コートジボワールに出張してきました。2ヶ月ぶりの西アフリカ!

空港についてタクシー運転手とアビジャンなまりのフラ語で交渉するのも、むーっと肺に入ってくる湿気と熱気も、臭い匂いを発するラグーン(入り江) もすべて懐かしくいとおしい。

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(写真左は、アビジャンの入り口で迎えてくれるブイヨンキューブのマギーおばちゃんの像。ケンタッキーおじさん的なキャラです。)

空港から直行で、なじみのマキ(コートジ料理のレストラン)に駆け込みます。プレ・ブレゼ(鶏肉のグリル)とアロコ(食用バナナ)をかきこみ、いつもの変わらない味に納得です。

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今回のミッションは、去年出資したコートジの養鶏会社の訪問。一緒に訪問しているアメリカ人のおじいさまが1970年代のPeace CorpカメルーンのOVで、協力隊市場調査団についてもいいディスカッションができました。

時を同じくして、安部首相の1月の訪コートジに備えて、日本の大企業やJICAさんの大規模ビジネスミッションがあったようです。ミッション後の飲み会に合流でき、ダカール時代の戦友の商社の友人夫妻と再会。JICAの仏語圏アフリカ特攻隊長のンボテ飯村氏ともお会いできました。日本ミッションでは、弊社の「コートジのおかん」のマイクパフォーマンスがすさまじく、途中からマイクをかなぐり捨てて声を大にして、コートジの将来性について日本からの皆様に語っていたそうです。政府の役人のおじさまたちが応えられない質問に、「おかん」が代わりに答えてしまう、という一幕もあった模様。「おかん」から、「コートジのイノキ」と改名される日も近いのかもしれません。

ミッション2日目からは弊社コートジ事務所の若手ホープであるタンカムちゃんが合流。卵を生産する巨大な養鶏場を訪問したのですが、疫病予防の観点から、農園に入る前に、汚い労働者用のシャワー室で、シャワーを浴びねばならず、かなり凹んでいたみたいです。でも、高層ビルに入っている金融機関の訪問より、農場の現場のほうがおもしろいっす、とけなげに頑張っていました。がんばれ、タンカムちゃん。

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(写真は、タンカムちゃんとダカールから出張してきているフォレム氏。右側の写真の中心にいるのが「おかん」)

時間にゆとりができたので、マリ人で飲料会社を経営するポナ社長とお茶することもできました。近々、新しいビジネスをはじめるみたいで、彼のような人がアントレプレナーシップを発揮しまくるのは、西アフリカの将来にとっていいことだと思います。


アビジャン空港では、ナイロビ行きのケニア航空の隣に停機しているダカール行きのエア・セネに飛び乗ってしまいたい衝動と戦いながら、帰国。お土産にはアチェケ(ヤム芋のクスクス)を買いました。

ケニアに戻ってきたら、なんとワールドカップの日本の初戦はコートジボワールであるというニュースが飛び込んできました!両国とも決勝トーナメントに進めるといいですね!