2009年11月23日

Disney's クリスマス・キャロル5

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無慈悲で金にしか興味のない孤独な
男・スクルージ。彼は誰もが浮かれる
クリスマス・イヴでさえ、一人ぼっちで
夜を過ごしていた。
そんな彼の前に、8年前に死んだ
かつての同僚の霊が現れる。このまま
生きれば最悪の結末が待っていると
告げられたスクルージ。そして彼の
前にクリスマスの精霊が現れる。


クリスマス・ストーリーのなかでもっとも有名な小説でディズニー
アニメにもなっている『クリスマス・キャロル』を、名匠ロバート
・ゼメキスが映画化。得意の「モーションキャプチャー技術で役者の
演技を取り込んだCG映像」で不思議なクリスマスの奇跡を
描いています。ちなみに今回観たのは3D吹き替え版です。

ゼメキス監督は『ポーラー・エクスプレス』、『ベオウルフ』、そして
本作と、役者の動きを取り込んだCG映像にこだわっていますが
(今後はずっとこれでやっていきたいとか)、今回はその技術が
また一段と進歩していますね。
主人公スクルージを演じて
いるのはジム・キャリー。CG映像のスクルージはジム・キャリー
とはあまり似ていませんが、大袈裟にはしゃぐ動きや顔をモゴモゴ
させるしぐさはジム・キャリーそのもの。
役者の個性をここまで
忠実に再現できるようになっていたのには驚きました。さらに
今回、ジム・キャリーは3人のクリスマスの精霊も演じていて、
声も自分であてる芸達者ぶりを見せてくれます(吹き替えでも
スクルージと精霊は山寺宏一が一人でやってます)。

今回一番驚かされたのが3D映像の完成度。今まで観てきた3D
映画の中で、一番上手く3Dを駆使しているんじゃない
でしょうか。
過去の精霊と時空を飛び越える場面では疾走感と
浮遊感が凄くよく出ていたし、現在の精霊の部屋から現世を覗き
込んだ映像は本当に世界を見下ろしていると錯覚してしまいそうな
くらいです。特に印象的なのは未来の精霊。こいつは影の姿を
しているんですが、力を行使する時には影から這い出して実体を
持ちます。平面である影から実体が現れるという描写は、
3D映像を実に見事に使った演出ではないでしょうか。流石は
世界で最も多くの3D長編映画を作ってきた監督(だと思う)。

これから観に行く人は是非3D版を観て欲しいですね。3D技術
といいCG技術といい、現代映画技術の最高峰を見せてくれる
作品だと思います。
まぁその最高峰の技術も、来月には『アバター』が塗り替えて
くれるでしょうけど。



e5125aspaceodyssey at 23:29│Comments(7)TrackBack(18) 映画のレビュー・か行 | 映画のレビュー・た行

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この記事へのコメント

1. Posted by 由香   2009年11月25日 08:20
こんにちは〜♪
映像が素晴らしかったですね〜
モーション・キャプチャーは、ベオウルフの時は不自然さも感じたので、正直「実写で観た方が良かったなぁ〜」と思ったのですが、今回はその技術の凄さに感嘆しました。
あと3Dも良かったですよね〜奥行きのある映像に感動しました。

アバターは面白いのかな?って気もしているのですが、映像は見逃せません!予告だけでも3D映像に引き込まれたので。
2. Posted by たいむ   2009年11月25日 20:39
こんにちは!3Dは誰もが絶賛ですね。
3DCGはSF作品の為という感じだったけれど、こうなるとむしろ、って気がしてきます。

それでも「TO」なんて観ちゃうと、SWさながらって感じだし、やっぱりSFとは相性が良いって思うしねw

やはり一度は体験しないとですねw
3. Posted by ノラネコ   2009年11月26日 00:06
ゼメキスのやりたかった世界に、技術が追いついてきたという感じですね。
私も立体映像の仕事をした事があるので、とても興味深かったです。
まあここまでお金と時間をかけてやってみたいなあと嫉妬も感じましたけど(笑
アバター、色々噂は聞くのですけど、期待半分、不安半分というところですね。
キャメロンだから大きく外すという事は無いと思いますが・・・
12年も待たされただけに、超絶の映像を期待してしまいますね。
4. Posted by えめきん   2009年11月27日 07:22
由香さん、コメントどうもです。

『ベオウルフ』の時よりもさらにCG技術が向上してましたね。そろそろ実写とCGの区別が付かない時代が来るのでしょうか。

>アバターは面白いのかな?
世間ではあまり話題になっていませんが、個人的には非常に期待しています。こだわりまくるキャメロンの事ですから、中途半端な作品には絶対にならないと信じてます。



たいむさん、コメントどうもです。

3DCGはSFのような仮想世界を構築するのに向いていますよね。『クリスマスキャロル』のようなファンタジー映画でもその利点は活かされていると思います。

『TO』は未見ですが、ちょっと興味もあります。近所のレンタル屋では10本以上入荷していて余りまくりの状態です(苦笑)。
5. Posted by えめきん   2009年11月27日 07:26
ノラネコさん、コメントどうもです。

本作や『アバター』など、成功するかわからない新分野にこれだけの予算をかけられるのは、実績のある巨匠ならではでしょうね。ゼメキスもキャメロンも、オスカーを取ってからもこういうSF、ファンタジー作品を手掛けてくれて嬉しいです。

『アバター』は予告を観るたびにゾクゾウしてます。12年熟成された旨みがどれほどのものか非常に楽しみです。
6. Posted by Ageha   2009年12月03日 23:45
ぶっちゃけ、ストーリーは教訓めいてて面白くないので
(ぁ、言うてもた…)
単純に映像を楽しみに行って大絶賛でした。
ただ、欲を言うなら
IMAX3Dで見てみたい。
日本で3、4館でしょ?おまけに3Dで尚且つ
字幕スーパーでやってるとこが少なすぎる。
カールじいさんの
3D字幕、梅田でも1館じゃなかったかな。

アバターは吹き替えでもいいんだけど
今回みたく1人で何役もこなしてたら
声の演技聞いてなんぼ。そう思うけど2D行く気になれなくてね。

ぁ、吹き替えの山寺さんはバッチリだったからその点は全く問題なし。
ただ、ジムキャリーを堪能出来てないのが残念。
7. Posted by えめきん   2009年12月04日 06:22
Agehaさん、コメントどうもです。

IMAXはもうすぐ名古屋にも上陸します。嬉しい限りです。第一弾は『アバター』だそうで、必ず観に行きます。
3D字幕は『ベオウルフ』を観ましたが、正直結構しんどいです。字幕も飛び出て見えるんですが、画が大きく飛び出るシーンだと、逆に字幕だけが埋没しているように見えるんですよね。焦点を合わせるのに苦労しました。
でも『アバター』は字幕で観たいんですけどね。悩ましい所です。

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