2008年11月04日

ブタがいた教室4

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小学校の新任教師・星は、授業の一環
としてクラスで豚を飼い、卒業の時に
その豚を食べようという企画を提案する。
子供達は大喜びで豚を飼い始め、小屋の
製作やエサの回収、フンの掃除など、
動物の飼育に積極的に関わっていく。
しかし、だんだん豚に愛着が湧いてきた
子供達は、食べてしまうのか飼い続ける
かで意見が分かれてしまう。


実際に行われた豚を飼育する授業をモチーフにした映画。
妻夫木聡が主演していますが、彼はあくまで話の進行役。本当の
主役は26人の子供達です。

実話を元にしたという事で、この映画は多くの場面が
ドキュメンタリーのような手法で撮影されています。特にブタを
食べるか食べないかという議論の場面は、子供達が本当に議論を
しているようなライブ感があります。
子供達には白紙の脚本が
渡されていたそうで、あのやりとりは全てアドリブ、というより
子供達自身の本当に気持ちなんでしょうね。柳楽優弥くん主演の
『誰も知らない』と同じような雰囲気の作品でした。

ストーリーの主題はあくまで「ブタを食べるか食べないか」。
ブタが小屋から脱走したり、保護者が星の教育方針に苦言を
述べる場面もありますが、それらにはあまり時間を割かず、
子供達の議論に多くの時間をつぎ込んでいます。結果、同じような
場面がずっと続きます。それを退屈を思う人がいるかも
しれませんね。僕は見入ってしまいましたが。

この授業は、実際にも批判が多く寄せられたそうですが、こんなに
面白そうで、ためになり、意義がある授業を批判する親がたくさん
いるのが信じられません。動物をちゃんと飼う事の大変さを
知ることが出来るし、命を大切さも知ることが出来る。こういう
授業を今の教育でおこなって欲しいですね。
って、僕の考えは古いでしょうか?



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この記事へのコメント

1. Posted by isaki.   2008年11月06日 22:41
古くないと思います!!! ──と同調しつつ

この作品と同モチーフのドキュメンタリー番組を視たことがあります(確かNHK?)。
先生、生徒たち本人の映像も放送されて(議論のシーンもありました)おり、個人的にとても衝撃でした。

命の暖かさ、それを奪って生きていることへの自覚とか、学ぶことの多い貴重な授業だったと思うんですけどねー。
なんだか昔、国語の教科書に載っていた『明日は晴れた空の下で』を思い出しました。
2. Posted by えめきん   2008年11月07日 07:27
isaki.さん、コメントどうもです。

TV製作のドキュメンタリーは、この間ニュースでちょっと出てました。めざましTVの特集だったみたいです。

こういう授業がもって増えてくれるといいんですけどね。古くないとは思うんですが、どうも最近の保護者の皆さんは過保護と言うかナ何と言うか。
3. Posted by ノラネコ   2008年11月10日 00:04
すっかり子供たちの一人になって、自分だったらどうするかと真剣に考えてしまいました。
この映画を観る事で、ある程度この授業を追体験できると思います。
学校で見せるべきで作品ですね。
4. Posted by えめきん   2008年11月10日 07:05
ノラネコさん、コメントどうもです。

僕のあの立場だったらどうするのか、真剣に考えてしまいましたね。この映画は確かに学校で見せるべきかもしれませんね。実際にあの授業を行うのはいろいろ問題があるかもしれませんが、映画を見せるだけなら誰も文句を言いませんよね。
多くの子供達がこの話に触れられる場を作って欲しいです。
5. Posted by いわとし   2008年11月30日 03:44
なぜ「ブタ」なのでしょう。みんなで「魚」を飼って、では、この教師の教えたいことは成立し得なかったのでしょうか?「鶏」ではだめだったのでしょうか?生きるものを食べるという意味を知る、命の大切さを教えたい、というのであれば、それが「ブタ」である必要はなかったはず。命には、「重い」も「軽い」も無いのですから。普通の想像力があれば、ペットとして飼われてもおかしくはないブタを一年間も育てれば、そりゃあ愛着が沸く事などわかりそうなものを、この教師はわざわざ「ブタ」を設定し、子供の心に「トラウマ」が生まれる可能性にさえ配慮することもありません。こうした思慮浅い行動が果たして「意義のある教育」と言えるのでしょうか。行動の思慮の浅さから察するに、この教師が「ブタ」にしたのは、他と違うことをしたい(※実際、鶏を飼って食べる授業があったそうですが)顕示欲と話題性、という部分が大きくその理由を占めているように感じます。この授業のことを自ら複数のマスコミに売り込みに行き、それでドキュメンタリーになった、という話も聞きましたし。
6. Posted by えめきん   2008年11月30日 07:32
いわとしさん、コメントどうもです。

なぜ「ブタ」なのかは、劇中でも教頭先生が指摘していましたね。「食べるために生き物を育てるなら鶏でもいいではないですか」と言う教頭先生の指摘に、「飼育する事の大変さを経験させたい」と答えていました。そう考えると魚や鶏ではなく、ブタを選んだ理由も納得できると思います。
子供達は劇中でブタをどうするかについて真剣に考えました。命についてここまで考えたのはあの子達にとって初めてだったでしょう。僕ら大人だって、あんなに深く命について考えた事はないかもしれません。確かに命には重いも軽いもありませんが、子供達が真剣に悩んだという経験は、魚や鶏の飼育では経験出来なかったと思います。

僕がこういう考え方をするのは、最近の子供達が甘やかされて育っていると思うからです。確かにこの教育は子供達にトラウマを残すかもしれません。でもそういう辛い事を一つも経験せずに大人になる事は、子供達にとっても良い事ではないと思います。
僕の実家は農業を営んでいて、子供の頃はよく家の手伝いをさせられました。当時は面倒くさがったり、サボって遊びに行きたいなんて思ったりもしましたが、大人になってから思えば、実に良い経験だったと思います。当時の経験が、少なからず実社会で役に立つ事もあります。

子供の内に様々な事を経験させる事で、立派な大人に育っていく。知識を教えるだけでは駄目なんです。この授業を行った先生が自ら売り込みに行った真意は解かりませんが、僕と同じような考えの下で、その想いを広く伝えたかったからだと信じたいですね。
7. Posted by いわとし   2008年11月30日 13:13
早速レスコメありがとうございます。
この映画は僕も観ています。その時にどんな感想を持ったか、「映画@生活」というサイトに「としぞ。」のネームで「ブタがいた教室」のレビューを寄せています。良ろしければ読んでみてください。

http://www.eigaseikatu.com/


8. Posted by えめきん   2008年12月01日 07:29
いわとしさん、コメントどうもです。

レビュー読ませていただきました。確かに先生は右往左往していたし、当初の授業の趣旨からは著しく脱線していた事も事実です。しかし先生は最後に自分で決断を下したし、この授業のためにいろんなリスクを負いました。若かっただけで、決して覚悟がなかった訳ではないと思います。

映画という形を取っている以上、ドキュメンタリー調の部分に嘘臭さを感じることもわかります。僕は子供達の討論シーンに、リアルさよりもライブ感を強く感じました。結果はもちろん決められていたでしょうが、まるであの場に居合わせたような感覚は確かに感じましたね。

いわとしさんの批判のポイントは先生の未熟さと監督の姿勢だと思います。
逆に僕が評価したのは、子供達にこういう経験をさせた事と、この授業を映画という形で世間に広めた事。いわとしさんの批判も解かりますが、僕はそういった批判点とは別の部分で十分に評価できる作品だと感じました。
9. Posted by ノルウェーまだ〜む   2010年03月10日 03:11
えめきんさん、こんばんわ☆
息子が6年生の卒業式を間近に控えているので、いい機会だと思って一緒に見ました。
最近はモンスターペアレンツなどと言って、すぐに校長先生に苦情を言う親が実際にいますが、校長先生の対応が素晴らしくて、だからこそこんないい授業を新米教師ができたんだなぁーと感心しながら見てました。
10. Posted by えめきん   2010年03月14日 08:35
ノルウェーまだ〜むさん、コメントどうもです。

この映画の校長先生は、大らかでありながらも生徒と先生を信頼する、理想的な校長先生でしたね。モンスターペアレントの親たちが、我が子を大事に思うがために過剰になるのは解かりますが、その子のためにも、他の子や先生をもっと信用するべきですよね。

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