週末を使って協力隊調査団ガーナの合宿に参加してきました。舞台はガーナ北部のタマレ。
ガーナは、セネガル・ケニアと並んで、協力隊調査団がもっとも活発な国のひとつで、調査団のハートランドのひとつになりつつあります。頑張っているガーナの隊員たちと話してみたかったので、強行軍で行ってまいりました。
ケニアからガーナにはケニア航空の直行便が出ており、金曜の朝一の便でケニアを経つと、お昼にガーナに到着します。午後は会社のガーナ事務所で仕事を片付け、夜は、調査団のアクラ在住調査団メンターや、JICA・大使館の皆様方と、ガーナ料理を囲みながら前夜祭。メンターは、現地の投資ファンド、国連、石油関係の会社など、さまざまな分野のプロフェッショナルたちです。外交官の方で、タマレ近郊で幼稚園をNGOで運営されている方がいて、その方のお話も超熱かったです。
土曜朝にメンターたちと一緒に、飛行機で北部の街タマレに向かいます。飛行時間は約50分。
タマレ空港で、協力隊員10名強と、タマレ在住でWorld Food Programで農業専門家として活躍されているKazさんご夫妻と合流。
日中は、シアバターの工場と、前述の外交官の方がはじめた「My Dream」という幼稚園を訪問。
<シアバター工場>
(当稿のフォトクレジットは、すべて協力隊小倉キャッスル隊員)


幼稚園は、村の人たちによる村の人たちの幼稚園、という形でしっかり運営されている様子で、子供たちのdisciplineなどもしっかりしていました。子供たちは、とてもかわいい歌で僕たちを歓迎してくれました。学校のスタッフや村人たちは、村の若者たちはいい職を求めて都市に出てしまう、だから先生が足りない、などのチャレンジの話をしてくれましたが、収入源がなかなかない村でここまでやるのは本当に素晴らしいと思いました。


村の感じは、セネガルの村にそっくり。きのこハウス(カーズ)もあります。これでバオバブが生えていれば、セネガルとまったく同じ景色です。気温は40度近くで体中の水分が抜けるかと思うくらいの暑さですが、なんだか癒されます。

訪問後、Kazさんのおうちで休憩し、夕方から、勉強会に突入。Kazさんの家は、飲み屋にあるようなビール専用の冷蔵庫があったり、なんかバックパッカーが集まるドミトリーのようないい雰囲気です。停電だったので、みんなのパソコンにデータを移して、パソコンの場面でプレゼン資料を見ていきます。

勉強会では、僕がマーケティング講座を行い(キャンサースキャン福吉社長がケニア隊に説明してくれた、”Positive Deviance”を中心に)、油田への機器供給の仕事をされているAさんがガーナの石油産業についての説明、国連で難民キャンプでの職業訓練をされているMさんが、ボストンコンサルティング・コンゴの日本大使館・国連、と回ってきたご自身のキャリアに触れながら、キャリア講座を行ってくださいました。
隊員たちも熱心に聞いてくれて、気合がはいったようです。
ガーナ人への効果的なインタビューの仕方など、隊員同士のディスカッションも興味深かったです。隊員たちを見ながら思ったのは、活動の疑問への答えは協力隊の中にある、ということ。
調査団というプラットフォームを利用して、隊員同士の横のつながりが強化され(ひとつの国の中だけでなく、国境を越えて)、活動のヒントを交換しつつ、調査団が「隊員による、隊員のためのもの」になっていけばいいなあと思います。
メンターは答えは持っていないけど(まあ、世銀の一職員ごときが隊員に役に立つアドバイスができる程度なら、今頃アフリカは豊かになってるし。。。また、隊員たちが日々格闘している課題はそんな軽いものじゃない)、答えのない開発という業界で一緒に悩む(あるいは先を走る)者たちとして、悩みを共有し、自分が走ってきた中で役に立ったことなどを隊員たちとシェアしていければいいのだと思います。
勉強会のあとは、ガーナ北部名物ホロホロ鳥などを囲み、めくるめく飲み会が行われたことは言うまでもありません。
超濃密な2日間でした。お世話になったガーナ協力隊、調査団メンター・サポーターの皆様、楽しい時間をありがとうございました!引き続き、ガーナから熱い活動・発信をお願いしたいと思います!
最後に、一緒に志を追う仲間たちが世界中にいるって、なんて素晴らしく、そして有難いことだ、と思いました。
ガーナは、セネガル・ケニアと並んで、協力隊調査団がもっとも活発な国のひとつで、調査団のハートランドのひとつになりつつあります。頑張っているガーナの隊員たちと話してみたかったので、強行軍で行ってまいりました。
ケニアからガーナにはケニア航空の直行便が出ており、金曜の朝一の便でケニアを経つと、お昼にガーナに到着します。午後は会社のガーナ事務所で仕事を片付け、夜は、調査団のアクラ在住調査団メンターや、JICA・大使館の皆様方と、ガーナ料理を囲みながら前夜祭。メンターは、現地の投資ファンド、国連、石油関係の会社など、さまざまな分野のプロフェッショナルたちです。外交官の方で、タマレ近郊で幼稚園をNGOで運営されている方がいて、その方のお話も超熱かったです。
土曜朝にメンターたちと一緒に、飛行機で北部の街タマレに向かいます。飛行時間は約50分。
タマレ空港で、協力隊員10名強と、タマレ在住でWorld Food Programで農業専門家として活躍されているKazさんご夫妻と合流。
日中は、シアバターの工場と、前述の外交官の方がはじめた「My Dream」という幼稚園を訪問。
<シアバター工場>
(当稿のフォトクレジットは、すべて協力隊小倉キャッスル隊員)


幼稚園は、村の人たちによる村の人たちの幼稚園、という形でしっかり運営されている様子で、子供たちのdisciplineなどもしっかりしていました。子供たちは、とてもかわいい歌で僕たちを歓迎してくれました。学校のスタッフや村人たちは、村の若者たちはいい職を求めて都市に出てしまう、だから先生が足りない、などのチャレンジの話をしてくれましたが、収入源がなかなかない村でここまでやるのは本当に素晴らしいと思いました。


村の感じは、セネガルの村にそっくり。きのこハウス(カーズ)もあります。これでバオバブが生えていれば、セネガルとまったく同じ景色です。気温は40度近くで体中の水分が抜けるかと思うくらいの暑さですが、なんだか癒されます。

訪問後、Kazさんのおうちで休憩し、夕方から、勉強会に突入。Kazさんの家は、飲み屋にあるようなビール専用の冷蔵庫があったり、なんかバックパッカーが集まるドミトリーのようないい雰囲気です。停電だったので、みんなのパソコンにデータを移して、パソコンの場面でプレゼン資料を見ていきます。

勉強会では、僕がマーケティング講座を行い(キャンサースキャン福吉社長がケニア隊に説明してくれた、”Positive Deviance”を中心に)、油田への機器供給の仕事をされているAさんがガーナの石油産業についての説明、国連で難民キャンプでの職業訓練をされているMさんが、ボストンコンサルティング・コンゴの日本大使館・国連、と回ってきたご自身のキャリアに触れながら、キャリア講座を行ってくださいました。
隊員たちも熱心に聞いてくれて、気合がはいったようです。
ガーナ人への効果的なインタビューの仕方など、隊員同士のディスカッションも興味深かったです。隊員たちを見ながら思ったのは、活動の疑問への答えは協力隊の中にある、ということ。
調査団というプラットフォームを利用して、隊員同士の横のつながりが強化され(ひとつの国の中だけでなく、国境を越えて)、活動のヒントを交換しつつ、調査団が「隊員による、隊員のためのもの」になっていけばいいなあと思います。
メンターは答えは持っていないけど(まあ、世銀の一職員ごときが隊員に役に立つアドバイスができる程度なら、今頃アフリカは豊かになってるし。。。また、隊員たちが日々格闘している課題はそんな軽いものじゃない)、答えのない開発という業界で一緒に悩む(あるいは先を走る)者たちとして、悩みを共有し、自分が走ってきた中で役に立ったことなどを隊員たちとシェアしていければいいのだと思います。
勉強会のあとは、ガーナ北部名物ホロホロ鳥などを囲み、めくるめく飲み会が行われたことは言うまでもありません。
超濃密な2日間でした。お世話になったガーナ協力隊、調査団メンター・サポーターの皆様、楽しい時間をありがとうございました!引き続き、ガーナから熱い活動・発信をお願いしたいと思います!
最後に、一緒に志を追う仲間たちが世界中にいるって、なんて素晴らしく、そして有難いことだ、と思いました。
