バブルへGO!! タイムマシンはドラム式エンロン 巨大企業はいかにして崩壊したのか?

2007年02月12日

ユメ十夜4

984ab74b.jpg

夢を題材にした夏目漱石の異色の短編
小説「夢十夜」。漱石自らが「この作品が
理解されるには100年かかる」と語った
この作品を、10人の監督が10の短編
映画としてかたちにした作品集。
100年目のこの時、ついに夏目漱石の
イマジネーションが解明される。


実力派クリエイターと豪華キャストで送る夢の短編集。
この映画、とにかくスタッフが半端じゃない。
短編とはいえ、これだけのクリエイターが顔を揃えるとは正に
夢のようなプロジェクトです。

それでは、それぞれの短編の感想を手短に書いていきます。
ちなみにストーリー解説はありません。というか、意味不明な
ストーリーばっかりなので(笑)。


第一夜

監督は『ウルトラマン』シリーズ、『姑獲鳥の夏』の実相寺昭雄。
出演は松尾スズキ、小泉今日子。

えー、僕には理解不能でした(爆)。つまり、妻に先立たれた男の
妻への執着が、こんな幻想を生み出したという事なんでしょうか?
初っ端からこんな調子なんで、先が不安になった。


第二夜

監督はご存知、市川崑。
出演はうじきつよし、中村梅之助。

えー、コイツも理解不能でした(爆)。モノクロのサイレント映画で
実に静かな作品。内容も結局何が言いたいのかさっぱり解からず。
音が無いゆえに、そこらじゅうから静かな吐息と小さないびきが
聴こえてきたのが印象的でした。
こんな感じだったから、先がますます不安になった(笑)。


第三夜

監督は『呪怨』の清水崇。
出演は堀部圭亮、香椎由宇。

ここに来てやっとまともな評価の出来る作品に遭遇。これは
ちゃんとしたホラー映画になってましたね。息子の存在に怯える
堀部圭亮と、妙に怪しげな雰囲気を醸し出している香椎由宇が
印象的でした。


第四夜

監督は『魔弾戦記リュウケンドー』などTV特撮を手掛ける清水厚。
出演は山本耕史、菅野莉央。

これもまた良く解からない作品。少年時代の夏目漱石の友達と
神隠し、そして爆撃機の墜落、さっぱり訳が解かりません。
柱の傷は漱石があの世界に迷い込んだ回数を記しているん
でしょうか?


第五夜

監督は『怪談新耳袋』シリーズの豊島圭介。
出演は市川実日子、大倉孝ニ。

えーと、この作品は笑った方がいいんだろうか?地平線の
向こうから砂煙を上げて突っ走ってくるミイラという画は実に
シュールだった。
余談ですが、市川実日子は結構好みだったりします。


第六夜

監督は第一夜に出演していた松尾スズキ。
出演は阿部サダヲ、TOZAWA。

断言できる。この作品集で一番面白いのはコイツだ!
時代劇とロボットダンスと2ちゃんねるの融合。このありえない
組み合わせが異常な面白さを生み出している。さらに何故かついて
いる英語字幕も魅力。「キターー!」が「it come」って(笑)。
テンポもオチも最高の一品でした。


第七夜

監督は『ファイナルファンタジー』の天野喜孝と今回が初監督になる
河原真明。

出演(声)はSascha、秀島史香。

今回の癸押映像面で一番凄いのは間違いなくこの作品。
幻想的な天野喜孝の絵が3DCGで動いているだけでもう感動。
これを長編にして公開してくれ!!
ちなみに話はさっぱり解かりませんでした(笑)。でも映像が
美しすぎたから全て許す。


第八夜

監督は『リンダリンダリンダ』の山下敦弘。
出演は藤岡弘、。

えーと、ハッキリ言って一番理解不能でした。オープニングから謎の
映像が展開し、田んぼでちくわの化け物(巨大ミミズにしか
見えない)が出てきて、藤岡弘が2段ベッドに寝転がりながら
肉まんを頬張る。
僕の理解をはるかに超えた珍品でした。


第九夜

監督は『ゆれる』の西川美和。
出演は緒川たまき、ピエール瀧。

10作品中一番完成度が高いんじゃないでしょうか。だからこそ
短編である事が悔やまれる作品ですね。第六夜や短編だからこそ
面白かったけど、本作は長編にしても十分通用すると思う。


第十夜

監督は『魁!クロマティ高校』『ミートボールマシーン』
山口雄大。
出演は松山ケンイチ、本上まなみ、石坂浩二。

山口雄大監督の作品を観た事がある人なら必ずこう思うはず。
「なんでこの監督の映画に松ケンや石坂浩二が出てるんだ!?」
そう叫ばずにはいられないくらい、相変わらず馬鹿で下品な
映画です。まぁ面白かったけど、最後にこれを持ってくるのは
どうかなぁ。


総評としては十分面白かったですね。良くも悪くも、個性的な作品が
集まっていました。
個人的意見としては、第六夜と第七夜だけでこの映画を観た価値は
十分にありましたね。



e5125aspaceodyssey at 21:17│Comments(4)TrackBack(10)映画のレビュー・や行 

トラックバックURL

この記事へのトラックバック

1. 【2007-19】ユメ十夜(Ten Nights Of Dream)  [ ダディャーナザン!ナズェミデルンディス!! ]   2007年02月13日 20:24
4 『こんなユメを見た』 鴎外せんせ〜! (;゚Д゚)あぼ〜ん
2. 『ユメ十夜』  [ ラムの大通り ]   2007年02月14日 21:59
----最近、少し喋りすぎていない? ストーリーばかり、だらだらやっていると いい加減飽きちゃうよ。 「いやあ、痛いところを突いてきたね。 その反省ってワケでもないけど、 今日はストーリーを重要視しなくてもいい映画の紹介」 ----ニャに、それ? ドキュメンタリーってこ...
3. ユメ十夜 85点(100点満点中)  [ (´-`).。oO(蚊取り線香は蚊を取らないよ) ]   2007年02月14日 22:00
Dreamと行く沖縄ツアー、最少人数に達せず中止。 公式サイト 「こんな夢を見た〜」で始まる、シュールな十夜の夢を描いた短編オムニバス小説、夏目漱石の『夢十夜』を、各夜ごとに別の監督が担当し、それぞれ同じ予算のもとで製作されたオムニバス映画。黒澤明の『夢』も...
4. ユメ十夜  [ 八ちゃんの日常空間 ]   2007年02月15日 08:50
TEN NIGHTS OF DREAM [シネ・アミューズ/イースト/サービスデー料金] 公式サイト 『漱石から100年目の挑戦状』 シネ・アミューズは小さい映画館だけど雰囲気がとても好き。ミニシアターファンがよく集まるので結構人の入りもいいんだよねー。映画サービス・デーなんか....
5. ユメ十夜  [ 江戸っ子風情♪の蹴球二日制に映画道楽 ]   2007年02月15日 10:29
 日本  ファンタジー&コメディ&ドラマ  監督:実相寺昭雄&市川崑 他  出演:小泉今日子      山本耕史      緒川たまき      松山ケンイチ 文豪・夏目漱石の幻想短編集『夢十夜』を豪華にして多彩なスタッフ・キャス ト陣で映画化したオムニバ...
6. ユメ十夜(映画館)  [ ひるめし。 ]   2007年02月15日 19:54
100年前にみた、私の夢 こんなになっちゃたすごい
7. もっともっと映画『ユメ十夜』を楽しむ!  [ 海から始まる!? ]   2007年02月17日 13:40
 映画『ユメ十夜』を観ながら、3番目くらいに思ったのは、「監督や出演者にけっこうブログとかやっていそうな人が多くて、ウチに帰って調べたら、この作品をもっともっと楽しむための情報がネットで得られるかもしれない」ということでした。
8. 「ユメ十夜」映画感想  [ Wilderlandwandar ]   2007年02月19日 00:53
夏目漱石の原作、「こんな夢を見た」で始まる短編集「夢十夜」を1話ごとに一人の監督
9. 2007/2/7 ユメ十夜 感想  [ Ondul Blog ver.2.07 ]   2007年02月19日 10:52
文字にするのにえらい時間がかかってしもた。。今頃うp。 と終始自分に言い聞かせながら見てた気がします。さすがに一気に十本は見ごたえありました。 というか、後ろにいたカップルが上映前になんか漱石をめっちゃアツく語ってるのがすごく気になりました。大学とかで....
10. ユメ十夜  [ あず沙の映画レビュー・ノート ]   2009年02月04日 09:55
2006 日本 邦画 ドラマ ファンタジー 作品のイメージ:笑える、切ない、怖い、スゴイ 出演:松尾スズキ、小泉今日子、香椎由宇、阿部サダヲ、山本耕史 漱石の短編集「夢十夜」のオムニバス・ムービー。毎晩2夜ずつくらい鑑賞しようかと思っていたら、意外に引き込まれ...

この記事へのコメント

1. Posted by くぅ   2007年02月12日 23:21
理解不能のもあるけどなんか面白かったです〜。第六夜は最高でしたね!あの時代にテクノダンス(?)を組み合わせたのがすごい!

第九夜には緒川たまきさんの怪しい美しさにやられました。(笑)


2. Posted by えめきん   2007年02月13日 07:05
くぅさん、コメントどうもです。

>理解不能のもあるけどなんか面白かったです〜。
僕には半分が理解不能だったけど、それでも面白かったです(笑)。

第六夜は本当に最高でしたね。会場全体が笑ってましたよ。
3. Posted by ブン   2007年02月15日 10:49
4 ミツさんのブログから飛んで来ました〜
初コメントです。

もう、えめきんさんが書かれた評価の通りでした。
前日にきちんと寝てなかったため、前半はちょくちょく寝てましたが(汗)
でも、第五夜からは面白かったです。
そして、ヤッパリ第六夜!最高ですね。松尾スズキ天才!!(言い過ぎかな?)
4. Posted by えめきん   2007年02月15日 21:45
ブンさん、はじめまして!コメントありがとうございました!

やっぱり前半は眠くなりますよね(笑)。第二夜がサイレント映画
だったのは致命的だったと思います。興味がわかなかった人は
あそこで完全に脱落でしょうからね。第六夜まで頑張れば後は
勢いに任せて最後までいけるでしょうね。

というわけで、これからもよろしくお願いします!

コメントする

名前
 
  絵文字
 
 
バブルへGO!! タイムマシンはドラム式エンロン 巨大企業はいかにして崩壊したのか?