2009年12月

2009年12月31日

2009年12月のまとめ

2009年12月の映画鑑賞本数は16本でした。

今月のMVPはダントツで『アバター』。映画で出来る事の限界を
跳ね上げたバケモノ映画です。現在全世界で大ヒットしていて、
これは『スターウォーズ』クラスの大ブームになるかもしれない
くらいの勢いなんだそうです。そんな凄い映画をリアルタイムで
体感できたなんて幸せだなぁ。来年もう一回観に行くぞ。
もちろんIMAXで!

そしてワースト。こちらもダントツで『アサルトガールズ』。監督の
押井守が「アバターにやりたいことを全部やられた」と言って
いましたね。これで押井監督がやりたがっていた実写企画
『GRM戦記』は完全に製作中止になっちゃうのかな。いっそ
フルCGアニメに路線変更するとか?


**************************


さて、2009年ももう終わろうとしていますね。今年も1年
当ブログを読んでくださった皆様、ありがとうございました。
たくさんの映画と共にまた来年お会いしましょう。

それでは、良いお年を。


P.S.
年始はしばらくブログを確認できなくなると思います。
記事の更新は予約で行う予定ですが、TBやコメントのお返しは
少し遅れると思います(たぶん4日以降)。申し訳ありません。



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2009年12月30日

ONE PIECE FILM STRONG WORLD4

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麦わら海賊団の元に舞い込んだ報。
それは生まれ故郷イーストブルーに
一大事が起きているというものだった。
ルフィ一行は故郷を目指すが、そこに
伝説の海賊シキが現れ、航海士ナミを
連れ去ってしまう。さらに他の仲間
達は怪物が溢れる謎の浮島に飛ばされ
海賊団はバラバラになってしまう。
果たしてルフィ達は故郷を救えるのか。


劇場版『ワンピース』の記念すべき10作目。今回は原作者である
尾田栄一郎が完全監修
している事に加え、先着来場者にここで
しか手に入らない単行本をプレゼント。さらに主題歌に
Mr.Childrenを主題歌に起用し、製作期間もこれまでより大幅に
長かったりと、気合の入り方がこれまでと全く違う大作となって
います。
その結果、観客動員数がとんでもないことになってしまい、
公開週の成績は劇場数が4倍の『ハリー・ポッターと謎の
プリンス』を超えてしまうという超常現象を巻き起こした
事は、
映画ファンならずともご存知だと思います。
原作も大好きということで、今年の締めはこの『STRONG
WORLD』が相応しいと思い観に行ってきました。

原作者総監修ということで、今回のワンピースは原作の雰囲気を
しっかり再現しています。原作通りの物語が進行した8作目よりも
しっかりワンピースしてましたね。ギャグのキレも良いし、各
キャラクターの魅力も存分に発揮されています。ルフィ以外の
キャラクターは最近原作で全く出番がないので、番外編とはいえ
こうして活躍してくれるのは嬉しいですね(ブルックなんて仲間に
なってすぐにはぐれてしまうし)。特に今回ハジけてたのはサンジ。
ギャグとアクション両方を見事にこなしてくれました。あれだけの
サンジっぷりはやはり原作者にしか出せないですね。

アニメのクオリティも総じて高いです。原作者がキャラデザも
やっているので画も原作の雰囲気をちゃんと残しているし、
長い制作期間をかけただけあってアニメーションもダイナミック
かつ滑らか。TVアニメはほとんど観ていないので、原作で最近
出てきた技なんかがどうアニメになるのかイメージできなかったん
ですが、「ルフィのギア2ndって、アニメになると界王拳に
なるんだなぁ」と変に感心してしまいました(笑)。

ストーリーは当初感動路線でほぼ完成していたそうです。しかし
原作者が「ワクワクさせるものにしたい」と大幅に改正、現在の
形となりました。その点は本当に評価したいですね。安易に
感動に持っていかずに、こうして劇場作品に相応しい壮大な
物語に仕上げてくれた。尾田栄一郎先生は本当に偉大です。
映画も無事に公開したし、これからはあまり休載せずに連載を
続けてくださいね(笑)。



2009年12月29日

アサルトガールズ1

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世界的に爆発的に普及し、社会基盤
の一つとなった仮想空間を舞台とした
オンラインゲーム「アヴァロン」。
そこから派生したモンスターハント
ゾーン「アヴァロン(f)」で、3人の
美しき女戦士と一人の屈強な
スナイパーが、砂漠に生息する
巨大モンスター・スナクジラを
狙っていた。


アニメーション界の巨匠・押井守の、8年ぶりの実写長編。
前作の実写長編『アヴァロン』と同一の世界観のようで、同じ
仮想空間上のゲーム「アヴァロン」が舞台になっています。
ちなみにこの『アサルトガールズ』、押井守が参加している
オムニバス映画『真・女立喰師列伝』と『斬 KILL』にも
収録されている作品のようですが、そちらの2作は未見なので
詳細はわかりません。

一応長編という事になってますが、この映画の上映時間はわずか
70分。「短すぎる」という批判はしません。むしろこの映画
長すぎる!
ストーリーは「スナクジラを倒していた4人の
ハンターが、ボスを攻略するためにパーティーを組む」という
たったそれだけの話。その中では、仲間同士の友情とか恋愛とか、
各キャラクターの心象や過去のエピソード、それぞれの成長、
何もかもが一切描かれません。
本当に、怪物と戦う→パーティーを
組む→ボスと戦う「だけ」の話です。上映時間の大半は、
モンスターを探したり仲間を探したりして砂漠を彷徨うシーン。
もうとにかく退屈でした。さらに同じシーンや同じ台詞が何度も
繰り返されるので本当に飽きます。

見所であるアクションはどうか。
CGのクオリティは端から期待してませんが、元々アニメの監督
なんだからビジュアル面はもう少しこだわって欲しかった。
大口径のライフルをぶっ放しておいて、狙撃手が反動でピクリとも
動かないのには凄い違和感がありました。押井守なら、ミリタリー
描写はもっと徹底的にやるはずだけど。
途中には黒木メイサの肉弾アクションも出てきますが、これも
目も当てられないほど酷い。動きがロボットみたいでパンチも
全然痛そうに見えない。
ライフルの反動もそうですが、動きに違和感が出ていたのは
プログラムで構築された仮想世界であることを強調するため
だったのかもしれません。でもそんなところにこだわって、
アクションがダメダメになっていたら面白くもなんともないです。

あと驚いたのが、オスカー候補にまでなった菊池凛子が
恐ろしいくらい下手糞だったこと。まぁ演技力を発揮できる役では
なかったんですが、ダンスがカクカクだったり必殺技のポーズが
全然決まっていなかったりととにかく酷い。監督ももっと真剣に
演技指導してよ!



2009年12月28日

IMAXをレビュー

『アバター』の北米での興行成績が凄い事になっています。
公開週である先週の売り上げは7300万ドルだったのに対し
今週の売り上げはなんと7500万ドル!普通は2〜5割くらい
落ちるものなのに、わずかながらも上がってしまいましたよ。
ちなみに、今週首位の本命だった『シャーロック・ホームズ』は
僅差で2位でした。

さて、そんな『アバター』を先日観賞、いや「体感」してきた訳ですが、
その劇場が今回名古屋に待望の初上陸を果たしたIMAX
シアター。IMAXシアターがどんなものか今一つ解からない人の
ために解説すると、IMAXシアターとは、
「映像、音響、空間、そして作品。これら4つの要素すべてを
独自の技術とアイデアを駆使して最高の水準にまで高めた
上映システム」
(109シネマズHPより)
なんだそうです。
大きく出てますが、このスクリーンが本当にデカい。これほど
迫力のある映像を、地元の映画館で体感できるとは。
名古屋最大の映画館であるピカデリー1が来年3月で閉館して
しまうんですが、この映画館はその後をしっかり引き継いで
くれそうです。

ここで4つの要素である映像、音響、空間、作品の感想を。
作品に関しては『アバター』のレビューを読んでもらうとして、
まずは映像から。通常のフィルムの10倍の大きさというIMAX
用フィルムで撮影された映像は、通常のものとは比較にならない
解像度。まぁ今回観たのはデジタル上映だったし、『アバター』が
IMAX撮影されているか知らないので、解像度は本来のIMAX
フィルムと同等ではないでしょうが、それでもあの映像の美しさは
素晴しい。
そして3D映像も凄い。通常の3D上映は専用眼鏡を通して
観るためどうしても映像が暗くなってしまいますが、IMAXの
3Dはわずかしか暗くならず、全然違和感がありません。眼鏡
自体も大きい上に軽いので、僕みたいに眼鏡の上から3D眼鏡
をかける人にも嬉しいです。

次に音響。これもデカいです。とにかくデカいです。重低音が
ガンガン響いて、音がこっちに向かって襲い掛かってくる感じです。
最初こそデカ過ぎると思いましたが、早い段階で気にならなく
なりましたね。クライマックスの決戦シーンなんかは、大迫力の
音響を存分に堪能させて頂きました。

そして空間。今回登場したIMAXシアターは109シネマズ名古屋
に導入されたんですが、大きな空間を用いるということで、設置
されている10スクリーンの中でも一番大きい7スクリーンを改装
する形で設置されています。だから座席の配置が通常の劇場と
同じ
なんですね。これがちょっとした問題になっています。
IMAXの画面はとにかく大きい。縦にも横にも一杯に広がって
います。その結果、下にも思いっきり広がっていて、前の席の
お客さんの頭が確実に画面にかかります。
本編の字幕がかなり
高めに出ていたので字幕が読めないという事態には
ならなかったんですが、壮大な世界が目の前で繰り広げられて
いるのに、視点をちょっと下げるとそこに人の頭があっていきなり
現実に引き戻されてしまう
、なんてことが少なからずありました。
ちなみに、プラネタリウムなんかで使われているIMAXでは席の
高低差がかなりあるそうです。
109シネマズ名古屋の隣には、(名古屋駅のすぐそこなのに)
かなり広大な空き地が広がっています。既存の施設を改装する
なんてケチくさいことをせず、映画館の隣にIMAX専用の別館を
ドーンと建てて欲しかったですね。

少し不満はあるものの、あの迫力は素晴しいの一言。次の上映
作品はなんだろうなぁ。短期間でいいので『ダークナイト』と
『トランスフォーマー:リベンジ』を再上映して欲しいなぁ。



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2009年12月27日

アバター5

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緑に覆われた惑星パンドラ。この自然
豊かな惑星に進出した人類は、地下に
眠る貴重な資源を手に入れようとして
いたが、原住民族ナヴィとの対立に
よって計画は滞っていた。元海兵隊員
のジェイクは、死んだ双子の兄の代り
に、人間とナビィの結合体・アバター
の操縦者としてナヴィの文明に
溶け込む計画に参加する。


『タイタニック』のジェームズ・キャメロン監督による12年ぶりの
新作。キャメロンといえば『ターミネーター』シリーズや『エイリアン2』
などを手掛け、日本のSFアニメを手放しで絶賛する生粋のSF
マニア。そんな彼が『タイタニック』の成功で手に入れた地位で
20世紀FOXから莫大な制作費をむしりとり、自分で開発した
新たな3D技術を用いて生み出した「新世界」がこの映画です。

世間ではどうも「映像は凄いけどストーリーは今一つ」みたいな
評価がされているようです。確かにストーリーはお世辞にも捻って
あるとは言い難いし、環境破壊や資源目当ての侵略戦争を批判
した構成なども「キャメロンほどの巨匠ならそれくらいやって
当たり前」でしょう。
でも僕はこの映画に惜しみない賞賛を送ります。
映画を観ていて、僕はこの物語が映画よりもSF小説向けだと
感じました。外宇宙に存在する別世界やそこに暮らす異星人との
コミュニケーションは、SF小説ではよく出てくる設定です。異文明の
細かな描写や地球文明とのカルチャーギャップ、地球のそれとは
異なる生態系などの描写は、文章の方がより緻密に描写する事が
出来ます。なによりそれを映像化するには莫大なお金が
かかりますしね。
しかしキャメロンはそんな代物を本気で映画にしてしまった!
そこが本当に凄い。確かに話自体に新鮮味はないけど、世界観の
構築は正に完璧。細かな設定の説明はしっかりやってくれているし、
主人公がナヴィの文化に受け入れられるまでの過程も実に細かく
描かれています。惑星の自然が(ネタバレ反転)[ある種のネット
ワークで繋がっていて、それによって集合意識体が構築
されている
]という設定も実にSF小説的発想だと思います。
ストーリー以外に目を向ければ、パンドラに生息する動植物の
生態、美しい大自然の光景など、細かな部分まで一切妥協して
いないのがよく解かります。ここに小難しい物語を盛り込んだり
したら、観客の頭の容量を軽くオーバーしてしまったでしょう。

映像技術も正に革新的。今回は名古屋に初上陸したIMAXシアター
で観賞しましたが、そのおかげで『アバター』の世界により深く没頭
することができました。3Dの表現も素晴しく、主人公がイクラン
(飛竜)を手に入れるシーンなんかは、高所恐怖症の人はヤバイ
んじゃないかと思うほどの臨場感です。
3DだけじゃなくCGキャラクターの造形も驚異的。『ロード・オブ・
ザ・リング』のWETAデジタルと『スターウォーズ』のILMという
2大デジタル工房がタッグを組んだCGは正に驚愕の一言。
CGキャラクターがバッチリ「演技」してるんですよ。さらにIMAXの
高画質のおかげで、ナヴィの額に滲む汗の一粒一粒に光が反射
している様子まで確認することができました。CG技術もここまで
来たのかと、ただただ感心するばかりです。

SF映画が新たな領域に踏み込んだ事を見せ付けてくれた傑作。
これから観に行く人は是非3Dで。IMAXで観られる環境に
ある人は是非IMAXで。「もう2Dで観ちゃったよ」という人は
是非是非もう一度3Dで体感してみてください。



2009年12月25日

ラストスパート

もーいーくつ寝ーるーと おーしょーがーつー。
親戚の子にーお年玉ー おいらの財布はカラッポだー
はーやーくーこーいこーい 好景気ー

今年も残すところあと僅か。我が一族のお正月は毎年実家に
親戚一同が集まります。来年はちょっと遠いところに住んでいる
親戚なんかも集まって凄い事に。きっと楽しいお正月になる
でしょうが、子供達にあげるお年玉だけは毎年キツい(苦笑)。
まぁ子供の頃にそれだけ貰ってた訳だから、こうして還元して
いかないといけませんよね。


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今年中に観たい映画たち。

『アバター』
『アサルトガールズ』
『ワンピース』

『ワンピース』は相変わらず大混雑みたいで(まさか『のだめ』を
抑えて2週連続首位を取るとは思わなかった)、ちゃんと
観られるか心配ですが。

『アバター』は週末、遂に名古屋にもお目見えしたIMAXシアターで
観ます。
さあ!3D新時代を最高の環境で体感だ!!

でも大画面の3D映像に、重たい眼鏡をかけて2時間40分
耐えられるかが不安だったりします。



e5125aspaceodyssey at 22:56|PermalinkComments(4)TrackBack(0)雑記 

2009年12月23日

パブリック・エネミーズ3

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1933年、大恐慌真っ只中の
アメリカ。パブリックエネミー(社会
の敵)潤・Pと言われた男ジョン・
デリンジャーは、大胆な手口で次々と
銀行を襲撃していた。業を煮やした
FBIは、敏腕捜査官メルヴィン・
パーヴィスにデリンジャー逮捕を指示
する。そしてジョンは、運命の女性
ビリーと出会う。


実在した犯罪者ジョン・デリンジャーを題材にしたノンフィクション
映画。主人公ジョンを演じるのはジョニー・デップ。そのジョンを
追う捜査官メルヴィンをクリスチャン・ベイルが、ジョンが愛した
女ビリーをマリオン・コティヤールが演じています。
監督は骨太なサスペンスドラマを得意とするマイケル・マンです。

予告ではジョンとビリーの愛の逃避行みたいな紹介の仕方を
していてメルヴィンがほとんど無視されていますが、そんな愛の
逃避行はほとんど描かれていないので、ジョニデ目当ての女性
ファンの方々はご注意下さい。ではジョンとメルヴィンの対決が
メインとなるかというとそういう訳でもなく、クリスチャン・ベイル
目当ての映画ファンの方にも注意が必要です。

正直に言うと、この映画に見所をあまり見出せなかったんですよね。
好敵手であるメルヴィンは終始ジョンを追い続けるものの、大した
成果も得られない上にジョンとメルヴィンが対面するのもごくわずか。
本来メルヴィンがかっさらうべき最後の見せ場も部下に取られて
しまう始末です。あまりの活躍の無さに、「最後は捜査の進まない
苛立ちで常識外れの大暴走するんじゃないか?」と想像したん
ですが、ビックリするほどの暴走ではなかったです。
ヒロイン・ビリーとの絡みも中盤スッポリ抜け落ちているし、終盤も
ほんのちょっとあ再会するだけ。
ジョンと絡む事で映画のジャンルを決定付けるはずの二人の人物が
とにかく目立たないんですよね。

最後まで観て思ったのは、この映画はジョン・デリンジャーを
題材にした典型的な伝記映画だった
ということ。サスペンスや
ラブストーリーなんてものはハナから期待しちゃいけなかったん
ですね。
この映画にはジョン・デリンジャーの魅力がたくさん詰まって
います。華麗に銀行を襲撃し、人的被害は極力出さない。狙いは
銀行の金だけで個人のお金や誘拐事件には決して手を出さない。
一途に一人の女性を愛し、女のためなら危険を犯すことも辞さない
行動力を持っている。さらに大胆不敵で、終盤の捜査本部訪問は
とても素敵でした。

ジョン・デリンジャーの人となりはよく解かったんですが、映画
としては派手さに欠ける印象。史実に忠実に製作した結果だと
思いますが、もう少し脚色してもバチは当たらなかったと
思います。



2009年12月21日

宇宙戦艦ヤマト 復活篇2

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回遊惑星アクエリアスに宇宙戦艦
ヤマトが沈んで17年。地球は再び
未曾有の危機に直面していた。銀河
の中心にあるブラックホールから
伸びる移動性ブラックホールが地球
に向かっていたのだ。人類は新天地
へ移住するため大船団を結成。
その護衛に当たるのは、古代進を
艦長として復活したヤマトだった。


誰もが知っているSFアニメの金字塔『宇宙戦艦ヤマト』の26年
ぶりの劇場新作。いきなり公開された印象がありますが、企画
自体は10年以上前からあったそうで、ファンにとっては待望の
新作という事になりますね。ちなみに僕自身はヤマトファンでも
なければ、TVシリーズも劇場版もしっかり観た事はありません。
一応だいたいのストーリーを知っている程度です。

冒頭から迫力の艦隊戦が繰り広げられるこの映画。登場する
メカニックはCGで表現されており、そのクオリティも予想外に
高くて迫力満点。しかしそれと反比例するかのように手書きの
アニメーションのクオリティがかなり低いです。終盤は多少
持ち直したような気もしますが、誉められるほどじゃないですね。
迫力あるシーンのほとんどがCGだったのも不満。手書きアニメの
見せ場もちゃんと用意して欲しかったです。あ、ひょっとして森雪の
ヌードシーンが見せ場なのかな?(あの脱げ方は無茶苦茶)

ストーリーはお世辞にも良いとは言えません。冒頭のナレーション
から「ブラックホールが意志を持つ」というトンデモ設定が説明
されるし、地球人の移住先である惑星アマールが、移民船団を
攻撃してくる星間国家連合に組していたという事実を地球側が
知らなかったというのもおかしい(そもそも星間国家連合の存在
自体を知らなかった様子)。星間国家連合の黒幕も、別に移民船団
を攻撃する必要はなかったのでは?
脚本の粗を探せばキリがありませんが、一番気になったのは森雪
が消息不明だというのに落ち着き払っている古代進。消息不明の
事実を聞かされた時もほとんど表情を変えず、「彼女は必ず
生きている」と根拠のない自信をずっと持ち続けます。一番
不可解なのは彼女の帽子を発見した。焼け焦げた帽子を発見
したら普通は悲観的な見解をするでしょう。なのに「死体は
見つかってないからきっと無事だ」などと言う始末。無事だったら
帽子は焼け焦げてないよ。

上映時間が長く最後はグダグダになってしまったこと、
クライマックスの戦闘では迫力の戦闘に似合わないクラシックを
BGMに選んでイマイチ乗れなかったことなどもマイナス要因。
宇宙戦闘の迫力自体は十分だったんですが、それ以外が足を
引っ張っていました。



2009年12月20日

大怪獣バトル ウルトラ銀河伝説 THE MOVIE3

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宇宙牢獄に捕われていたウルトラマン
ベリアルが脱獄した。邪悪な力を持つ
ベリアルはウルトラ戦士達を圧倒し、
光の国の力の源であるプラズマ
スパークを強奪した。光の国は闇に
閉ざされ、唯一残されたメビウスは
怪獣使いの青年・レイに助けを求める。
一方ベリアルは宇宙を支配すべく、
怪獣墓場で100の怪獣を蘇らせた。


ウルトラマンシリーズのスピンオフ作品で、怪獣同士のバトルを
主題にしたTVシリーズ『ウルトラギャラクシー大怪獣バトル』と
本家ウルトラマンシリーズがコラボレーションした映画。
世界的映画メーカー・ワーナーによる配給、初の完全悪役
ウルトラマン・ベリアルの登場、それに対抗する新たなヒーロー
ウルトラマンゼロ、つるの剛士や杉浦太陽らウルトラマンと
縁のあるタレントの起用、小泉純一郎元総理の声優出演(以外に
出番が多くてビックリ)、バラエティ番組『めちゃ×2イケてるッ!』
からプレッシャー星人がゲスト参戦など、とにかく公開前の話題が
絶えない映画でした。小泉元総理やプレッシャー星人はやり過ぎ
だと思うけど、こういう作品の内容に直結した宣伝は大成功だった
ようで、公開館数が少ないながらもヒットを飛ばしています。僕も
観に行った時は、子供達で劇場がいっぱい。子供にちゃんと
受け入れてもらえているのが解かって非常に嬉しかったです。

冒頭からウルトラ戦士全員を敵に回して大立ち回りを繰り広げる
ベリアル。いきなりの見せ場に大興奮しました。それにしても
ベリアル強過ぎでしょう。100人以上の名もないウルトラ戦士
だけでなく、主役クラスのウルトラマンが十数人も集結して
いるのに、いとも簡単にそれらを圧倒するんですから。ちなみに
僕の好きなウルトラマンマックスも瞬殺。せっかくのスクリーン
デビューだったのに。
その後も、ドラマパートを完全放棄したバトル重視のストーリー
進行。大人にはちょっと物足りないかもしれませんが、子供は
大満足だったようで、周りの子供達は終始はしゃいでました。

特撮面はこれまで以上にCGを多用しています。特に背景は
ほとんどの場面で合成らしく、人物が少々浮いていました。
演出も実写よりアニメに近く、いかにも現代風のウルトラマン
といった感じ。まぁ、100体の怪獣が暴れまわるなんて無茶を
するにはCGに頼るしかないでしょうね。

CGに馴染めないお父さん世代には、懐かしの怪獣達の活躍が
一番の見所でしょう。僕は特に3体のカプセル怪獣が見事
敵怪獣を撃退するシーンに感動してしまった!(笑)

今回は上記の通り子供達でいっぱいの劇場で観賞したんですが、
子供達が喋る喋る。いや、不満がある訳じゃないですよ。子供達が
楽しんで観るのが一番大事なことですし。むしろ今回は子供達の
声が聞けて嬉しかった。人気キャラクターが登場するたびに
「ウルトラマンだ!」「ゾフィーだ!」と声を上げる子供達。
ウルトラマンはやっぱり子供達のヒーローなんだなぁと実感する
ことができました。まぁクライマックスの怪獣バトルの時は、
ウルトラマンそっちのけでプレッシャー星人探してましたけど(笑)。
それとウルトラマンダイナの人間体アスカ・シンが出てきた時は、
みんなが「つるのだ!」と叫んでました(笑)。ダイナって
呼んであげようよ。



2009年12月19日

THE 4TH KIND フォース・カインド3

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アラスカ州ノーム。この町では謎の
行方不明事件が続発し、FBIが
幾度も調査に赴いていた。心理学者の
アビゲイル・タイラーは、患者の
奇妙な共通点から恐るべき事実を知る。
この映画は、アビゲイルが撮影した
カウンセリングの実際の映像と、事件
の再現映像からなる映画である。
信じるかどうかは、あなた次第―――


ミラ・ジョヴォヴィッチ主演のホラー映画。実際の映像と再現映像を
巧みに織り交ぜた斬新な作品です。実録映像はかなり衝撃的で、
それが最大の話題になっていますが、実はこの事件は嘘っぱち
です。
その証拠にワーナーと共同で配給を手掛けたユニバーサル
・ピクチャーズはでっち上げを認め、裁判沙汰にしようとしていた
アラスカ記者クラブに大して和解金を支払ったそうです。
それを知っていれば、ちょっと変わったオカルト映像としてではなく、
面白い手法を使ったホラー映画として純粋に楽しむ事ができる
でしょう。しかしこの映画を観た人は、劇中でもう一つの落とし穴に
カインド(遭遇)する事になります。
きっと一般のお客さんは、実録映像を心霊現象と思って観に来て
いると思いますが、このの正体は(ネタバレ反転)[地球人を
アブダクション(誘拐)しにきた宇宙人
]です。映画が
終わった後、お客さんが一様に落胆していたのはこれが原因
でしょうね。
でも僕は、でっち上げということも謎の正体が×××であることも
知っていたし、何より×××ネタが大好きなので、これっぽっちの
落胆もなかったですけどね。

落胆はなたっかとはいえ、映画の出来はまぁ普通です。実録
(嘘っぱち)映像は催眠療法を受ける患者に×××が乗り移るという
内容なんですが、×××がわざわざ催眠療法を受ける患者に
ピンポイントでメッセージを送るなんて律儀な事してると思うと
笑えます。
笑わずに観れば、二つの映像を組み合わせた演出は上手くいって
いたと思いますが、見所はやはりそこだけですね。

(一応ネタバレなので反転)
[ちなみに、僕にとっては幽霊よりも宇宙人の方が怖い。だって
幽霊なんてビックリさせてくるだけでしょう?宇宙人は
誘拐してくるんですよ!人体実験するんですよ!謎のチップを
体内に埋め込まれるんですよ!キャトルミューティレーション
ですよ!『宇宙戦争』ですよ!
実際に遭遇すると仮定すれば、幽霊と宇宙人、どちらに脅威を
感じるかは明らかでしょう。だから僕は宇宙人が怖い!!
あ、でもETみたいな友好的な宇宙人は大歓迎です。
]



2009年12月18日

ゴールデングローブ賞2009、ノミネート発表

アカデミー賞の前哨戦とも言われるゴールデングローブ賞。
2009年のノミネート作品が先日発表になりました。詳しい
ノミネートはコチラを見て頂くとして、ビックリしたのが
『アバター』が4部門でノミネートされていること。ただの
SF映画じゃないことは重々承知していましたが、賞レースに
参戦できるとは思っていなかったので、これは嬉しい誤算です。

それと気になったのは『イングロリアス・バスターズ』がドラマ
部門でノミネートされていたこと。あれはコメディ映画でしょう。
タランティーノも驚いたでしょうね。

個人的には『カールじいさんの空飛ぶ家』がミュージカル・
コメディ部門にノミネートされていないことが気に入らない。
アニメーション部門にはしっかり入ってますが、ピクサー作品が
アニメというカテゴリに収まらない傑作ばかりだということを
早く認識して欲しいですね。


**************************


今週公開の観たい映画たち。

『アサルトガールズ』
『フォースカインド』

そして来週23日からはいよいよ『アバター』が公開。都合が
あって公開日には行けませんが、今年中に名古屋初上陸の
IMAXシアターで観賞する予定です。楽しみだなぁ。



e5125aspaceodyssey at 23:20|PermalinkComments(0)TrackBack(0)雑記 

2009年12月17日

仮面ライダー×仮面ライダー W&ディケイド MOVIE大戦20103

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世界の破壊者として覚醒し、全ての
仮面ライダーの敵となるディケイド。
いくつもの世界を巡る戦いはついに
終焉を迎える。
鳴海探偵事務所が引き受けた今回の
依頼は死者が蘇る事件。事件には
死んだはずの翔太郎の師匠が
関わっていた。
二つの物語が時空を超えて交錯する。


ディケイドとW。2大ライダーが共演を果たした劇場最新作です。
この映画は『仮面ライダーディケイド 完結編』と『仮面W 
ビギンズナイト』、そして『MOVIE大戦2010』の3つのエピソード
で構成されています。以下、それぞれのレビューです。


『仮面ライダーディケイド 完結編』

他のライダー達との戦いの真っ最中に番組が終了するという
詐欺みたいなTV版の最終回
から続く完結編。でも完結編という
のは大嘘だったりします。
世界の破壊者たるディケイドの存在理由など、TV版で残された謎は
あらかた解き明かされます。納得できなくはないんですが、
どうにも無理やり納得されられている感が拭えません。鳴滝さん
とかかなり消化不良ですしね。
ディケイド特有のお祭り感は今回も爆発。まさか電波人間タックル
まで担ぎ出してくるとは。さらに決戦時には平成ライダー全員が
パワーアップフォーム登場。相変わらずのごった煮感が素敵です。
しかしあの終わり方は許せない。TV版最終回の失敗を全く
反省していない、開き直った終わり方には怒りが湧いてきます。


『仮面ライダーW ビギンズナイト』

こちらはTVシリーズの一編という感じで、いつの通りの感覚で
楽しむ事ができます。さらに今まで謎とされてきたプロローグ・
ビギンズナイトの全容も明らかになるので、総合的に満足な出来
です。
ゲストキャラクターである仮面ライダースカルや、今回が
初お目見えで今後TVでも活躍するであろう新フォーム・ファング
ジョーカーも格好良い。
難点を挙げるとすれば、せっかくの映画なのに派手な見せ場に
乏しい事でしょうか。敵ドーパントも情けないヤツだし。まぁ
派手な見せ場はこの後訪れるわけですが。


『MOVIE大戦2010』

二つの物語が一つに繋がる最終決戦。ディケイドはWの世界で
あんな派手なドンパチやってたんだなぁ。
ディケイドとWのタッグバトルですが、ディケイドがいる以上
他の平成ライダーも全員集合するわけで、結局平成ライダー
揃い踏みの超絶バトルの様相となります。とはいえ、主役の
二人以外は早々にファイナルフォームライドで変形し、その後も
ちょろっと戦うだけで退場してしまうので寂しいものがありますね。
10分くらい戦うだけで終了してしまうので、単体で観ると相当
物足りないです。やはり3本で1つの映画と捉えるべき
でしょうね。


二つの作品を斬新な方法で融合させた点は評価しますが、その
せいでディケイドの方はせっかくの完結編の見せ場を半分
奪われる形になってしまって可哀想でした。Wはオマケ程度の
登場にしておいて、ディケイドに時間を割いてしっかりした形で
完結させて欲しかったですね。



2009年12月16日

スノープリンス 禁じられた恋のメロディ2

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昭和中期。山奥の村で祖父と暮らす
少年・草太。貧乏で学校にも行けない
生活を送っていたが、仲良しの女の子
早代や犬のチビと一緒に駆け回ったり
大好きな絵を描いたりして元気に
生きていた。ある時、村にサーカス団
がやってくる。草太はサーカスの
ピエロと親しくなるが、祖父は
サーカスに行く事を強く反対する。


『東京タワー オカンとボクと、時々、オトン』の松岡錠司が監督を
務め、『おくりびと』の小山薫堂が脚本を手掛けた作品。あまり
期待してなかったんですが『東京タワー』も『おくりびと』も大好きな
作品だったので観てきました。しかし意外や意外。期待は
してなかったけど、まさかここまでの珍作だったとは。


以下、ネタバレを隠していません。ネタバレが嫌な人は注意して
下さい。
ついでに、ネタバレが嫌な人は予告も観てはいけません。予告を
観ただけで容易にオチが想像できます。


この映画は、現代の早代がピエロ=草太の父親が残した記録と
共に少女時代を回想する形式で描かれています。つまり物語の
語り部は早代とピエロな訳ですが、どう考えても二人が知るはずも
ないエピソードが多すぎる。
しかも物語の終盤以外の部分は
あたかもピエロの記録に全て書かれているようにもとれます。
あのピエロ、実はずっと草太をストーキングしてたのか?

でもまぁそれは些細な事。問題はオチがあまりにも強引過ぎる
こと。予告で『フランダースの犬』を引き合いに出すものだから、
最後に草太と犬のチビが寒さで天に召されてしまうのがバレバレ。
僕のように予告でオチを知った観客には、どういう経緯で草太が
そんな悲しい末路を辿るのかが重要になってきます。
草太は祖父を病で亡くし、頼りにしていたピエロもサーカスごと
村を離れてしまいます。孤独に震える草太は、祖父の教え通り
「誰も憎んでないし、恨んでもいない」と語りますが、ちょっと
待て草太君。君の不幸には確かに同情するけど、その不幸は
誰のせいでもないだろう。
勝手に恨むべき相手がいるように
思い込むんじゃない。恨むべき相手がいるとするなら自分を
捨ててサーカスを選んだ父親ですが、草太は父親がピエロだと
いうことを知らないのでそれも無理です。
そして吹雪に打たれながらさまよう草太。彼が呟きます。
「どこへ行けばいいんだろう」
家に帰れよ!家族がいなくても貧乏でも、とりあえず家は
あるんだから帰ろうよ!

これではたんに草太が自殺したようにしか見えず感動も激減。
でもどこへ行くか迷っているってことは明確な自殺の意思は
なかったのかな?(まさか死に場所を探していた!?)

今年最後の珍作。今年を笑って締め括りたい人にオススメです(笑)。
主人公達の同年代の少年少女なら共感できるかも。
「子供」「動物」「貧乏」と、泣ける映画の三大要素もしっかり
詰まってますよ(笑)。



ブラック会社に勤めているんだが、もう俺は限界かもしれない2

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高校を中退し、つい最近までニート
生活を送っていた大根田真男。彼は
念願かなってあるIT会社の
プログラマの職を得る。しかしその
会社は、サービス残業当たり前、
環境は劣悪、同僚は変な人ばかり
というブラック会社だった。
限界を感じた真男は、ネットの掲示板
に自分の心境を綴り始める。


2ちゃんねるの書き込みから生まれた同名書籍を映画化した
作品。監督は『キサラギ』の佐藤祐市。つまらないとは言わない
けど、正直面白くはなかったなぁ。やっぱり『キサラギ』の
面白さは脚本にあったんだな、と実感しました。それにしても、
佐藤祐市ってこんな過剰な演出が好みだったのかな?

真男、通称マ男の就職した会社は確かに凄まじい会社。サービス
残業は当たり前、社員のスキルは低い、経費は落ちない。こんな
会社には絶対就職したくないですね。
この映画はそんな会社に就職してしまったマ男の災難を描いた
コメディになっているんですが、そのコメディ部分がどうにも
的外れというか中途半端というか。物語の舞台は会社のオフィス、
会議室、屋上がほとんどで、外に話が広がる事がほとんど
ありません。こういう場合、コントのような軽快な笑いの方が相性が
良いと思うんですが、この映画はマ男の心象風景を多用して
ド派手に演出しているんですよね。追い込みのための泊り込みの
作業、通称デスマーチを表現するためにマ男が迷彩服を着て
架空の戦場で敵を倒しまくったり、会社で唯一マトモな藤田さんの
采配に感銘を受けた時なんかは、藤田さんが諸葛孔明に変身
したりもします。
これらの過剰な演出に違和感を感じてしまったんですよね。藤田
さんのホモ疑惑と「この人になら、抱かれても・・・」という心の声が
一番面白かったです。演出じゃなく、脚本でもっと笑わせて
欲しかったですね。

終盤で一気にシリアスになるのも気になりました。与えられた
境遇で頑張ることの大切さを訴えるのはいいんですが、無理に
感情的な展開に持っていかず、コメディ路線を一貫して進めた
方が良かったと思います。



2009年12月14日

曲がれ!スプーン3

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クリスマス・イヴの夜。怪しい喫茶店
カフェ・de・念力に集まった男たち。
実は彼らはエスパーで、人には
言えないその能力でエスパー
パーティーを開こうとしていた。
しかしそこに、超常現象を取材する
TVスタッフの桜井米が乱入した事で
事態は思わぬ方向に。果たして
エスパー達は正体を隠し通せるのか。


『踊る大捜査線』シリーズの本広克行と、人気劇団ヨーロッパ企画
がコンビを組んだコメディ映画。このコンビの前作『サマー・
タイムマシン・ブルース』が好きなので今回も期待してたんですが、
少々パワーダウンしているというのが正直な感想です。

主人公・桜井米を演じているのは長澤まさみ。彼女はデビュー作
『クロスファイア』の時からちょっと注目していて、初主演作
『ロボコン』で個人的に大ヒット。一躍注目の女優に昇格しました。
『世界の中心で、愛を叫ぶ』で爆発的人気を博した時は嬉しかった
ですね。
が、最近は個人的にも世間的にも低迷してますね。主演ドラマも
主演映画も全然ヒットせず、今回の『曲がれ!スプーン』も全然
お客さんが入っていないといいます。しかしこの映画を観れば、
そんな人気低迷の理由も解かる気が・・・。
確かに長澤まさみは可愛い。今回の映画でもめちゃくちゃ可愛い。
でもハッキリ言って、こんなに出番いらないだろう!
この物語の主役はあくまでエスパーたちであって、彼らが
ドタバタコメディを繰り広げるから面白いのです。なのに長澤まさみ
演じる米の身の上話を冒頭で長々と流してなかなか本題に入って
くれないし、エスパーたちと米が接触するまでが長すぎてイライラ
します。長澤まさみが無駄に写るシーンも多すぎる(もちろん
そんな何気ないシーンにも小ネタた伏線があるんですが、いらない
or省略できるものばかり)。ちょっとでしゃばり過ぎですね。
最後のエスパーたちの仕掛けもやっちゃいけないとは言えません
が、「目の前にタイムマシンがあったら」という一点だけで全てを
まとめた『サマー・タイムマシン・ブルース』と比べると、風呂敷を
広げ過ぎた感は拭えませんね。

不満はあるものの、ゆるーいギャグや主役が集結してからの
ドタバタ劇は相変わらず面白いです。だからこそ惜しい。きっと
長澤まさみじゃなくて無名の女優さんが米を演じてくれれば、
出番も減って丁度良い塩梅になったんだろうなぁ。



2009年12月13日

戦場でワルツを4

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2006年、アリ・フォルマンは兵役時代
の友人と再会し、彼が当時の悪夢に
悩まされている事を聞く。それから
フォルマンは不思議な夢を見るように
なり、19歳の時に参加したレバノン
内戦の記憶がほとんどないことに
気付く。フォルマンは当時の仲間達と
再会する事で記憶を埋めていき、記憶
の最深部にある虐殺事件に辿り着く。


映画監督アリ・フォルマンが、自身の体験を元に製作した、
アニメーションで製作されたドキュメンタリー映画。今年の
アカデミー賞で『おくりびと』と外国語映画賞を争った作品でも
あり、こちらの作品が受賞の本命だったと言われています。

アニメーションという嘘で構築されたドキュメンタリーというのは
矛盾を感じるかもしれませんが、これが意外にハマッていて
驚きました。この映画は監督であるフォルマンの戦友たちへの
インタビューと、彼らの戦争体験の回想で構成されています。
当時の兵士一人一人を収めた記録映像なんてある訳もないので、
回想部分は当然再現映像になるわけですが、インタビューも
再現映像も同じアニメーションで描かれているので、両者の境界が
はっきり見出せず、再現映像なのにインタビューの延長である
リアルな事象に見えてしまうんです。
アニメーションの画は決してリアルなものではなく、多くの場面で
ネットのフラッシュアニメのように表現されたシンプルなもの。しかし
シンプルゆえに、画面から余計なものが排除され重要な事柄
だけが抽出されているので、それもリアルな印象を与えるのに
一役買っていますね。

アニメーションとは思えないほどリアルに近い印象を与えてくれる
映画ですが、やはりそれは本当のリアルではありません。
途中、戦場カメラマンの話が出てきます。「ある戦場カメラマンは
カメラ越しに観る戦場の風景をフィクションと捉え興奮したが、
カメラが壊れ自身の目で戦場を観た時、その印象は一変する」
というものです。この映画は、最後にその現象を観客にぶつけて
きます。フィルターを取られた先に観た光景は非常に衝撃的です。

この映画は世界で絶賛される一方で、「イスラエル軍を良く描き
すぎている」などの批判もあるそうです。しかしこの映画は
あくまで兵士たち個人の視点で描かれた話で、その辺りの批判は
的外れに思えます。戦場を支配していた狂気と、その結果起こった
惨劇を扱った意欲作として、十分評価できる作品です。



2009年12月12日

『ワンピース』がトンデモない事になっている!

『ONE PIECE FILM STRONG WORLD』が凄い事になっている
というニュースを昨日お伝えしました。そこで、今日観に行く事を
潔く諦め、明日のチケットを今日買いに行くという作戦を決行。
場所は名古屋駅前の109シネマズ。到着した時間は初回の
上映が始まったばかりの午前11時。この時間ならお客さんは
最小限なんて思っていたら、そこにはとんでもない光景が
広がっていました。

わ

 

 

 

 

 

 

 

異常としか思えない長蛇の列。劇場からはみ出して、設されて
いるライブハウスまで延びていたので、てっきりライブのお客さん
かと思ったくらいです。
これは今年の夏、『エヴァ:破』の時に見た列を遥かに超える
もので、明らかにエヴァの倍は並んでました。

列の間をすり抜けてどうにか映画館に入り、スタッフの人に
「明日のチケットは買えるのか?」と聞いたところ、
「チケットは明日の最終回を除いて完売です。この列も、チケットの
購入ではなくインターネットの先売り券を引き換える方の列です」
とのこと。

ワンピース恐るべし。これも初回特典の単行本0巻の力か。
というわけで、今回はあえなく断念。今年中に観れればいいや。


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で、この記事をアップしようとしたら、yahooのニュースに
とんでもない記事が!

ワンピース最新作、初日の興行収入(予測値)4億円超が確実

4億ってちょっと常識はずれじゃありませんか?中堅映画が
1ヶ月で稼ぐ金額じゃないですか。『マイケル・ジャクソン
THIS IS IT』や『2012』がそれぞれオープニング2日間で
5億円だったから、2日間の成績がそれらを超えるのは確実ですね。



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2009年12月11日

ワンピース大攻勢

ジェームズ・キャメロン監督の最新作にして、3D映画に
革命をもたらす超大作『アバター』。日本以外ではいよいよ
来週から公開になるわけですが、上映時間が2時間42分
あるらしい。
2時間40分も3Dメガネをかけてなきゃ
いけないのか。ちょっと不安。


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今週公開の観たい映画たち。

『仮面ライダー×仮面ライダー W&ディケイド
 MOVIE大戦2010』
『宇宙戦艦ヤマト・復活編』
『スノープリンス 禁じられた恋のメロディ』
『パブリック・エネミーズ』
『大怪獣バトル ウルトラ銀河伝説 THE MOVIE』
『ONE PIECE FILM STRONG WORLD』

年末の大攻勢がスタートしました。この中で一番期待しているのは
もちろん『パブリック・エネミーズ』ですが、どうも
『ONE PIECE FILM STRONG WORLD』が凄い事になっているよう
です。なんと初日は先売り券だけで完売続出なんだとか。おそらく
先着特典で単行本が貰えるというのが大きいんでしょうね。
原作者が総監修しているということで僕も期待してますが、
果たして何時観に行けるか。



e5125aspaceodyssey at 22:46|PermalinkComments(0)TrackBack(0)雑記 

2009年12月10日

ザ・スタンド4

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生き残った人々の夢の中に現れる
老女マザー・アバゲイル。夢に
導かれるように、人々は彼女の
暮らすネブラスカ州に集まる。
一方で、闇の男ランドル・フラッグ
は自分の配下となる人々を、
ロッキー山脈の向こう、ラスベガス
の地に集めていた。善と悪の対立は
次第に形をなしていく。


スティーブン・キング作による大作小説の第3巻。当ブログは
基本的にネタバレ無しでやってますが、3巻なんて中途半端な
ところの評価をネタバレなしで書けるわけもないですよね。
なので、ネタバレは嫌だという人はひとまず小説を2巻まで
読んでからレビューを読んで下さいね(そんなタイムリーに
読んでる人いないと思うけど)。

1、2巻は新型インフルエンザによる世界崩壊を描いた半分SF
のような内容でしたが、3巻からは善と悪の明確な敵対関係が
構築されていき、SFよりもファンタジーとしての特色が強く
なります。とはいえ、別に魔法大戦が巻き起こったり奇怪な
怪物が暴れまわったりする事はありません。繰り広げられるのは
あくまで人間の物語です。

登場人物たちにとって、マザー・アバゲイルの元へ到達することは
とても重要な意味を持っています。にも関わらず、最初に到達
した主人公の一人・ニックの一行以外は、マザーの居所への
到達が具体的に描かれません。スチューとフランのグループに
至っては、いつの間にかマザーの元に到達していて、その時点で
すでに結構長い事居座っています。同じような展開を描く事を
避けたんでしょう。おかげで小休止的なパートでもダレることなく
テキパキ進みます。

4巻は善と悪の戦いがさらに明確になり、最後にかなり衝撃的な
展開が待っています。
それにしても、現代社会を舞台にして、さらに剣も魔法も怪物も
登場しないファンタジー小説って凄いと改めて感じますね。



2009年12月09日

理想の彼氏3

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夫の浮気が発覚した事で離婚を決意
し、二人の子供と一緒にニューヨーク
で新しい生活をスタートさせた40歳
のサンディ。新たな環境に充実感を
覚えるサンディだったが、夫に
裏切られたショックから完全に立ち
直ってはいなかった。そんな彼女の
前に現れた新たな恋の相手は、
16歳も年下のフリーターだった。


年の差恋愛を題材にした、キャサリン・ゼタ=ジョーンズ主演の
ラブストーリー。
キャサリン・ゼタ=ジョーンズは僕の一番好きな女優で、彼女より
美しい女性はハリウッドにはいない
と本気で思っています。
しかし彼女に一目惚れした『マスク・オブ・ゾロ』から早12年。
寄る年波にはやはり勝てないのか、母親姿がすっかり板について
しまっています。まぁそれでも魅力的な大人の女性であることに
変わりはないんですけどね。

主人公サンディが恋をする「理想の彼氏」アラムは、16歳も年下で
成人はしていてもまともな職はなく、お酒が弱くてハリポタファンの
典型的な草食系男子。だけど優しくて気も効くし子供にも優しい。
何よりサンディや子供達に一生懸命真摯に向き合ってくれる。夫に
裏切られたサンディがそんな彼に惹かれたのは何ら不思議な事
ではありません。ただ、サンディの周りにマトモな男が他に
いなかったのも大きな要因
である気がしなくもありませんが。
アラムがサンディに惚れた理由は語るまでもありません。あんな
美しい人が目の前に現れたら、年の差なんて気にしませんよ。

物語は大きな起伏もなくオーソドックスに進行します。しっかりと
起承転結はあるんですが、「転」の部分が唐突に訪れ、そのあと
しばらく話が空いて、最後に簡単に「結」が描かれる感じ。
悪くはないんですが、ちょっとパンチが足りないというか。もう少し
オーソドックスな展開でも良かったと思います。

この映画R−15指定を受けています。「実は結構エロいのか」と
密かに期待(笑)してたんですが、その正体は全編で繰り出される
下品な言葉の数々でした。特に二人の子供達が凄くて、小学生
にもかかわらず「セックス」「精子」などの言葉を連呼し、
吐瀉物を撒き散らすわネズミを解剖するわとやりたい放題。
ここまで品のない脚本にする必要があったんでしょうか?



2009年12月07日

ディセント24

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洞窟探検に出掛けたまま消息を
経った6人の女性。警察が捜索を
続けるが、手掛かりは一向に
掴めない。そんな時、女性達の一人
サラが血まみれで発見される。彼女
の痕跡を辿って謎の洞窟に辿り
着いた捜索隊は、サラの案内で
洞窟に足を踏み入れる。しかしそこ
には想像を絶する恐怖が待っていた。


2006年の最恐ホラー『ディセント』のまさかの続編。前作は
絶望的な結末で幕を閉じましたが、それは日本公開版だけのもの。
本国イギリスでは別の結末が用意されていて、今回はそちらの
話の続きになっているんだそうです。

今回も洞窟という閉鎖空間の恐怖や、(前作のネタバレ反転。
今回もちょっとネタバレ)
[地下に潜むゴラムの大群]の恐怖、
そして何より女の執念を堪能させてくれます。いやぁ本当に
女って強い。
前作で生き残るために「鬼」となった女達。しかし今回、主人公の
サラは事件のショックから記憶を閉ざしています。ビクビクして何も
出来ないか弱い女性だったサラですが、洞窟で記憶を取り戻すと
一転、鬼の本能が目を覚まします。弱々しくても清潔な格好だった
記憶喪失中の彼女よりも、泥だらけの格好で眼をギラつかせる
姿の方が綺麗に見えてしまったのは、それこそが彼女の真の姿
という証拠なのではないでしょうか。生存本能が覚醒した女性とは
かくも強く、美しいものなのですね。
そんな女達のパワフルさは、相変わらず[ゴラムの大群]より
よほど恐ろしい。一心不乱にピッケルを打ち据える場面では、
むき出しになった両眼から生への執着と渇望が滲み出ていました。
そんな彼女達の一途なまでの生存本能のおかげなのか、こんな
血まみれグチャグチャ映画にも関わらずクライマックスでは妙に
感動してしまいました。

演出なんかは前作の方が好きですけど(いい加減、暗視スコープの
映像を多用するの止めようよ)、前作の良い所をしっかり継承した
真っ当な続編です。「極限状態では男なんか塵ほどの役にも
たたないのよ!」
という声が聞こえてきそうでした。



2009年12月06日

カールじいさんの空飛ぶ家5

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冒険家に憧れていたカール少年は
ある時、同じ夢を持つ少女エリーと
出会い、後に結婚した。幸せは
数十年続いたが、エリーはカールを
残して先に旅立ってしまう。孤独に
打ちひしがれるカールじいさんは、
エリーとの約束を果たすために
南米にあるパラダイスの滝を目指して
風船で空を飛ぶ家に乗って旅に出る。


ピクサー最新作の主役はなんとおじいさん。妻に先立たれた
孤独な老人が、その妻との約束を果たすために空飛ぶ家で旅に
出ます。

予告の時点で泣けるこの映画。案の定、開始5分で泣いてしまい
ました。
冒頭部分でカールとエリーの夫婦生活が描かれているん
ですが、ここが『ウォーリー』の前半部分のような無声映画状態。
台詞がなくても内容はしっかり理解出来ます。むしろより世界観に
引き込まれますね。幸せそうな二人。いつも一緒にいる二人。
エリーの不妊(子供向け映画なのに!)で悲しみに暮れる二人。
子供の代わりに夢を追いかけるため貯金を始める二人。だけど
トラブルが多くてなかなかお金が貯まらない二人。それでも
幸せな二人。そしてある日、一人ぼっちになるカールじいさん。
こんなの冒頭で見せられたら泣くしかありませんよ。

そしてカールじいさんは一念発起、無数の風船で浮かび上がった
家でパラダイスの滝を目指して旅に出ます。意外だったのが、
案外あっさりとパラダイスの滝の目と鼻の先まで辿り着いて
しまう事。しかし物語はここからが本番で、旅の道ずれの少年
ラッセルに加えて、バウリンガルで喋る犬ボブやチョコが大好きな鳥
ケヴィンなどの魅力的なキャラクターが沢山登場します。
その中でもドーベルマンのアルファが特にお気に入り。ボウリンガル
はずっと壊れたままでよかったのに。

パラダイスの滝への旅の終わりは、はじまり同様意外にあっさり
訪れます。そこでカールじいさんは亡き妻エリーのことを想うん
ですが、ここで二度目の感動の大波が。まさか(ネタバレ反転)
[冒頭部分がまるまる伏線]だったとは。
そしてここから、カールじいさんの新しい冒険が始まります。
「じいさんの冒険物語」が、いきなり「じいさんのアクション
アドベンチャー」
に変貌する展開には、ニヤニヤすると同時に
ワクワクしてしまいました。

吹き替えも今回はタレントを起用せず、プロの声優ばかりでやって
います。タレントの宣伝力に頼らなくても、ピクサーブランドの力
だけでお客さんを呼び込めるようになった証拠ですね。物語も
CGの美しさも完璧で、ピクサーの凄さをまた見せ付けてくれました。
が、一つだけ難点が。この映画はピクサー初の3D作品で、
僕も3D版を観賞したんですが、3D映像を効果的に使っていたとは
正直言い難いです。 
『クリスマス・キャロル』の3D演出が
素晴しかったので、それと比較してしまうとどうにも大人しい印象。
今回はわざわざ追加料金を払って3D版を観る必要はないかな、と
感じました。3D効果がなくても十分に素晴しい作品ですしね。



2009年12月05日

スパイダー・パニック3

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片田舎の炭鉱町で、有毒物質による
汚染が発生。クモの収集家が有毒
物質に汚染されたエサをクモに与えた
ことでクモが巨大化してしまった!
数百匹のクモが次々と住人に襲い
かかる。住人達は、炭鉱会社社長の
息子クリスと保安官のサムに先導
されて、町一番のショッピングモール
に立て篭もるが・・・。


世界で大ヒット上映中の映画『2012』で地球を阿鼻叫喚の
地獄絵図に変えてしまったローランド・エメリッヒ監督。彼は
何気にプロデュース業にも精を出していて、こんなB級モンスター
映画も世に出しています。やっぱりB級好きなんですね。

「巨大グモが人々を襲う!」ということ以外、特に言う事もない
映画です(笑)。
一時期、ビデオスルーの作品で巨大グモ物が
流行ってましたね。『スパイダーズ/宇宙から来た巨大グモ』とか、
何故かゴールデン枠でTV放送されてたなぁ。懐かしい。
アレに比べれば、CGも格段によく出来ているし(もちろん
ハリウッドの超大作ほどではないけど)、クモも種類も豊富で
面白いです。獲物に飛び掛るアグレッシブなヤツや、穴に隠れて
近づく獲物を一瞬で捕らえるヤツ、トラックよりデカイ大物も
登場します。『ハリー・ポッターと秘密の部屋』、『ロード・オブ・ザ・
リング 王の帰還』にもクモのクリーチャーが登場しますが、クモの
魅力なら2大ファンタジー大作にも負けません(たぶん)。

さてこの映画、クモ以外にも一つだけ素敵な見所があります。
それはブレイク前のスカーレット・ヨハンソンが出ていること!
ヨハンソンはあんなに若い頃でもスタイル抜群ですね。そんな
彼女が、お風呂上りのバスタオル姿の時に襲われ、白いモノを
大量に浴びせられてしまうシーンは必見!
(一体何を書いてるんだ)
フレンチ・キスや、彼氏にキツイオシオキと、前半は見所満載です。
やっぱりエメリッヒは若手を発掘する手腕に長けてますね。

クモの気持ち悪さとヨハンソンのフェロモンを体感したいなら
間違いなくオススメの一本。特にヨハンソンが素晴しいです
(クモじゃないのかよ)。



2009年12月04日

駐輪場有料化反対!!

自転車を駐輪禁止の場所に停めてたら撤去されてた。収集場所に
取りに行ったら1500円もかすめ取られた。凹む。
そもそも最近、駐輪場が次々有料化していて腹が立つ。お金を
使いたくないから自転車を使ってるのに、どうしてその自転車で
お金を取られなきゃいけないんだ。放置自転車をなんとかしたい
なら無料の駐輪場を増やせばいいじゃないか。

名古屋の河村市長は、一刻も早く自転車利用者への救済処置を
行ってください!


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今週公開の観たい映画たち。

『カールじいさんの空飛ぶ家』
『ディセント2』
『戦場でワルツを』

ついに『カールじいさん』が公開です。同じピクサー製作で去年の
癸浦酩覆任△襦悒Εーリー』より評判が良いらしいですね。
ベスト1が二年連続でピクサーということもありえるかも。


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マクドナルドのハッピーセットが『アバター』だった。

えーと、何か色々と間違っているような気が。



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2009年12月03日

パルプ・フィクション4

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ボスの仕事を片付けたマフィアの
ヴィンセントの次の仕事は、ボスの
女房の相手だった。
ボクサーのブッチは、負けるはず
だったイカサマ試合に勝利したこと
でマフィアに追われることに。
ヴィンセントとジュールスは、仕事の
後でトラブルに遭う。その後に入った
レストランではさらなるトラブルが。


クエンティン・タランティーノの名を世に知らしめた作品。
汚い言葉や銃弾や血しぶきや脳味噌が飛び交うような下品な映画
ですが、こんな映画がカンヌ映画祭で最高賞のパルム・ドールを
受賞し、アカデミー賞にも7部門でノミネート(そして脚本賞を
受賞)したんだから凄いものです。

映画は複数の短編で構成されていて、それぞれ密接な繋がりが
あります。とは言っても、それぞれのエピソードが他のエピソード
に影響を与える事はほとんどありません。同じ登場人物が出ている
だけと言っても差し支えなさそうな状態です。
それらのエピソードは時系列がシャッフルされています。今でこそ
時系列のシャッフルは珍しくありませんが、当時はかなり斬新
だったのではないでしょうか。おかげで中盤死んだキャラクターが
後半元気に活躍してたりします。

タランティーノの作風は既に確立しています。久しぶりに観たん
ですが、これに比べるとやはり『イングロリアス・バスターズ』
相当大人しいですね。
『バスターズ』は(一応)万人に受け入れて
もらえる娯楽を目指していましたが、こちらは完全に好き勝手に
やってますよね。カンヌやオスカーを賑わせた事に一番驚いて
いるのは、ひょっとしたらタランティーノ本人かもしれませんね。
好きなシーンはブルース・ウィリスが復讐を行うために武器を
選ぶ場面。金槌→バット→チェーンソーと来て、最後にアレを
持ってくるセンスが大好きです。トラボルタのトイレのシーンも
最高ですね。

ジョン・トラボルタとサミュエル・L・ジャクソンにはオスカーを
取って欲しかったなぁ(どちらもノミネート止まり)。雪辱として、
今年のアカデミー賞では『イングロリアス・バスターズ』で誰よりも
存在感を見せ付けていたクリストフ・ヴァルツの受賞を期待
してます。



2009年12月02日

ゼロの焦点2

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戦後十数年。新婚の鵜原憲一は仕事
の引継ぎのために金沢へ向かったが、
帰宅の日になっても帰ってこなかった。
妻の禎子は、憲一の行方を捜すために
金沢へ向かう。憲一の得意先の社長
夫人や兄の協力を得るが、有力な
手掛かりは掴めない。そんな中、
不審な行動をしていた兄が何者かに
毒殺される事件が起きる。


松本清張生誕100周年を記念して製作されたサスペンス映画。
今回が二度目の映画化になります。

原作自体が50年前の作品という事で、いろんなところで古さを
感じる
内容になっています。時代背景もそうですが、脚本や演出
などもふたむかしほど前の雰囲気が漂っていますね。そういう
レトロ感が良い効果を生み出している場合もあるんですが、
そうではない部分の方が多いというのが正直な感想です。
たとえば失踪した夫・憲一の隠された秘密。どんな凄い秘密が
あるのかと期待したんですが、その秘密がかなりあっけないもの。
事件の真相も、解かってみればかなりこじんまりしています。

本作は「三人の女」というのが大きく宣伝されています。一人目は
広末涼子演じる物語の主人公・禎子。前半こそ物語を引っ張って
いきますが、後半からはほとんど蚊帳の外状態でちょっと可哀想。
二人目は憲一と浅からぬ因縁を持つ田沼久子。演じているのは
木村多江。彼女は後半からしか出てこない上に結構悲惨な役回り
なのでやっぱり可哀想なことに。
そして三人目は、中谷美紀演じる社長婦人・室田佐知子。
この映画の真の主役で、物語上でのポジションもさることながら
中谷美紀の存在感が抜群です。終盤のヒロスエと中谷美紀が
睨み合うシーンでは、二人の実力の差が如実に現れています。
物凄い形相の中谷美紀に対して、ヒロスエはほとんど素人みたいに
見えてしまいました(ヒロスエが下手という訳ではないんですが)。

中谷美紀は良かったんですが、話自体はあまり面白くなかった
です。50年前なら斬新だったんでしょうね。今だと粗の方が
目立ちます。ヒロスエが頭の中だけで真相を究明してしまうのは
ちょっと強引ですよね。



2009年12月01日

2009年11月のまとめ

2009年11月の観賞本数は14本。

MVPに輝いたのは『2012』!!!
嘘です。いくらローランド・エメリッヒ監督が好きでもそこまで
ひいきしません。
本当のMVPは『Disney's クリスマス・キャロル』!
3D映画の最高峰=現代映画技術の最高峰!かどうかは解かり
ませんが、少なくとも僕の観てきた3D映画の中では一番の
完成度を誇っていました。
興行面も好調のようで、たぶん
クリスマスまで公開されていると思うので、クリスマスデートに
いかがでしょうか。
『沈まぬ太陽』も素晴しかったですね。でもこちらは原作の
良さを引き出した結果の面白さだと思っているので(演出面では
いくつか不満もありました)、同じ原作モノでありながらも
映画ならではの要素を追求した『クリスマス・キャロル』に
軍配です。

ワーストは『ホースメン』。チャン・ツィー演じる猟奇殺人犯が
見所とか言っておきながら実は脇役だったというのはあまりに
残念。他の名作サスペンスを繋ぎ合わせただけの設定にオチも
バレバレ。いいところ無しの映画でしたね。


12月の期待作は、予告だけで泣ける『カールじいさんの空飛ぶ家』
と、予告だけでゾクゾク感が止まらない『アバター』。
どちらも3D版が公開します。



e5125aspaceodyssey at 22:24|PermalinkComments(0)TrackBack(0)雑記