サメにかじられた両前脚に人工ヒレの装着計画が進んでいるメスのアカウミガメ「悠」(ユウ)が、治療のために徳島県の水族館から神戸市立須磨海浜水族園に運ばれ、不自由な両前脚で懸命に泳ぐ様子に訪れた家族連れらが声援を送っている。5月中旬まで同園で「療養」する予定。

 悠は平成20年夏、サメにかじられた状態で保護。両前脚の半分が欠けて遊泳能力が通常の約6割しかないため、義肢メーカーらが人工のヒレを作り、遊泳能力を取り戻す計画を進めている。

 昨年春から装着試験を繰り返してきたが、傷口が悪化。設備の整った須磨水族園で獣医の治療を受けるため、運ばれた。今後療養を重ねながら、傷口に負担をかけない人工ヒレの開発を検討するという。

 悠は現在、同園の大水槽に展示。時々体を休めながらも、他の魚とともにゆっくりと水槽内を泳いでいる。神戸市長田区の小学3年、馬木大輔君(9)は「悠に会いたくてやってきた。泳ぎにくくてかわいそう。早く元気になればいいな」と見守っていた。

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