社団法人日本産科婦人科学会の医療改革委員会は1月18日、同学会のホームページ上で「2030年に90万出生に対応可能な産科医療提供体制を確保」することを目標に掲げる「産婦人科医療改革グランドデザイン2010-骨子案」を公表した。現在、骨子案への意見公募を行っている。

 同委員会では、「産婦人科臨床医には、産婦人科医療の現状を把握し、正確な現状認識に基づいて現実的な改革の方向性を明確にする責任がある」との考えを示し、グランドデザイン骨子案を提示。今後、産婦人科領域全体がバランスの取れた医療提供体制を確保し、発展していくための見通しのよいグランドデザインにしていくことを目指して、広くこの問題に関心がある人からの意見を募っている。

 骨子案では、20年後に90万分娩に対応できる体制確保に向け、▽年間最低500人の新規産婦人科専攻医を確保する▽分娩管理の効率化と多様性を確保するため分娩数全体の2分の1から3分の2を産科診療所などで担当する▽分娩取扱病院の勤務医数を年間分娩500件あたり6-8人とする▽助産師養成数を年間2000人以上まで増員する-などの具体策を列挙。さらに、掲げられた施策を「10年間継続し、成果を確認した上で、計画の再評価を行う」としている。

 同学会では、寄せられた意見も参考に検討を重ね、「産婦人科医療改革グランドデザイン2010」を今年度中に取りまとめる予定だ。


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