大分県の国東半島で、天台宗の僧侶たちが約150キロの山道を歩き、霊場を巡る「六郷満山(ろくごうまんざん)峰入り行」が31日、本格的に始まった。僧侶約20人は、同県豊後高田市の国指定重要文化財「熊野磨崖仏(まがいぶつ)」前で護摩をたいた後、約100人の一般参加者と共に険しい山道を歩き始めた。

 峰入り行は00年3月以来10年ぶり。六郷満山は国東半島に点在する天台宗寺院の総称で、峰入り行は仁聞(にんもん)菩薩が修行した足跡をたどり、855年に始まったとされ、その後興廃を繰り返して1959年に復活した。

 午前7時、ほら貝の合図と共に、白装束の僧侶が険しい参道を登り始め、磨崖仏前に到着。般若心経を唱える声が響き渡る中、護摩に火が付けられると、激しく煙が噴き上げた。行は4月4日まで続く。【祝部幹雄】

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