●2013年5月4日●
高雄に外国籍労働者として在宅介護の仕事をしているアーティさんに会いに行った。
その前に、まずは・・・

        高雄観光~!
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ミャオです。
丁度車のお清め?をしている方がいたので、それを見ました。
背中の流血を見て、カルチャーショックを受けました。
刃物のようなものやトゲのある道具を背中にさしていました。ビックリ。

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さらに、高級なお刺身までいただきました。
      ほかにも多くの料理が並んでいました。
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   高雄で見て、聞いたお話を書きたいと思います。

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真ん中がアーティさんです。
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アーティさんは、東アジアプロのメンバーである蔡さんの祖父の介護をしているインドネシア籍の介護士だ。
「介護士」と言っても、日本のように資格があって派遣されているのではなく、インドネシア政府と台湾政府の提携によって在宅介護が可能となっている。台湾では、東南アジアから働きに来ている外国籍労働者の事を「外労」と呼ぶことが多い。
※日本では、資格なしで介護の仕事に就くには、現在の介護保険では施設内での仕事に限られています。

アーティさんについて少し書いてみたいと思う。
アーティさんは27歳で、台湾に労働者として来るのは二度目。台湾だけでなく、シンガポールへも働きに行った経験がある。母は40歳で、若くしてアーティさんを生み、家族ではアーティさんと母が外国へ働きに出ているそうだ。
アーティさんは6月に結婚予定で、結婚後も再度台湾に外国籍労働者として働きに来る予定だそうだ。
再度台湾に来る際も仲介業者を使うと答えていたのが印象的だったので、その事について書いてみたいと思う。

以前TIWAでお話を伺ったフィリピンからの在宅介護の方たちも、仲介業者に多額の仲介料を取られており、それに対して変だと思っている印象だった。しかし、アーティさんはまた仲介業者を使って台湾に来ると言っていた。高い仲介料を払う事に対して疑問に思わないのは何故なのだろうか。
アーティさんとTIWAでお話を伺ったフィリピン介護士との違いは何だろう・・・と考えてみた。
考えた結果、情報量の差ではないかと思った。
TIWAの様なNGOから情報が入る事によって仲介料が高額だと思うのではないだろうか。もしも情報が無ければ変だと思う事もなく、アーティさんの様にまた仲介業者を使って台湾に来る事を選択するのではないだろうか。アーティさんは確かこの時、なぜ仲介業者を使用するのかについて「手続きが大変で、首都で手続きをする間の手間や費用を考えると仲介業者に任せた方がいい」と言っていたと思う。もし、アーティさんに仲介料が法律違反であることを伝える人がいたのなら、もしかしたら仲介業者を使う事を考えないかもしれない。しかし、インドネシアでの手続きに必要な費用を工面できないために台湾での「後払い」は便利と思うのかもしれない。また、周りの人々も同様の条件で来ているため、台湾での法律で定められた規定など知らない可能性もある。
高額な仲介料を要求する仲介業者は絶対に許せない。しかしながら、悪徳仲介業者の存在を知っていながらも放置している台湾政府、インドネシア政府も許せない。誰の為に決めた法律なのだろうか。

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今回訪問してみて、やはり知り合いの方の介護者に質問をすることは難しいと感じた。
なぜなら、質問を選択し、聞く事は、質問と回答に偏りがでてしまうからである。
しかし、実際に在宅介護の現場で話を聞くという機会はなかなか無いと思うので、いい経験になった。

蔡さん、様々なおもてなしをしてくださった蔡さんのご両親、運転手のアーティさん、そして介護士のアーティさん感謝申し上げます。


最後に写真をいくつか。
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 ↑ インドネシアでのアーティさんの出身地。 

 ↓ ある派遣会社のポスター。
   外国籍労働者と台湾人介護士との給料には圧倒的な差が。
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