TIWA 参観感想文

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           (TIWAの前で)

 東南アジア移住労働者に関する色々な情報はあちらこちらでよく耳にする。
だからこそ、彼・彼女らについて、よく理解しているとは限らない。それをこ
の授業及びTIWA参観を通して分かるようになった。
 3年前、台湾に初めて来てよく目にしたのが、おいしいバブルティー
(タピオカ)を売っている店のようなTake-out 飲み物屋さんと共に多かった
のが外国人労働者であった。今は韓国でも多くの外国人労働者が韓国に
明るい夢を見て働きに来ているのは様々なメディアから見ている。しかし、
道でよく目にする外国人労働者は朝鮮族が多く、彼・彼女らは外見も言葉
も同じく、他の国の出身外国人労働者と比べて感情的には親しい感じさえす
るので個人的にはそんなに違和感を感じていない。また、韓国では中国から
来た労働者や東南アジア出身労働者らは工場が集まった地域に集中してい
る傾向がり、そのせいか数の割には認識が薄かった。だが、台湾でアある
意味ではもっと色々な地域で、分野で働いている状況なので身近で接触
することが出来ること現象に実はちょっと驚いた。韓国では彼・彼女ら
に接触し難かった分、彼らの韓国での生活や仕事環境などについて
もっと分かり難かったし、実は特に分かろうともしなかった気がする。
 所で、ここ台湾に来てからは授業はもちろんもっと接触し易い環境が、
彼・彼女らの苦しみを私に
伝わせてくれる。私にとってこのような新し
い感情が最初は彼・彼女らへの憐憫から始まる。それが
だんだん台湾社
会でマジョリティである台湾人への憤怒の変わって、授業や論文、学者
の本を読みな
がらもっと私が属している韓国社会にその対象が変わって
いく気がした。(もちろん私も含んでいる)
 韓国では最近オ・ウォンチュン」という朝鮮族出身労働者が韓国人
の若い女性を殺害した事件が
起きた。その殺害事件が韓国社会で特に注
目されたのは朝鮮族出身労働者であったことと、彼の殺害
方法があまり
にも残酷であった理由もあった。そのせいか今回の夏休みを迎えて韓国
に帰ったら、地
下鉄で下のような表示板での落書きが見えた。赤い四角
の中で書いてあるのは
朝鮮族追放という話である。確かに彼が残酷
な殺害事件を起したのは事実である。しかし、彼があのような事件を起
たとき、韓国社会・構成員は彼のような社会的マイノリティにどのよ
うな態度をとってあったのか、
よく考えてみるべきである。また、その
犯罪者と同じい目指しで彼・彼女らを見るのは不公平である
ことに速め
に気づいてほしい気持ちもあった。

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          (韓国・ソウルのガンナム駅に書いてあった落書き)

 
TIWA参観の話に戻ると、ある公園で一緒に座って話したことが一
番記憶に残っている。ある程度
予想はしたが、あまりにも少なくて、
誰が聞いても時間に比べて給
料が少なかった。しかも、彼らから色々
な理由でお金を取っている状態であった。聴けば聴くほど悲
しくなっ
た。お金を稼いで家庭を背負うために遠い外国まで出稼ぎとして来て、
手にするのはわずか
しかない。それも場所によっては監視も激しいこ
ともあると言う。このような状況は程度の差はある
かも知れないけれ
ども、彼らに対する社会の構成員の視線はほぼ変わらない。その意味
でまた、構成
員自体が彼らをただの使い捨て、やりたくないくだらな
い仕事をする存在ではなくて、やらなければ
ならない大事な仕事を私
たちの変わりにしてくれる無くてならない存在として、受け止める姿
勢が必
要である。
 TIWA参観は台湾社会で東南アジア移住労働者を支援する団体で、
行ったら台湾の状況だけを分か
るようになれると思ったが、それより
韓国社会についてもっと考えさせる機会になった。

(1年生・イ スジョン)