バースデイ

プレイしたノベルゲーム・美少女ゲームの感想を綴っています。ネタバレはなるべく「続きを読む」以降に記載するようにしています。何かあればコメント又はTwitterまでお願いします。

カテゴリ: ランクA

2021-02-11-1921-26
異世界転生した主人公と人間には逆らえない精霊ヒロイン・うなさかが贈るエッチな冒険譚。

本作はいわゆるRPGではあるが、クイズバトルやタイピングゲームで決着を付けることも多い異色作である。
難易度はそれほど高くなく、Hシーンとシナリオの両方を楽しみきることが出来た。



SF仕込みのシナリオも想像の余地が充分あり、退屈することは無かった。
締め方も良い。
ただ、種明かし的にも、考察の材料的にも、もう少しボリュームが欲しかったかなとは思う。
王様関連のエピソードにあまり感情移入できないのは痛い。



絶えずセクハラを受け続けるうなさかはちょっと可哀相にも思えるが、それ以上に可愛さが溢れていた。
うさみみが性感帯という設定を作った人は天才だと思う。

可愛さと面白さの両立は確実に出来ており、総じて楽しめた作品だった。




2021-02-02-2032-52
シリーズ最終作。待ちに待った蓮華ちゃんのターンが巡ってきた。

シナリオは最終作と考えると不満の残る点も多い。あそこまで駆け足になるのなら、最初から蓮華ちゃんだけに集中したかった感がある。
万華鏡の解説など、最低限やってほしいことはやってくれていたからいいのかなと思うが……。

これまでのシリーズ通りキャラクターの描写はやはり素晴らしいといえる。

香恋、もよか、皇、舞斗といったサブキャラクターは一癖二癖ありながらも味があり、序盤から中盤にかけて緩やかに流れる空気感は、作中で主人公・深見夏彦が言っていた通り居心地の良いものだった。



本作で最大の魅力は?と問われれば、まず間違いなく蓮華に尽きるだろう。
豊富な知識のもとに繰り出されるテキストに唸るところもあるが、表情豊かな蓮華の姿をじっと眺めているだけで幸せになれる。
SD絵も駆使されており、今まで味わえなかった感覚の萌えを十二分に体感できた。

蓮華のキャラクターとしての魅力は、萌えの要素は勿論だが一番は「安心感」じゃないかなと思う。
蓮華がいる場所こそが、還って来れる場所
それは今までのシリーズでも表されていたからこそ、その思いがより強くなったのかもしれない。
韻を踏むように、軽やかに、それでいて
確実に、奥深く、心の中枢へ入り込んでくれた。

愛すべきキャラクターをたくさん生んでくれたシリーズをプレイ出来てよかったと心から思う。数々の大切な思い出をありがとう。







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2021-01-30-1427-26
類まれなる美貌を持つ双子の姉弟が紡ぐ罪深いストーリー。

「美しい」。その概念が前提としてあるように、姉弟、特に姉の夕莉は美少女という枠を超えて芸術の域に到達していた。
可愛さと美しさを両立した奇跡のバランスが本当に見事で、初めて見た瞬間の衝撃は凄まじいものがあった。
聡明なところは毅然とした態度や凛とした立ち姿に表れており、じっとこちらを見つめる双眸に射抜かれては、言葉も出てこない心持ちにさせられる。



美しい姉弟が深い愛によって結ばれる——ただ、それだけの物語であればよかったのだが……。
夾雑物の多さや真相における愛の形は、ハッキリ言って好きになれなかった。
物語として割り切れば面白かったがそういう問題ではない。
夕莉という完成し尽くされたヒロインだからこそ、何人たりと貶めることは許せない。

なあ、夕摩君。



2021-01-26-1218-26
シリーズの2作目。

全てを受け入れてくれる幼馴染ヒロイン・雫の魅力度は充分にあるが、世界観は不穏。
温かさと薄ら寒さが入り混じった独特な空気が作中を支配していた。

続きが気になるシナリオだけに、大ボリュームのHシーンは足止めを食らったような感覚に陥った。
「なにかある」と思わせてから正体が明るみに出るまでが長くダレ気味になってしまうが、それでも明かされる事実に唖然とさせられる。

雫からの深い愛。”いま”に至るまで、どのような感情の動きがあったのか。察するしかないのがもどかしい。
手を伸ばさなければ消えてしまいそうな儚い彼女。その手が掴み取るは、人か夢か。
真相と、真相の意味について思索を巡らせたい作品だった。







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★2021-01-15-1606-09
使命を全うするために死を繰り返しながら生きる少女・アサギリとの出逢いの物語。

壊れきった世界が空間と時間の面で漠漠と広がる様は変化に乏しく、乾きを覚える。
前に進んでいく2人の生き様だけが物語だった。

必ず蘇るというアサギリの”存在”だけは盤石だったが、主人公・鏡夜の思考を中心に不安定な感情の描写も多い。
独善的な価値観など納得いかない場面も多かったが、それだけ支えになってくれる存在が誰も、何も居ないことを痛感させるものでもあった。

生き方の変化。辿った結末。
人類の一員として、これを目撃できたことはいい経験になったと思う。




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