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この作品の感想を書いて炎上したことは未だに若干のトラウマですが、エロゲに対する向き合い方を考えさせられました。あの経験から得たものは大きいと確信しています。

「自分が書いたものを発表すれば、必ず誰かが見ている」。「感想だからと言って何を書いてもいいわけではない」。「本当にその気持ちに至ったのか、なぜその感想に至ったのかの追求」。

全部当たり前のことですが、この記事を書いた当時は殆ど意識していませんでした。

また、エロゲに対して「見下す」意識が多少なりとも、あったんじゃないかと思います。「自分はこのコンテンツに触れてやっている」とか「金払ったんだからつまらないものは好きなだけ酷評していい」のような傲慢な態度が滲み出ていた面も、否定は出来ません。

今では、読み手として最大限に楽しむ姿勢を模索しています。一瞬、「つまらない」と感じたならばまず自分の価値観のどこかに原因がある。それは是正すべきなのか、曲げてはいけない部分なのか。それを模索して、それでも解決しなければ捉え方を変えてみて……。そういう風に、まずは作品を理解する努力を怠らないようになりました。

当時、あの感想を見て不快にさせてしまった人達には申し訳ありませんが、同時に感謝もしています。自らの感性を大事にすると同時に楽しみ方を工夫することで、楽しめるエロゲの幅はぐっと広がりました。2年前よりも今の方が、断然エロゲを楽しめていると自負できます。

この事を忘れずに、良い感想を書けるように頑張っていきたい所存です。 

2020.08.28 冬月