2012年11月29日、私はプロジェクトの先生と仲間たちはアジア大学に訪問し、中国語クラスの見学をしました。
このクラスは新移民たち、つまり台湾に嫁に来た外国籍配偶者たちを対象しているので、生徒たちは台湾に嫁にきた奥さんたちです。台湾の俗語で言いうと「外国籍花嫁」の人たちです。そして教師社会科の学生たちです。そのため、教師が年下生徒は年上という奇妙な感じのクラスだと、私の第一印象です。
授業の内容は、基礎の中国語。発音のㄅㄆㄇからはじめ、基礎の会話と日常生活上に使う言葉などを勉強することです。奥さんたちと教師の学生は基本まじめに授業を進んでいますが、このクラスには奥さんたちの子供も居ます。まだ五歳ぐらいの子供たちなので、じっとしているのは苦手らしく時々奥さんたちと教師を困らせてます。そのため、授業は子供たちを慰めながら何とか進んでいるだと、私は感じています。
なぜこのクラスを受けるのか? 奥さんたちに話を聞くと、中国語を習得する同時に、台湾国籍を取得するためだそうです。どうやら、新移民たちは台国湾籍をとるためには、規定時間の中国語授業を受けないといけないということです。だからか、奥さんたちの態度は中国語の習得は次いでな感じです。これは教師役の学生たちに聞くと同じことを言っている。その教師役の学生たちは、大学の授業の一環、そして単位のためにこれらの授業をやっているとのことです。学生たちと新移民の奥さんたちは、ある種のギブアンドテイクなかんけいだなと、私はおもいました。
このクラスを見学して、私が一番感じていたのは戸惑いです。新移民は中国語クラスの単位がないと台湾国籍がもらえないと言うことに対してです。クラスメートで韓国から嫁に来た方に話を聞くと、中国語クラスに入らなければならないとかそんなことはまったく無いと言う返答がもらいました。つまりこれは新移民を対象にしている規定です。
なぜ、わざわざ新移民たちにそんなルールを作るのか? ポジティブな考え方は、それは台湾政府が新移民たちがいち早くここの環境になれるようにという善意の措置ということになりますが、ひねくれの私は、これを自分より下の国から来た人間への押し売りな感じです。自分より上の国から来た方は好きにしていいから、下の国から来た君たちはわが国の教育を受けろよう? という台湾の上から目線の措置だろうか? と私は台湾政府の意味するところを頭を傾げざるを得ない一日でした。