タンザニア北部(ウガンダ国境)のブコバという街へ出張。協力隊もいない辺境の街(セネガルでいうとケドゥグとかマタムな感じ)。

ムスリムのインド人のご家族が経営する食品会社を訪問。ブコバは、ビクトリア湖が一望できる美しい街でした。

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ミーティングのしめは、コーランの講義で、英語版のコーランをお土産に頂きました。あっるはんどぅりらー。

帰路は、ダルエスサラーム経由ではなく、ウガンダのエンテベへ飛んで、そこからナイロビに戻りました。エンテベで少し時間があったので、街に出てウガンダ食も食べました。鶏スープと食用バナナをフフ的に練ったものがやたらおいしかったです!

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そういえば、ひとつうれしいことが!

ワシントンDC・ダカールと一緒に夜なべをしながら色々な案件を一緒やってきた腐れ縁のガーナ人のサムが、当社のアフリカ農業ビジネス部門の部長になりました。

アフリカに来て、つくづく、「人間の徳」というものが、案件のタームやストラクチャリングより余程大事なあと痛感する日々で、そういう意味では徳を積んだサムのリーダーシップは、我々のチームをより強くしてくれるだろうと嬉しく思います。

サムは、ガーナ北部のブルキナ国境の寒村で育ち、ガーナ大学を出て(欧米の大学出身が多い当社で珍しい)、やし油の石鹸工場の工場勤務から、エコバンクの銀行員になって、世銀に入ってきたという努力の人。博士号も夜間でとって、博士論文のテーマは、ガーナの小規模起業家400人を調べて、どういう人が成功して、どういう人が失敗したかを、要因分析した涙なくしては読めない大作。

こういうのがアフリカで積んだ徳で、落下傘的に欧米から来て大所高所をblah blahと語るエキスパットには出せない味だと思います。早速ケニアに出張してきて、詰まっていた案件2件で、お客さんを説得して前に進めてくれました。私も、腰ぎんちゃくのようにサムに色々入れ智恵をして、チームを強くしていきたいと思います。

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