2007年03月23日

・東西落語研鑚会 with アップル姉さん(長文。)

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 第二十二回 東西落語研鑚会 @3/23 よみうりホール

  桂つく枝 動物園
  林家正蔵 ろくろ首
  立川志の輔 猿後家
  (仲入り)
  桂つく枝・あやめ・坊枝・文福 師匠の思い出
  桂文珍 稽古屋


おととし3月に永眠された、桂文枝師匠の追善会ということで、
師匠にゆかりの深いネタ、プログラムが作られました。

文枝さんは、戦後の上方落語を復興した「上方四天王」の一人で、
三枝(いらっしゃーい)、文珍(博士)、小枝(探偵)など、
多彩なお弟子さんをたくさん育てた方です。

今回の同行者もアップル姉さん。
米国でのバーテン時代に数々の有名人と出逢い、
自らも先日かわさきFMにゲスト出演した「有名人」です (^^)/
おいらもそのラジオ全部聴きましたが、かなり楽しかったです♪
で、この日も結局しゃべり倒してお帰りになられました (爆)
(あ、あとアップルさんの義理のお姉さんもご一緒でした。)


◆桂つく枝 動物園

 トラの皮を着て檻の中でブラブラしているだけの仕事に就いた男。
 「トラとライオンの決闘をお目にかけます」とアナウンスが流れ驚く・・・

文枝師匠の「秘蔵っ子」、十八番弟子のつく枝さん。
年の割にかわいい感じの人で、きっとかわいがられたんでしょうねー。

マクラは、幼稚園児の前で落語をやった話から。
「園児たちに落語の真髄を」と言われて行ったそうですが、
 ・・・そんな無茶な (^^;

「動物園」、おいらは初めてでしたが、有名なネタみたいです。
昔は地方に出張する「移動動物園」っていうのがあったんですね。
トラが急死しちゃった、どうしよう・・・
→ そうだ、人がその皮を着てトラのフリをすればいい
→ 田舎の人はトラなんて見たことないから、大丈夫だろう (^^)/
 ・・・そんな無茶な (^^;
こんな、ありそうでなさそうで、やっぱりありそうな、
微妙な設定が楽しい噺でした (^^)/


◆林家正蔵 ろくろ首

 嫁がほしいという男が、美女との縁談から婿養子に入る。
 だが夜中になると首が伸び、ろうそくの油を舐めるので恐ろしくなり・・・

何がスゴイって、追善会なのに文枝師匠について一言も触れないまま、
高座を去っていった正蔵さん。。。
でも、師匠らしくてイイ感じ (^^; (←忘れてたそうです。)

「ろくろ首」、ネタおろしだったとのこと。言われてみれば、納得・・・。
でもこの噺、すごく身につまされる噺だったのであります。
なぜなら、おいらはこの噺の男と同じく、
夜はいったん寝ると、何があっても朝まで起きない人なのであります。
そしてこの男も、美女の首が伸びるのは夜中だけってことで、
縁談を受け入れて婿に入るわけで。。。
何か自分のことみたいで、ちょっとビックリ (・・;)

それにしても、落語家の顔になったなぁ、正蔵さん。


◆立川志の輔 猿後家

 何不自由なく暮らす大店の後家だが、顔が猿似なのを気にしている。
 「猿」という言葉が禁句の中、なじみの男が金を借りに行くが・・・

CDで何回も聴いている、志の輔さんの「猿後家」。
21日の独演会でも、この噺をかけたそうです。
2日も前からおいらのためにリハーサルしておいてくれるなんて、
何てお優しい♪ (←オイ!w

「猿」が禁句なので、「ああしなさる」「こうしなさる」なんてのもダメ。
うっかり言おうものなら、烈火のごとく怒りだし、追い出される (・・;)
その代わり、お世辞にとにかく弱く、ほめるとすごく良くしてくれる☆
ほめてほめまくって、うまくいったー、と内心大喜び♪
・・・そんなときに、ポロッと言っちゃうんですね (^^;

周りにサル顔の人がいたら気をつけましょう。


・・・ふー、あと半分 (・・;) ナガイ

 

◆桂つく枝・あやめ・坊枝・文福 師匠の思い出

お弟子さん4人による座談会。
文福さん(ピンクの着物。進行役なのに一番目立ってました(笑))、
あやめさん(女流。そこはかとなく小原正子似)、
坊枝さん(ツッコミ担当(?)。そこはかとなくますだおかだの増田似)、
そしてトップバッター
を務めたつく枝さん。
素でおもしろい人ばかりで、文枝師匠のお人柄がしのばれます。

文枝師匠のお弟子さん育成法は、
「普段は自由にやらせ、方向が大きくずれた時に引き締めればいい」。
三枝さん、文珍さん、小枝探偵、そして↑の4人・・・。
その育成法がしっかり身を結んだことがわかりますね。

相撲好きだった師匠をしのび、最後は文福さんの「相撲甚句」で終了♪
イイ声☆


◆桂文珍 稽古屋

 芸を習おうと稽古屋へ通った男だが、ことごとく稽古の邪魔をする。
 長屋の屋根上で「煙が立つ〜」と唄うと、通行人が火事と間違える・・・

本日のメインイベント。文枝師匠の三番弟子、文珍さん。
古典も新作もハイレベルでこなす、熟練のオールラウンドプレーヤー。
上方では今一番好きな噺家さんです。
(三枝さんや鶴瓶さんは、何言ってるかわかんないことあるし・・・w)
CDもたくさん出ていますが、どれもおすすめです♪ (^^)/

まずビックリしたのが、それまでの噺を即興で、しかも自然に取り入れて、
爆笑の渦を巻き起こして見せたところ。
「ろくろ首」に「猿後家」、あと「相撲甚句」もw
それがサラッとできちゃうのが、粋なんですねー。

「稽古屋」は初めて聴きました。
稽古に来ていた女の子を邪魔したり、焼芋を勝手に食ったり、
男のはちゃめちゃぶりはまさに落語の世界。
文枝師匠の好きそうな噺だなぁ。
思い出話をたくさん聴いたあとだったので、余計そう感じたんでしょう。

そんなこんなで、大満足の2時間半でした。
たまにはみんなと行く落語もいいものです (^^)/

あ、写真の人物が文枝師匠です。
今さらですが (^^;



earlybird_mt_fuji at 23:40│Comments(0)TrackBack(0)clip!落語のごらく通信 

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