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Iさんは長野からプレ本科受講に来られている方。   ※Iさんの次の記事
そして、時間配分変更システムを利用されています。ひと月に2日、1回6時間受講するスタイル。その受講中にお邪魔して、お話をおうかがいしました。
Q. Iさん、靴を作ろうと思われたのはどんなきっかけですか?

A. もともと、靴探しでいつも苦労していました。めったに合うものがなくて。私は甲高幅広のせいで、足長サイズが合ってる靴でもとにかく窮屈で、前に滑 ることもあって、甲が靴に食い込んで痛いんです。ヒールが高い靴を履くと、足首が安定しなくて歩き辛いから、パンプスのような靴はほとんど履いていません でした。それで以前、オーダーで靴を作った事があって。それがすごくぴったりだったんです。感動して。こんなにちゃんとぴったりに作れる靴作りのプロって すごいなぁ、私もこういうのやってみたいな、って。

Q. そこで履き心地に感動されたらそのままリピートオーダーという展開かと思ったら、そういう展開ではないんですね?

A. そうですね、オーダーってそのときの私には値段が高かったし、モノをつくるプロっぽさに、私もやってみたいな、って、そんなふうに思い始めました。
でも、何だかすぐに「じゃぁ、習いに行ってみよう」とはならなくて・・・随分前から、インターネットで名古屋とか東京とかの靴作り学校の情報をずっと チェックしていました。あ・・・でも、チェックしてた東京の学校っていうのは、ここではなかったんですけど・・・。

Q. 随分前っていうと、1年とか?

A. いえ、もっと5年くらい。(笑)

Q. けっこう長い間(!)、あたためていたんですね。その間、見学とかにも行かれていないんですか。

A. はい。チェックしていた学校は、当時は行きたいクラスが平日しかやっていなくて、スケジュール的にも難しいなって。それでずうっと 気にはなってるけど、実際に行くのは決めかねている感じ。その間にぜんぜん違うところで一日体験というのは行ってみたんですが、一日で出来てしまうモノなので、当然、ある程度は もう準備が出来ているパーツを組み立てて縫うだけという感じで・・・物足りなくて・・・。
ちゃんと本格的に習いたいな、と思っていました。

Q. それが、前からチェックしていた学校ではなくて、自作工房に決められたのは、どんなきっかけなんでしょう?

A. 以前、人に『自分のことを話す』という機会があったんです。そこで、自分のことをいろいろ話しているうち、自分が今一番興味を持っているのがやっぱり「靴作り」なん だなって。人に話すことで、自分でもあらためて気付いたときがあったんです。そうしたら、ちょうどその場に同席していた人の中に、「私、靴作り習ったことあるよ」という方 がいて。その方が自作工房に以前通っていらしたそうなんです。「習うなら、こういうところもあるよ」って、話してくれました。

Q. へー!!そんなことあるんですね。タイミング良すぎてドラマみたい。(笑)・・・趣味コースの方かな・・・。

A. ほんと、いいタイミングで!多分、趣味コースの方だと思います。

Q. でもそこで、ずっと前からチェックしていた学校に行こうっていう展開には、もう、ならなかったんですか?

A. そう・・・、自分の気持ちに気付いたのと、ここの工房の情報が一緒に来たからかな、靴作りを習う=自作工房みたいな・・・何だかバラバラな情報がひとつに「つながった!」みたいな気持ちで、もう、ここの事しか頭にありませんでした。

Q. それで見学にいらしたんですね。

A. はい。それで昨年の11月かな、見学に来た日に、もう受講の申込もしました。12月は都合があって行けないので年明けからという事にしていただいて。

Q. 趣味コースではなくてプレ本科にされたのはどうしてですか。

A. 足に合わせる木型の知識とかが趣味コースより詳しいときいて。まだぜんぜん分らないですけど、将来、もし仕事にするとしたらどんな知識が必要かみたいなところも、知っときたいなと思って。

Q. なるほど。ところで今日は受講何日目ですか。

A. まだ2日目なんです。はじめたばかり。
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Q. 受講1日目はどんな感じでしたか、大変でした?

A. 1日目は、”すき”とか”ミシン”とかの練習でした。まずは素材と道具の扱い方になれるための練習なんですね。6時間もあるので、へとへとになるか な、と思っていたのですが、初めての体験ばかり新鮮で、どれも簡単にはきれいにできないんです。それが何だか逆に「なんとか上手くやりたい」って、火がつ いた感じ。気付いたら夢中になっていました。こういう、黙々と手作業に没頭するの、結構好きなんです。そのあと、最後のほうで先生が採寸をしてくださいま した。

Q. 2日目の今日は、これは靴の木型修正が始まったんですね。

A. そう、これもほんと難しい!採寸した足のサイズに合わせていかないといけないんですが、斎藤先生に見てもらうと、先生は手で触っただけで、「ここは もうちょっとロウが足りないよ」とか、測ってないのにわかるんです。すごいですね。それに、「自分で木型修正すると、本当に自分の足のこと良くわかる よ」って言われました。私の足って、ここの部分は短めで、こっちは長めとか、ここがぶ厚いな、とか、やってるとほんとによくわかります。面白いです。

Q. 足の事って、靴を買う時のサイズくらいしか自分でも分ってないのかも。。。意外と知らないこと多いのかもしれませんね。

A. そう、まだ始めたばかりですけど、自分で木型修正して作る靴の履き心地、どんなだかすごーく楽しみです。

Iさん、貴重な受講時間に沢山お話聞かせていただいて、ありがとうございます!ほんと、自分の足に合わせた靴、出来上がりが楽しみです。がんばってください!