納沙布岬灯台(根室市)や日和山灯台(小樽市)など道内4カ所に併設された霧信号所が31日、廃止となった。長年にわたり、霧などの視界不良時に船舶へ位置を知らせる重要な役を担ったが、これで全国から姿を消した。

 このほか廃止となったのは落石岬、花咲(いずれも根室市)の霧信号所。四子ノ崎霧信号所(宮城県女川町)も廃止された。

 霧信号は1877年(明治10年)に青森県東通村に初めて設置された。最盛期の68年には全国に53カ所(道内28カ所)あったが、レーダーや全地球測位システム(GPS)などが船舶に搭載されたため順次廃止された。

 1878年に設置され、道内で最も歴史が長く、全国でも2番目の納沙布岬灯台霧信号所では最後の霧笛を鳴らした後、同日午前10時に電源を落とした。根室海上保安部の鹿庭義久部長は「GPSなどが普及し、役割を終えたのではないか。感謝を込めて見送りたい」と話した。

 一方、1911年に設置された日和山灯台霧信号所でも同時刻に電源が落とされた。関係者が霧笛を鳴らす発振塔に日本酒をふりかけ、長年の役目をねぎらった。石川武市小樽海保次長は「霧笛の音は市民にも愛されていた。長い間ご苦労様でした」と話した。

【本間浩昭、坂井友子】

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