セネガル武道界にとって大変喜ばしいことに、ダカールに柔道隊員が赴任してきました。全日本クラスの超ナイスガイ。エルサルバトル、インド(ケララ州)と指導で回った後アフリカにたどり着いたらしい。
早速ランチをしながらいろいろ話を聞きました。セネガル人は戦闘民族のDNAがあるし、彼らには彼らのよさがあるからそれを生かすように教えないと、といってました。人生もいきなり現場に放り込まれるんだから、柔道も実戦を通じて学んでほしい、ということで彼の教え方は試合形式ではじまるそうです。
試合の中で、相手を倒そうとして一生懸命出した技は、めちゃくちゃでも心の入った生きた技なんだ、という言葉が心に残りました。試合形式で足りなかった部分の基本をその後練習することで、基本の大切さもわからせることができる、とのこと。なるほど!これまで空手を教える中で「なんでこの子たちは基本をまじめにやらんの、きーー!」とストレスをためていたのが、逆転の発想で開眼しました。ただ、実際そういうレベルでの教え方ができるには僕の空手の力量では大分足りないとは思うのですが。。。
ただ、それ以来、ビギナーの子にも組手の練習をさせて、「ほら、普段の練習で腰を入れて打つ練習をしないと、試合でできないでしょ」みたいなやり方をするようにはしています。

ちなみに柔道といえば、職場の同僚のコートジボワール人のアミーファニーちゃんは、アビジャンの中学・高校と柔道をやっていたそうです。得意技は?と聞いたところ、「払い腰」とのこと。やるね、アミーちゃん。
* * *
先週は、空手隊員と一緒にセネガルの空手の全国大会を見に行ってきました。いままでみたセネガルの試合の中で一番レベル高かった!身長差をはねかえす戦い方をする小さい選手がいたり、技術的にも勉強になりました。

この大会は、タンバクンダ、ケドゥグ(ギニア国境)、マタム(マリ国境)、などの僻地からも選手が集まっていて、空手の普及度合いにうれしくなりました。写真は、カザモス(ガンビアを隔てたセネガル南部)出身で女子の軽量級で優勝した選手。ウォロフ族とは違う独特の顔立ちです。

空手を見ながらつらつらと考えたのですが、僕らの開発の仕事も空手みたいにならなきゃいけないと思う。つまり、ここの空手の大会は、セネガル人だけで何十年も運営されてきて、各地にチームがあって、空手は完全にセネガルのものになってる。僕らのプロジェクトも空手みたいに、道を究めようとセネガル人に思わせる何らかの魅力を持たせるには、自発的に続けてもらって現地に根付いていくためには、何が必要なのか、真剣に考えなきゃいけないなあ、と思いました。
空手隊員が活動しているカオラック市の選手たちが結構タイトル取ってました。いい結果が残せてすばらしいです。この空手隊員はもうすぐ帰国してしまうので、寂しくなるなあ。
早速ランチをしながらいろいろ話を聞きました。セネガル人は戦闘民族のDNAがあるし、彼らには彼らのよさがあるからそれを生かすように教えないと、といってました。人生もいきなり現場に放り込まれるんだから、柔道も実戦を通じて学んでほしい、ということで彼の教え方は試合形式ではじまるそうです。
試合の中で、相手を倒そうとして一生懸命出した技は、めちゃくちゃでも心の入った生きた技なんだ、という言葉が心に残りました。試合形式で足りなかった部分の基本をその後練習することで、基本の大切さもわからせることができる、とのこと。なるほど!これまで空手を教える中で「なんでこの子たちは基本をまじめにやらんの、きーー!」とストレスをためていたのが、逆転の発想で開眼しました。ただ、実際そういうレベルでの教え方ができるには僕の空手の力量では大分足りないとは思うのですが。。。
ただ、それ以来、ビギナーの子にも組手の練習をさせて、「ほら、普段の練習で腰を入れて打つ練習をしないと、試合でできないでしょ」みたいなやり方をするようにはしています。

ちなみに柔道といえば、職場の同僚のコートジボワール人のアミーファニーちゃんは、アビジャンの中学・高校と柔道をやっていたそうです。得意技は?と聞いたところ、「払い腰」とのこと。やるね、アミーちゃん。
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先週は、空手隊員と一緒にセネガルの空手の全国大会を見に行ってきました。いままでみたセネガルの試合の中で一番レベル高かった!身長差をはねかえす戦い方をする小さい選手がいたり、技術的にも勉強になりました。

この大会は、タンバクンダ、ケドゥグ(ギニア国境)、マタム(マリ国境)、などの僻地からも選手が集まっていて、空手の普及度合いにうれしくなりました。写真は、カザモス(ガンビアを隔てたセネガル南部)出身で女子の軽量級で優勝した選手。ウォロフ族とは違う独特の顔立ちです。

空手を見ながらつらつらと考えたのですが、僕らの開発の仕事も空手みたいにならなきゃいけないと思う。つまり、ここの空手の大会は、セネガル人だけで何十年も運営されてきて、各地にチームがあって、空手は完全にセネガルのものになってる。僕らのプロジェクトも空手みたいに、道を究めようとセネガル人に思わせる何らかの魅力を持たせるには、自発的に続けてもらって現地に根付いていくためには、何が必要なのか、真剣に考えなきゃいけないなあ、と思いました。
空手隊員が活動しているカオラック市の選手たちが結構タイトル取ってました。いい結果が残せてすばらしいです。この空手隊員はもうすぐ帰国してしまうので、寂しくなるなあ。
