■若者の活字離れに歯止め?

 若者の活字離れが叫ばれ久しいが、大学の文芸部員が大学生に向けた推薦図書を選ぶユニークな文学賞「大学生読書人大賞」の選考会がこのほど行われた。今年3回目で、大賞に選ばれたのは若者に人気の作家、森見登美彦さんの文庫版「夜は短し歩けよ乙女」(角川書店)。活字離れは大学でも深刻で、生協での書籍の売り上げも減少傾向にあるという。“大学生による大学生のための文学賞”は活字離れに歯止めをかけ、活性化策となりうるか?

 「活字好きの大学生は少なくない」「隠れた名作を知ってほしい」。文芸部員らのこんな思いから同賞は3年前に創設された。母体となるのは全国約40大学の文芸部や文芸サークルなど計約50団体で作る実行委員会だ。

 選考方法は1年の間に発刊された単行本や文庫本、ライトノベルなどの新刊を対象に、まず全大学からの投票で上位の候補5作品を選出。各大学の文芸部・文芸サークルはこの5作品のうち一作を選んで推薦文を書き、それぞれ優れた推薦文を書いた5つの団体の代表が最終選考会場に集まり、公開討論を行って大賞を選ぶ。

 大学生ならではの感性が候補選定に表れるのが同賞の特長で、村上春樹さんの「1Q84」(新潮社)など大ベストセラー小説に混ざり、若い読者層に人気の有川浩さんの「植物図鑑」(角川書店)、伊坂幸太郎さんの「あるキング」(徳間書店)などが最終候補に残った。

 「夜は短し歩けよ乙女」の単行本は3年前の本屋大賞で2位に入った人気作。一昨年の文庫化でさらに若者らに人気が広がったという。推薦文を書いた慶応大の文芸サークル「三田文学塾生会」の遠藤譲さん(20)=文学部2年=は「森見さんの小説はアニメ化もされ、漫画に近い親近感がある。ライトノベルのような読みやすさで、テーマも前向き。大学生活を後押ししてくれるような力がある」と推薦理由を語る。

 大学生として活字離れを実感しているのか? 遠藤さんは次のようにみている。

 「現在、部員は約20人。読書会では夏目漱石の作品なども取り上げます。本という側面から見れば確かに活字離れは進んでいるのでしょうが、ネットへの文章の発信の活発さを見れば、活字文化自体が弱体化しているとも思いません」(戸津井康之)

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