2009年05月12日

デュプリシティ スパイは、スパイに嘘をつく3

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トイレタリー業界最大手のB&R社と、
B&Rにライバル意識を燃やす新進気鋭の
エクイクロム社。二つの企業がお互いを
スパイするために雇ったのは、元MI6の
エージェント・レイと、元CIAの工作員
・クレアだった。
両者の競争は膠着状態に陥っていたが、
B&Rが極秘の新製品を開発したことで
事態は急変する。


企業の裏の実態を描いたサスペンス映画『フィクサー』で監督
デビューを果たし、同作品でアカデミー賞7部門にノミネートされた
トニー・ギルロイ監督の最新作は、前作同様大企業の裏側を描いた
作品。しかし極めてシリアスだった『フィクサー』と違い、本作は
スパイドラマとクライムサスペンスを融合させた軽快な作品に
仕上がっています。
主演はジュリア・ロバーツとクライヴ・オーウェン。助演のトム・
ウィルキンソンとポール・ジアマッティも良い味を出しています。

ライバル企業と、それぞれに雇われたスパイ同士の対決が見所だと
思ってたんですが、二人のスパイが実は結託していたという事実が
かなり早い段階で明かされます(ちなみに予告でもしっかり
流れます)。正直、この展開はもっと引っ張って欲しかったですね。
最後に明かされた方が絶対インパクトがあると思うんだけどなぁ。
二人が綿密に計画を立ててそれぞれの企業に乗り込んだことが、
いくつかの回想に分けられて説明されますが、これが少々解かり
づらい。時系列がごっちゃになっているのも問題なんですが、お互い
スパイという事で、協力関係にあっても腹の探りあいを続けている
ので、二人が本当に手を組んでいるのか解からなくなってくるん
ですよね。もちろん、そういうところが面白いんでしょうが、
もう少しシンプルにして欲しかったです。

期待していたスパイ合戦も肩透かし。後半に出てくる書類のコピーは
緊迫感があるものの、盛り上がれるのはそこだけ。緻密な計画による
スパイ活動が見たかったのに。
しかしそういう展開は、最後の最後に用意されていました。ここは
見事にやられましたね。

不満は多いものの、最後にはしっかり騙されてしまいました。もっと
解かりやすいスパイ映画にしてくれれば、もっと楽しめたと思います。



e5125aspaceodyssey at 22:46│Comments(5)TrackBack(12) 映画のレビュー・た行 

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2. デュプリシティ スパイは、スパイに嘘をつく 2009-22  [ 観たよ〜ん〜 ]   2009年05月13日 07:05
「デュプリシティ〜スパイは、スパイに嘘をつく」を観てきました〜♪ 業界トップのB&R社と新鋭のエクイクロム社お互いに意識し合うライバル関係だった。エクイクロム社のCEOのディック(ボール・ジアマッティ)は、B&R社が画期的な新製品を発売するとの情報を得...
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この記事へのコメント

1. Posted by はっち   2009年05月13日 07:04
お邪魔します〜♪

騙されちゃいましたけど、なんかスッキリしなかった
ですねぇ・・・

時間が飛ぶので、解りにくかったです(^^ゞ

2. Posted by えめきん   2009年05月14日 20:54
はっちさん、コメントどうもです。

最後は見事に騙されるんですが、なんか釈然としないんですよね。話に何の爽快感もなかったのがいけなかったのかもしれません。
もっとシンプルにして、単純なスパイものにしてくれた方が面白くなったと思います。面子は豪華ですしね。
3. Posted by ミチ   2009年05月15日 20:28
そうですね、爽快感が無かったのが良くなかったのかも。
スパイ物だけれどアクションも無いですし、痴話喧嘩を見せられてるみたいだし。
どんな映画に出てもポール・ジアマッティは印象に残るな〜と思いました。
4. Posted by まりっぺ   2009年05月16日 10:15
視覚的にも楽しめたのはコピーのところだけでしたよね。
5. Posted by えめきん   2009年05月18日 22:01
ミチさん、コメントどうもです。

もっとストレートな娯楽作を期待していたので、爽快感が少なかったのは残念でした。
ポール・ジアマッティはどんな作品でもいい味を出してましたね。ライバルを演じたトム・ウィルキンソンも好きです。



まりっぺさん、コメントどうもです。

コピーの場面のような緊迫感を映画全体で見せてくれれば良かったんですが。

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