが
監督したからなのか、この辺りの描き方は上手かったですね。

ただのコメディに収まらない秀作でしたね。映画が好きな人の方が
楽しめると思います。



e5125aspaceodyssey at 21:46|PermalinkComments(6)TrackBack(28) 映画のレビュー・た行 

2008年11月24日

メンフィス・ベル3

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第二次大戦下。イギリスに駐留して
いた米軍の爆撃機部隊には、25回
出撃すれば帰国出来るというルールが
設けられていた。メンフィス・ベル号は
これまで24回出撃し、全て無事に生還
していた。搭乗者の若者達は、もうすぐ
帰国出来る事を喜んでいたが、彼らの
最後の出撃は激戦区であるドイツ本土
が目標だった。


欧州戦線で実際に活躍した爆撃機メンフィス・ベルの戦いを描いた
戦争ドラマ。戦争映画は数あれど、爆撃機を題材にした作品は
これくらいではないでしょうか。
少なくとも僕は、これ以外では
『パール・ハーバー』くらいしか知りません(あれは違うか)。

製作は1990年。航空機にCGは使われていないので、爆撃機を
はじめとする飛行機からは本物の迫力を味わう事が出来ます。
ただ、撃墜シーンはミニチュアで撮影されていて、ここだけはちょっと
安っぽかったですね。
それでも戦闘シーンの迫力は見事です。飛行機雲を引きながら
編隊飛行する爆撃機の画は格好良かったですね。
出撃してからは爆撃機の外へドラマが移ることはほとんどなく、
後半はほぼ全編に渡ってメンフィス・ベルのクルーしか登場
しません。一緒に作戦を行う僚機とも無線以外の接点が無く、
メンフィス・ベルはさながら空の密室となっています。
戦場の閉鎖空間という点で、潜水艦映画と共通する雰囲気と
緊迫感がありましたね。

ストーリーはドラマチックですが、登場人物の多い出撃前は誰が
誰だか解からずに混乱してしまいます。出撃して、それぞれが
所定の位置について初めてキャラクターの区別がつくように
なりました。戦争映画ではよく誰が誰だか解からなくなりますが、
有名俳優が出ていない上に搭乗者10人に平等に出番がある
本作はその傾向が特に強いですね。
知らない役者だらけでしたが、その中に『ロード・オブ・ザ・リング』
のサム役、ショーン・アスティンがいたのにはビックリしました。



e5125aspaceodyssey at 21:37|PermalinkComments(0)TrackBack(0) 映画のレビュー・ま行 

2008年11月23日

1408号室3

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ホラー作家のマイクの元に届いた
一通の絵葉書。ニューヨークの
ドルフィンホテルが描かれたその
絵葉書には、「1408号室に入るな」
という言葉だけが綴られていた。
興味を持ったマイクはドルフィン
ホテルに赴き、支配人の制止を無視
して1408号室に泊まる。そこで
マイクは様々な怪奇現象に遭遇する。


スティーヴン・キング原作の小説を映画化したホラー映画。
キング原作の映画では、最高のオープニング記録を打ち立てた
そうです。

曰く付きの部屋に泊まり、その部屋の恐怖度をランク付けする
ホラー作家が、本当に怪現象の起こる部屋に泊まった事で遭遇
する恐怖を描いた本作。舞台が1408号室に移ってからは、
マイクを演じるジョン・キューザックがほぼ一人で話を進行させます。
出ずっぱりのキューザックは、特殊メイクやアクションなど
かなり頑張っていましたね。
しかし、この映画の真の主役はジョン・キューザックではなく
1408号室そのもの
でしょう。
謎の存在が襲い掛かってきたり、突然凍りついたり。様々に姿を
変えるこの部屋の七変化こそ、この映画一番の見所。
地震や室内で起こる洪水も迫力がありましたが、終盤に出てくる
部屋の脱皮はインパクト抜群。いかにもキングっぽい表現で、
ゾクゾクしてしまいました。

物語は少々消化不足といったところ。絵葉書を出したのは誰
なのか。マイクと父親の間に何があったのか。ホテルの支配人の
真意はどうだったのか。これらの謎は結局明かされないまま
終わってしまいます。その辺りは原作で説明されて
いるんでしょうか?

物語には多くの謎が残り、ホラー映画としても怖くはありません
でしたが、1408号室で起きる様々な現象と、それを表現した
CGに迫力があって最後まで楽しめました。ホラーというよりも
SFパニックといった印象でしたね。



e5125aspaceodyssey at 22:38|PermalinkComments(4)TrackBack(25) 映画のレビュー・あ行 

2008年11月22日

彼が二度愛したS2

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会計士のジョナサンは、変化の無い
毎日に退屈していたある日、弁護士の
ワイアットと出会う。二人はお互いの
携帯電話を取り違えてしまうが、
ワイアット宛の電話に出たジョナサン
は、そこから夜の秘密クラブに足を
踏み入れてしまう。そこには、街で
一目惚れした女性の姿があった。


ヒュー・ジャックマン、ユアン・マクレガー共演のサスペンス。
この映画はヒュー・ジャックマンの初プロデュース作品でもあり、
劇中でもいつもとは違う役柄に挑戦しています。
ミステリアスなヒロインSを演じるのは、故ヒース・レジャーの
元婚約者ミシェル・ウィリアムズ。他にもチョイ役でマギーQが
出ていました。

まず、映画の内容以前に『彼が二度愛したS』という邦題が気に
入らない。
原題の『Deception』は、直訳すると『詐欺』。邦題が原題と全然
違うだけならまだしも、邦題が映画の結末のネタバレになって
ます。いいのかそれで?

物語はラブストーリーとサスペンスの両方を楽しめるようになって
います。前半は、人生に味気なさを感じているジョナサンが、
謎めいた女性Sに魅了される話。後半はそこから一変して、
ジョナサンが窮地に立たされます。冒頭から何かありそうな
雰囲気が出ていたので、急にジャンルが変わる事に違和感を感じる
ことはありません。でも、後半はラブストーリーの要素がほぼ完全に
排除されてしまうので、そこは残念でしたね。前半のバランスは
良かったんですが。

ラブストーリーとサスペンス、二つの要素はちゃんと描かれて
いましたが、面白くなるには両方とももう一歩足りなかったという
印象。ジョナサンとSの絡みを増やして、オチをもうちょっと
意外性のあるものにして欲しかったです。



e5125aspaceodyssey at 21:12|PermalinkComments(5)TrackBack(13) 映画のレビュー・か行 

2008年11月21日

『トロピック・サンダー』のゲスト

最近はめっぽう冷え込んで、映画館に行く脚も鈍りがちになって
しまいます。夏は「記録的猛暑」とか言っていたのに、本格的に
冬になったら「大寒波が襲ってきます」なんて言うんだろうな、
きっと。

そんな寒い中観に行く、今週の観賞予定。

『ブラインドネス』
『トロピック・サンダー 史上最低の作戦』
『私は貝になりたい』
『1408号室』

『トロピック・サンダー 史上最低の作戦』には、とある大物
俳優がゲスト出演しています。その大物俳優出演は公開まで
極秘
だったんですが、
パパラッチが撮影現場を無断で撮って公開して
しまい、製作側が大激怒したそうです
。そんな事件があったにも
関わらず、今日のめざましTVでその大物が誰なのかアッサリ
バラしてました。

これは配給会社の許可をちゃんと取っているんでしょうか?仮に
取っていたとしても、アメリカでそんなデリケートな問題があったん
だから、TVでの公開は自重すべきでしょう。
僕はその大物俳優の出演は知っていましたが、特殊メイクが
施されたその姿までは知りませんでした。というか、映画館で
観たかったから、それ以上の情報はシャットアウトしてました。
それなのにめざましTVは作品紹介の頭のその写真を出してきた。
ムカツク!もうちょっと考えて紹介してくれよ!

それでも、めざましTVは情報早いからこれからも観続けます。
毎日の天気予報はあいちゃんから聞きたいし(笑)。


***********************


なんて書いてたら、ネットのニュースでも普通に大物俳優の画像が
流れてた。ひょっとして配給会社の宣伝戦略か?



e5125aspaceodyssey at 21:40|PermalinkComments(0)TrackBack(0) 雑記 

2008年11月19日

ハッピーフライト4

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副操縦士の鈴木は、機長昇格テスト
の締め括りとして、1980便の
実務試験に挑む。しかし試験教官が
急遽、堅物の原田に変更になった
ことで、鈴木はパニックなる。
同じく1980便に乗り込んだCAの
斎藤は、今回が初めての国際線だった
が、CAのチーフ・山崎から、CAの
厳しい現実を突きつけられる。


『ウォーターボーイズ』、『スウィングガールズ』の矢口史靖監督
最新作。この映画は当初、フライトパニックとして製作される筈が、
空港で働く人達を描いたコメディにした方が面白くなると判断され、
急遽路線変更したんだとか。結果、緩めのギャグが詰まった良質な
コメディになった訳ですが、フライトパニックの要素もしっかり
盛り込まれていました。

僕は飛行機には3度しか乗った事がなく、海外へ行った事もない
ので、その全てが国内線。この映画は国際線の飛行機が舞台に
なっているので、描写がどこまでリアルかは解かりませんでしたが、
次々起こる小さな問題は「ありそうありそう」と心の中で思って
しまうものばかり。テストに緊張する鈴木や、新しい職場環境に
翻弄される斉藤の境遇も、誰もが一度は同じような経験をしていると
思います。この映画の主題は飛行機そのものではなく、飛行場という
環境で働く人達と、彼らの日々の仕事ぶりです。

矢口監督お得意の、ライトなコメディ描写は今回も健在。爆笑する
ようなギャグは少なかったですが、ニヤニヤしてしまう小粒の笑いが
随所に散りばめられています。その中で特にお気に入りだったのが
時任三郎演じる機長の原田ですね。生真面目なキャラクターで、
中盤までは一切笑わないのに、後半になるにつれて段々
投げやりになっていくのが可笑しかったです。

キャラクターも面白く、細かな描写もしっかりしていて、とても
丁寧なコメディ映画という印象。出演陣も豪華で華がありました。
田畑智子は今回も可愛かったです(笑)。



e5125aspaceodyssey at 21:56|PermalinkComments(11)TrackBack(34) 映画のレビュー・は行 

2008年11月17日

ダイアリー・オブ・ザ・デッド2

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映画学校でホラー映画を製作していた
学生達は、撮影中に世界各地でゾンビ
が発生したというニュースを聞く。
ゾンビから逃れるために彷徨う中、
映画の撮影を担当していたジェイソンは
真実を記録の残そうと、目の前で起こる
事態全てをカメラにおさめようとする。


ゾンビ映画の第一人者、ジョージ・A・ロメロ監督の最新作。
本作は『クローバーフィールド』『REC/レック』などに代表される
「ポイント・オブ・ビュー」で製作されているのが特徴。ハンディカム
による主観映像ですね。『REC/レック』は主観映像の効果で今年
最恐の映画に仕上がっていましたが、ロメロ御大の最新作は
果たしてどうでしょうか。

ポイント・オブ・ビューの最大の特徴は、一人称視点によって
そこに居合わせたようなライブ感を得られる事。この映画も、確かに
カメラマンのジェイソンが撮影した映像で物語が進行しますが、
実は全然一人称視点になっていない!カメラは複数の人間が
持っていて、場面に応じてカメラ映像が切り替わります。さらに後半
には監視カメラの映像まで出てきてしまい、一人称の映像には
とても見えません。
一番駄目なのは、この映像が編集されている事。冒頭から、
劇中で流れる映像がジェイソンが撮った映像を編集したものである
ことが提示されますが、編集してしまった映像ではライブ感も何も
ないでしょう。視点はコロコロ変わるしナレーションも入るし、
さらにはBGMまで普通に流れる。これではもうポイント・オブ・
ビューではなくて、ドキュメンタリーっぽいゾンビ映画です。

ストーリーはネットで流れる未検閲の映像がキーワードになって
いますが、取ってつけた感は否めません。電話もテレビもつながら
ないのに、インターネットだけはしっかり繋がっているのも変。
キーワードが映画的な恐怖に繋がらないのも問題です。
でも、耳の悪いサミュエルさんは素敵なキャラでした(他のお客さん
も笑ってました)。

やはり『REC/レック』の方が怖かったですね。ゾンビ映画も
世代交代の時期なんでしょうか。走れないゾンビも限界か?



e5125aspaceodyssey at 21:53|PermalinkComments(4)TrackBack(14) 映画のレビュー・た行 

2008年11月16日

ヅラ刑事 頭上最大の決戦2

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個性的な捜査官が集う花曲署に、
新たな事件が舞い込む。それは、
源田初男ことヅラ刑事と同じ顔を
持つ複数の人間が、同時に犯行を
行うという不可解なものだった。
ヅラ刑事は、本庁からやって来た
美人刑事・ヌーブラ刑事と共に
捜査を開始する。


モト冬樹主演の笑撃ポリスアクション『ヅラ刑事』の続編。
前作のラストでバッチリ「続く」と出てきましたが、まさか本当に
続編を作ってしまうとは(笑)。しかしTV放映だったこの作品の
事を僕は全く知らず、存在を知った時には既に放送が終了していて
残念な想いをしました。そんな作品を先日レンタル屋で発見。
さっそく借りて参りました。

前作は革新的なヅラアクションと個性的(?)なキャラクターで
大いに楽しめましたが、続編となるとそれらの要素に新鮮味が
なくなってしまい、前ほどは楽しめませんでした。
前作から
ギャグが発展していないのは致命的です。
新キャラであるヌーブラ刑事。ヌーブラを投げ飛ばして敵を倒す
という設定ですが、(意図的だとは思いますが)それ以外の設定が
ヅラ刑事とダブりまくっていて、やはり新鮮味がない。
もう少し新たな趣向を盛り込んで欲しかったですね。

キャストは主要人物がほぼ続投。先日亡くなったウガンダ・トラ
さんも出演しています。トンコだけ殉職した事になってたけど
(回想で登場)、なんでだろう?
それと、悪の組織のボス役で意外な人物が出演しています。
まぁ、この手の映画に出そうな物好きを想像すれば、すぐに
思い当たる気がしますが(笑)。

続編を望んではいたけど、いざ観てみると、これは一発映画にして
おいた方が良かったかな
、という気になりました。
今回も続編を匂わす終わり方をしますが、よほど良いアイデアが
ない限りは、ここで終わっておいた方が良さそうです。



e5125aspaceodyssey at 22:00|PermalinkComments(0)TrackBack(0) 映画のレビュー・た行 

2008年11月15日

ジーニアスパーティー ビヨンド4

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日本のアニメーション監督5人が、
一切の制約無しで作り上げた5本の
短編アニメーション。全く異なる
5つの物語がスクリーンで展開する。



海外でも活躍するアニメスタジオ・STUDIO4℃が製作した
新感覚オムニバス・ムービー第2段。
前作『ジーニアスパーティー』の内容を知りたい方はコチラ
どうぞ。
それでは一本ずつ感想を書いていきましょう。


『GALA』
監督は『青の6号』『アニマトリックス』の前田真宏。
ファンタジー世界に突如巨大な隕石が落ちてくる話。隕石を目の
当たりにした人々は何故かそれを破壊しようとしますが、隕石は
生きており、周囲を破壊し始めます。それを主人公達が静める
という話です。いろんな要素が混ざった節操のないファンタジー
世界に違和感がありましたが、話自体はシンプルで楽しかった
です。(ネタバレ反転)[肥料達もこうして頑張っているんだよ]
という事を楽しく描いている。のでしょうか(笑)。

『MOONDRIVE』
監督は『キル・ビルvol1』のアニメパートを手掛けた中澤一登。
4人のギャング団が、月を舞台にお宝を探索する話です。「宝の
地図のありかを示した地図」を頼りに冒険するんですが、コミカル
かつテンポが良く、終始クスクス笑いながら観る事が出来ました。
コメディ作品は短編という仕様と相性がいいですね。詰込み過ぎや
説明不足、無理のある展開も許容出来ちゃいます。
ラフ画のようなアニメーションも面白かったですね。

『わんわ』
監督は『AKIRA』や多数のジブリ作品で原画を担当した大平晋也。
話の内容は抽象的で説明しづらいんですが、子供の空想の中の
話みたいですね。絵本のようなアニメーションで、教育テレビで
流れていそうな作品です。とにかく終始画面が動いていて落ち着き
がないんですが、形の整わない作画や極彩色の画面と相まって、
子供の空想を上手く表現出来ていたと思います。
最後のオッサンはなんだったんでしょう?あれが犬の正体?

『陶人キット』
監督はナイキのCMや宇多田ヒカルのPVを手掛けた田中達之。
薄暗い部屋で得体の知れない何かを作っていた少女と、そこに
現れる捜査官の話。捜査官を佐野史郎が演じています。
5つの中では一番ダークな作品。グロさとコミカルさを併せ持った
キャラクターが印象的です。世界観が今一つ掴めなかったのが
不満点でしょうか。他の作品は短編で丁度良い感じでしたが、
この作品はもう少し長くても良かった気がします。

『次元爆弾』
監督は『MEMORIES』やGLAYのPVを手掛けた森本晃司。
今回一番訳の解からない作品。ストーリーを解説しようにも、
何がどうなっているのかサッパリ解からない。主人公の少年が、
事故の瞬間に垣間見たビジョンなんだろうか?巨大な白い少年が
様々な場所を漂う姿は、どこかエヴァっぽくて、そう感じたから
なのか、まるで『エヴァンゲリオン』の心象描写を台詞をほとんど
省略して見せられたように感じました。
ヒロインの声が菅野よう子だったのには驚きましたね。


今回は全体的に高クオリティだった気がします。一番面白かった
のは『MOONDRIVE』ですね。この作品の監督には是非とも
長編を作って欲しいです。



e5125aspaceodyssey at 20:57|PermalinkComments(0)TrackBack(2) 映画のレビュー・さ行 | アニメのレビュー

2008年11月14日

原作無しのアニメ映画は売れない?

先日、アニメ映画『ジーニアスパーティー ビヨンド』を観に行って
きました。面白かったんですが、残念な事にお客さんはほとんど
いませんでした。明日からは、公開2週目にもかかわらず、夜1回
の上映になります。東海地区はここでしかやってないのに。

オリジナルの劇場アニメがヒットしない。このブログでも時々書いて
ますが、僕はこういう現状を結構嘆いています。普通の映画ファン
は、たぶん滅多にアニメ映画を観に行かないでしょう。アニメオタク
の人達なら率先して観に行きそうな気がしますが、実際にはオタク
の方々はこういう映画を観に行かない。何故か。
オタクの人達は、原作付きの作品にしか興味がないというのが
僕の予想です。漫画やライトノベルからアニメ化した作品にしか
興味がないとしか思えない。『コードギアス 反逆のルル−シュ』
なんて、数少ないオリジナル作品の成功例ではないでしょうか。
ある程度の実績がないと観る気がしないのか、結局作品の面白さ
などに興味はなくキャラクターを観たいだけなのか。もし後者なら
本気で許せないな。

そんな中、嬉しいニュースもありました。去年劇場公開された
快作『ストレンヂア 無皇刃譚』が、アメリカのアカデミー賞アニメ
部門の候補になったそうです
(まだノミネートの候補になっただけ。
『スカイ・クロラ』も候補に挙がっていますが、本ノミネートにはまだ
条件を満たしていないとか)。
受賞するのは『WALL.E/ウォーリー』に決まってるでしょうが、
ノミネートされただけでも凄い快挙なので是非ノミネートして欲しい。
これを機に、 『ストレンヂア』を観てくれる人が増えると良いなぁ。


*************************


今週の観賞予定。

『ハッピーフライト』
『ダイアリー・オブ・ザ・デッド』

『ダイアリー・オブ・ザ・デッド』は地元のTOHOシネマズで
公開(上記の『ジーニアス・パーティー』を上映しているのもここ)。
ここ、若者と家族連れが主な客層だと思うんですが、『SAW』
シリーズを全て網羅していたり、『ゾンビーノ』、『超立体映画ゾンビ
3D』などのカルト映画をバンバン公開してます。凄いですね(笑)。
こういう映画って、単館系の小さな映画館でやってる印象が
あるんですが、最近はシネコンでばかりやってます。
シネコンの懐の深さを感じます。



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2008年11月13日

GALACTICA/ギャラクティカ 起:season14

80666d1c.jpg

はるか宇宙の彼方。人類は、自らが
生み出した機械生命「サイロン」の
反乱によって、そのほとんどが死滅
した。生き残った5万弱の人々は、
唯一残った宇宙空母「ギャラクティカ」
を中心に船団を作り、サイロンの
攻撃から逃れるべく宇宙を彷徨う。
彼らが目指すのは、太古の伝説に
語られる伝説の惑星「地球」だった。


『スター・ウォーズ』の成功を受けて製作されたSFTVシリーズ
『宇宙空母ギャラクティカ』のリメイク作品。僕はオリジナルを
よく知りませんが、大学時代にバイト先の店長が「酷い出来」だと
言ってました。しかしこのリメイク版は、その年のTVドラマ
ベスト1に選ばれるほどの作品。試しにレンタルしてみたら、
これは確かに面白い。これほどのクオリティをTVでやれる
アメリカは、本当に凄いですね。

侵略者サイロンからの逃亡劇が物語の主題になるんですが、そこに
あらゆる要素が詰め込まれています。人間ドラマはもちろんのこと、
敵艦隊との戦闘、宇宙でのドッグファイト、人類側に潜伏している
人型サイロンを巡る駆け引き、危ない橋を渡る臨時政権、親子の
葛藤、サイロンの謎、宗教論、お色気など、とにかく見所が満載で、
13のエピソード全てが見応えバッチリ。
最初のエピソードはTVスペシャルということで、3時間の
大ボリュームで展開。これだけで映画を観たような満足感が
得られます。

SFのディテールも素晴しい。ギャラクティカのシステムや設備は、
サイロンのハッキングを防止するために、極力ローテクを使用して
います。情報伝達は書類で行われ、電話の受話器も現代の形
そのまま。テレビ電話も艦内無線も一切無し。艦内も古臭さが
強調されています。
予算が限られるTVシリーズの場合、セットや小道具が安っぽく
なりがちですが、そこを逆手に取った上手い設定です。
対して戦闘機同士のドッグファイトなどのCGに妥協はありません。
効果音を極力抑える演出と、手ブレの激しいカメラワークで
リアルさを演出しています。手ブレのカメラワークは他の場面でも
多用されていて、作品にリアリティと緊迫感を与えています。

そして忘れちゃいけない裏の主役・バルター博士。人類の頭脳
というポジションにいる人なんですが、常日頃から美人サイロンの
妄想に悩まされ、その結果奇行を連発。その奇行をしょっちゅう
目撃されて、みんなから変人扱いされているにも関わらず、
他に適任がいないからと重要な作戦のアドバイスを任されたり
惑星グループの代表になったり、挙句に・・・。彼の動向には
本当に目が離せません。

本作はシーズン4まで続くとのこと。それはいいんですが、
もうちょっと区切りのいいところで終わる気はないんでしょうか?
シーズン1は凄いところで終わります。続きが気になって
仕方がありません。早く観せろ!



e5125aspaceodyssey at 21:49|PermalinkComments(0)TrackBack(1) 映画のレビュー・か行 

2008年11月12日

X−ファイル:真実を求めて3

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FBI捜査官の失踪事件が発生。
その事件を発覚させたのは、かつて
児童わいせつを行った神父・ジョーの
予言だった。ジョーの予言によって、
雪に埋もれた謎の腕が発見されるが
捜査はそれ以上進展しない。FBIは、
かつてXファイル課に所属し、数々の
怪事件を手掛けてきたモルダーと
スカリーに協力を要請する。


人気TVシリーズの映画化第2段。前の記事でも書いたように、僕は
TVシリーズをシーズン7で挫折しております。だから今回の映画を
観て知った事実がたくさんあって、ちょっと驚いてしまいました。
しかし、モルダーとスカリーの関係は、同棲するまでに発展して
いたんですね。いや、それくらいならまだ許せたんですが、まさか
同じベッドで寝ているなんて!しかも子供まで作ってたなんて!
僕が観ていた当時では考えられない状況ですね。

今回の映画は実に5年ぶりの新作。監督は製作としてずっと
シリーズを手掛けてきたクリス・カーターです。
前回の映画版は宇宙人をメインテーマにした物語でしたが、今回は
超能力ともう一つ(ネタバレになるので伏せときます)がキーワード
になっています。超能力でFBI捜査官の失踪事件を予知するジョー
神父。モルダーが彼の能力を引き出して捜査を進めるという展開。
スカリーは一歩引いたポジションにいて、医師としての決断に苦悩
するという役所になっています。
捜査の過程で、超常現象を盲目的に信じるモルダーと、それを
科学的に否定するスカリーという御馴染みのやりとりがあまり
なかったのは残念でしたね。

Xファイルの1エピソードとして観るとそこそこの出来だと
思いますが、一本の映画として観るとちょっと物足りないですね。
展開や犯人の目的など、TVとして考えると頑張っている気がします
が、映画として考えると衝撃度がちょっと足りない。加えて、
全編に渡って盛り上がりに欠ける感があり、特にクライマックスは
気がついたら終わっていて、肩透かしを食らってしまいましたね。
エンドロールの最後に出てくる二人にもかなり違和感がありました。
それでも、モルダーとスカリーに久しぶりに再会できたので、
ちょっとオマケで星三つです。Xファイルらしさは良く出ていたと
思います。



e5125aspaceodyssey at 22:00|PermalinkComments(4)TrackBack(8) 映画のレビュー・あ行 

2008年11月11日

ゴジラVSデストロイア2

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香港に現れた深紅の怪獣。それは
体内の核エネルギーを制御できなく
なり、暴走するゴジラだった。ゴジラは
日本に接近するが、政府は核爆発を
恐れて攻撃が出来ない。そこに、
かつてゴジラを抹殺した化学兵器
オキシジェン・デストロイヤーから
生まれた怪獣が出現。政府はその怪獣
をゴジラと戦わせる作戦を立案する。


ゴジラシリーズ第22作目にして、平成VSシリーズ完結篇。
1作目以来となる、明確な「ゴジラの死」が描かれる作品です。
そういう意味でも特別な作品ではあるんですが、僕はこの作品が
結構嫌いなんですよね。

ゴジラの暴走と死や、オキシジェン・デストロイヤーから生まれた
最強の敵といった設定は面白いと思います。しかしそれらを
脚本上で上手く料理出来ていませんね。
まずゴジラの出番が意外に少ない。核爆弾と化したゴジラを攻撃
出来ないという理由で、ゴジラのバトルシーンは終盤の1回だけ。
中盤に自衛隊の兵器・スーパーX靴箸寮錣いありますが、あれは
スーパーX靴一方的にゴジラの動きを止めただけですからね。
デストロイアも、人間との戦いがいくつか用意されていますが、
全編通して怪獣バトルが2回しかないのはやはり寂しいです。
それと、脚本に致命的なミスがいくつかあります。政府の計画は
デストロイアにゴジラを倒させるというものでしたが、肝心の
デストロイアは、その前に出現したゴジラジュニアにやられて
しまいます。その後復活するからよかったものの、デストロイアが
やられてしまって喜んでいる人達は、爆発寸前のゴジラをどうする
つもりだったんでしょう?

最後の敵となるデストロイア。迫力はあるし出番も多いですが、
問題も多々あります。集合体はかなり挑戦的なデザインですが、
着ぐるみや操演には不向き。完全体はゴテゴテし過ぎてて全く
動けていない。さらにはトドメを自衛隊に刺されてしまうという
不名誉な待遇。劇中未登場の必殺技まであります。この必殺技と、
ゴジラとの最後の戦いが、DVDの特典に未公開シーンとして
収録されているんですが、ここがかなり頑張っていて、どうして
本編で使ってくれなかったのか不思議でなりません。

ゴジラの死と描こうと必死になったせいで、他の部分への力の
入れ方が変な感じになってしまった感じ。デストロイアだって、
話のメインになれればもっと魅力が出たと思います。

ちなみに、ゴジラの最後のシーンを映画館で観た時、僕は心臓が
痛くなりました。
ホントに。



e5125aspaceodyssey at 21:46|PermalinkComments(0)TrackBack(0) 映画のレビュー・か行 

2008年11月10日

TMNT3

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忍術を操る4体のカメのミュータント、
タートルズ。宿敵を打ち砕き、NYの
下水道で平和に暮らしていたが、4人の
間には意見の違いから少しずつ亀裂が
生じていた。一方、街では謎の
モンスターが暴れる事件が発生。
タートルズがモンスターに立ち向かうが、
そこには宿敵フット団と、4体の動く
石像の姿があった。


『TMNT』、『ティーンエイジ・ミュータント・ニンジャ・タートルズ』は、
4体のカメ忍者が戦うアメリカンコミック。コミックに留まらず、アニメ
や実写映画なども製作されていて、アメリカでは近年、人気が再燃
しているそうです。今回の映画はフルCGの劇場最新作。しかし
日本では、知名度の低さからかDVDスルーになってしまいました。
一時期、ジョン・ウーが監督するなんて話がありましたが、そっちは
お蔵入りしたみたいですね。二丁拳銃を振り回すカメも観て
みたかったな。

長く続いているシリーズの一編ということで、この映画単体では
解かり辛い部分が結構あります。タートルズが生まれた理由は
説明されないし、彼らの宿敵と言われるシュレッダーという
キャラクターも名前が出てくるだけ。敵対するフット団とは
どういう因縁があるのかも解からないので、終盤の展開に違和感
がありました。
僕は子供の頃に日本製の漫画を読んだ事があったので、予備
知識も少しはあったんですが、それでも説明不足でしたね。

ストーリーは結構壮大で、三千年の呪い、異世界の扉、13体の
モンスター、タートルズの内部分裂などなどのキーワードが
詰め込まれています。これを90分以内に収めているんですが、
意外にも話が駆け足になることもなく、ストレス無く観る事が
できました。ただ、13体のモンスターを次々に倒していく所は
惜しかったかな。あいつらが暴れる所をもっと観たかった。

多少説明不足なところはあるけど、子供向けアクションアニメと
しては十分な出来。忍者(っぽい)アクションも、スピーディで
見応えバッチリでした。



e5125aspaceodyssey at 21:37|PermalinkComments(4)TrackBack(0) 映画のレビュー・た行 | アニメのレビュー

2008年11月09日

名古屋の新映画館、ミッドランドシネマに行ってきました

名古屋に新しくオープンした映画館、ミッドランドシネマに
行って参りました。
電車とバスを乗り継いで約1時間。
多く利用する事はないと思いますが、3D映画の上映が可能
ということで、そういう作品が上映される際には利用しそうです。
今回も『センター・オブ・ジ・アース 3D』を観に行きました。

名古屋空港に併設されたこの映画館。全12スクリーンで、
総座席数は1835席。座席は同系列の映画館ミッドランドスクエア
と同じ革張りですが、固めなのが気になっていたミッドランド
スクエアの座席よりも柔らかくなっている上に、幅も広めで
ゆったり座れます。
「飛行機の爆音が聞こえないか?」なんて心配してましたが、
さすがにそんな事はなかったですね。

3D上映が可能なスクリーンが1館しかないのは仕方ないにしても、
DLPも1館だけというのは、寂しいと言えば寂しいですね。


*************************


という訳で、ミッドランドシネマと同時にオープンした(というか
こっちが本来のメイン)エアポートウォークにも行って来ました。
ここはイオンのようないわゆるショッピングモールなんですが、
名古屋空港の旧ターミナルビルを再利用する形になっていて、
空港のビルを再利用して作った初のショッピングモールなんだ
そうです。

そういう訳で、いたるところに空港時代の名残が残っています。
イオンなどに比べると吹き抜けが少なく、どこか閉鎖的。
壁面なども古さを感じます。エスカレーターの配置も特徴的で、
1階から4階まで続くエスカレーターが二つしかなかったり、
1階から3階まで直通のエスカレーターがあったりします。
5階は展望フロアになっていて、滑走路を眺める事ができるん
ですが、お世辞にも広いとは言えず、飛行機の音もここでは
ガンガンに聞こえます。飛行機マニアの方は喜びそうですけどね。

一番のスポットは、3階のフードコートとアミューズメントパーク
でしょう。ここは4階まで吹き抜けになっていて開放的。
フードコートの店舗種類も豊富で、ここで昼にナンカレーを
食べました。
アミューズメントパークには、名古屋初のウルトラマン専門店
併設。大いに盛り上がっていました。テレビ局前に設置されていた
ウルトラマンメビウスの像もここに移されていましたね。
で、ここの一番の見所は、
原寸大のアイスラッガーが置いてあること!
存在感がたまりませんね。これを観に来るだけでも価値が
あります(嘘)。

施設自体はちょっと閉鎖的で、リッチさみたいなものに欠ける
気もしますが、こうして施設をリサイクルするという姿勢は
素晴しいと思います。


以下、施設の写真を2枚(ウルトラマン関連だけ)。

ウルトラ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ラッガー

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 



e5125aspaceodyssey at 21:53|PermalinkComments(2)TrackBack(0) 雑記 

2008年11月08日

センター・オブ・ジ・アース 3D3

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行方不明の兄の意思を継いで地質学の
研究に明け暮れるトレバー。彼は
2週間、兄の息子ショーンの面倒を
見る事になるが、兄の遺品から地質
異常の兆候を見つけたことで、二人は
アイスランドへ向かう。ガイドのハンナ
と共に謎の洞窟に入ったトレバー
達は、そこで地底に広がる広大な
世界を発見する。


全国規模で公開された3D映画。2D版も公開されていますが、
この作品は3Dで観ないと絶対損しますよ。これまでの3D映画
と比べ、段違いの規模で3D版が公開しているので、観やすいと
思います。

物語はジュール・ヴェルヌ原作の冒険SF小説『地底探検』を
モチーフにしていて、劇中にもこの小説が登場。なかなか面白い
形で話に絡んできます。
地底世界という事で閉鎖的な印象を抱くかもしれませんが、映画の
舞台となる地底世界には、大小様々なクリーチャーをはじめ、
広大な海、ジャングル、断崖絶壁に浮遊石の足場などが登場。
地底というよりも、完全なファンタジー世界のようです。そんな
空想世界が立体で表現されるので、迫力は抜群です。

3D映画は、去年も『ベオウルフ』を観ました。あちらはエンター
テイメント性と芸術性の両方を追求しているように感じましたが、
この『センター・オブ・ジ・アーズ』は完全にエンターテイメント的な
面白さだけを追求しています。冒頭から3Dを駆使した大迫力
映像のオンパレードで、映画館に来ていた子供達が、いろんな
場面で「オオッ!!」って唸っていました。
かくいう僕も、トロッコの
シーンに燃えまくり。あれで椅子が動いてくれたら、完全に
テーマパークのアトラクション。それくらい臨場感があります。

3D映画はまだまだ発展途上の段階だと思います。『ベオウルフ』
の時に感じた「書割り感」はだいぶ減りましたが、今回は画面の
暗さが気になりました。3D眼鏡を通した時点で光量が半分に
なるはずなので、それは仕方ないのかもしれませんが、今後は
その辺りの対策も考えて欲しいですね。



e5125aspaceodyssey at 21:41|PermalinkComments(5)TrackBack(16) 映画のレビュー・さ行 

2008年11月07日

X−ファイル、懐かしいな

今週の観賞予定。

『X−ファイル:真実を求めて』
『彼が2度愛したS』

『X−ファイル』には思い入れがあります。中学生の頃、僕はまだ
本格的に映画を観ておらず、興味がある映画といえば怪獣映画
ばかりでした。ホラーなんてもっての他。そのころ学校で一度だけ
社会の授業が2時間続いた事があり、先生が「同じ授業を2時間
続けてやりたくないだろう」という理由で急遽ビデオ鑑賞に変更。
その時のビデオが『チャイルドプレイ3』で、僕はビビリまくってる
ことをクラスのみんなに悟られまいと必死でした。
今にして思えば、
学校で『チャイルドプレイ』観賞なんて最高の授業だなぁ(笑)。

話が脱線してしまいましたが、当時の僕はホラーが全然駄目だった
のです。そんな時に、母親がビデオで借りてきた『X−ファイル』。
僕の好きな宇宙人ネタが豊富で、TVだったから映画のような
過激な描写も無い。怖さも丁度良い塩梅で、僕はこの作品に
みるみる引き込まれました。シーズン3くらいまでは本当に
楽しんで観てましたね。

しかし海外ドラマの悪い所で、『X−ファイル』もちょっと長過ぎた。
シーズン7の中盤辺りで、母親と共にリタイアしてしまったんですよ。
それ以降、何度か再会しようと思うものの、結局主人公が
変わったりして興味を失い、作品自体もそのままシーズン9で終了。
それ以降は、現在に至るも観ていません。

明日から公開される『X−ファイル:真実を求めて』。
こんな中途半端なファンでも楽しめるでしょうか?



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2008年11月06日

2008年10月のまとめ

すっかり忘れてましたが、先月のまとめです。
2008年10月の観賞本数は13本。
あれ?もうちょっと観ていると思ってたけど。

10月のMVPは『さらば仮面ライダー電王 ファイナルカウント
ダウン』
僕らの電王が有終の美を飾ってくれました。
『落下の王国』も素晴しかったですね。完成度としては
『落下の王国』の方が圧倒的に上なんですけど、やっぱり作品への
愛が溢れた『電王』には敵いませんでした。

ワーストは『ICHI』今年物凄い人気を出してきている綾瀬はるか
ですが、ここらで失速か?『ハッピーフライト』での巻き返しに
期待します。


11月は『レッドクリフ』くらいしか大作がありませんね。
そのかわり、『SAW5』『Xファイル』『ブラインドネス』
などのホラー系、サスペンス系が多いでしょうか。
あ、それと、トンデモ映画『D−WARS』が公開されますね。
ある意味一番楽しみかも(笑)。



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2008年11月05日

レッドクリフ Part5

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曹操、劉備、孫権の3つの勢力に
分かれた1800年前の中国。曹操は
全土を支配下に置くため、劉備軍と
孫権軍に攻勢を仕掛ける。劉備軍の
天才軍師・孔明は、孫権軍と同盟を
結ぶために、孫権が治める呉の国を
訪れる。そこで孔明は、孫権軍の
司令官・周瑜と出会う。ここに、
史上最大の決戦の火蓋が切られた。


中国の歴史英雄伝『三国志』。その中でも最大の激戦とされている
「赤壁の戦い」を全二部作で映画化した作品。
監督はバイオレンスの詩人ジョン・ウー。この企画は彼の念願
だったそうで、とにかく力の入れ方がハンパじゃないですね。

僕は三国志をよく知らなくて、公明と言えば「だまらっしゃい」が
決め台詞の『ジャイアントロボ』の策士・諸葛亮孔明となって
しまうんですが、そんな予備知識無しの状態でも十分に
楽しめました。
冒頭から始まる最初の合戦からテンション上がりまくりで、荒野を
駆ける騎馬隊、孔明の戦略、一騎当千の強さを見せ付ける武将達
など、アクションシーンの全てが大興奮でした。ジョン・ウーの
アクションセンスは、二丁拳銃が無くても健在です。
後半の見せ場である八甲の陣での戦いも素晴しい。孔明の見事な
戦法には唸りまくり。武将達も相変わらず格好良い。一人で千人
単位の雑魚どもを蹴散らすゲーム『真・三国無双』は、決して
大袈裟じゃなかったんですね(笑)。
各武将がとにかく強い&格好良いという印象なんですが、主役の
周瑜と孔明以外はみんなムサいオッサンというのも素晴しい。
日本で作ったら絶対にイケメンばかりになるでしょうね。

話ももちろん面白いですが、Part気箸いΔ海箸馬辰途中で
終わってしまうのが難点ですね。もちろんそれは覚悟して観に
行きましたが、Part気終わった時点で肝心の赤壁の戦いは
まだ始まってません。いいのか?

気に入らないのが、日本版だけの追加点。映画が始まる前に
日本の配給会社が製作したであろう三国志の解説が出てきます。
しかしそこで解説されることのほとんどが、簡潔ではあるものの
劇中でも解説されます。三国志に馴染みの無い人にも話が理解
出来るようにという配慮でしょうが、ジョン・ウーだってそれくらい
考慮して作ってるでしょう。
それと、同じキャラクターの紹介字幕が何度も出てくるのには
ムカついた。配給会社は、観客が周瑜と孔明以外のキャラの
顔と名前を覚えられないと思っているのか?しつこいくらい
何度も出てくるので、興ざめしてしまいました。

配給会社の余計な手出しに不満はあるものの、映画の方は
大満足。来年4月のPart兇楽しみです。



e5125aspaceodyssey at 21:49|PermalinkComments(16)TrackBack(39) 映画のレビュー・ら行 

2008年11月04日

ブタがいた教室4

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小学校の新任教師・星は、授業の一環
としてクラスで豚を飼い、卒業の時に
その豚を食べようという企画を提案する。
子供達は大喜びで豚を飼い始め、小屋の
製作やエサの回収、フンの掃除など、
動物の飼育に積極的に関わっていく。
しかし、だんだん豚に愛着が湧いてきた
子供達は、食べてしまうのか飼い続ける
かで意見が分かれてしまう。


実際に行われた豚を飼育する授業をモチーフにした映画。
妻夫木聡が主演していますが、彼はあくまで話の進行役。本当の
主役は26人の子供達です。

実話を元にしたという事で、この映画は多くの場面が
ドキュメンタリーのような手法で撮影されています。特にブタを
食べるか食べないかという議論の場面は、子供達が本当に議論を
しているようなライブ感があります。
子供達には白紙の脚本が
渡されていたそうで、あのやりとりは全てアドリブ、というより
子供達自身の本当に気持ちなんでしょうね。柳楽優弥くん主演の
『誰も知らない』と同じような雰囲気の作品でした。

ストーリーの主題はあくまで「ブタを食べるか食べないか」。
ブタが小屋から脱走したり、保護者が星の教育方針に苦言を
述べる場面もありますが、それらにはあまり時間を割かず、
子供達の議論に多くの時間をつぎ込んでいます。結果、同じような
場面がずっと続きます。それを退屈を思う人がいるかも
しれませんね。僕は見入ってしまいましたが。

この授業は、実際にも批判が多く寄せられたそうですが、こんなに
面白そうで、ためになり、意義がある授業を批判する親がたくさん
いるのが信じられません。動物をちゃんと飼う事の大変さを
知ることが出来るし、命を大切さも知ることが出来る。こういう
授業を今の教育でおこなって欲しいですね。
って、僕の考えは古いでしょうか?



e5125aspaceodyssey at 17:20|PermalinkComments(10)TrackBack(27) 映画のレビュー・は行 

2008年11月03日

まぼろしの邪馬台国4

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昭和中期。島原で鉄道会社を経営
していた宮崎康平は、ラジオ出演の際に
司会を務めた女性・和子に惚れ込み、
彼女をバスガイド教育員として会社に
招く。バス観光は成功したが、会社運営
よりも遺跡発掘に力を入れるように
なった宮崎は社長の座を降ろされる。
宮崎は、和子を妻として招き、二人で
邪馬台国の秘密を探る活動を始める。


第一回吉川英治文化賞を受賞した書籍『まぼろしの邪馬台国』。
それを執筆した夫婦の姿を描いた、実話を元にした物語です。
類稀な情熱と頑固さを併せ持つ歴史家・宮崎を竹中直人が、
夫を献身的に支える妻・和子を、吉永小百合が演じています。

吉永小百合は御歳63歳ですが、本当にお若いですね。相手役の
竹中直人の方が実年齢では10歳も若いんですが、それを全く
感じさせない。とは言いつつ物語の序盤、和子がTV局で
働いていた頃は相当無理があったんですが、その辺りは頑張って
走るなど行動力で若さをアピール。本当に感服しますね。
対する竹中直人も、盲人という難しい役所を見事に演じています。
演技にとても迫力があり、盲目というハンデを背負ってなお、
会社を大きくし、邪馬台国の秘密を解き明かしたという偉業を
成した事に説得力を与えてくれます。
二人とも日本アカデミー賞にはノミネートされるでしょうね。

鉄道会社を発展させ、その後は作家、歴史家として名をはせていく
激動の人生が描かれますが、派手な演出や突飛な展開がある
訳ではなく、映画は思ったよりも穏やかに進んでいきます。メインの
客層である高齢の方々には丁度いいかもしれませんが、派手な
映画を好む若い人達にはちょっと退屈かもしれません。
それと邪馬台国の情景が浮かんでくる場面。BGMがセリーヌ・
ディオンというのはやり過ぎでしょう。あそこだけ滅茶苦茶
浮いてました。

手堅い作りで満足な作品。やはり主演二人の存在感が大きい
ですね。
あ、それと、窪塚洋介と柳原可奈子のキスシーンには度肝を
抜かれました(笑)。



e5125aspaceodyssey at 21:34|PermalinkComments(2)TrackBack(12) 映画のレビュー・ま行 

2008年11月02日

アイズ2

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盲目の女性シドニーは、角膜の
移植手術によって視力を取り戻した。
だがその日以降、彼女には他人には
見えない異質な存在を認知できる
ようになってしまった。シドニーは
現世にさまよう死者の魂と、それを
いざなう死神を感知していたのだ。
シドニーはその力の謎を解くべく、
角膜のドナーを探し始める。


タイの映画監督でハリウッドにも進出したダニー&オキサイド・パン
兄弟のホラー映画『THE EYE【アイ】』をハリウッドでリメイクした
作品。盲目の女性が、視力を取り戻した事で霊魂の存在まで認知
するようになり、その体験に恐怖する物語です。
主演は『ファンタスティック・フォー』シリーズで、逆にみんなから
見えなくなるインビジブル・ウーマンを演じたジェシカ・アルバです。

原作はアジアン・ホラーらしい怖さに加えて、謎の散りばめ方や
ラストの驚愕な展開など、見所の多い秀作でした。リメイク版は
ラストの解釈の違いなど、ハリウッドらしい改変がいくつかある
ものの、原作をほぼなぞる形で構成されています。手堅い作り
ではありますが、意外性はあまり感じられませんでしたね。

それ以上に問題なのが、恐怖描写がかなり控え目になっている事。
原作では、霊魂が見える恐怖とその力の起源を探るという二つの
要素が同時に進行していました。リメイク版もそれは変わらないん
ですが、力の起源とそれが見せる謎のビジョンの解明ばかりに力を
注いでしまい、恐怖描写というもう一つの見せ場がおざなりになって
しまっていました。結果、この映画は全然怖くない。
製作者は最初から、この映画をミステリーとして作ろうとしていた
のかもしれません。ラストのオチも、ホラーにしては綺麗にまとまり
過ぎですからね。



e5125aspaceodyssey at 21:32|PermalinkComments(4)TrackBack(1) 映画のレビュー・あ行 

2008年11月01日

落下の王国5

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腕を骨折して入院していた少女
アレキサンドリアは、病院で
知り合ったスタントマン・ロイから
即興もファンタジー物語を聞かされる。
しかしロイは、そのお話をいつも
いいところで中断してしまう。ロイは
アレキサンドリアに、続きが
聞きたかったらおつかいをしてきて
欲しいと頼む。


美しいビジュアルと狂気の残酷描写を融合させた『ザ・セル』で
デビューした、ターセム監督の2作目。前作から6年。『ザ・セル』
を結構評価していた僕は「ターセムはどうしたんだ?」と彼の
復活を待っていたんですが、なんかこの映画のためだけに4年を
費やしていた
みたいです。

映画は、アレキサンドリアとロイの物語と、ロイの即興のファンタジー
物語が交互に描かれます。この二つの物語の関係が実に面白い
です。即興の物語という事で、内容はその時のロイの精神状態に
よって大きく変化していきます。最初こそ壮大な物語が進行します
が、中盤辺りは鬱気味になっているロイの心情を反映して、かなり
投げやりな話になります。この斬新なストーリー展開のおかげで、
最後まで飽きる事無く楽しめましたね。

そしてこの映画の一番の見所は、やはり美し過ぎる映像の数々
美術と情景の美しさは、今年公開された中では屈指の出来。
24カ国で撮影を敢行し、世界遺産も13箇所まわったそうで、
素晴しい情景や荘厳な建築物がいくつも出てきます。特に建築物は
てっきりCGで製作されているものだと思っていたんですが、
全部本物なんだそうです。「世界にはあんなファンタジーみたいな
地が実在するんだ!」なんて、勝手に興奮しておりました。

ストーリーは斬新で、映像美は最高に素晴しい。ターセム監督の
才能を再確認したと同時に、次回作をいやがおうでも期待して
しまう内容でした。ちょっと甘めですけど、星5つです。



e5125aspaceodyssey at 08:36|PermalinkComments(6)TrackBack(19) 映画のレビュー・ら行