病気で摘出した腎臓を別の患者に移植する病気腎(修復腎)移植の提供者となった岡山県の女性(73)が、同県備前市立吉永病院で、がんと誤診されて腎臓を摘出されたとして、病院を運営する同市に約3700万円の損害賠償を求める訴えを岡山地裁に起こしていたことが分かった。

 今月3日付の訴状によると、女性は06年7月、病気腎移植を推進する万波誠医師(宇和島徳洲会病院)の弟廉介医師に「九分九厘、がん。良性でもがんに移行するおそれがある」と診断され、左腎臓の摘出手術を受けた。しかし検査の結果、がんではなく腎臓の一部が石灰化する別の病気と判明。女性は精神的ショックから重度のうつ病を発症、現在も療養しているという。

 女性の夫は、手術後に廉介医師から「腎臓を透析患者に使いたい」と依頼され「摘出せざるを得ない腎臓なら構わない」と承諾。その後、「腎臓は良性のもので、移植後、正常に機能している」などと説明されたという。

 廉介医師は取材に対し「手術は必要なものであり、十分な説明もしている」と話している。【石戸諭】

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