映画のレビュー・は行

2011年08月27日

ピラニア3D4

ピラ若者達が集まるビクトリア湖の湖底。
地震によって出来た亀裂は巨大な
地底湖への通路を作り、そこに眠って
いた古代のピラニアが蘇ってしまう。
何千、何万匹の群れなす人食い
ピラニアは瞬く間にビクトリア湖を
多い尽くし、バカンスを楽しむ人々を
次々に喰らい、湖は阿鼻叫喚の
鮮血地獄と化す!



アレハンドロ・アジャ監督による超絶3D映画。とはいっても
3Dカメラで撮影した正統派3Dではなく、撮影後に3D加工を
施したエセ3Dです。しかしそれでも、この映画はエセ3Dとは
思えないくらい飛び出す飛び出す。襲いくる凶暴な
ピラニアが、食い千切られる人々の肉片が、そして水着
ギャルのおっぱいが画面いっぱいに迫ります!

舞台はティーンエイジャーが集う春のビクトリア湖。際どい
水着。こんがり焼けた肌。そして濡れTシャツ!そんな
けしからんモノばかりこれでもかと撮りまくり、あまつさえ
3Dにしてしまうとは。アジャ監督は馬鹿か変態か真の男の
どれかですね(笑)。
監督のパイオツ(「パイ!オツ!パイ!オツ!」)に対する
こだわりは尋常ではなく、「滑空しながら水面を切る巨乳を
水中からスロー撮影」という、ラリっているとしか思えない
代物まで文字通り飛び出します。

おお、いかん。主役の話をすっかり忘れている(笑)。
体長30センチはあろうかという人食いピラニアが群れを
成して立体的に襲い掛かる様子は圧巻。物語の終盤に
入るまであまり派手なシーンは出てきませんが、
数百人の若者達が一斉に襲われるクライマックスは正に
地獄。無残に引き裂かれた人間がこれでもかというくらい
画面を埋め尽くします。真っ赤に染まった湖の映像は、
『プライベート・ライアン』のオマハ・ビーチも真っ青に
なるくらいです。

熱い夏にピッタリ、エロスとバイオレンス満載の超娯楽映画。
しかも来年には『ピラニア3DD』という続編まで用意
されているじゃありませんか!
これからの3D映画はピラニアが引っ張っていくぜ!

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2011年08月07日

復讐捜査線3

復讐ベテラン刑事クレイヴンは、久しぶりに
帰ってきた娘のエマと幸せな一時を
過ごしていた。しかし、突然家に現れた
クレイヴンを狙う覆面男の銃弾がエマの
命を奪ってしまう。傷心のクレイヴンは
自分の代わりに死んだエマの仇を討つ
ため、独自に捜査を開始する。捜査を
進める内、クレイヴンはエマが過激な
団体と関係していた事を突き止める。



役者としてだけでなく監督としても大成功をおさめたにも
関わらず、私生活の暴力事件を暴露され、今やどん底の男
メル・ギブソン。僕自身、『リーサル・ウェポン』シリーズや
『パトリオット』『サイン』(←傑作!)『ブレイブ・ハート』
などが大好きで、スクリーンで格好良く活躍するメルの
ことも大好きなので、早く完全復活して欲しいですね。
そんなメル・ギブソンが事件前に製作・公開されたのがこの
『復讐捜査線』。事件のせいで日本公開が大幅に遅れて
いましたがようやく公開です。ちなみにメルはこの作品以前は
監督業に専念していて、役者としては実に8年ぶりの
スクリーン復帰になります。

この映画の監督は『007』や『マスク・オブ・ゾロ』を
手掛けたマーティン・キャンベル。アクション監督として
確かな手腕を持った人です。今回もハードなアクションを
披露してくれると期待していたんですが、なんと今回は
アクション映画ではなかった!
ハードな刑事モノでは
ありましたが、アクションシーンはほとんどなくて、
ちょっと残念でした。ただ、数少ないアクションシーンは
短いながらも見応えバッチリ。メル・ギブソンの格好良さが
存分に活かされていました。

捜査の過程でぶつかる、巨大権力の影。こうなると様々な
ところから捜査に圧力がかかり、身動きが取れなくなる
のがこの手の映画の常套。この映画の場合、その
巨大権力が予想以上に大きい上に、扱う題材が結構
デリケートでビックリ。日本公開にはなかなか勇気が
必要だったのでは、と思います。
それ以外では飛びぬけて特徴のあるストーリーでは
なかったですね。あ、でもクレイヴンがとある事情により
どんどん衰弱していくのはかなりおっかなかったです。

やっぱりアクションシーンがもう少し欲しかったなぁ。
メル・ギブソンの格好良さは出てました(演技が
ワンパターンなのも相変わらずだけど)。

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2011年08月03日

ハリー・ポッターと死の秘宝 Part25

しのひほうヴォルデモートの魂が込められた
分霊箱は残り3つ。その内の1つが
ホグワーツにあることを突き止めた
ハリー達はホグワーツに帰還するが、
そこではスネイプが新たな校長として
君臨していた。そしてハリーとの
決着をつけるべく、ヴォルデモートは
軍勢を率いてホグワーツに侵攻
しようとしていた。



10年間続いたファンタジー映画『ハリー・ポッター』シリーズ
最終章。原作小説の最終巻である『死の秘宝』を前後編に
分けた2部作の後編ということで正に最後の最後。シリーズの
決着がシリーズ最大のスケールで描かれます。

前編『死の秘宝Part1』で下準備をほとんど終えていたおかげで、
序盤にちょっと分霊箱を取りにいく話があるだけで、映画の
ほとんどがホグワーツでの最終決戦に費やされます。『Part2』
だけ観ると最終決戦の始まりがいきなり過ぎて混乱すると
思いますが、流石にこの映画だけ観る人はいませんよね
(と思ったら知り合いに一人いた。「さっぱり訳が解からなくて
全然面白くなかった」と言ってた)。

これまでのほのぼの学園生活のイメージなど微塵も感じない
死闘の数々には大興奮。団結するホグワーツの仲間達、城を
守る石像軍団の行進、城を守る結界が広がっていく様子など、
最終決戦前の緊張感あふれるシーンもたまりません。
われらの半ケツ王子ことスネイプ先生の過去など、これまで
明かされなかった秘密が次々と解かれていく展開も小気味よい
です。上映時間もシリーズ最短の2時間10分なのが良い。
無駄が全くありません(その分説明不足な点もやっぱり
ありますが)。

当たり前のように続いてきたけど、10年間、8作もの映画を
リリースし続けた事実は改めて凄い事ですよね。後半に入って
からのクオリティの高さにも感心します。キャストもほとんど
変わる事無く、出演者の皆さんにはもう一つの人生をまっとう
したような達成感があるんではないでしょうか。
そんな10年間に敬意を表して、星5つの最高評価です。

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2011年07月21日

ポケットモンスター ベストウイッシュ/ビクティニと黒き英雄ゼクロム2

ポケモン巨大な剣を模した城が存在する街・
アイントオークのポケモンバトルに
参加したサトシたちは、その地方に
伝わる幻のポケモン・ビクティニと
仲良くなる。そこでサトシたちと
ビクティニは、1000年前に
起きた伝説のポケモン、ゼクロムと
レシラムの戦いを発端とする騒動に
巻き込まれる。



大人気ゲーム『ポケットモンスター』の劇場用アニメ第14段。
今回は『ビクティニと黒き英雄ゼクロム』『ビクティと
白き英雄レシラム』
という、内容の微妙に異なる2作品を
同時に公開するという面白い試みがなされています
(一回の
入場料金で二本観られる同時上映ではなく、あくまで独立して
上映されています)。『ポケモン』映画は今まで観た事
なかったんですが、現在『ポケモン』に大ハマリ中に彼女に
連れられて『黒き英雄ゼクロム』を観て来ました。
ちなみにどちらの映画にもゼクロム・レシラム共に登場します。
「タイトルになっている方が主人公サトシに味方する」という
事みたいです。話の都合上、味方になる方は出番がかなり遅くて
『黒き英雄ゼクロム』というタイトルなのにレシラムの方が
目立ってました。
いいのかそれで?

『ポケモン』に全く興味の無い人間の評価なので全然アテに
ならないと思いますが(子供と一緒に観に行くお父さんお母さん
参考にして下さい)、かなり退屈な話です。「1000年前の
争乱で故郷を追われた大地の民が、ビクティニの力を使って
故郷に戻ろうとする」というのが物語の骨格。大地の民の青年
ドレッドがビクティニを強引に利用して大地に恵みをもたら
そうとします。彼がサトシたちと対立する敵のポジションな
訳ですが、敵になるには立ち位置があまりに中途半端。
ドレッドに悪意が無い事は明白で、話し合えば絶対解かって
くれるのに、彼と戦うためにサトシがゼクロムを探すというのは
非常に違和感があります。

展開が遅いのにもイライラしました。物語が動き出すのが
後半に入ってからで、それまではほとんどビクティニと
遊んでるだけ。見せ場となるポケモンバトルも中盤には一切
なし。ビクティニを狙うロケット団とのバトルを何故中盤に
入れなかったんだろう?そもそもロケット団って何のために
出てきたんだ?

ポケモン大好きの彼女や子供達は、いろんなポケモンが
出てくる度にはしゃいでましたが、興味の無い僕には全く
楽しめませんでした。評価できるのはアニメのクオリティが
高かったことくらいですかね。

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2011年07月09日

ハングオーバー!! 史上最悪の二日酔い、国境を越える2

ハング歯科医のスチュの結婚が決まり、
婚約者の故郷・タイで結婚式が
行われる事になった。招待された
親友のダグ、フィル、アランは、
スチュと婚約者の弟・テディと共に
独身生活最後の夜を過ごす。
しかし目覚めると、そこは見知らぬ
部屋。しかもテディが行方不明に
なっていた!



世界で大ヒットを記録した二日酔いコメディの続編。いつもの
3人が性懲りもなく記憶を吹っ飛ばし、消えた花嫁の弟を探して
バンコクの街を大冒険します。

基本的なストーリーは前作『消えた花ムコと史上最悪の二日酔い』
とほぼ一緒。結婚前に飲み会開いたら、ハメを外し過ぎて
猛烈な二日酔いに。目覚めるとメンバーが足りないけど、昨日の
事を全く覚えていなくてそいつがどこに行ったのか解からない!
という感じ。普通の映画の続編だったら、ここまで話が似ていると
問題かもしれませんが、コメディの場合は許されるでしょう。
前と同じ安定した笑いが期待できる訳ですし。
しかし今回は、正直かなりパワーダウンしてしまった印象。
原因は過度に暴走してしまった下品なネタの数々。多くの
ギャグが前作以上に痛々しかったり汚らしかったりして
引いてしまいます。序盤に出てくるキノコの正体や、売春婦の
正体とそのオチなんかは、女性だったら嫌悪感すら抱くのでは
ないでしょうか。

個人的に一番嫌だったのが、ホテルの部屋に残された切断
された指。これが行方不明のテディのものではと一同がパニクる
訳ですが、僕はてっきりこの指は別人のもので、みんな勘違い
しているだけかと思ってました。しかしいざテディが見つかると
ホントに指が無い!しかもラリった末に自分で切断していた事が
後に発覚!これは流石にやり過ぎだと思うし、スチュも花嫁の
弟に(直接の原因が自分でないとはいえ)指詰めさせておいて、
しれっと結婚してんじゃないよ!

エンドロール時には恒例の「あの夜の真相」が出てきますが、
これも相当キツイ。いくらラリっているとはいえ、あんな
ことしてる姿を見せられても全く笑えません。
二日酔いで記憶喪失という、大人なら一度は経験しそうな
事件に共感できるのがこの映画のメリットなのに、ここまで
ぶっ飛んでしまうと、さすがに共感出来ません。

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2011年07月02日

鋼の錬金術師 嘆きの丘(ミロス)の聖なる星3

T0009574p謎の練成陣を駆使する脱獄犯を
追って、国境にある街・テーブル
シティを訪れたエドとアル。
二人はそこで、レジスタンスの
少女・ジュリアと出会い、テーブル
シティの血塗られた過去を知る。
そして、レジスタンスが街の制圧に
乗り出した時、街に秘められた
錬金術が解き放たれる。



人気漫画『鋼の錬金術師』の劇場用アニメ第二弾。今回の
映画は、原作、二つ製作されたTVシリーズ、最初の劇場版とは
関連性の無い(世界観は原作のものを共有する)独立した
作品となっています。なので、この映画で初めて『ハガレン』を
観るという人も安心して楽しめると思います(最低限の説明も
しっかりあります)。

原作の雰囲気はしっかり残していますが、話は無難に
作り過ぎた感じ
がしました。決してつまらなくはないけど、
興奮も感動もそこそこ、といった感じ。問題点は、エドとアルが
完全に脇役になってしまっているということ。物語の主役は
レジスタンスの少女・ジュリアと、彼女の兄・アシュレイです。
見せ場もほとんどこの二人が掻っ攫います。エドは完全に
アクション要員ですね。大佐なんて、一体何のために
出てきたんだか(苦笑)。
非常に惜しいのがアルの扱い。アルは何かとジュリアとの
絡みがあり、結構いい感じの雰囲気に発展するんですが、
そういう展開に説得力を持たせるには描写がまだ足りない。
鎧の身体で中身が空っぽ。生身の身体を持たないアルの
恋愛模様というのは原作でも描かれなかったし、題材として
とても面白い。いっそエドの出番をさらに削って(ヒドい)、
アルとジュリアのラブストーリーにしてくれればもっと
面白くなったのになぁ。

アニメーションの質はこれまでのシリーズとかなり異なります。
一枚画の綺麗さよりも、アニメーションの滑らかさ、
ダイナミックさを重視していて、特にアクションシーンは
とにかくグリグリ動きます。
アクション時にキャラの顔が
アップになると少々粗が目立ちますが、許容範囲内。
むしろこれまでで一番好きなタッチです。

『鋼の錬金術師』は世界観がよく出来てるので、こうした
単発映画を定期的にリリースしてくれれば息の長い劇場用
アニメシリーズになるのでは
、と昔から思ってます。
この映画がヒットして、1年後、2年後に新たな映画を生み
出して欲しいです。その時はまた新たな製作陣で挑んで
くれたらなお嬉しい。これからもチャレンジ精神旺盛に、
この物語を続けていって欲しいです。

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2011年06月27日

127時間5

127登山が趣味のアーロンは、休暇を
利用してユタ州のブルージョン・
キャニオンを訪れていた。
岩の裂け目を通り抜けている最中
アーロンは足を滑らせてしまい、
落下の衝撃で腕を岩に挟まれ
身動きが取れなくなってしまう。
救助を呼ぶこともできず、
アーロンは徐々に衰弱していく。



とにかく凄い映画!これは絶対に観るべき!
現時点で今年癸の面白さです!
『スラムドック$ミリオネア』でアカデミー賞に輝いた
ダニー・ボイル監督待望の最新作。登山家のアーロン・
ラルストンが実際に遭遇した事故を題材にした物語です。

冒頭部分こそ、雄大なキャニオンランズ国立公園の景色が
堪能できたり峡谷の下の神秘的な湖にダイブしたりと、自然の
美しさを堪能できます(デジタル上映で観たんですが、色彩が
素晴しい!)が、事故が起きて岩に挟まれてからはほとんど
そこから話が出て行きません。延々と岩に挟まれた主人公
だけが映されます。回想シーンや心象映像がたまに挿入される
程度です。

主人公アーロンを演じるジェームズ・フランコがほぼ一人で
映画を引っ張っていきます。同じようにたった一人での
サバイバルを描いた映画『キャスト・アウェイ』では、主人公の
話し相手としてバレーボールのウィルソンが登場しました。
本作でもアーロンに話し相手が設定されています。それが
ビデオカメラ。助からなかった場合のビデオメッセージを
撮影するために使うんですが、これによって登場人物が一人の
状況で会話が成立するようになっています。さらに面白い
使い方を見せてくれるのが、中盤のモーニングショー。精神的に
参ってきたアーロンが、ビデオをTVカメラにみたたて
朝のトーク番組の一人芝居を行うというものです。自分がゲスト
として登場するという設定でMC(これもアーロンが演じます)
が質問するんですが、今の状況と自分自身を客観的に捉え、
救助が絶望的であることや、自分自身の傲慢さがこの事態を
招いた事などををユーモアタップリに語ってくれます。

そしてクライマックス。ネタバレになるのでどうなるかは
書きませんが(実話なので知ってる人もいると思いますけど。
ちなみに僕は知ってる状態で観ました)、最後の緊迫感は
本当に凄い。
スクリーンの中で歯を食いしばっているアーロンを
観ながら、僕自身も親指に噛み付いて震えてました。そのくらい
強烈かつ圧倒的なシーンです。

一人の男の物語で、ほとんど彼一人しか出番がありませんが、
映画を観て強く感じたのは「人との繋がり」。自分一人で
何もかもできる訳じゃない。周りを見渡せば、手を差に伸べて
くれる人がきっといる。そんな当たり前の事を、大自然が与えた
試練を通して実感する。そんな作品でした。

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2011年06月12日

手塚治虫のブッダ 赤い砂漠よ!美しく2

ブッダ2000年以上前のインドでは、人々に
明確な階級が設けられていた。最も
身分の低い奴隷階級の少年チャプラは、
コーサラ国の将軍の命を救ったことで
将軍の養子となり、奴隷の身分から
抜け出す。一方、シャカ国の王子として
生を受けたシッダールタは、「同じ人間
なのに何故身分に差があるのか」を
常に自問し続けていた。



手塚治虫の代表作の一つ『ブッダ』を全三部作の構想でアニメ
映画化する一大プロジェクトの第一章。タイトルこそ『ブッダ』
ですが、後にブッダとなるシッダールタは今回ほとんど活躍
せず、事実上の主役は奴隷からのし上がっていく青年チャプラに
なっています。エンドロール時のキャスト紹介もチャプラ役の
堺雅人が先です(でも一番最初はチャプラの母を演じた吉永
小百合ですけど。最初に出てくるのがちゃんとした名前もない
キャラってのはどうなのよ)。

原作は未読ですが、結構忠実に映画化されているようですね。
映画はチャプラとシッダールタのそれぞれの物語が平行して
進んでいきます。この二つの物語はほとんど交わる事がなく、
チャプラとシッダールタも一瞬顔を合わせるだけで会話すら
無い状態です。しかしどちらの話も厳しい身分制度に翻弄される
主人公の姿を描いているので物語全体にしっかり芯は通って
います。
ただ、チャプラの話は劇的で面白いんですが、シッダールタの
方は初恋の相手ミゲーラとのエピソードがクライマックスで、
これ以降見せ場となるものがほとんどありません。シッダールタ
よりも野心に燃えるパンダカの方がよっぽど目立ちます。
そして、後半のシッダールタにとにかく感情移入できないのが
問題です。シッダールタは階級制度に疑問を抱き、自分に出来る
ことを探すために国を捨て修行の旅に出ます。これがブッダへの
第一歩なのでしょうが、そのために国や家族への責任を全て
放棄するとは何事か(何と息子が生まれた日に家出している!)。
自分に出来る事を模索するのは結構だけど、国王になれば
出来る事はたくさんあるだろうに。なぜそれをせず旅立って
しまうのか。これは流石に理解に苦しみます。

アニメーションのクオリティは、全体的に観れば普通くらい。
ですが時々ビックリするくらい動きまくるシーンが出てきます。
特に馬に乗っているシーン。馬と身体が上下動するだけの
シーンなのに、わさわざ動画一枚一枚に違う動きを入れる
徹底ぶりです。
声優も多くはプロの人を使っていて安心のクオリティですが、
メインどころを演じる吉永小百合、観世清和、吉岡秀隆は
棒読みっぷりが目立ちます。特に吉岡秀隆は、初めての
台詞の時にこっちが脱力してしまいました。唯一、堺雅人
だけはしっかりやってくれてましたね。熱血キャラも出来る
というのは意外でした。

つまらないとは言いませんが、あまり面白くもない作品。
興行成績は意外によさげなので、続編製作に支障はないでしょう。
問題はいつ公開になるかですね。

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2011年06月06日

星を追う子ども3

ほしラジオから流れる不思議なメロディーに
惹かれる少女・アスナは、ある日謎の
怪物に襲われる。アスナは謎の少年・
シュンに助けられ二人は友達になるが、
あくる日シュンが遺体になって発見
される。しかしアスナの前に、シュンと
瓜二つの少年・シンが現れる。シュンと
シンは、命を司る世界・アガルタの
住人だった。



アニメ監督・新海誠の最新作は、待望のアニメーションらしい
ファンタジー映画(過去の作品はアニメでやる必然性に乏し
かったんですよね)。地下世界・アガルタを舞台にした冒険
物語です。アガルタとは実際の伝承にも出てくる地下都市の
ことで、他にも「シャングリラ」、「シャンバラ」とも呼ばれる
ようですね。という事は、この映画は『シャンバラを征く者』
というタイトルでもいい訳ですね(笑)。

新海誠の本格ファンタジーということで、あの美しい背景画が
ファンタジー世界とどれだけマッチするか期待してたんですが、
美術面はどれも滅茶苦茶ジブリっぽい。番人である怪物
たちは『もののけ姫』に出てきても違和感なさそうだし、
空飛ぶ船も『ハウルの動く城』で見たような。後半に出てくる
巨人なんて『ラピュタ』のロボット兵とダブりまくり。これらの
作品も過去の伝承や何かからの影響を多分に受けている
でしょうから、似通ってしまうのは仕方ないかもしれません。
しかし主人公アスナが『となりのトトロ』のさつきにソックリ
なのは問題でしょう。容姿だけでなく家事をこなしたり
活発に走る姿も一緒。田舎も町並みもイメージにピッタリ
重なります。ここはもう少し差別化して欲しかったですね。

「大事な人の死を受け入れる」というのが物語の大きな要素。
アスナと同行者のモリサキはアガルタの中心にある生死を
司る遺跡を目指して旅をします。モリサキには「死んだ妻を
生き返らせる」という明確な目的がありますが、アスナの方は
目的が今一つハッキリしません。シュンを生き返らせよう
という想いは少なからず持っていたと思いますが、そんな
想いを抱くには、二人の関係はあまりに短い。1度しか
会った事のない人のために命を賭けて旅をするというのは、
ロマンチックだけど少々無理がありますね。もっと長い時間
シュンと交流していたことにすれば、アスナの恋心にも
説得力が出たと思います(秘密基地には食料の備蓄もあった
ことだし、あそこで長期間滞在しても不都合はないはず)。
余談ですが、生死を司る場所に存在したのが(ネタバレ?)
GANTZ]というのが面白かったですね。確かにあれなら
死者も蘇らせてくれそう(笑)。

新海誠らしい、青春の詰まったファンタジーでした。ただ、
いままで短編や中編ばかり作って来た人だからか、
2時間を切る上映時間でも少々長く感じられたのが残念。
もうちょっとコンパクトにしてくれたらより面白くなったかと
思います。それとやっぱりジブリっぽさが気になりましたね。

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2011年05月20日

パイレーツ・オブ・カリビアン/生命の泉2

スパロウロンドンに現れた海賊ジャック・
スパロウ。そこではジャックを
語る何者かが、「生命の泉」を
探す航海の船員を集めていた。
偽者の正体は、ジャックの元恋人
にして最恐の海賊・黒ひげの娘
アンジェリカだった。ジャックは
アンジェリカと黒ひげに捕まり、
生命の泉を探す旅に出るハメに。



『パイレート・オブ・カリビアン』シリーズの最新作。
今回はシリーズの仕切りなおしという事で前3部作との
関連性はあまりなく、レギュラーメンバーも主役のジャック、
ライバルのバルボッサ、航海士のギブスのみが続投
しています。あ、あとチョイ役でジャックの親父さんも。
話もほぼ独立しているので、シリーズはこれが初めて、という
人も大丈夫だと思います。

本作も、3D映画ブームの例に漏れず3D映画となっています。
しかもちゃんと3D用のカメラで撮影した本物の3D映画。
予告の時点でかなり飛び出していたので期待してたんですが、
本編は想像以上に3D効果が薄い。というか、3Dを活かせる
シチュエーションが少ない。
前半は暗くて狭い海賊船の中の
シーンが多くて立体感が感じられず、外へ出ても夜のシーン
ばかりで奥行きが感じられない。アクションシーンも意外に
少ないので、飛び出す迫力を味わえるシーンも足りない。
後半からは島に上陸し、雄大な自然を奥行き感タップリで
見せてくれますが、海から離れてしまうので海賊モノっぽく
なくなってしまいます。クライマックスの展開がアレだったり
聖杯が出てきたりするので、『パイレーツ』というよりも
『インディ・ジョーンズ』みたいな雰囲気になってました。

話も今一つ面白みに欠けます。毎度思うことですが、この
シリーズは敵味方の構図がゴチャゴチャし過ぎです。今回も
メインとなる黒ひげの船の中だけで、ジャックVS黒ひげ&
アンジェリカ、そこに宣教師の青年フィリップが加わる三つ巴の
構図になっているのに、そこに黒ひげを追うバルボッサの一団、
さらには出番がほとんど無いスペイン軍まで介入。合計で
五つ巴の大混戦となります。解かり辛いことこの上なし。
その上フィリップと人魚のロマンスが相当中途半端。スペイン軍
の出番をオールカットにして、二人の関係をもっとしっかり
描いて欲しかったです。

不満タップリだけど、ジャック・スパロウは相変わらずのノリ
なので、ジャック好きの人はいつも通り楽しめるのでは
ないでしょうか。僕はバルボッサの方が好きですけど。
バルボッサは今回も良かったなぁ。

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2011年05月12日

ブラック・スワン5

スワンバレリーナのニナは、美しく正確な
踊りで『白鳥の湖』の主役を射止める。
しかし監督は彼女に、繊細な白鳥と
同時に官能的な黒鳥も演じるよう
要求してきた。難しい役柄に悩む
ニナ。さらに黒鳥のような魅力を持つ
リリーの存在や、過度の期待を寄せる
母親の重圧が重なり、ニナは次第に
追い詰められていく。



アカデミー賞で見事主演女優賞に輝いた作品。この作品で
ナタリー・ポートマンは名実共にトップ女優として大成
しましたね。『レオン』から彼女の活躍を観てきたので、
なんだか嬉しいです。

ぶっ飛んだ演出で知られるダーレン・アロノフスキー監督。
前作『レスラー』ではその独特の映像は鳴りを潜め、前々作
『ファウンテン 永遠につづく愛』ではあまりのぶっ飛びぶりに
話が理解不能になっていましたが、今回は二作のちょうど
中間くらいの演出
になっていて、非常に解かり易く、なにより
美しい。これまでの集大成的な出来栄えで、監督の代表作と
なりましたね。

夢だった主役の座を射止めながらも、その重圧から次第に
精神が擦り切れていくニナの葛藤と苦悩がとにかく怖い。
そこらのホラー映画よりよっぽど恐ろしいです。数々の恐怖
(しかもかなりグロい)描写に、ニナだけでなく観ている
こちらまで追い詰められていきます。

そんなニナの極限状態を演じたナタリー・ポートマン。白鳥の
精細さと黒鳥の妖艶さを、劇中の『白鳥の湖』同様見事に
演じきっていました。いや、やはり化けていると言った方が
いいでしょう。
脇を固める助演陣も非常に良いです。意外とインテリの似合う
ヴァンサン・カッセル、ナタリーとは対極の色っぽさが全開の
ミラ・クニス、怖いママという面が強調されているからこそ
ラストの表情が光るバーバラ・ハーシー、突然の引退を
突きつけられ荒れるベテラン女優を演じたウィノナ・ライダー、
・・・ってウィノナ・ライダー!?(エンドロールで名前を
観た時の驚きがこんな感じ)全然気がつかなかった。あんなに
童顔だったのに、老けたなぁ。そういえば『スタートレック』に
出てた時も気付かなかったなぁ。

恐ろしく、衝撃的で、最後には打ちのめされる、ホントに凄い
映画。今年のベスト10入り確実の名作です。

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2011年04月24日

ファンタスティックMr.FOX5

キツネパパ人間の農場から家畜を盗むキツネ
Mr.フォックスは、結婚を機に泥棒
から脚を洗い、新聞記者として
静かに暮らしていた。しかし野生の
本能を捨てきれないフォックスは
妻に内緒で夜な夜な農場から家畜を
盗んでいた。被害を受けた人間達は
フォックスを捕らえるために結託。
フォックスと家族達に危険が迫る。



ロアルド・ダールの児童文学『父さんギツネバンザイ』を映画化
した作品。いわゆるコマ撮りアニメで、CGに頼らない
手作り感が非常に良い味を出していますね。

人間がちゃんと存在している世界が舞台なのに、動物達が
これでもかというくらい擬人化されているのがユニーク
です。
Mr.フォックスは、キツネのくせに新聞記者として働き、毎朝
新聞を読んで気になる記事をスクラップ。夢の一軒家を手に
入れるものの、反抗期の息子や刺激の無い日常に少々
退屈気味です。そんな不満を解消する、妻に内緒の夜の時間。
正に典型的サラリーマンの日常!彼の姿に多くの男性が
共感するのではないでしょうか。
キャラクターの動きも動物っぽいところはほどんどなく、
いかなる時でも二足歩行です。最初のうちは違和感を
感じましたが、それもすぐになくなりました。

父親の物語であると同時に息子の物語にもなっていて、
息子の視点も面白く描かれていました。一人息子のアッシュは
有名だった父親に憧れていますが、父親の才能はほとんど
受け継がれていません。さらに一緒に暮らすことになった
従兄弟はスポーツ万能で、父親をはじめ周りのみんなは
従兄弟ばかりをチヤホヤ。父親の夜の楽しみについて
行きたいのに、父親は一向に構ってくれません。そんな父子の
関係も実に人間的で、凄い親近感を感じてしまいます。

オモチャ箱から飛び出してきたような、人形達のコミカルな
アクションも必見。笑いもあり、ハラハラドキドキもありで、
子供でも安心して楽しめるでしょう。
こういう作品こそ日本語吹き替えで楽しみたいところでしたが、
流石にこの小規模公開では贅沢ですかね。ちなみに映画の
キャストもジョージ・クルーニーやメリル・ストリープら
豪華な面子が揃ってます。

非常に満足な一本。ひょっとしたら今年暫定1位かもしれない。
少なくとも、今年公開の作品の中では一番人に薦めたい
映画です。


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2011年04月07日

ブラック・サンデー4

ブラックテロ組織「黒い九月」のアジトを急襲
したアメリカの特殊部隊。彼らは
そこで、アメリカ国民を標的にした
未曾有のテロが計画中であることを
突き止める。テロリストは、祖国を
裏切られた元アメリカ軍兵士が
発案した、スーパーボウルの観客
8万人を虐殺する恐るべき計画を
進めていた。



往年の名作を週代わりで劇場公開する『午前十時の映画祭』。
第2シーズン初観賞となったのは、恐るべきテロ計画を
緊迫感抜群で描いた『ブラック・サンデー』。この映画は
1977年に日本公開が中止になり、それから30年以上に
わたって日本で劇場公開されることの無かった曰く付きの
代物。
今回が初めての劇場公開となります。公開中止の理由は
劇中で日本企業が大量の爆弾密輸に関与していたからだと
思ってたんですが、当時「上映すれば映画館を爆破する」と
脅迫を受けていたらしいですね。恐ろしい。

主な登場人物は三人。命を賭けてテロ行為を阻止しようと
奮闘する主人公・カバコフ。アメリカへの激しい憎悪と執念で
計画を進める女テロリスト・ダリア。ダリアに計画を持ちかけ、
自分を裏切った祖国への復讐を果たそうとするパイロット・
ランダー。2時間オーバーの大作ですが、描写を主要人物3人に
絞った事で、3人のキャラクターが非常に深く描かれています。
特にランダーの狂気は秀逸です。国のためにベトナムで戦い、
捕虜となってからも決して屈する事がなかった自分に待っていた
仕打ちが軍事裁判と家庭崩壊。彼の精神の壊れっぷりが説得力
たっぷりに描かれます。

スーパーボウルをターゲットにしたテロ計画も非常に恐ろしく
迫力があります。飛行船を使った大胆さとスケールの大きさも
さることながら、下準備や爆弾の破壊力などをしっかり描写
してくれた事で、テロの恐怖にもしったりした説得力が生まれて
いました。

見応えバッチリの骨太サスペンス。公開中止という不幸に
見舞われながらも傑作として名を残しているだけのことは
あります。

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2011年02月22日

ヒアアフター2

ヒアアフター津波に巻き込まれ、臨死体験をした
ことで謎のビジョンを目撃した
ジャーナリストの女性。双子の兄が
事故死して、その兄ともう一度
話したいと願う少年。かつて霊能者
として活動していた、使者と語る
力を持つ男。「死後の世界」の
存在に翻弄される人々の物語。




クリント・イーストウッド監督の最新作は、「死後の世界」を
テーマにしたなんとも不思議な映画。ちなみにホラーではなくて
怖いシーンも一切出てこないので、そういうのが苦手な人も
安心です。
「津波が襲い来るシーンがエメリッヒの『デイ・アフター・
トゥモロー』や『2012」』みたい」と言われたり、「死者
との対話がシャマランの『シックス・センス』みたい」と
言われてますが、エメリッヒもシャマランも大好きな僕には
納得できない話。エメリッヒならあの数十倍の津波を叩き込んで
くるぞ!シャマランならこんな真面目に死後の世界を語ったりは
しないぞ!
まぁつまりこの映画はそんな派手な見せ場よりも
内面を重視した作品ってことですね(でも津波のシーンは
リアルで見応えタップリ)。

賛否両論分かれそうな内容ではありますが、僕は結構否定派。
それぞれ別の形で「死」と結びつく三人の物語がそれぞれ別に
進行するんですが、どの話も相当に地味な上になかなか核心に
迫らない。最終的には三人の物語は一つに繋がり、この映画の
テーマである「人との繋がり」が明確に浮き出てくるんですが、
「わざわざ心霊現象を持ち出さなくても、もっと別の要素で
語れたんじゃないの?」なんて思ってしまいました。
一番の疑問はやはりラストシーンです。何故あそこでマット・
デイモンがキスなんてしてしまったのか。あれじゃあまるで
最初から口説くつもりで女性に会いに来たように見えて
しまいます。手を繋ぐだけにしておけばよかったのに。

イーストウッドらしい上品な映画だったと思いますが、もっと
コテコテの味付けが好きな僕には淡白過ぎましたね。
それでも、ラストシーンさえもうちょっと何とかしてくれて
いれば、そこそこ評価したんですが。

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2011年01月30日

白夜行4

白夜昭和後期。廃ビルで質屋の店主が
殺された。事件は容疑者の女の自殺
によって幕を閉じたが、事件を担当
した笹垣刑事は事件の裏に何かが
隠されていると考える。そして数年後。
被害者の息子・亮司と容疑者の娘・
雪穂、交わるはずのない二人の
人生が交錯し、衝撃の真実が
明かされる。



東野圭吾の長編小説を映画化した作品。堀北真希が初めて
悪女を演じるという事でも話題になってますね。予告での
脱ぎっぷりも素敵で、期待していた映画です。

映像化は今回が初めてではなく、過去にTVドラマになったり
舞台になったり、果ては韓国でも映画になっているそうですが、
僕はどれも未見。なので純粋に物語を楽しむ事が出来ました。
質屋を殺したのは誰なのか。雪穂と亮司はどういう関係なのか。
そして二人の真意は。多くの謎で包まれたストーリーは見応えが
あり、2時間半の長丁場も苦になりません。ですが、2時間半
かけても若干説明不足な部分はありましたね。特に雪穂の
行動はもうちょっと説明が欲しかったです。目的があるとはいえ、
その手段は相当にやり過ぎ。親友や義理の妹にあそこまでやる
心の内をもっと見せて欲しかったです。

後半明らかになる秘密も衝撃的でした。しかしこんな展開が
用意されているのに、映画は全年齢対象というのが凄い
ですね。ベッドシーンもあるし(しかも女性の胸がバッチリ見える)
出血量もかなりのものなのに。PG12、いや、R15でも
いい気がします。
これが全年齢対象で、『GANTZ』がPG12というのが全く
理解できません。

堀北真希は相変わらず可愛いですが、主演の割に出番は
少なめ。高良健吾もあまり出てこないですね。全編出ずっぱり
なのが船越英一郎。彼の演じる笹垣は狂言回し的な役割
ではありますが、実質的な主人公ですね。良い味出してました。

とにかく衝撃的な内容で、個人的に子供には絶対見せたく
ないです。年齢制限が付かない事がとにかく不思議。
面白かったですが、残念だったのは堀北真希のセクシー
シーンがレズっぽいシーンだったことでしょうか(笑)。



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2010年12月29日

ばかもの4

ばかものだらだらと自堕落な生活をおくる
大学生のヒデは、年上の女・額子と
出会い情熱的な恋に落ちる。しかし
額子はある日突然、一方的にヒデを
捨てて姿を消してしまう。その後
ヒデは酒に溺れ、社会に出ても
新しい彼女が出来ても、酒によって
自分と周囲を傷つけ続ける。




『デスノート』の監督として知られる金子修介の新作は、
絲山秋子原作の同名小説の映画化。2000年台は『ゴジラ』、
『デスノート』などエンタメ作品を多く撮っていた金子監督ですが
こんなしっかりしたドラマ作品もちゃんと撮れる事を忘れて
ました(笑)。監督ごめんなさい。

この映画は、現代の若者に対する警鐘なのではないでしょうか。
主人公ヒデは、額子によって半ば強引に筆下ろしを済ませ、
そこからは猿のようにヤリまくる毎日。「他にする事はないのか」
と思っていたら案の定額子に捨てられてしまいます。
ここからヒデは、額子の喪失感を埋め合わせるように酒を煽る
ようになります。就職しても酒、酒、酒。新しい彼女が出来ても
酒、酒、酒。遂にはアルコール依存症に陥り、仕事も彼女も
親友も、家族さえも失ってしまいます。
将来を見据えず目の前の快楽ばかりに溺れてしまう。こういった
若者こそが「ばかもの」なのでしょう。かくいう僕自信も、
現状に溺れてなかなか前に進めずにいます。10年という物語の
中でヒデは最終的に僕と同年代になり、何だか他人を
見ている気がしなくなりました。

主演の成宮寛貴は、酒によって(正確には自分自身によって)
人生を台無しにしていく様を熱演。心身ともにボロボロになって
いく姿は実に説得力がありました。
もう一人の主演である内田有紀は中盤にごっそり出番がなくなる
ものの、その存在感はバツグン。前半のエロ過ぎるお姉さんは
演出も相まって実に鮮烈でした(ちなみに金子監督はロマンポルノ
出身。R指定こそないもののその手腕を遺憾なく発揮してます)。

予想以上に面白くて、内田有紀のゲンコツくらいのインパクトが
ありました。監督の演出は少々やり過ぎ感があるものの、作風には
マッチしていたので問題なし。ラストシーンが非常に美しくて
大好きです。



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2010年12月13日

ハリー・ポッターと死の秘宝 Part14

ハリーヴォルデモートの復活によって、
魔法界は闇に包まれた。魔の手は
ハリーにも伸び、ハリーは親友の
ロンとハーマイオニーと共に、
ヴォルデモートの魂を収めた分霊箱を
破壊する旅に出る。しかしその旅は
危険と苦難に満ち、強い絆で結ばれた
三人の友情をも揺るがす厳しいもの
だった。



遂に最終章を迎えた映画版『ハリー・ポッター』。今回は原作
『死の秘宝』を前後編の2つに分けての上映で、完結編となる
『死の秘宝Part供戮詫菁夏の公開となります。最初に公開された
予告は2作両方の映像が使用されてましたが、白いドラゴンや
ヴォルデモートの軍勢、ハリーとヴォルデモートの決闘などの
派手な見せ場は今回ほとんどなかったので、それらはPart兇
集中してるんでしょうね。来年夏なんて言わずに早く観せて!

魔法と冒険に満ち溢れた、楽しくもちょっと怪しい学園生活も
今や懐かしい話。舞台がホグワーツ学園から移った事で、昔の
ような子供向け映画の様相はほぼ消滅しました。もちろん
コミカルで笑わせてくれるシーンもありますが、冒頭からメイン
キャラが死んでしまったり、慣れ親しんだ人物達が傷ついたり
して、物語は終始暗い雰囲気で進行します。
上にも書いたように派手な見せ場はPart兇暴乎罎靴討い襪蕕靴、
バトルなんかはいくつかあるもののどれも短かったり若干地味
だったりします。そんなビジュアル面の物足りなさを補って
いるのが、今回の見所である主人公三人の葛藤。特に今回は
ロンが重要なポジションを担っていますね。希望の見えない旅に
我慢できず、親友との間に大きな亀裂を生み出す展開は、三人の
姿をずっと見守ってきた観客にとって胸が苦しくなるものでした。
(不満な訳じゃないけど、あのロケットのサウロンの指輪みたいな
力のおかげで中盤以降は『ロード・オブ・ザ・リング』みたいな
感じになってましたね。)

ちょっと気になったのが、ハリー達に都合の良い展開が多かった
こと。グリフィンドールの剣は何故あんなところに隠されて
いたのか。まぁこれに関してはPart兇農睫世あると思うけど、
ドビーはどうしてあんなに都合良く現れるの?原作ではちゃんと
説明されるのかな?他にも、移動で使うワープ魔法はちょっと便利
過ぎた気もします。

真の完結への前哨戦であるにも関わらずこの面白さ。Part兇亡待
しないわけにはいきません。出番の少なかった半ケツ王子(笑)も、
最後には大活躍してくれると信じています。



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2010年11月17日

ベン・ハー4

6ローマ帝国が支配するユダヤの地で
暮らすジュダ=ベン・ハー。彼は
ローマから帰還した親友メッサラから
ローマに反抗する同胞を密告するよう
強制されメッサラと仲違いする。
その後ジュダは、総督暗殺の濡れ衣を
着せられて、奴隷となって戦地へ。
ガレー船の漕ぎ手として強制労働を
強いられる。



往年の名作を週代わりで劇場公開する『午前十時の映画祭』。
今回観てきたのは上映時間212分の超大作『ベン・ハー』。
アカデミー賞史上最多の11部門の栄冠に輝いている作品です
(ちなみに『タイタニック』と『ロード・オブ・ザ・リング
王の帰還』も11部門を受賞してます)。

ジュダ=ベン・ハーの半生を凄まじいスケールで描く本作。歴史
大作(フィクションだけど)としてだけでなく、アドベンチャー映画
としても大変見応えがあります。
派手な見せ場である中盤の海戦。ミニチュアで撮影された艦隊戦
は、特撮好きにはたまらないですね。ミニチュア撮影では水や火、
煙の大きさにどうしても違和感が出てしまいますが、それも味
ですよね。それに安っぽさを感じるのはそこくらいで、
ぶつかり合う戦艦なんかは凄い迫力です。
後半の戦車レースは映画史に語り継がれる屈指の名シーン。
CGが無かった時代なので、4頭の馬が牽引する戦車はもちろん
本物。そんな戦車が8騎も入り乱れてガチンコレースをするん
だから、迫力がないはずありません。手に汗握る白熱の戦いを
見せてくれました。

この物語で忘れてはいけないのが、イエス・キリストの存在。
奴隷となって絶望の淵に立たされたジュダを救い、最後には彼を
含む多くの人々を奇跡によって救います。隣で観ていた人は
熱心なキリスト教信者だったのか、キリストが登場するシーンでは
ずっと泣いていました。
キリストが偉大な存在である事や処刑された時に多くの奇跡が
起きた事は解かっているんですが、最後の展開はやはり都合が
良すぎた気もします。母と妹は助かったけど、業病にかかって
いた他の人々はどうなったの?

この映画が大ヒットしたおかげで、当時経営難だったMGMは
業績を立て直せたんだそうです。先日破産申請したというニュース
が報じられましたが、その時のように不死鳥の如く蘇って欲しい
ですね。その鍵を握るのはやはり『ホビットの冒険』でしょう。
一刻も早い完成を期待しています。



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2010年11月13日

ぼくのエリ 200歳の少女3

ooいじめられっこの少年・オスカーの
家の隣に、老人と少女が引っ越して
くる。オスカーはその少女・エリと
仲良くなるが、二人が越してきた
時を境に、町では生き血を搾り取る
猟奇的な殺人事件が発生するように
なる。エリの正体は、200年
生きるヴァンパイアだった。

 

純粋無垢な少年とヴァンパイアの悲恋を描いた作品。ティーン向け
ヴァンパイア映画『トワイライト』シリーズが世界中で大ヒットして
いますが(本当にヒットしてるのはアメリカだけの気もしますが)、
この映画はもっと本格的なヴァンパイア映画です。

少女エリがヴァンパイアだということが明かされるのは物語の中盤。
序盤は気の弱い少年のオスカーと、夜にだけ会うことの出来る不思議な
少女エリの奇妙な関係がメインで描かれますが、時々ドキリとするような
ショッキングな場面が出てきます。そのどれもが衝撃的であり芸術的。
血を「採取」する老人と、それをじっと見つめる犬の構図は
素晴らしかったです。

人とヴァンパイアの禁断の恋も実に壮絶ですね。恋人が「異形」である
ことをまざまざと見せつけてくる、オスカーがエリの正体を知る場面
なんて、『トワイライト』じゃ絶対やらない演出でしょうね(『トワイライト』
観てないけど)。終盤、エリがずっと血まみれでいるのも、二人の間の
壁の高さを感じさせてくれます。

よく出来た映画ですが、演出やテンポが個人的好みからちょっとズレて
いましたね。この映画はアメリカですでにリメイク版が製作されている
ので、そっちの方が好みの形にカスタマイズされているのかも
しれません。

オスカーとエリの恋は、ハッピーエンドを迎えるのでしょうか。今は
理想のカップルでもいずれは・・・・って、老人とエリの関係って
まさか・・・・。
いろんな意味で怖い物語でした。



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2010年10月02日

パンドラム2

312西暦2174年。資源の枯渇した
地球に替わる新天地・タニスへの
移住計画に選ばれた人々は、宇宙船
エリジウムで長い航海に出た。
乗組員のバウアーは突如冷凍睡眠を
解除されて覚醒する。しかし船は
まるで死んだように沈黙していた。
船に何があったのか。出航から
一体どれだけの月日が流れたのか。

 

『バイオハザード検.▲侫拭璽薀ぅ奸が絶賛公開中のポール・
W・S・アンダーソン監督がプロデュースを務めたSFサスペンス。
閉ざされた宇宙船が舞台だったり、主人公達が謎の恐怖に
遭遇する辺り、アンダーソン監督の初期作『イベント・ホライゾン』
に非常に似ていますね。

こういう映画は実に好みなんですが、この映画は色々と
ゴチャゴチャしていてあまり楽しめませんでした。
宇宙という真の
闇の中に身動きのとれない恐怖に加えて、宇宙版『ディセント』
とも言える人食いクリーチャーが出現するという展開は非常に
楽しいんですが、恐怖の根源である「パンドラム症候群」が
具体的にどういうものなのかよく解からなかったり、クリーチャー
の起源が無茶苦茶だったりでイマイチ乗り切れません。
ご都合主義な展開(コックはなぜあんなに色々知っているのか)や
説明不足な点(男戦士と女戦士は何故対立していたのか。
そもそも何で男戦士は英語が喋れないの?)が多かったのも
気になりました。

SF設定もあまり面白みがありませんね。恐怖描写もそうですが、
肝となる要素がパンドラム症候群とクリーチャーの二種類ある
せいでどっちも中途半端にしか掘り下げられていない感じです。
欲張らずにどちらか一方に絞って、ひとつの要素に集中して
勝負した方が良かったと思います。

ポール・W・S・アンダーソンらしい大雑把なSF映画でした。
『バイオハザード』みたいな暴れるだけのアクションならそれで
いいんですが、今回は真っ当なハードSFを期待していたので
かなり物足りなかったですね。



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2010年09月22日

ベスト・キッド4

917母の仕事の都合で中国へ引っ越した
少年ドレ。しかし彼は中国での
生活に馴染めず、学校ではカンフー
を習う少年に虐められていた。
そんな時、ドレはアパートの管理人
ハンに助けられる。ハンがカンフー
の達人である事を知ったドレは、
虐めっ子を見返すためにハンから
カンフーを教わる。

 

虐められっ子の少年が日系の老人から空手を習う事で成長していく
姿を描いた『ベスト・キッド』のリメイク作品。この映画の原題は
『カラテ・キッド』なんですが、このリメイク版は思いっきり
カンフーを習う話になってます。この(確信犯的?)勘違いや、
製作を務めたウィル・スミスが自分の息子を主役に起用する親バカ
ぶりから前評判は高くなかったんですが、いざ公開されるとその
前評判を吹き飛ばす大ヒット&高評価を獲得しました。

「虐められっ子が格闘技を習うことで成長していく」というシンプル
なストーリーの作品。その割に上映時間が2時間20分と結構
長めになっていますが、その分カンフー修行やドレとハンの交流、
友達との友情などをじっくりと丁寧に描いていくので、長さはあまり
気になりません。
ドレだけでなく、ハンのエピソードも重要だったのは意外でしたね。
主役はドレですが、ネームバリューはハン演じるジャッキー・チェン
がダントツですから、これは自然な流れでしょうね。しかしこの
エピソードがなかなか泣かせてくれる。傷心のハンをドレが支える
姿もまた泣ける。アクションシーンに匹敵する見せ場でした。

アクションシーンも見応えバッチリ。やっている技自体はそこまで
凄い訳ではありませんが、それを年端も行かない子供がやって
いると思うと印象がガラリと変わります。ウィル・スミスも息子に
ここまでやらせたら、親バカというよりもスパルタですね。
ジャッキーの活躍するアクションも1シーンながら用意されて
います。しかも結構尺が長い。これは完全にファンサービスですね。

シンプルながらも見応えのある作品。アクション映画としても
ファミリー映画としても優秀です。
そういえば、ウィル・スミスがカメオ出演してると思ったけど、
エンディングの撮影風景にちょっと顔を出しただけでしたね。



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2010年09月11日

BECK3

4571人生に目標を見出せない16歳の
コユキは、あるきっかけで知り合った
ギタリスト・竜介に憧れてギターの
練習を始める。一方の竜介は新しい
バンドを始めようと仲間を集めていた。
そして、ベースの平、ラッパーの
千葉に、コユキと彼の友人サク、
竜介の5人によるバンド「BECK」
が誕生した。

 

ハロルド作石の原作マンガを実写化した作品。原作の『BECK』は
未読ですが、知り合いに「このマンガを読んでバンドをはじめた」
という人がいるくらいですから、若者達に相当な影響を与えた作品
なんでしょうね。
ちなみに『仮面ライダーカブト』の水嶋ヒロと『仮面ライダー電王』
の佐藤健の共演が観たかったというのが、僕がこの映画を観に
行った動機だったりします(笑)。コユキを虐める高校生と
アイドルのヨシキも見覚えがあって、観ている最中ずっと気になって
いたんですが、NEW電王・桜田通とG電王・古川雄大だと後から
知りました。良ちゃんが孫に虐められるシーンがあったんだ(笑)。

監督は『20世紀少年』の堤幸彦。同じマンガを原作にした映画
ということもあるからなのか、『BECK』は『20世紀少年』と
非常に雰囲気が似てるように感じました。
特にコユキがバイト先で
ギターの練習をする場面なんかは、ケンジがマルオの家でエレキ
ギターをかき鳴らすシーンとソックリだった気がします。
さらに「鉛筆の落書きみたいなモザイク」という『トリック』のネタ
まで出てきて、ちょっとしらけてしまいましたね。演出の幅が
狭いな、なんて感じてしまいました。

若者達のサクセスストーリーとしてはなかなか面白く出来ていたと
思います。大人達の汚いやり口に情熱一つで立ち向かっていく
姿は、甘ったるいですが格好良い面もちゃんとあります。竜介の
ギターに関するエピソードも良かったですね。まぁきっかけが完全に
犯罪行為というのは問題だと思いますが。

見せ場となるライブシーンは大迫力。特にクライマックスのライブは
フジロックフェスティバルの舞台をそのまま使用しているそうで、
本物の迫力を体感できます。
ライブシーンで最大のネックになるのはコユキの歌声。コユキは
万人を惹き付ける天性の歌声を持ち合わせており、劇中ではそれを
表現するためにコユキの歌だけ声が出ず、BGMだけが流れる
ようになります。
この演出は嫌いじゃない、むしろ好きな方
なんですが、劇中7回くらい出てくるのでさすがにくどくなります。
この演出の使用は3回くらいに抑えて欲しかったな。コユキを演じる
佐藤健の歌声も是非聞きたかったです。何といっても彼は『電王』
関連だけで6曲も歌ってるんだから(しかも演歌やラップまで)。



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2010年09月06日

バイオハザード4 アフターライフ3

7484人をゾンビ化させるTウィルスの
蔓延によって崩壊した世界。仲間を
探してアラスカを訪れたアリスは、
そこで仲間の一人クレアと再会するが
彼女は記憶を失い、他の仲間達の姿は
なかった。アラスカを離れた二人は、
ロスの街で刑務所に立て篭もる人達に
出会い、ゾンビに囲まれた刑務所からの
脱出に挑む。

 

人気TVゲームを映画化した人気シリーズの第4弾。このシリーズは
「ゲームの映画化はヒットしない」というジンクスを打ち破っている
数少ないシリーズなんだそうです。
最新作の見所はジェームス・キャメロンが協力したという3D映像。
潔いほど馬鹿な映画(誉め言葉)を撮り続けるポール・W・S・
アンダーソン監督らしく、弾丸やら血しぶきやら飛び散った
脳味噌やらがバンバン飛び出します。

物語は荒廃した東京から始まります。これは前作
『バイオハザード掘戮播豕の地下にアンブレラ社(ウィルスを
製造、散布して世界を終わらせた諸悪の根源)の基地が
あることが判明したためで、そこに同じく『掘戮播仂譴靴織▲螢
軍団が奇襲をかけます。で、東京の地下基地もアリス軍団も
このオープニングでアッサリと壊滅。ちょっと勿体無い気もします。
さらにここで、アリスは前作までの超能力を失うことになるん
ですが、テレキネシスがなくなっただけで、その後も相変わらず
超人的な活躍を見せてくれるので、パワーダウンの意味があまり
無いような。
オープニングの後はちょこっとアラスカに寄って、その後メインの
刑務所での立て篭もり&脱出が展開。安全地帯で立て篭もり→
破られる防衛線→脱出
という展開はゾンビ映画のお約束ですね。
回を重ねるごとにゾンビ要素が減っていっているこのシリーズ
ですが、今回はシチュエーション的にもちょっとはゾンビ映画っぽく
なってるのではないでしょうか。

でも見所はゾンビ要素ではなく、心地良いまでのB級っぽさと
潔いまでのパクリっぷり。
ラストバトルはそれらの極みで、
カメラ周りまくりのスローモーション使いまくり。放たれた弾丸は
波紋状の尾を引きというこだわりぶり。ここまであからさまに
『マトリックス』をコピーした作品も今時珍しいですね。とても
清々しいです。

期待に違わぬB級アクション。続編もこの調子でハジけて欲しい
です。しかし、次はミラ・ジョヴォビッチが出ないという話が
あるみたいですが、あの終わり方で次にアリスが出ない話って
作れるんでしょうか?



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2010年08月08日

ヒックとドラゴン5

3574バイキングが暮らすバーク島では、
島を荒らすドラゴンとバイキングが
対立していた。バイキングの首領の
息子ヒックはある日、尾羽を失って
飛べなくなったドラゴンを見つける。
そのドラゴンを殺さずにトゥースと
名付けたヒックは、彼に新しい翼を
与える。それは、人間とドラゴンの
ありえない友情の始まりだった。

 

ドリームワークスアニメーションの最新作。この映画は全米公開
当初ランキング一位を記録したものの、期待された成績は
出せなかったそうです。しかし作品の面白さが口コミで広がり、
公開5週目で首位に返り咲くという快挙を達成。その勢いで続編の
製作も決定しました。

今やピクサーと並ぶアニメブランドとして、その地位を確立した
ドリームワークスアニメーション。しかし両者の作風には明確に
個性が現れています。流行している3D技術の使い方は特に
顕著ですね。3Dをあくまで視覚効果の一つとして考え、あまり
前面に押し出すことのないピクサーに対して、ドリームワークスは
3Dの効果を最大限駆使した作品を送り出してきます。
この『ヒックとドラゴン』も、『トイストーリー3』と比べると立体感が
桁違いに凄い(もちろん『トイストーリー』はそれ以外が物凄い
わけですが)。これは3Dで観なくちゃ絶対損しますよ。ドラゴンの
飛翔シーンの臨場感は今まで味わった事のないくらいの素晴しさ。
至るところで飛び出してくる数々のドラゴン達も大迫力です。
『エアベンダー』『タイタンの戦い』を観て「3D映画って意外に
ちゃちいんだな」と思っている人、本物の3D映画っていうのは
これの事を言うんだよ!

だけど、3D効果が強すぎて若干目が疲れてしまったのも事実。
2時間40分の『アバター』が、飛び出す3D効果よりも立体的な
奥行きを重視した理由が解かるなぁ。

3D演出だけでなく、ストーリーもシンプルながら面白く仕上がって
いました。バイキングの少年ヒックとドラゴンのトゥースの友情は
丁寧に描けていたし、ヒックと父親の不器用な関係も面白かった
です。ドラゴンの特性を細かく設定している辺りなんかは
TVゲームのノリですね。『ポケモン』好きな子供が喜びそうです。
ラストの展開も好きですね。ヒックはちょっと可哀想かもしれない
けど、あれでヒックとトゥースはお互いを支えあう存在になった訳で、
その友情はますます深まっていくでしょう。

迫力の3Dと王道の物語。楽しみどころがシンプルで明確な分、
『トイストーリー3』よりも子供向けだと感じました。もちろん
大人が観ても大満足な一本です。
あー続編楽しみだなぁ。今回は親子の物語だったので、次は
ツンデレバイキングのアスティとのラブストーリーが観たいです。


最後に不満を一つ。冒頭に付いている『シュレックフォーエバー』の
ロング予告はいらない。
というかあれはちょっと見せ過ぎでしょう。



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2010年07月31日

必死剣 鳥刺し3

547海坂藩の近習頭取・兼見三左ェ門は、
藩主を堕落させ横暴を繰り返す愛妾・
連子を暗殺した。打ち首覚悟の暗殺
だったにも関わらず、藩主の恩赦を
得て兼見は軽い処罰で済んだ。
禁固の処罰を終えて二年後、兼見は
再び藩主に仕える機会を得る。しかし
謀反を働いた兼見にとって、それは
苦しい処遇だった。

 

藤沢周平の同名小説を映画化した時代劇。小説は同じく映画化
されている『隠し剣 鬼の爪』や『武士の一分』といった『隠し剣』
シリーズの一編なんだそうです。

「必死剣鳥刺し」とは、兼見が編み出した一撃必殺の剣技のこと。
そのタイトルから、この映画はそんな必殺剣を駆使した
チャンバラがメインだとイメージしてしまいますが、実際には
チャンバラはラストの15分だけです。主題はあくまで、藩主に
謀反を働いたにも関わらず生かされ続ける、兼見三左ェ門という
実直な武士の苦悩
です。

映画は冒頭で連子暗殺が実行され、その後回想というかたちで
兼見の境遇や藩の内情が描かれます。この回想が細かく
分かれていて、話がしょちゅう停滞してしまうのが不満でした。
最初に暗殺を持ってくるのはいいんですが、その後の禁固生活に
入ったらそこで一気に全ての回想を流して欲しかったですね。
描写自体は丁寧だったので、兼見の苦悩は十分伝わってきます。
派手な展開を抑え、ドラマに集中したのが良かったですね。

そして引っ張った分、最後のチャンバラも見応え十分。一対一の
真剣勝負は『座頭市 THE LAST』とは比べ物にならない緊迫感。
続く乱戦も、兼見の尋常ではないタフさを除けば見応えバッチリ
です。肝心の必死剣はアッサリ過ぎた気もしますが。

今回目を引いたのは、連子を演じた関めぐみ。冒頭でいきなり
殺されてしまいますが、回想で度々現れてその悪女っぷりを披露
してくれます。吉川晃司も格好良かったですね。もちろんトヨエツも
素敵でした。



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2010年07月16日

春との旅4

5487北海道で漁業を営んでいた忠男は、
引退したあと孫娘の春と二人で
暮らしていた。
春は勤め先が廃業になったのを
きっかけに東京へ上京する事を
決意し、忠男に兄弟の家に厄介に
なるよう勧める。こうして、忠男の
面倒を見てくれる家族を探す、
春との旅が始まった。


日本を代表する名優・仲代達矢が主演する作品。長いキャリアを
持つ仲代達矢が「自身の出演作の中でも5本の指に入る傑作」
豪語する作品です。

『座頭市 THE LAST』の時は悲惨な状態だった仲代達矢御大
ですが、今回はその魅力を遺憾なく発揮しています。ワガママで
偏屈で意地っ張りでありながらも、「老い」という逃れようもない
呪縛に追い立てられ苦悩するという役所を見事に演じています。
忠男のパートナーである孫娘を演じているのは、 『フラガール』
蒼井優よりも可愛かったために「彼女が主役だ」と僕が勝手に
勘違いしてしまった徳永えり。彼女の演技も素晴しい。がにまたで
パタパタ走る姿は、田舎臭さを出すと同時に奇妙な可愛らしさも
滲ませていました。

上にもちょっと書きましたが、この映画のテーマは「老い」です。
忠男が再会する兄弟たちにも老いが迫っています。老人ホーム
行きが決まっている。実社会で生活できない。叶う見込みの無い
成功にすがる。成功しても後継者がいない。みんな何かしらの
問題を抱えています。
孫の負担にしかならない忠男もまた、彼らとの再会によって改めて
老いを実感します。老いだけでなくワガママで偏屈な性格も春の
負担になっていますが、そんな正確を直すには歳を取りすぎている。
姉から「春だけは犠牲にするな」と忠告されますが、だからといって
春と離れ、一人で生きていく事も出来ない。老いていくと、孤独さえ
許されないんですね。
だからこそ、映画の結末はああなるしかないと思いますが、
ちょっと唐突過ぎる気もしました。もう少し伏線があっても
よかったかなと。春が勘違いするのが伏線だったのかな?

少しでも老いを感じたことのある人、特に男性にはとても共感が
出来る映画だと思います。



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2010年07月14日

ハングオーバー! 消えた花ムコと史上最悪の二日酔い4

7542結婚式を2日後に控えたダグは、
友人のフィルとスチュ、花嫁の弟
アランと共にラスベガスへ旅行に
出かけた。ベガスで大ハシャギする
4人。大騒ぎの一夜が明けた時、
ホテルからダグの姿が消えていた!
残った3人は必死で昨日の夜の
ことを思い出そうとするが、
二日酔いで記憶が全て飛んでいた。



アメリカで予想外の大ヒットを記録し、興行成績は2億7千万ドル。
ゴールデングローブ賞の作品賞にもノミネートされた作品。ですが、
日本では劇場公開されずビデオスルーになることが発表され、
これに映画ファンが猛反発。その甲斐あって、小規模ながらも
劇場公開されることになりました。こうした良質の映画を映画館で
観られるのは嬉しいですね。

二日酔い。僕にも3度その経験があります。その内の1回は映画
同様記憶を失うほど強烈なものでした。友達の家でワイワイ騒いで、
酒をガバガバ呑みながらながらゲームをやってたところまでは
覚えているんですが、ある一瞬から記憶が完全に途切れて、
気がついたら朝。友達の証言によると、仰向けになって噴水の
ように嘔吐し、終始「寒い・・・寒い・・・」と呟いていたそうです。
これだけで十分恐ろしい二日酔いですが、この映画に出てくる
二日酔いは桁が違う。
朝起きたら部屋は無茶苦茶で裸の女性が
闊歩している。鶏が鳴き、浴室には何故か虎が!さらに金庫には
見知らぬ赤ん坊まで!!この状況下で仲間が一人足りない事に
しっかり対処できる辺り、彼らも結構冷静ですね(笑)。

残された身に覚えの無いものの数々。これらを手掛かりにして
3人はダグの行方を捜します。この辺りの展開は推理サスペンス
っぽくて面白く、「このアイテムにはこんな伏線が!」という驚きも
沢山用意されています。しかも謎の真相はどれもくだらない
笑えるものばかり。コメディ要素、サスペンス要素共に充実して
います。

下ネタ満載、際どいギャグもタップリと、万人にオススメできる
映画ではありませんが、馬鹿な映画で大笑いしたい方には
強く推薦したい作品です。ちなみに僕が一番ツボだったのが
警察署のシーン。復讐に燃える少年の姿が最高に可笑しかった
です。



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2010年07月13日

プレデターズ4

5847空の上で突然目が覚め、見知らぬ
ジャングルに次々と降り立つ
世界中から呼び寄せられた戦士達。
彼らは「狩り」のために地球とは
別の惑星に連れ去られた「獲物」
だった。彼らを狙うのは、宇宙の
狩人プレデター。戦士達は
プレデターの猛攻を退け、無事に
地球に帰ることが出来るのか。



SFファンなら誰もが知っている凶暴な宇宙の狩人・プレデター。
そのプレデターをロバート・ロドリゲスが現代に蘇らせました。
(『エイリアンVSプレデター』はノーカウントの方向で。)
「人間を狩る」というプレデターの象徴的な設定を前面に押し出した
この映画の舞台は、地球ではなく狩りのために用意された未知の
惑星。ここに閉じ込められた特殊部隊員や歴戦の戦士、殺人犯ら
をプレデターが次々狩っていく。こんな設定、『プレデター』以外では
安っぽ過ぎ通用しませんよ(『プレデター』でも十分安っぽいけど)。

ジャングルが舞台、プレデターと歴戦の戦士達との戦いなど、
シュワルツェネッガー主演の第1作との共通点が多いです
1作目の物語についても少しだけ言及していたりと、今回は
「原点回帰」を目指していますね。深いドラマなどには目もくれず、
ひたすらにプレデターに追われる人間や両者の命を賭けた戦いを
見せてくれるので、アクションは非常に見応えがあります。バトルも
バリエーション豊富で、ガトリング砲をぶっ放したり二丁拳銃を
撃ちまくったりととにかく派手。ヤクザが日本刀で一対一の戦いを
仕掛けるのも燃えます。ただこのシーン、ヤクザが完全に剣道の
構えなんですよね。剣道は、剣同士で戦うからあのスタイルが
通用するのであって、小回りの効く鉤爪相手に刀をあんなに前に
出すスタイルで戦ったら勝ち目がないでしょ。

バトルにこだわった故に説明不足な点もありました。エイドリアン・
ブロディ演じる主人公が名前を隠し続ける理由が解からないし、
素性も結局語られません。終盤に重要な役割を担う捕われた
プレデターは、一体どうしてあんな目にあってたのか。もう少し
説明があっても良かったかな、なんて思いました。

中堅所で固めたキャスティング。舞台のほとんどがジャングル。
若干安っぽいCG。あまり予算をかけていない小規模な作品という
印象を受けました。そんな中、アイデアと心意気で勝負をかけ、
プレデターというキャラクターの魅力を存分に見せてくれましたね。
満足。



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2010年06月22日

プリンス・オブ・ペルシャ 時間の砂3

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広大な地を支配していた大帝国
ペルシャ。スラムで育った少年
ダスタンは、その勇気を王に
認められ王族の仲間入りを果たす。
勇敢な戦士に成長したダスタンの
活躍で敵国を占領したペルシャ。
しかしその直後に王が暗殺され、
濡れ衣を着せられたダスタンは
タミーナ姫と共に国を脱出する。


人気アクションゲームを、ジェリー・ブラッカイマー製作で映画化した
作品。配給のディズニーは本作を「第二の『パイレーツ・オブ・
カリビアン』」にしたかったみたいですけど、「ゲームの映画化は
ヒットしない」
というジンクスを破ることができず、結局パッとしない
成績しか残せませんでした。結構アメリカ人受けしそうなノリ
なのに、何がいけなかったのかなぁ。

広大な砂漠を舞台にしたアドベンチャーは見所が一杯。
アクションシーンは全編にわたって散りばめられているし、主人公
ダスタンとヒロインのタミーナとの一筋縄ではいかない関係も
面白いです(タミーナを演じるジェマ・アータートンが『タイタンの
戦い』の時とは比べ物にならないくらい可愛くなっているのは
何故だ?)。
アクション、ドラマ共に深みが足りないのが欠点ではありますが、
おかげで小難しいことを考えずに楽しく観ることができます。

サブタイトルにもなっている時間の砂。これは数秒間だけ時を
遡ることの出来る魔法のアイテム。ゲームでは落とし穴に落ちたり
操作をミスしてやられそうになった時に時間の砂を発動させ、
ミスする前からやり直すという面白い使い方をしているそうです。
映画の中でも「やられそうになったらタイムスリップ!」という
場面が少しだけありましたが、せっかくだからもっといろんな形で
砂をアクションに組み込んで欲しかったですね。連続攻撃に失敗
したからやり直し!とか、タミーナを口説くのに失敗したから
やり直し!みたいな軽い感じのタイムスリップも面白いかも
(それじゃあ『時かけ』か)。

続編の企画もあるらしいですが、興行的に芳しくない成績の
おかげで「次」はなさそうです。ちょっと残念。
でもペルシャ王国はこの後、無謀にもスパルタ国に攻め込んで
返り討ちに遭うはず(笑)。
ここらで手を引いておいた方が
いいかもしれませんね。



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2010年06月20日

プランゼット2

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謎の地球外知性体FOSの侵攻に
よって、地球人類は滅亡寸前にまで
追い詰められた。
2053年。地球軍は日本方面軍・
富士基地の吉澤ユウラ少佐の発案
した作戦で最後の反撃に転じる。
FOSに父親を殺された青年・
明嶋大志は、父親の仇をとるため、
残された妹を守るために決戦に挑む。


低予算の自主制作CG映画『惑星大怪獣ネガドン』の監督・
粟津順が手掛けた新たなCG映画。今回も低予算ではありますが、
キャストにプロの声優を起用し、スタッフも増えているので
自主制作ではないのでしょう。ただ、クオリティの方はやはり
「ゲームのムービー」の域を出ないですね。

この映画の悪い所(と一概に言っていいかは解かりませんが
とにかく違和感があった所)は、CGキャラクターのクオリティが
中途半端に高いということ。人物の肌なんかは実にリアルで、
しっかりホクロまで付いているんですが、動きの方はカクカクで
違和感が凄くあります。造形がリアルゆえに動きの悪さが目立ち、
余計に違和感が出てしまう。いわゆる「不気味の谷現象」ですね。
人物パートのほとんどの場面でこの現状に苦しめられます。
それと、やはり予算の都合でしょう、登場人物が少なすぎる。
メインキャラは5人で十分なんですが、いわゆるモブキャラ(端役)
がほとんどいないのが問題。世界の存亡をかけた作戦の会議に、
立案者の少佐とその部下3人しかいないというのは違和感が
あり過ぎ。顔なんか見せなくていいから、会議の場にもっと人が
いて欲しかったです。

バトルパートは宇宙船と人型ロボットの戦いなので、不気味の谷に
苦しめられることはありません。主人公たちの駆るGLがなかなか
格好良いですね。すぐに弾切れしてしまってあまり活躍できなかった
のが寂しいですが。
終盤には意外な最終兵器が登場。どうも『ネガドン』の話とリンク
しているみたいで、最終兵器もその関連の物なんですが、何故
(一応ネタバレ反転)[ミロクじゃなくてネガドンの方が]
出てくるんでしょう?

低予算であるのは解かっているんですが、もう少し高いクオリティを
目指して欲しかったですね。逆に、そちらで限界があるなら話を
もっと凝ったものにして欲しかったです。何のヒネリもない
ストーリー展開が一番の不満点だったかもしれません。



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