バースデイ

プレイしたノベルゲーム・美少女ゲームの感想を綴っています。ネタバレはなるべく「続きを読む」以降に記載するようにしています。何かあればコメント又はTwitterまでお願いします。

カテゴリ: ランクS

2021-02-09-1906-04
「別れさせ屋」、「人殺しを救う天使」、タイトルにもある「少女を監禁する事情」と3つの物語+αが楽しめる作品。

「強盗、娼婦のヒモになる」「真実嫌いの探偵」から続く世界観は、更に苛烈な顔を見せることになる。

本作はまとまりがなく全貌が見えにくい。
時系列もあやふやで補完しないと読めない部分もあるが、獅童宗谷・宇佐美兎子夫妻が常に絡んでいたので、彼らの軌跡を想像すると朧気に見えてくるものもある。
考察は自信がないので発表しないが、プレイして想像を膨らませる楽しさは私にも感じることが出来た。







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2021-02-09-1755-03
「困った人が居たら見捨てられない」——病的なまでに膨らませたその想いが、却って人を傷つけてしまう。そんな物語。

人を傷つける人間が、実は人を傷つけようとしている例は少ない。あくまで自分の幸せのため、だれかの幸せのため。それを考えて、考えて、考えた結果訪れるのは不幸。
レールに沿ってひた走る列車が不幸へ向かっていようと降りられない。描かれていたのはそういったジレンマだったように思う。



前作「強盗、娼婦のヒモになる」をプレイしておくのは必須条件といえるだろう。
トラ子達の『あれから』の価値を見逃しておくのは勿体ない。
群像めいているように思えるが、主人公はただ1人。それ程までにキャラクターの立ち方が見事だった。
1人1人に、意思がある。個がある。
そのように思えるノベルゲームとの出会いが貴重なのは間違いない。



そして。
考え事をしなければならないことが多い本作の中で輝いていたのは踊ちゃん。

なんて可愛いんだろう。
計算ずくではないのだろう、その穏やかな優しさが、一緒に居ることの単純な心地よさが、突き抜けていて素晴らしかった。

パッケージイラストに座る祈、奏にも勿論魅力があり、描写不足だった奏はともかく祈に関してはあの微妙な関係が本当にくすぐったくて、主人公をちょっと殺したくなる。
あの優秀さは是非とも欲しい。喉から手が出るほど欲しい。
枯草君が失って困るのは間違いなく祈だと思う

——が、私にはもう踊ちゃんしか見えない。
可愛すぎるんだもの。圧倒しているんだもの。
是非彼女との個別ルートを見たいものである。




2021-01-23-0103-16
「自分なんて消えてしまえばいい」と塞ぎ込む女と、自棄になって破滅願望を抱いた男が偶発的に起こしたラブストーリー。

主人公・たがねが目も当てられないくらいの弱さを見せる場面が多い。
どうしようもないくらいの不安・恐怖・寂しさを、埋めることも出来ず叫ぶ様は滑稽にも見えるが、ふと理知的な客観視を織り交ぜてくるので納得が出来る。
しっかりとした知性を感じるテキストが、読者にとって頼もしかった。

『レイプから出会う』ということで、たがねに寄り添う男・牧人の甘言に「いや、お前はレイプ魔だろ」と客観的に思ってしまうが
それでも互いが互いを必要とするなら倫理も何も捨ててしまえばいい。そんな考えに、やがて納得することが出来た。

シナリオの量はそれほどないかもしれないが、読み応えのある短編だった。
乙女ゲーは初めてのプレイであったが、
★2021-01-24-1557-18
このようにかなり強烈な個性を持っていたにもかかわらず好きな部分も多くあり楽しむことが出来た。
この出会いと、クリエイターの皆様に感謝したい。




★2021-01-20-1858-48

概要
少子化防止のため、18歳までに結婚しない場合死刑とする!
さあ大変だ。どう生きるか。死ぬか。
……そんなオカシイ決まりごとのある国で、必死に生きる人間たちがよく描かれているノベルゲーム。

最初から違和感のある世界観なので、大事な部分でどうしても同調しきれないところはあった。
ただ、キャラクターが生きる・死ぬの明暗を前に右往左往し、人生そのものを考え続けるところに本当の人間らしさを垣間見せてくれる。
多くのヒロインや主人公が登場するが、広く浅くなることはない。多くの人間に愛着が持てる作品だった。






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