クラウス コルドン
2008年02月06日
221『ベルリン1945 』
国家と民族 これはまったく別物だ
戦争は政治家や政府によって準備され
引き起こされ 企てられる
しかし 死ななければならないのは
数百万の普通の人々だ
そのことをいつも考えていなければならない
わたしたちにできる対抗措置はただ一つ
かつてなにがあり
今なにが起こっているのか
真実を語り 人々がお互いに
よりよく知り合うことだ
―レフ・コペレフ(ロシア人作家)―
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ベルリン1945
クラウス・コルドン著ベルリン・シリーズの最終
『ベルリン1945 』で 原題は『はじめての春』です
2巻目の『ベルリン1933』から12年ヒトラーに
一縷の望みを託したドイツ国民は
恐ろしい嵐の只中に叩き込まれていました
そんな状態の中 ゲープハルト一家も
例外ではなく過酷な出来事が襲っていたのです
一家の長男ヘレも妻のユッタも
赤ん坊だった一人娘エンネを残したまま
投獄されて生死も定かではありません
そんなエンネにとって
祖父と祖母が父と母だったのです
本書『ベルリン1945 』は
そのエンネを中心に描かれていきます
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戦争は政治家や政府によって準備され
引き起こされ 企てられる
しかし 死ななければならないのは
数百万の普通の人々だ
そのことをいつも考えていなければならない
わたしたちにできる対抗措置はただ一つ
かつてなにがあり
今なにが起こっているのか
真実を語り 人々がお互いに
よりよく知り合うことだ
―レフ・コペレフ(ロシア人作家)―
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ベルリン1945
クラウス・コルドン著ベルリン・シリーズの最終
『ベルリン1945 』で 原題は『はじめての春』です
2巻目の『ベルリン1933』から12年ヒトラーに
一縷の望みを託したドイツ国民は
恐ろしい嵐の只中に叩き込まれていました
そんな状態の中 ゲープハルト一家も
例外ではなく過酷な出来事が襲っていたのです
一家の長男ヘレも妻のユッタも
赤ん坊だった一人娘エンネを残したまま
投獄されて生死も定かではありません
そんなエンネにとって
祖父と祖母が父と母だったのです
本書『ベルリン1945 』は
そのエンネを中心に描かれていきます
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2008年02月04日
220『ベルリン1933』
「なにと闘うか知っているだけでじゃ足りない
なんのために闘うか知らなくてはだめだ」
―文中より―
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ベルリン1933
3部作の第1巻『ベルリン1919』に引き続き
第2巻の『ベルリン1933』です
原題は『壁を背にして』となっています
1933年あのヒトラーが政権をとり
独立体制を築いていく その前夜
追い詰められ行き詰った人々の物語です
あれから14年ベルリンの貧民街アッカー通り
37番地に住み続けるゲープハルト一家の
あのハンス坊やも後半年で15歳に
なろうとしているしている そんな日々ですが
暮らしは益々切迫して 巷の失業者の数は
ウナギ登りに増え続け 暗い暗雲は
僅かな晴れ間を見せることを
全く忘れたような状態で人々の上に
重く暗く絶望的に圧し掛かってきます
続きを読む
なんのために闘うか知らなくてはだめだ」
―文中より―
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ベルリン1933
3部作の第1巻『ベルリン1919』に引き続き
第2巻の『ベルリン1933』です
原題は『壁を背にして』となっています
1933年あのヒトラーが政権をとり
独立体制を築いていく その前夜
追い詰められ行き詰った人々の物語です
あれから14年ベルリンの貧民街アッカー通り
37番地に住み続けるゲープハルト一家の
あのハンス坊やも後半年で15歳に
なろうとしているしている そんな日々ですが
暮らしは益々切迫して 巷の失業者の数は
ウナギ登りに増え続け 暗い暗雲は
僅かな晴れ間を見せることを
全く忘れたような状態で人々の上に
重く暗く絶望的に圧し掛かってきます
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2008年01月14日
219『ベルリン1919』
問題は 過去を克服することではありません
さようなことができるわけはありません
後になって過去を変えたり
起こらなかったことにするわけにはまいりません
しかし 過去に目を閉ざすものは
結局のところ現在にも盲目となります
非人間的な行為を心に刻もうとしない者は
またそうした危険に陥りやすいのです
―ワイツゼッカー大統領の演説より―
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ベルリン1919
「なぜ ぼくたちは争いをやめられないのだろう?」
ベルリンを舞台に20世紀激動の時代を描き
戦争と平和を現代に問うクラウス コルドン著
大河小説3部作の第1巻『ベルリン1919』です
暮れからお正月にかけて読むには
ちょっとヘビーな作品でしたが
暫くファンタジーものが
続いていたので手にしてみたのです
原題は『赤い水兵あるいはある忘れられた冬』
1918年から1919年にかけてのドイツ帝国が
崩壊・敗戦へと追い込まれた
その冬のベルリンが舞台になっています続きを読む
さようなことができるわけはありません
後になって過去を変えたり
起こらなかったことにするわけにはまいりません
しかし 過去に目を閉ざすものは
結局のところ現在にも盲目となります
非人間的な行為を心に刻もうとしない者は
またそうした危険に陥りやすいのです
―ワイツゼッカー大統領の演説より―
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ベルリン1919
「なぜ ぼくたちは争いをやめられないのだろう?」
ベルリンを舞台に20世紀激動の時代を描き
戦争と平和を現代に問うクラウス コルドン著
大河小説3部作の第1巻『ベルリン1919』です
暮れからお正月にかけて読むには
ちょっとヘビーな作品でしたが
暫くファンタジーものが
続いていたので手にしてみたのです
原題は『赤い水兵あるいはある忘れられた冬』
1918年から1919年にかけてのドイツ帝国が
崩壊・敗戦へと追い込まれた
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