012
手軽に楽しめる萌え×戦闘ゲー。

全体として、決して平穏とは呼べない人生でも更に非日常な一コマを切り取ってクローズアップしたような構図となっている。

主人公格の男性キャラクターはおらず、百合要素も掠める程度で恋愛要素は無いと考えてよい。私の目には、「戦う女の子の美しさに一点特化」した作品として映った。

以下ネタバレあり

時代設定はメイドカフェの設定を見るに現代と考えられる。既に形骸化した概念として考えられている忍者が今なお現役として暗躍しているこの世界は、怪異がこの世に存在しているからこそ与えられた役割であることが分かる。説得力を持たせられる設定づくりは素晴らしかった。

ただ、異性との恋愛要素がなく、物語も大枠の中の1エピソードのみ綴られるため、感情移入を完了させる間もなく幕を閉じてしまうのはもったいなかった。

最後のシーンをみるに、続編として続いていくのかなと思う。

勿論、この後の展開も気になってくるところだが、個人的には霧とメアリーが出会い、こんにちまで続く信頼関係に至るまでのいきさつを記した前日譚を是非見てみたいものである。この一作で閉じてしまうには惜しいので、今後の展開に期待していきたい。