ネイチャーアクアリスト

海水魚を主体としたブログです。

先週末に餌の採取と死滅回遊魚の採取にいつもの漁港まで行ってきました。
2週間前まではいっぱいいたマメチョウたちがこの日は激減。
時々見るのは、5cm程度まで成長した個体のみ。

2週間前に連れてきたような小さなマメチョウは一切見ることが出来なくなりました。
いよいよ水温が下がり、小さな体力のない個体は力尽きてしまう季節となりました。

この日見たのは、スズメダイ系を多種、そしてチョウチョウウオ系はナミチョウ・フウライ・トゲチョウの一般種のみ。
しかも全て5cm位の大きな個体のみ。

時折ヒガンフグが水しぶきを上げて突進しているものの、ハコフグ系は全く見ず。
ただこの日は珍しく綺麗なトラウツボの赤ちゃんを発見。
この漁港でトラウツボを見るのは久しぶりだ。
逆に本来水温が相当下がって見られるタカノハダイが既に見られるようになりました。

思っている以上に今年も水温の下がり方が早いようで、そろそろ採取シーズンも終わりのようです。
ともすると今年は昨年以上に早いのかもしれません。

結局この日は餌の蟹やエビとトゲチョウだけをGetして帰路に。
家に着いたのは午前4時前で、それからの水合わせやら水槽への移動やらで結局寝たのは6時前。

4時間ほど寝て10時頃にロクの水槽に入れたトゲチョウの様子を見に起きる。
しっかり泳いでいて、無事に生きていてほっとする。
実はトゲチョウ水合わせの時に色がおかしかったのです。
その異様な色が夜間のせいなのか低水温のせいなのか解らず、かなり心配だったのですが一安心です。
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問題は5cmまで成長した個体が餌付くかどうか。
結局翌日は餌を食べずで、翌々日になり練り餌を突っつき始めました。
ここまで来ると第一関門通過で一先ず安心の状態になります。
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※岩に擦り付けた練り餌を一心不乱に食べています

チョウの餌付けは、チョウがふらふらになりながら餌に辿り着くので、正直心臓に悪い作業です。
ただチョウ飼育も4年目になった我が家は餌付けに関しては少し自信が持てるようになりました。

でもチョウ飼育の問題点は実はこの後です。
現在はチョウハン2匹・フウライ1匹・トゲチョウ1匹が全てお一人様状態で各水槽に分散していますが、何れ本水槽において混泳する予定です。
その時に体力がないとあっという間に落ちてしまいます。

実は先日フウライが5cmに達したので、めでたく本水槽でチョウハンと合流と言う状況になりました。
ところが本水槽に移し約5時間ほどでフウライの尻尾はボロボロになり、慌てて餌付け水槽に戻しました。
結論から言ってチョウハンが強すぎて、混泳は難しいと判断しました。
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現在フウライは餌付け水槽で蘇生中です。
幸いにしてフウライ自体も体力が十分にあるため、拒食などの症状には至っていませんが、今回の件はかなり引きずるようにも感じています。
どこまで回復できるのかはかなり疑問ですが、食欲は十分にあるのでじっくり時間を掛けて対処しようと考えています。

ところで今我が家の愛情を一身に受けているのがチョウハンのマメチョウの秋と名付けた幼魚。
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すっかり私たちに懐いて、水槽に近づくと構って欲しくてアピール全開です。
実はこの数年で分ったことですが、チョウハンのマメチョウはよく人に懐きます。
もちろん餌があって初めてですが、餌を与えるようになると人間の手を恐れなくなります。

我が家の秋も同様で、水槽に手を入れるとスーと寄ってきては手にキスをします。
多分秋としては「お腹が空いたよー」と訴えているのでしょうが、なかなか他のチョウでは初期の段階でこのようなスキンシップはありません。

また秋は「あっち向いてホイ!」をしますw
かざした指に対して物凄く反応するのです。
とにかく食べているか遊んでいるかどっちかと言う感じです。
可愛い盛りです。

秋の無事な成長を願いつつ、今年の採取もあと僅かです。

今週の日曜日に嬉しい便りが届いていました。
ただ見たのは昨日で、慌ててメールをw

実はこのサイトで知り合いになった方が、再びハリセンボンの飼育を始めたとのこと。
他人事とは言え、なんか嬉しいですね。
無事に育つことを願わずにはいられません。

我が家はと言うと、日に日に哺乳類化しているハリセンボンが2頭・・・いや2匹w
最近は2匹で水から顔を出していろんな催促をする始末。
妻曰く「イルカが2頭ね」だそうだ。
確かに水面からにょっきり顔を出している絵は完全にイルカと同じ。

しかも、水槽からお散歩水槽に移る時にも、慣れたもので移った瞬間に「プファーーー」と呼吸。
どこまで進化するやら(笑)

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この日は通常の散歩では足りず、先週末に出したこたつの上で1時間ほど鎮座しているハチ君。
泳ぎもせずTVを見たり辺りを見たりで、動いているのは目と鰓だけ。
もう完全なおっさん状態w

さてSさん、こんな日が遠からず訪れますよ。
くれぐれも添い寝して風邪をひきませんように(笑)

今日は採取に使う装備品のお手入れ。
で、ロクは隣の温室でお散歩♪
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最近ロクはお散歩の時間が長くなりました。
この時期のお気に入りは、温室の中のやはり植木鉢の縁。
今日は既に1時間ほど。

さすがにこちらが不安になって、帰ろうとするもロクのイヤイヤ攻撃が始まる。
全身を使って「帰らないもん!」
お陰で回りは水浸し。

FMラジオを鳴らすとなぜかニコニコ顔になるロク。
俄かに聞こえているのだろうか?

それと一生懸命シクラメンを見ているけど、何見てるんだろ。
なぜか葉っぱを凝視。
食べたいのかな?w

で結局散歩は2時間近く続きました。
ロクの幸せな時間かな?

先日採取したチョウハンも中骨が透けなくなり、一先ず落ち着いた感じです。
ただこれから本水槽への移行など、いくつかの関門がありますので油断は出来ない状況です。
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この時期水温の低下と共に、動きが緩慢になったチョウチョウウオと出会いやすい季節になります。
出会える種類の殆どは普通種と呼ばれるチョウハン・ナミチョウ・フウライ・トゲ等ですが、港湾内ではアケボノなどに出会えることもあります。

問題は採取はしたものの、先ず持ち帰るところから問題が起こったりします。
水温の低下です。
例えばですが20度以下の水温ではせいぜい1時間が限度で、それ以上の移動は難しいと思います。
ですので採取をした場合には水温の確保からしなければなりません。
理想の温度は26度です。

適水温の確保が難しい場合など緊急を要する場合であれば、缶コーヒーなどを使うのも1つかもしれません。
ただし、急激な温度変化にはそれはそれで対応が出来ませんので、少しずつ温度が上がるような工夫は必要だと思います。


そして餌付け。
自宅に連れ帰ったチョウチョウウオの餌付けが待っています。
通常は連れ帰った当日に餌を食べることは稀で、殆どの場合翌日か翌々日辺りから水槽内の造作物を突き始めます。
この行動が餌付けのタイミングを知らせるサインです。

このサインを見逃すと餌付けをすることがとても難しくなり、そのまま死んでしまうことも珍しくありません。
基本は3日以内で餌付かせることが大切で、3日で餌付かない場合餌付け自体が失敗していると考えた方が良いかもしれません。

餌付けのポイントは岩に塗った練り餌。
注意すべきは最初から色気を出して粒餌を与えようとしても殆どの場合難しいです。
また、チョウの大きさによってはアサリも難しく、特にフウライの場合には巷で言われているアサリで餌付くことは稀で、殆どの場合餌付きません。
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またアサリを使った場合、餌留まりが悪く長時間に渡って食べられないため、栄養失調の状態が続く場合が多々あります。
実はこの時期の採取のもう一つの問題も栄養失調です。

本来サンゴ礁に住んでいるチョウチョウウオの主食は当然珊瑚ですが、私が採取している場所では珊瑚はありません。
小さな甲殻類や海面などを食べて生き延びていると考えられますが、この時期に採取したチョウチョウウオを見ると殆どの場合痩せていて中骨が透けて見えるような状態です。

そこに採取され絶食状態が2~3日と続く訳ですから、ぎりぎりのところでの餌付けになってしまいます。
はっきり言えば、食べるか死ぬかの二者択一の状態であり、そこにアサリや粒餌を与えても栄養摂取と言った点では難しいのです。

以前の記事でも書きましたが、練り餌の作り方はとても簡単です。
ミキサーまたは擂り鉢を用意して、ミキサーで攪拌するか擂り鉢で擂りおろすかのどちらかで作れます。

最近は以前の練り餌より少しシンプルに、使う材料もスルメイカ(鮮度の良いもの)・蟹のミソ殻ごと(磯にいる蟹を4~5匹採取して来て、甲羅を丸ごとですが鰓や足は使いません。)だけで作っています。
また、擂りおろした後にPH調整のために少しだけ重曹(イカ一杯に対して一つまみ程度)を加えています。

これを冷凍にしておき、必要に応じて解凍しながら与えている感じです。
初めの2週間はこの練り餌を朝夕2回充分に食べられるよう、岩に擦り付けて浮遊しないようにしています。

また2週間を過ぎて少しずつ飽きてきますから、味を変えるためにメダカの餌やメガバイトそして砕いたクリルや解凍したアミエビなど様々なものを練り餌に混ぜながら与えています。
人工餌への移行も少しずつ進めるような感じでしょうか。

重要なポイントは人工餌への移行を慌てないことが最も大切です。
チョウが人工餌に馴染んだと思っても、チョウの小腸が馴染んでいるとは限らず、栄養を小腸が吸収してはじめて人工餌への移行は完了します。
でも、実際にはそうそう簡単にはいきません。

何れにせよ体長が8cm程度になるまでは、人工餌だけの飼育では難しいと思います。
しかもチョウは体の割に食べる量が必要で、短時間での給餌では足りないのです。
そのためにも餌持ちの良い練り餌が必要になってきます。

またチョウの口を見て頂くとよくわかりますが、小さな餌しか食べられません。
そういった意味でも、練り餌はとても有効なのです。
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こちらは8月に採取した小夏ですが、既に3倍以上の大きさまで成長しています。
また2つのパーマークが1つになろうとしています。(チョウハンは成長と共にパーマークが変わってくる)
同じような時期に産まれているはずなのですが、ここまで大きさが違うのはやはり餌の量だと感じます。
チョウの飼育は食べている時間がそのまま成長にも影響してきますから、どう食べる時間を増やせるかがチョウの飼育のターニングポイントかもしれませんね。



国民の生活に密接に関係するのに、国民に周知をしようともしないTPP問題。
日本の主要メディアは、政府の発表通りTPPは農業の問題として一時期報じていたものの、その後は一切口を噤んだままだ。
今何がこの日本で起こっているのか?

TPPの発行に先だって今年の8月からは、種子法廃止と農業競争力支援法の2つが動き出しています。
改めてその問題点を書きますと、種子法が廃止されることで一つは在来種の種の保存が公的な機関で出来なくなることです。
当然遺伝子組み換え作物を抑え込む管理もできなくなります。
これはどういうことか?

これは作物に限ったことではありませんが、「交雑」という現象が全ての動植物間では起きます。
早い話雑種化です。
動植物における交雑化は防ぐことが出来ず、逆に交雑が起きなければ品種改良もできないといった問題もあります。

そのため各都道府県にある農業試験場と農家は手を取り合い、品種を厳密に保護するために、交雑を起こさないようなエリアを設け、交雑を起こしたものを日々排除するといった、まさに人海戦術で守ってきたのです。
ところがこの種子法が廃止されたために、各都道府県の農業試験場では種を守るためのこうした取り組みが出来なくなりました。
そればかりか、これまで培ってきた作物のゲノムや特性などのデータを民間に開示せよと国が促進しているのです。

これが種子法廃止に伴って、国が行っている農業競争力支援法です。
もちろん国としてはヘナ法や食品安全基準があるから大丈夫だという見解のようですが、ヘナ法や食品安全基準などザル法であることは周知の事実です。


ところでTPPが発行になることで、私たちの生活で一番大きく変わるであろうことは、地域主権が無くなることです。
今後地域の条例や国の法律よりも、企業の利益が優先されるのです。
つまり地域活性化のための地場産業の支援や、地場の企業との随意契約などが市町村として行い難くなる点です。

TPPの基本姿勢として、開かれた市場がもっとも優先されるべき事柄であり、そのことは全ての行政機関に徹底され、海外の企業や労働者を一切排除できないシステムに変わっていきます。
つまり地域主権が無くなるということになります。

私たちは何気なく生活しているようであっても、その実多くの地場産業の企業によって支えられているものがあります。
それはお祭りであったり、地域清掃などの活動など多岐にわたっています。
TPPが発行され域内の人やお金が自由に移動できることで、今後起きるであろうことは既にEUで失敗した轍を踏む作業が黙々と行われることを承認したことになります。

何より国民の生活に直結しながら、その中身は一切国民に周知せず、メディアも問題点を洗い出さないこの異常な事態を、国民一人一人が認識すべき状況にあります。

今後TPPからどう身を護るのか?
それはこれまでの「消費」を見直して、グローバル企業が利益を享受出来ない状態にすることが一番望ましいのですが、それは同時に日常生活の破綻も意味します。
それこそ自給自足の生活でもできれば可能かもしれませんが、現状ではそんな生活が出来るはずもありません。

今できることは、この事実を認識して皆で話し合う以外の方法はありません。
少しでも声を出し合い、憲法よりも企業が優先される異常な状態を訴える以外、我々にできることはないのです。
TPPをはじめ全ての経済連携など、グローバル企業だけが得をする国民奴隷法です。
そしてNHKを含めた主要メディなど、TPP同様この国には不要です。



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