デジタルツール考察

デザイン事務所イーズでの体験談を、街で出会った猫の写真とともに綴ります

編集モードの怪

  • 2012年02月18日
上級者にとっては理由がわかっているのでとても重宝する機能も、初心者にとってはなんでこうなるのという機能がイラストレーターにはたくさんありますので、しばらくの間こうした困ったおせっかい機能の紹介をシリーズで続けていこうかと思っています。
そして今回取り上げるのが、「編集モード」画面です。確かイラストレーターCS4から新しく取り入れられた機能だったと思いますが、グループ化されたオブジェクトやクリッピングマスク化されたオブジェクトで、部分的にオブジェクト編集が編集できるようにした機能です。今まではグループ化されたオブジェクトのある一部分を編集する場合は、グループ化をいったん解除したりグループ選択ツールで作業する必要があったのですが、目的のオブジェクトをダブルクリックや右クリックすることでグループ編集モード画面という特殊な画面に切り替わって各オブジェクトの部分的な編集が可能になりました。私が使うベクターワークスというCADソフトには前からあった機能なので、イラストレーターにもこういう機能があれば便利になるのにと以前から思っていただけに、とても便利に使っています。
しかしながら、こういう機能を知らないで画面上のオブジェクトをダブルクリックしたために、いつの間にか画面が変わってしまって他のオブジェクトを編集が制限されて大騒ぎすることになってしまうようです。画面の左上をよく見れば矢印が表示されるのですぐに状況が理解できるはずなのですが、初心者にとっては故障したかの様に思われるようです。環境設定でこの「編集モード」機能は解除できるようになっているのですが、やはり初心者にとって、おせっかい機能であることは間違いないようです。
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イラストレーターの「変形」はちっとも変形しない

  • 2012年01月21日
前回のブログで、イラストレーターの「変形」がちっとも変形でないという件をお伝えしましたが、イラストレーターを教えていて初心者にその機能を説明するときに、いつも困ってしまうのがこの「変形」です。単純に呼び名として考えればなんということはないのですが、言葉の意味をそのまま理解してしまう初心者にとっては「変形」という名前が不思議でならないようです。
確かにイラストレーターを始めたばかりの人にとっては、変形と言われればオブジェクトの形が自由に変えられる機能だと普通は思ってしまいます。そして実際にオブジェクトの形が自由に変えられる機能の名前は、実は「エンベロープ」という名前だと気が付いて愕然としてしまいます。それがわかるまでにしばらくの間無駄な時間を過ごしてしまうことになるようです。
しかしながら、イラストレーターを古くから使い慣れた人にとって「変形」はとても重宝する機能で、特に私のような工業デザインを専門にする業種の人間にとっては、CADソフトと同じように実際の寸法どおりに数値入力していくことができるので、はっきり言って基本の必須機能です。実際、私がイラストレーターを使って仕事をしていくうえで、50%くらいの割合で「変形」を使用しているのではないかと思います。
アドビ社は、こうした昔から続いているさまざまな誤訳や「エンベロープ」や「ブレンド」といった訳の分からないような呼び名にはには素直に反省して、本当に使いやすい呼び名は何かを真面目に考えてほしいと思います。一部の人だけわかればよいという姿勢では、これからの新しいユーザーの開拓にはなかなか結びつかないのではないかと思います。
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矛盾だらけになってしまったイラストレーター

  • 2011年12月20日
イーズでイラストレーターを教えていて、最近よく生徒さんが言われることの中で特に多いのがイラストレーターの中で使われているツールの名称が実際の意味と違うことや、似たような機能を持ったツールが別々の場所に散在しているために大変わかりにくいですねという指摘です。ずいぶん以前から使っている人にとってはあたりまえだと思われることも、スマホや電子パッドになれた最近の若い人たちにとっては、イラストレーターの無秩序なメニューの名称や並び方はとても不可思議なことに思えてしようがないようです。
たとえば「分割」「拡張」「統合」いった言葉の無秩序な使い方や、「はさみツール」「ナイフツール」「スライスツール」の違いの分かりにくさ、さまざまな所に散在してしまっている「変形」という言葉があったり、本当の変形は「エンベロープ」というわけのわからない名前で設定されているなどなど列挙に暇がありません。こうした不可解な名称やメニューの並び方はほかにもたくさんあって、とても一度には掲げきれないくらいあります。こうした具体的な問題のある名称例は、別の機会に改めてこのブログでお伝えていきたいと考えています。
これらの問題点の主な要因はバージョンアップのたびに新しい機能を継ぎ足して来たことと、当初イラストレーターの日本版を作るときに英文名称を直訳してしまったからではないかと思います。そしてバージョンアップしていくにあたってあまりにも以前からのユーザーを大事に考えすぎたために、それらの問題点が改善されぬまま次々と新しい機能の継ぎ足しでバージョンアップを繰り返してきたことがあげられると思います。
結果としてイラストレーターに初めて接する人にとって、最新版は矛盾だらけのとてもわかりにくいアプリケーションソフトになってしまっているように思えてなりません。ここまで来たらもうそろそろ一度リセットして、本当に使いやすい名称や操作ボタンの並べ方はどうあるべきかを、考え直す時期にきているのではないでしょうか。
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多すぎるイラストレーターの解説本

  • 2011年11月28日
本屋さんに行ってパソコン関係のコーナーを見てみると、さまざまな解説本が所狭しと並んでいます。単純にアプリケーションソフトを解説した本を冊数だけで数えてみると、一番はダントツでエクセルだと思いますが、二番目に多いのがイラストレーターとフォトショップではないでしょうか。エクセルは関数やVBAといったより高度な知識を覚えていく必要があるので、ある程度は解説本の数が多くなるのは理解できるのですが、イラストレーターやフォトショップにこれだけ多くの解説本が市販されている現状に対して、私はどう考えても異常だと思っています。
解説本の数が多いということは、裏を返して言えばそれだけ初心者にとってはわかりにくいですよといっているに等しいということでもあります。つまりソフト自体の、わかりにくさのバロメーターでもあるのではないかと言えます。わかりやすくできているソフトであれば、何も解説本や取扱説明書はいらないわけで、アドビ社のソフトの解説本がこれだけずらりと並んでいるということは、アドビ社自体の問題点をさらけ出しているとも言えます。
前回のブログでも述べましたが、どんなソフトも初めての人でもすぐに使うことができることができるようにしていくのが、当たり前になってきているのが時代の流れのような気がしています。アドビ社はもうそろそろこうした現状を真摯に反省し、本当に使いやすいイラストレーターやフォトショップはどうあるべきかを真面目に考える時期に来ているのではないかと思います。
企業の社会に対する姿勢が厳しく見られている時代でもあるわけで、ユーザーサイドはこうした事例には厳しく対応していくべきだと思います。そういう意味からも、分厚い解説本が世の中の本屋さんから1日でも早くなくなってくれることを、切に願いたいと思います。
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イラストレーターのインターフェイスを考え直す

前回のブログでも述べましたがiphoneやipadの指でページをめくる動作などをみると、情報機器のユーザーインターフェイスが著しく進化してきているんだなと実感せざるをえません。
一方アドビ社のイラストレーターを、ユーザーインターフェイスの観点からあらためて見てみると、とても時代遅れのものにみえてなりません。たとえばメニューバーに並んでいる各ボタンの名称や並び位置などが、本当に初めての人でも直感的に分かりやすい場所にあるとはとても思えませんし、これだけ市販されている入門書や解説本が多いということからしてもそれだけ判りにくいという証拠でもあると思います。
アドビ社としては古くからのユーザーを大事にしたいために、あえてバージョンアップを重ねてもメインになるメニューの順番や呼び名を変えないできています。そういう意味では、私みたいな古くからイラストレーターを使いこんできたユーザーにとってはとても有難いことであったわけですが、さすがにこれだけバージョンアップを重ねてくるとさまざまな矛盾点が出てきているように感じます。周りがどんどんと進化しているのに、古臭いインターフェイスが何よりも初心者にとってはとてもわかりにくいものにしてしまっています。
ここまで来たら、イラストレーターのインターフェイスをもうそろそろ根本的に見直しをして、まったく新しい発想で作られたイラストレーターを開発してほしい気がします。もちろん古くからのユーザーからはさまざまなクレームが来るとことも考えられますので、今までイラストレーターはしばらくそのまま残しておいても良いと思います。そして最新のインターフェイスで設計されたイラストレーターエレメンツとでも呼べるような、まったく新しい概念で作られたイラストレーターをぜひとも開発してほしいと切に願っています。一部のスキルのあるプロだけにしか使えないようなソフトではなく、誰でも説明書や入門書がなくても自由に使えるようなまったく新発想のイラストレーターが必要になってきた気がします。新規ユーザーを開拓するためには、ぜひともアドビ社は決断してほしいと私は思っています。
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アドビ社ソフトのユーザーインターフェイス

  • 2011年10月17日
先日、アップル社のジョブス氏が死去して、さまざまなメディアでアップル社の企業姿勢や成功例の分析などが話題に上がっていますが、今では当たり前になっているマウスの導入やiPadのスワイプ機能の導入は、何よりもジョブス氏のユーザーインターフェイスのこだわりが、これらを実現させたのではないかとよく言われています。初めての人でも操作が簡単にできて、しかもぶ厚い取り扱い説明書を読まなくてもある程度の操作ができるようにと、インターフェイス上にさまざまな工夫が凝らされています。iphoneやipadがこれだけ売れているのも、こうしたアップル社の地道な努力がユーザーに評価されているからだと思います。
このブログでは、さまざまなグラフィックソフトの使い勝手や問題点を掲げてきていますが、そうしたユーザーインターフェイスの観点からすると、使い勝手の改良を一番怠ってきたのがグラフィックソフトメーカーではないかと私は考えています。特にアドビ社のソフト群は、あまりにも初期段階から完成度が高かっただけに、その後ユーザーインターフェイスという部分に対しての対応が、とても遅れているように思えてなりません。iPadやiPhoneなどこれだけ先進的で新鮮なインターフェイスが進化している現在では、イラストレーターやフォトショップに使われているユーザーインターフェイスが、どう考えても時代遅れなものに感じてしまいます。はじめて使う人のことを無視して、一部のスキルのある人だけがわかればいいという姿勢は、アップル社の姿勢と対極にあるように思われて仕方がありません。これから出現するであろう若いクリエーターたちが、この先いつまでもこのままの状態で旧態依然としたユーザーインターフェイスを使い続けなければならないのかと思うとぞっとします。
アドビ社もいつまでも過去の栄光にしがみついていないで、未来を築いてくれる新しい世代が縦横に使えるようなまったく新しいユーザーインターフェイスを、早く実現してほしいと思っています。この際、アドビ社はアップル社に負けない意欲をぜひとも見せてほしい気がします。
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ソフトのおせっかい機能はもうこりごり

  • 2011年09月24日
パソコンの雑誌などの記事に「ソフトのおせっかい機能の解除方法」を、特集記事にして解説することがよくあります。特にこの種の特集が最も多いのが「ワード」だと思いますが、こうしたおせっかい機能が自動的に働いてしまうために、文書作成中に改行したとたん箇条書きの数字が出てきたり、思わぬところにインテンドが働いてしまって自分の意図する文字の位置からずれてしまうことがよくあります。
ユーザーが意図しない表示や動作を勝手にされてしまうために、それを解除するための手間暇でせっかくの文書作成作業が途中で中断されてしまうのには、とてもいらいらさせられてしまいます。雑誌の特集記事が何回も開かれるということからしても、これは大変由々しき問題だと思うのですが、ユーザーを置き去りにして自分たちの主張を貫き通して、こうした問題点をちっとも改善しようとしないマイクロソフト社の企業姿勢には本当に呆れてしまいます。
世の中はいまバリアフリーやユニバーサルデザインというキーワードをもとに、さまざまな製品がすべての人にやさしくわかりやすくをモットウにして作られてきています。特にハードメーカーは、バリアフリーやユニバーサルデザインを考えることが当たり前になってきている傾向にあると思うのですが、一方ソフトメーカーはこうした意識がとても薄いような気がしてなりません。もうそろそソフトメーカーは、素直にユーザーの意見に耳を傾ける謙虚さを持つ必要があるのではないのでしょうか。
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付属テンプレートには過度な期待はしない

  • 2011年08月28日
主なアプリケーションソフトには、テンプレートと称するひな型となる書式が必ずといってもよいくらいに標準装備で付いています。特に老舗アプリケーションソフトの最新バージョンアップ版では、もう他にやることがなくなってしまったからか、これでもかと言わんばかりかにやたらと多くのテンプレート機能を付けまくっている傾向が強くなってきています。最新のOFFICE系のソフトやホームページ制作シフトなど、特にこの傾向が見受けられます。
確かに初心者にはこういったテンプレートがたくさん付いていると、比較的早く上級者並みの作品が作れるような錯覚にとられるので大変魅力的なのかもしれません。しかしながらいざ実際に使ってみると、出来上がった作品が部分的に気に入らなかったり、修正が自分の思うようにいかなかったりして、結局使うのをあきらめてしまうのが良くあります。またずらりと並んだテンプレート用の押しボタンは、見た目に操作を難しく感じさせるだけでなく、うっかりボタンを押そうものなら突然書式構成が大きく変化してしまって、初心者にとってはとても慌ててしまう原因の一つになっています。
結論から言うと、テンプレート書式は一見すると便利そうですが、修正に特殊な制限がかかっていたり、もとの状態に戻すのが難しい場合が多く、ほとんどが使い道がないものばかりです。実際、私は長い間さまざまなグラフィックソフトを扱ってきましたが、自分の作品の中でテンプレートを使って気に入った作品ができたことは一度もありませんでした。ソフトメーカーは、もうそろそろ使い道のないようなテンプレート機能の多さをうたい文句にするような考え方を改めてほしい気がします。
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あらためてフォトショップエレメンツを考える

フォトショップの簡易版として市販されているフォトショップエレメンツについては、その値段の安さと機能の充実ぶりを以前のブログ(2011 06 23)でも報告しました。確かに一般の人が画像加工するくらいであればフォトショップエレメンツでも十分機能するので、フォトショップを買いたいのだけれども値段が高くて買うのをためらっているという私の教室の生徒さんには、フォトショップエレメンツを必ずお勧めしています。
しかしながら、そうしたフォトショップエレメンツも良いことばかりではないようで、最近のフォトショップエレメンツの授業で生徒さんが最初に述べる言葉が、画面構成が使っている間に突然変わってしまってしまうので、とにかくどうして良いかわからないということを良く耳にします。
確かにフォトショップエレメンツは画像加工の初心者用に作られているソフトなので、アルバムの整理機能やテンプレート機能がたくさん付録で付いていて、それがセールスポイントにもなっています。そうしたセールスポイントが原因で逆に初心者にはとてもわかりにくいソフトにしているような感じがしています。現にフォトショップエレメンツを私自身使っていて編集モードから整理モードに移ると、新しいウインドーが出現して画面構成が変わってしまうのでとても不安になってしまいますし、付属のテンプレート機能はアメリカ人に好まれるようなテンプレートしかないうえに、仕上がった作品に修正を加えることに制限がかかっているのでは、ちっとも使い道がありません。
最近の新しいソフトにはテンプレートがたくさん付属しているようですが、そうしたソフトに最初から付いているテンプレートは、あまり期待しないほうがよいのかもしれません。
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久しぶりにフォトショップ5.5を使ってみた

パソコン教室イーズの各講座で使用するソフトは基本的に最新バージョンを使用して授業を行っていますが、生徒さんによっては決して最新バージョンを持っているとは限りません。そこでイーズでは、旧バージョンをいつでもインストールできるようにして、多少の古いバージョンでも常に授業の対応がとれるようにしています。今回フォトショップ゚5.5を使って授業を受けたいと希望される生徒さんがいらっしゃったので、久しぶりにフォトショップ゚5.5をインストールして使う機会がありました。
フォトショップ゚5.5というと1999年頃の発売になりますので、今から約12年前のソフトになりますが、基本的な機能はすべて網羅されていてその完成度の高さには改めて驚かされました。とにかく使ってみての印象は、現在のフォトショップ゚CS5みたいに余計な機能がついてなくて、とてもシンプルで使いやすいということです。かつての記事(2011 04 29)の中で、久しぶりに古いバージョンのイラストレーター9を使ってみて、そのシンプルな使いやすさを報告しましましたが、今回のフォトショップ゚5.5にはそれ以上の驚きがありました。普通にフォトショップ゚を使う限り12年前のソフトで十分だということを改めて痛感した次第です。
このブログのシリーズ中で何回か無駄なバージョンアップの不当性を述べてきましたが、一方的なメーカーサイドからのバージョンアップに頼る時代ではなく、意味のない欠陥バージョンアップに対してはユーザーサイドからもはっきりとNOと言う時代がそろそろ来ているのではないかと思います。
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スタイルシートを克服した今は

この歳でスタイルシートを覚えることは確かに大変な重圧でしたが、それを克服した今はおかげでいろいろと恩恵を受けることが多くなって、無理して覚えた甲斐があったなと思っています。現にこのブログのページ全体のデザイン構成も、本来ならブログ提供会社の決まったデザインしか使用できないわけですが、カスタマイズ機能を使ってスタイルシートファイルを直接開いて記述の変更を行うことで、自分だけの独自デザインが簡単に表現できました。こうしたことで、ちょっとばかり優越感すら感じることができる喜びがあります。
スタイルシートの仕組みが判ってくると、なるほど確かによく考えられているなと思うところが随所に見られ、とても感心してしまいます。とくにボックス化した各要素にパディングとマージンいう方法を使ってレイアウトする考え方や、絶対座標や相対座標による考え方も、いかにもプログラマー経験者が考え出した方法なんだなあと、つくづく思ってしまいます。
逆に考えると、その「いかにもプログラマー経験者が考え出した方法」というところに、私がなかなかスタイルシートに馴染めなかった原因があるように思えます。スタイルシートの設計思想などが具体的に判ってくると、私のようなデザイナーとコンピュータープログラマーとでは、全く頭の中の構造が全く違うように感じてしまった次第です。
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60才からのスタイルシート?

以前にも書いたように、新しいホームぺージの制作を行う過程では、スタイルシートに特化しているドリームウィバーを利用してページ制作を行いました。ドリームウィバーを使えば、私みたいにあまりスタイルシートに知識がなくても補助してくれるツールがいろいろと付いているので、比較的楽にスタイルシートによるレイアウトができるようになりました。
とはいえこの歳で全くのゼロから始めるスタイルシートはさすがに大変な作業でした。ある程度のスタイルシート記述はドリームウィバーがやってくれるので作業自体はそんなに大変ではないのですが、それでもコーディング作業の関係からHTMLの基本的なタグの知識や役目をきちんと理解しておく必要があります。それに加えてJavaScriptなどの動的記述が入ってくると、さすがに60才を越した人間には全く理解不能な作業の連続で、難しい暗号文みたいなコード文章に悪戦苦闘の毎日でした。ふつうはホームページが出来上がると、ある種の達成感みたいなものがあるのですが、今回ばかりは残ったのは体の疲労感だけでした。
WEBの世界では、HTML5やCSS3といった新しい規格の対応だけでなく、iPADなどの携帯端末への対応も必要となってくる一方で、どんどんと衰えていく体力と頭の固さにどう両立していくかが、この先とても気になってしまいます。60歳を越しても、いまだにWEBデザインに携わっているデザイナーの方はたくさんいらっしゃることと思いますが、このような新技術の出現に対してどう対応しているのかを聞いてみたいところです。
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デザイナーはアナログ感覚人間?

デザイナーという職種に就いている人間は、もともとはとてもアナログ的な感覚を持ち合わせている人種だと思っています。作品の評価には「もうちょっと赤みを強くする」とか「ほんのちょっとだけ右に」とかいうような、とても曖昧な言葉が随所に使われるところだけを見ても、とてもアナログ的な表現で成り立っているんだということをいつも実感します。とくにグラフィックデザインやWEBデザインの分野では、こういったアナログ的な感覚が非常に大切だと思います。
一方で、私の専門である工業デザインの分野は、物を数値に置き換えて設計図面を作っていくという感覚から、グラフィックデザインの分野と比べると、少しだけデジタルな行為ではないかと思っています。だからこそCADを勉強する時も、割とすんなりと馴染むことができたのではないかと思っています。もっともベクターワークスはとてもアナログ的にできているCADソフトなので、ほとんどデジタル的な意識をしないで覚えることができました。
今回自分のホームページを作るにあたっては全面的にスタイルシートを使用する方式に変更したわけですが、スタイルシートはある種のプログラム言語ともいえるデジタル化した表現でレイアウトを指示してしていくやり方なので、もともとアナログ人間である私としては理解するのにとても苦労しました。そういう意味で、プログラムを専門に携わっている人の頭の中は、デザインをしている人間にとっては全く別次元で成り立っているんだなと、つくづく感じた次第です。
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スタイルシートによるページレイアウト

私は自分のホームページ作成するにあたって、かつてはホームページビルダーを使用してきましたが、今はドリームウィーバーを使用してホームページの編集をしています。オーサリングソフトをドリームウィーバーに変えた理由は、WEB作成の環境がここ5年くらいでスタイルシートを使用するようにルールに変更されてきたことが大きな理由です。
以前はHTMLのテーブル機能を使ってために、スライスやフレームなどを駆使して比較的自由で直感的なページレイアウトが実現できていたのですが、スタイルシートを利用したページレイアウトが推奨される時代になってからは、ホームページ作成の作業工程が激変してしまいました。テーブル全盛期の時代にはテーブル操作が充実している
ホームページビルダーがとても重宝したのですが、スタイルシート操作に関してはドリームウィーバーのほうがわかりやすく作られているので、ソフトを変えざるをえなかったわけです。私のようなアナログ人間にとっては、新しくアプリケーションソフトの操作を憶えるのはとても時間がかかることでしたし、なによりもスタイルシートというある種プログラム言語みたいなものをゼロから理解するのはとても大変なことでした。
もうすでにHTML5やCSS3といった次の新しい方式が話題となっていますが、WEBデザインの世界は毎年のように新しい技術が開発されていくので、そのたびに新しい勉強を強いられてしまうことになって、ついていくだけでもとても大変なことだとつくづく思います。P1000080

ソフトをインストールしない生き方

  • 2011年06月29日
マイカーを持つことに否定的な若い人たちが増えてきている傾向にあるということですが、これだけモノがあふれてしまったいまの時代には、確かにモノを所有するという意識が随分変わってきているように感じます。最近のトレンドとしてシェアハウスやシェアカーなどモノを所有しないで、まったくの他人と共有して持つことが話題になっていますが、これも意識の変革の一つの表れだと思います。
モノではないですがアプリケーションソフトも、そろそろそういう変革期に来ているのではないかと思います。今までは必要なソフトを自分のパソコンにインストールして自分専用で使っていたわけですが、よく考えてみるとこういったやり方はとても時代遅れで、無駄なことをしてきているように思えてなりません。ソフトこそ必要な時に必要なソフトが自由に使えるようになれば、どんなに便利かと思わずには居れません。
クラウドコンピューターという言葉が随分話題になっていますが、イラストレーターやフォトショップなどのグラフィックソフトも個人で個別に所有するのではなくて、必要な時だけクラウドコンピューターから操作が可能なようにできればとても助かります。
使っているパソコンに専用ソフトがインストールされてなくても、好きな時にだれでも適切なグラフィックデータが作れる時代が早く来てほしい気がします。それには巨大化して疲弊してしまったアドビ社やマイクロソフト社などの大手ソフトメーカーよりは、これから立ち上げる小さなベンチャー企業の活躍に是非とも期待したいところです。
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