靴ズレの原因は生じた箇所でその原因が絞り込めます、
  1. 外側の下(着地から3cm程の位置)
  2. うえ(5cmほどの位置)
  3. アキレス腱(かかとトップの位置)
  4. 内側(着地1から3cm)
この4箇所が靴ズレする箇所の代表的な位置です。
自作工房での製作はかかと幅は採寸した数値や足のヒールカーブに基づいて着地幅まで足に合わせて製作していますので市販靴で生じる靴ズレとはその原因が全く異なります

※市販靴での靴ずれの原因
市販靴での靴ズレの主な原因は踵幅がかなり広く作られているため、足が歩行時に左右、上下に動くことが原因です。
また既製靴ではヒールカーブが強めにして踵が抜けにくくしているためアキレス健上に生じるケースが多く見られます。

ではなぜ計測した数値に基づいて作られた靴に靴ズレは生じるのか?
その原因の多くは歩行癖、足首、下脚の湾曲、ねじれが原因です。
靴ズレタコによってその部分が肥大してる場合もありますが、その場合は製作時に配慮できるために生じるケースは多くはありません。
その箇所に木型上での配慮がされているにも関わらず生じるのは足歩行や傾き、ねじれが生じているからです。
まず、靴ズレの箇所を確認し、足首靭帯の働きを確認、
弱い場合は足首パットを履いてもらい、できればそのままの状態で(キズバン等を貼って痛みを取りのぞいて後)歩行してもらいます。
歩行時に確認することはからだの揺れです。
その後足首パットを取り除いて再度歩行をしてもらいその違いを確認します。
その歩行から脚、足の状態に応じて使用するパットと位置、厚み、形状を判断。製作し、靴内に装填したのち歩行を通じて効果を確認します。
最後に靴ズレが生じていた箇所を極少々膨らませておきます。
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