靴の自作工房hiro - 趣味コース

趣味コースやプレ本科、本科、木型講座のようす、受講者インタビューなどをご紹介しています。

木型講座

インタビュー#33 木型講座 石田さん(後編)

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木型講座石田さんへのインタビュー後編をお送りします。 ※前編はこちらからどうぞ。


Q. 現在、木型講座は終盤ですね。今日はどのようなことをされていますか。

A. 今日は来てすぐに、作ってきたサンダルの検証作業でした。今はそれが終わって次のブーツ製作のためブーツの木型を準備しているところです。
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Q. 検証の様子、私も拝見したかったです。石田さんはインソール製作もされています。歩いてみての検証なんかも、インソール製作の時と内容の違いとか比較してご覧になったりするのでしょうか。

A. ここではまず、パンプスという踵をしぼった靴をきちんと作る、そのことから始まります。きちんと作るからこそ、次に必要なことが見えてきます。
パンプスで、歩くと足が前に動いてしまう場合、“ふまずのクリ” の調整が重要になってきます。それは、実際に自分で履いて、歩いて、検証するから、より 良く理解できたと思います。
“木型の底面”がこれほど大事だと、ここまで考えたことがありませんでした。
甲を押さえていない ヒールのあるパンプスに限って有効な対処がある…
靴の違いで、対処の内容が 全く変わってきます。
インソールでフィッティングに対処する場合とは、また違うこともあり、靴で求めること、インソールで求めること、と、だいぶん 頭の中の整理が出来てきました。
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Q. 木型講座はみなさん、いったん受講されると毎回とても前のめりに夢中で学んでいらっしゃるご様子で・・・何と言ったらいいのか、真剣で、そしてとても楽しそうに見えるのですが。石田さんにとって木型講座の魅力とはどんなところでしょうか?

A. 斎藤先生ご自身で検証して得てこられた、これまでの集積を惜しげもなく伝えていただける。有り難い場です。
いつも 質問すると、期待以上の答えが返ってきます。
た とえば、踵の止め方について質問したときにも、単に「こうだよ」という説明ではなく、それはどうしてか、どんな意味があって どれ位の調整が必 要なのかとか、あるいは場合によって影響する足底腱膜の存在とか・・・多くの経験を積み重ねた先生だからこその、奥深い説明をいただきました。
大収穫!興奮しました!

Q. 既成靴と違い、オーダー靴は履く人のいろんなケースが個別に、靴づくりに大きくかかわってくる。だから、一つの問題を解決するために、一つの答えを知っておけばいいという単純なものでもないのですね。

A. そうですね。答えを覚える、ではなく…問題点の見方や、対処する際の考え方、手法と検証方法が大切だと理解したうえで、自分でも問題が見つかった時にそういう考え方を応用し対処できるようになっていく、それが目標です。
今までは、パンプスでは脱げやすい人も、仕方ない、靴の限界、と 思っていましたが、今は ここで学び 得たことで、もっとできることがある、脱げにくいように調整したり製作したりすることが可能になる、と思っています。
学んだことを生かし、どんどん自分で作り、検証する。経験を重ねていく。
これからの靴作りが、とても楽しみです。

(※写真は課題で製作されたハイヒールサンダル。ヒールの高さと甲のあきの広さで、かろやかな印象。)
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Q. 実際に受講されてみて、思った以上の内容だったということでしょうか。

A. そうです。今までの自分の経験に、さらに奥行きを持てる考え方、視点を、この講座で先生と一緒に経験させてもらって、要は「経験すればいいんやな」と。
わからないことが出てきたときに、それを解ろうとするための方法を、全部教わってるような感じです。

受 講前は、自分なりに「幅や形」などわかっているつもりだったし、「ここ(木型講座)ではパンプスなどの甲のあきが大きくヒールの高い靴を作ることについて 学ぶ」という認識だったんですが、それ以上に他の靴作りにも、すぐに役にたつ 沢山のことを勉強させてもらっています。


石田さん、貴重な受講時間をさいて、インタビューにご協力いただきました。
沢山の貴重なお話を聞かせていただき、本当にありがとうございます!
石田さんは木型講座の期間終了後、さらにその先を学びたいとのこと。「工房に続きを勉強に来ます
。」と話してくださいました。

★石田さんの工房 丸手印靴工房







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インタビュー#33 木型講座 石田さん(前編)

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石田さんは
京都と岡山で計3つの工房を運営。靴づくり教室とオーダー靴製作に携わり25年以上のキャリアをお持ちの方です。
木型講座へは、お忙しい合間を縫い京都から通ってくださっています。

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受講スケジュールはもう終盤。(インタビューは6月下旬にさせていただきました。)
今回、受講時間中に少しだけお時間をいただきました。受講のきっかけや、実際に受講してみての感想などお話をおききしました。

【受講したいと思われた理由】
Q.石田さんはご自身、
ながく靴づくりに携わっていらっしゃいます。木型講座をあらためて受講したいと思われたいきさつなど、教えていただけますか。

A. 長年(靴づくりに)携わってきた中で、インソールの製作もおこなってきました。それでディモコの情報も日ごろからチェックしてたんです。そんなとき、そのインターネットで見ている情報の中で、靴の自作工房ヒロの存在を知りました。
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Q.そうだったんですか。確かに、工房でディモコのインソールについての勉強会も以前開催していました。
また逆に、フットケアトレーナーや理学療法士の方々で、
ここへ(本科や木型講座へ)通ってくださる方もその頃から少なからずいらっしゃいました。医学的見地から足について詳しく学ばれていても、なかなか『オーダー靴の木型や『パンプス』について詳しく学ぶ場は少なく、ぜひそれを学びたいとの思いからです。それら、勉強会のこと、受講生の様子などこのブログでも一部ご紹介していました

A. そうなんです。その、ディモコのインソールの知識ともつながりがあるというところをきっかけに、ここに興味を持ちました。それでここのHPも見ていました。

Q.チェックしていただいた中に学びたいと思えるものがあったという事ですか?

そ うです。まず、ここ(自作工房ヒロ)ではパンプスを多く作っています。私のところではパンプスなどヒールの高い靴は作っていません。けれど、だからといっ てこれからも靴製作に携わり続けるのに、パンプスについて「扱わないから詳しく知らなくてもいい」とは思えなくて・・・このままでは足りない、とちょうど感じていました。

「パンプスとはどのようなものなのか、まずはキチンと知っておきたい」という気持ちで。同時に、オーダー靴の木型についても、もっともっと造詣を深めたいという思いもありました。

そ の二つを、もちろん長年靴製作に携わってきた身としては、時間をかけて独学で修得する、という選択もありました。けれど、こちらで実際に多くの オーダーパンプスを作り続け、研究も続けられている斎藤先生に教えていただけるなら、受講することが、私が求めているものを得る 一番いい方法、という考えにたどり着き、申込みを決めました。

ひととおりのカリキュラムを教えて終わりというのではなくて、実際に検証ができるというのもいいなと思いました。

Q.なるほど。

【実際に受講してみての感想】
Q.実際に受講されてみて、思っていた通りの内容でしたか?それとも、「あれ?考えていたのと違う・・・」みたいなものがありましたか。

A. 受講する最初に、(斎藤先生が)きちんと話をきいてくださって。どんなふうに進めていくかは選ばせていただけたので、想像通り・・・というか、私が想像し ていた以上に「こういうことも知っておく必要があるんだな」という新しい発見がありました。本当に多くのことを学ばせていただいています!

Q.そうなんですね。しかしそれは、石田さんが日々の靴づくりについて本当に多くの時間取り組んでこられ、深く求めていらっしゃる方だからともいえるのではないでしょうか。

斎藤先生は基本マンツーマンで教えるスタイル。生徒さんが求めているところにフォーカスした解説をしてくださるという意味でも、学ぶ側の追求する力が大きければ大きいほど、より多くを受け取る事ができるのではないかと思います。

※続きはインタビュー後編へ

★石田さんの工房 丸手印靴工房保存保存保存保存保存保存保存保存保存保存保存保存保存保存保存保存

京都から木型講座へ-2

プロの方へお教えしている木型講座。
京都から通って勉強に来てくださっている石田さんは、
注文靴の製作とともに教室も運営され多くの生徒さんに教えていらっしゃるプロの方です。
もうこれまでの受講期間中に、ご自身の足に合わせて製作した木型でパンプス、ローファー、紐靴を製作。
今回はサンダルの木型がテーマです。
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サンダルを作るためには、パンプスの木型とはどんな点が違うのか。
どこにポイントがあり、それをどう修正していくのか、斎藤先生が詳しく説明します。これまでに製作された何足かの木型修正経験もふまえたうえで、より詳しい話も斎藤先生とすることができ、いろいろ話が広がっていきます。斎藤先生の隣で、トレースを見ながら要点をおさえ木型修正していきます。
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下の写真はこれまでに木型講座の課題として製作した靴たち。
石田さんの足に合わせて作り、石田さんが直接履き心地の確認もおこなってきた靴たちです。
勉強材料としての製作・試作なので、いったん靴の形となったあとも切り目を入れたりテープを貼ったり・・・斎藤先生といろんなポイントを検証したあとがあちこちに残っています。
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京都から木型講座へ

こちらは、京都から木型講座を受けに来てくださった石田さん。長年ご自身の工房で注文靴を作るとともに、教室も運営し多くの生徒さんに教えていらっしゃるプロの方です。
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今日は木型講座の第2回目。
以下はその様子をお写真でご紹介します。
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ヒールつけまで仕上がったパンプス。
早速履いて歩いて、完成の具合を確認していきます。
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靴づくりのプロ同士、履き心地のための技術的なことから考え方まで、あらゆる方向に話が広がっていきます。

ヨーロッパからの一時帰国に合わせて木型講座へ

こちらは木型講座の生徒さん。ヨーロッパの工房で働きながら勉強されている方。
一時帰国に合わせて受講したいとおいでくださっています。

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まずはご自身の足にあわせて作るところから、ということで斎藤先生に採寸してもらいました。それから採寸やフットプリントの情報について説明を受けて・・・・・それからいよいよ木型にロウを盛っていきます。
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プラ木型にロウを盛って作っていく手法は、オーダー靴のための繊細なサイズ修正にどうしても必要だと、自作工房で斎藤先生が独自に開発した手法です。

だから他の学校では習えない分野。
木型講座に来られる(自作工房以外のところで靴づくりを学ばれた)みなさんにとっては、この手法は初めての経験


素材も道具も初めて。まずは扱いに慣れる必要があります。最初の木型修正は片足ぶんでもかなり時間がかかります。
トレースを見ながらその情報を木型に反映させていく作業に、黙々と集中していらっしゃいます。

木型講座のもたらすもの

こちらの生徒さんは木型講座を数年前に受講。
現在は斎藤先生に相談し、プレ本科で学び続けていらっしゃいます。
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木型講座のあともご自身のペースでコツコツと。
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特に、ここで教えている木型修正は他で学ぶことができない部分。
木型講座の内容を踏まえたうえで、それもひとり一人ご自身の考える方向性・テーマで学び続けることは、木型をより一層深く理解するよい手段なのかもしれません。

福岡から木型講座に

前回、受講スタートしたばかりの様子をご紹介していた方です。 ※前回の記事
受講期間は後半戦、集中して製作されています。
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斎藤先生のところに本科マスターコースの生徒さんが課題靴のフィッティング確認にやって来ました。
何足目の製作でしょうか。その様子も一緒に見させてもらい、本科生と一緒に話をきいています。
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木型講座の生徒さんのようす

こちらの生徒さん、じつはプロの方。10年前に都内の靴学校で学んだのち、福岡でご自身の工房を立ち上げて8年。ずっと靴製作に取り組んでいらっしゃいます。
先日工房へ見学に来られたうえで木型講座の受講を決められました。講座はスタートしたばかり。
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これまで靴を作り続けていたからこそ、「そこが知りたかった!」と感じられること、多いのではないでしょうか。
足に合わせて作りたいと思うほど、木型への理解は切実なものになってきます。

斎藤先生も、限られた時間の中で出来るだけ多くを得てほしいと、生徒さんに負けず真剣に解説していきます。

木型講座のOG岸さんが工房にいらっしゃいました

栃木県でcui cuicoを主催されている岸さんは木型講座のOG。 ※前回の記事
木型講座の受講時にはインタビューもさせて頂きました。

今日は斎藤先生に木型についてあれこれ相談中。0716_2423_w570

木型講座の、その続きを学びたい

こちらの方は、もと木型講座の受講生。ご自身がすでにお客さんからのオーダー靴製作もなさっているプロの方です。木型講座は受講したのだけれど、
「木型の勉強をさせていただいたら、まだまだ知らないことが沢山あると気付いたんです。」
とのこと。

それで、木型講座終了後、斎藤先生に相談し、現在はプレ本科の生徒として、木型について分らないところをさらに詳しく勉強に通われています。  ★木型講座に関連する記事はこちら
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木型講座は、靴作り経験者に、木型修正に内容を限定して教えているコースです。
けれど、その内容は斉藤先生の専門ということもあり、全体としてはかなりのボリューム。なにしろその内容は、本科ではマスターコースとシニアコースに分けており、さらにその先には、シニアコース生以降からでないと教えられないといってインターン生の中でのみ限定して教えている、より専門的なカリキュラムも存在するのです。

製靴経験者向けといえども、時間制限のある中で教えられることは限りがあるのです。斎藤先生はマンツーマンのこの講座では受講生のレベルに合わせて、その後の役に立ててもらえるようエッセンスを厳選し教えるように心がけているのだそうです。

受講生の中には木型講座を学んでみて初めて、「オーダー靴について実はこんなにも知らなかったなんて・・・」と感じられる方も。
その結果、「もっとちゃんと基礎から学びたい」「もっと詳しく知りたい」と、改めて本科に入りなおしされるケースや、ご自身の来られるペースで学びたいとプレ本科で勉強を続けられるケースなども。

プロとして続けるほど、学びたいことがより具体的に見えてくる。・・・それは斎藤先生も身をもって体験していることでもあります。
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