ネイチャーアクアリスト

海水魚を主体としたブログです。

カテゴリ:そんなに簡単じゃないぞミドリフグ

現在我が家では6匹のミドリフグを飼育しています。
3匹は6年目に入り、残りの3匹も4年目を迎えました。

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現在に至るまで餌時の奪い合いはあるものの、執拗な喧嘩はなく、ミドリフグ水槽は我が家の水槽の中ではとても穏やかな水槽です。


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ただこれまでのミドリフグたちは7年目を超えることがなかったため、これからが要注意期間に突入したような感じでもあります。

ミドリフグは汽水という特殊な環境ゆえ、なかなかベストな環境が絞り込み辛いという難しさがあります。
その解かり易いものが「ミドリフグは淡水で飼育が可能」と堂々と謳っているサイトやショップが現在でも存在している事です。

当ブログにも「ミドリフグ 淡水飼育」の検索ワードで来られている方もいます。
当然ミドリフグは汽水でなければ飼育は困難な訳ですが、私自身もその汽水自体の塩濃度や巷に溢れる怪情報に踊らされて海水比重や低比重での飼育をしたことも過去にはあって、最初から現在のようなベターと考えられる状態での飼育はこの3匹が初めてです。

そう言った意味では随分と遠回りをしてきたように思いますが、購入先のショップレベルではそうしたユーザー指導は難しいばかりか、まともな知識を持っている店員さんも少ないように思います。
全て手探り状態でここまで来た感じです。


現在の5歳の3匹はこれまで餌の問題や鰭に出る諸症状の問題が全くありませんでした。
安定した水槽と水質が現在に至っているのだと思います。
ミドリフグ自体の寿命は解りませんが、せめて10年の壁は越えたいと思っています。

念のため、現在の我が家のミドリフグ水槽のタンクデータを記しておきます。
何かの参考になれば幸いです。


【ネイチャーアクアリストミドリフグ飼育環境】

水槽:NISSO 60cm水槽(飛び出し防止のために枠付きの水槽を選んでいます)

底砂:サンゴ砂(立ち上げ当初からの物で10年ものです)

ポンプ:RIO 800 1基
水流器&マイクロバブル発生器:水槽のセットについてきたパワーヘッドにエアホースを噛ませてマイクロバブル発生させて、水流器を兼ねています。

フィルター:自作の砂ろ過サイホン式上部フィルター(基本的な構造は上部フィルターと考えてください)

塩濃度(比重):1.012~1.014(現在は1.014)

PH:8.4 

水温:夏27度 冬22度(今までで一番下がった時は18度)一時的には18度でも生存していますが常時18度では多分難しいと思います。

照明:LED 7w

ミドリフグ飼育数:6匹
その他の生体:カエルウオ一匹・ヤドカリ3匹・スジエビモドキ(海産エビ)2匹

添加剤:水交換の際に重曹(重曹の濃度は1 ml/㍑)

水交換サイクル:2週間に1回ほぼ全量交換でろ材の砂及び底砂は全て古い飼育水を使って清掃)
※特に底砂はサラサラな状態にするように心がけています。

人工餌:乾燥クリル
冷凍餌:ホワイトシュリンプ(冷凍イサザアミ)・アサリ・シジミ
活餌:蟹・海産エビ類・淡水エビ(ミナミヌマエビなど)・アサリ・シジミ・青イソメ・他
※ ミドリフグは毎日同じ餌を嫌います。拒食になればそれこそ死んでしまいますので、バリエーションは豊富な方が望ましいと思います)

愛情:最後に愛情たっぷりです。多分一番大切ですよね?




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以前から気になっていた汽水水槽の藍藻臭さ。
いつまで経っても藍藻の匂いから解放されなかった汽水水槽ですが、マイクロバブル式のエアレーションを開始してから大分藍藻臭さが減りました。

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60cmの規格水槽で飼育しているミドリフグたちですが、これまで唯一改善されなかったのが藍藻の匂いです。
どうしても汽水の水質は苔や藍藻が蔓延り易く、透明度の問題はないにせよ匂いも含めてメンテナンスの部分では頭を悩ませます。

苔や藍藻の出来るメカニズムは十分頭に入っているつもりなのですが、なかなか抜本的な対策が出来ていませんでした。
それまでも、ストーンを変えて見たり、ストーンの位置や気泡の流れを変えて見たりと様々なトライはしていたつもりでしたが増えるのは塩ダレばかり・・・(''ω'')

昨年から使い始めたマイクロバブルですが、ここにきてやっと改善の兆しが見えてきました。
大幅に藍藻臭さが消えてきました。
その証にカイメンが出来たのです。

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※エメラルドグリーンのカイメンです。

海水水槽ではよく見るカイメンですが、汽水水槽ではこれまで全く見ることができませんでした。

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お・・・お世話になっています(笑)



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今日はさわやかな1日の関東地方でしたね。
仕事で都内をうろうろしてましたが、湿度もなくからっとした暑さで秋を感じました。

ところで以前ミドリフグの歯切りに関してのご質問がありました。
実は我が家のミドリフグたち一度も歯切りをしたものがいないのです。
一番大きな今年5年目のミドリフグでさえ、一度も歯切りをしたことはありません。
ネットで言われるほどミドリフグの歯は伸びませんw

YOUTUBEでミドリフグの歯切りをしている動画がありますが、あれは完全に虐待です。
通常ではあの大きさで歯切りが必要になるなどあり得ません。
私には歯切りがしたくてミドリフグを飼育しているとしか思えませんね。


さて、そんなに簡単じゃないぞシリーズ10です。
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ミドリフグの検索ワードで「黒くなって動かない」とか「底で丸くなって動かない」といったもので当ブログに来られている方がいます。
そんな検索ワードで来られた方々は、殆どの場合が瀕死状態で慌てて来られているのだと思われます。
そしてそんな方々は多分ミドリフグを飼育されるのが初めての方々ではないかと思います。

この辺りの初期の問題解決は以前の記事で紹介していますのでそちらを見て頂くとして、問題は半年以上もたっているのに「黒くなって動かない」などの、不活性的な状況です。
これは殆どの場合水槽内が嫌気状態になっていることが多かったりします。
つまり貧酸素です。

一番多い例は外部フィルターで起こります。
これは殆どの場合外部フィルターからシャワーダクトで水面に噴射しますから、見た目には泡が立って酸素も十分供給されているように見えるはずです。
ところが・・・そこが大きな落とし穴だったりするのです。

外部フィルターは、水の取り込みから排出に至るまで、曝気が出来ません。
いくら高性能のろ材がフィルター内に入っていいようとも、酸素のない所ではもう皆さんお分かりですね。
つまり外部フィルターから排出される水は水槽の中で始めて硝化活動が活発になるのです。
ですから、排出されたところで急激に酸素が奪われてしまうのです。
結果、水槽内は常に嫌気状態となり、ミドリフグの元気がない状態が続いているのです。

対策は簡単です。
外部フィルターを捨てて硝化活動がきちんと行えるフィルターかろ過方法に替えるべきです。
どのみちまともな仕事などしていないフィルターですから。
但しフィルター交換となるといくつもの注意点がありますので、時期や方法などを十分検討してから行います。

ちなみに貧酸素状況の判断には、排水パイプ(水槽に出て来る方)を見ます。
排水パイプを見て、水垢の状態が酷い場合には確実に藍藻が発生しています。
つまり貧酸素でビンゴです。
ちなみに藍藻は好気状態では発生しません。
藍藻は新鮮な酸素が大嫌いなのです。

次に上部フィルターや底面濾過でさらにエアレーションもしているから貧酸素ではないのに元気のない場合。
これはいくつかの状況があります。
①塩濃度(基準値 1.009~1.012)
②PH(8.2~8.4)
③水流(弱めでゆっくり水槽全体が流れるのが望ましい)
④硝酸塩濃度(50mg/㍑以下)
などです。

極端に水替えの回数が少なかったり、また水替えの量が少なかったりなどの問題も当然あります。
基準はあくまでも硝酸塩の濃度で行うことが望ましいと思います。
硝酸塩濃度が50mg/㍑を超えるとそろそろって感じでしょうか。


ちなみにフィルター交換に関する注意点です。
以下に示すものはいずれも外部式のフィルターからの交換方法です。

底面濾過への変更

元の底砂を使います。
(底砂をそれまで使っていない場合には、底砂を敷き詰めて2か月以上前から準備をする必要があります)
水槽の水で軽くすすいでから、フィルターをセットして敷き詰めます。
必ずエアレーションを忘れないようにします。

通常底面濾過の場合には1週間程度外部式のフィルターと併設してその後外部式を取り外します。
尚、それでも2週間前後は水質が不安定になりますので、1日1回以上の亜硝酸の測定をします。


上部濾過への変更
底面濾過方式と違い上部式の場合には1か月以上併設期間を要します。
水質検査も必ず毎日実行します。
亜硝酸濃度も底面式に比べて出ますので、0.3mg/㍑以下が理想で最悪でも0.8mg/㍑を超えないように注意します。
もちろんエアレーションも忘れないでください。

上部式は安定するまで正直時間が掛かるのですが、以後のメンテナンスを考えた場合には一番理想的だと思います。
尚、底面式も上部式も間違っても外部フィルターと連結など考えないでください。
これは意味がないどころか自殺行為です。
またPHの調節には重曹を使いましょうね。
さてさて、明日も貴方のミドリフグが元気でありますように。



 





正直GWの初日だと言っても予定のない我が家w
で、本日三作目。
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久々のシリーズもの。
以前から思うことはYAHOOやOKウェブをはじめとしたQ&Aの酷さ。
個人的にはミドリフグや海水魚ばかりを見ているけど、ミドリフグ関係を考えた場合には、9割がたはメーカーの人間が質問者と回答者そしてお答えフェチの方々だ。
つまり殆どは嘘と言うことになる。

まず商品名が書いてあるQ&Aは殆どがヤラセだ。
たまにまともな回答があっても、先ず「ベストアンサー」にはなっていない。
それどころか、ベストアンサー以外の回答も、わざとベストアンサーを引き立てるための回答にしか思えない。

後は自分で飼育をしたこともないのに、どこからか拾ってきた情報をそのまま書いている「回答フェチ」の皆さま。
特に酷いのが餌関係・ろ過装置関係・そして病気に関するものだ。
この3つに関する限りまともな回答は無いと言ってもいいほど。

我が家でも初期の頃には苦々しい経験がありますが、命に係わるだけに正直こんないい加減なQ&Aで、どれだけの魚が死んでしまったのか考える時があります。
我が家でもそうだけど、たかが魚されど家族であったりするのです。
毎日餌をあげて様子を見ていれば、愛情も湧いてきます。
くれぐれも、皆さんも騙されませんように。





本日はWヘッダーであるw
さて、そんなに簡単じゃないぞ!ミドリフグ!お店もネットも嘘ばかりその8は、禁断の話題「フグはヒレをかじるのか?」といったお題ですw

サーチエンジで「ミドリフグ」「複数」とかのキーワードを入力すると、上位に来る記事には必ずと言って良いほど「フグは単独飼育が基本」と書いてありますよね?
このブログでは以前に「フグは複数飼育が基本です」といった記事があるのですが、検索数がハリセンボンの話題に次いで多いのです。
多分皆さんそんな「単独飼育」に疑問なんですね。

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既に複数飼育をしていらっしゃる方々は、今さら単独飼育など意味のない記事であることはお分かりだと思いますが、初めてミドリフグを飼育した方々なら、疑心暗鬼でも仕方がないと思います。
解らないことがわかりませんから・・・。

実際ショップのミドリフグは、ヒレをかじられているものをよく見ます。
それでもなぜネイチャーアクアリストでは「複数飼育が基本」と言っているのか疑問だと思います。
実はヒレをかじるのはミドリフグに限った事ではないのです。
「えっ?」
聞こえるはずのない声が聞こえてきたような気がしますw

実は、こんなことは数年間飼育をしている方々なら皆さんご存知の事です。
普通の事なんですね、なぜ魚がヒレをかじるのか。
なぜショップのミドリフグはヒレをかじられるのかは、単に輸送の問題から起こっています。

例えばですが、1匹数千円もする魚ならば、海外からの輸送では1匹ずつ大切にパッキングされて送られてきます。
でも、値段の安いミドリフグでは海外からの輸送であっても1匹ずつパッキングして送るなんてことはないのです。
つまり団体様のご到着w
袋の中にぎっしり詰められて送られてくる。
当然ですが、そんな状態ですからヒレの1つや2つ簡単に無くなる訳です。

そんな状態で海外から送られてくるのに、なぜかショップでは単独飼育推奨。
ネットでも同じように単独飼育を推奨w
では、ミドリフグは100%複数飼育で問題は起こらないのか?といえば100%ではありません。
実際狭い水槽でたくさんのミドリフグを飼育すれば、送られてくる団体様状態になってしまいます。
我が家で見ている限りでは、水槽の水10㍑あたり1~2匹ならば問題はありません。

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さて、複数飼育で問題なのはフグに限った事ではないのですが「魚同士の相性」があったりします。
人間でもそうですが、ここが一番の問題です。
相性が合わないと当然ですが虐めが発生します。
でも、ミドリフグの場合には、スズメ系・ハギ系・チョウ系のように常に追い回すことはありません。
問題になるのは餌の時間だけです。

ですから、あまりにも餌の時に小競り合いが発生するようであれば、餌の時だけ別の容器に移すなどして給餌をする必要があるかもしれません。
でも、これもネット上で言われていることとは真逆なのですが、大きくなるにつれてミドリフグは穏やかになりますw
幼魚時代には餌の取り合いが発生していても、大きくなるにつれて100%無くなります。

何より小競り合いが発生して、かじるのはヒレではなく体ですw
ヒレはかじりませんw
かじられた体はどうなるのかと言えば、白く丸い跡が残りますのですぐに解ると思います。
でも数日で治りますので、心配はいりません。
つまり、真剣にかじるようなことはないのです。

では、なぜWEB上で「フグは凶暴で単独飼育が基本」と言われているのか?
これは完全に作者の思い込みw
トラフグなどの記事を基に書いた結果か、それ以前に書かれた方の記事を基にしたかのどちらかです。
トラフグならば1匹数万円はしますから、小さな傷でも困りますよね?
だから歯切りまでされて出荷される。

またトラフグの養殖でも歯切りがされています。
理由は上記と同じ理由からです。
ですから、安心して複数で育ててください。





ミドリフグに限らず、アクアリウムを始めて最初の頃は、今の水槽の状態が正しいのか正しくないのか判断がなかなか難しいと思います。
立ち上げ初期の難しさは群を抜いていますが、その次に陥りやすい飼育後2~3か月(立ち上げ後では4~5か月)で大切な命を散らしてしまった人も多いのではないでしょうか?
実際我が家でもつい最近やってしまったばかりです。

では安定した水槽とは何でしょう?
これは「時間の経っている水槽」だと個人的には考えています。
具体的な時間で言いますとおおよそ2年です。
2年経てば「安定した水槽」と呼べると思います。

では1年ではまだ不安定なのかと言えば、決して不安定ではないのですが、やはり「安定している」とは言えない状況です。
簡単に言えば、ちょっとしたことでバランスが崩れてしまう可能性があるからです。
そしてその殆どの問題はろ過の不良と魚の病気になって現れます。


ところでアクアリウムでは、よく「水が出来た」という表現をします。
この「水が出来た」というのは、「水槽水にバクテリアが繁殖した」ことを指します。
では、貴方はどのようにしてこの「水が出来た」という状況を判断するのでしょう?
NH3・4が検出されなくなった?
NO2が検出されなくなった?
魚が死ななくなった?いやいや、これは困りますw

淡水でも海水でも一番わかりやすいのは、餌を投入して暫くするとこんな泡が水槽の淵に浮かんできます。
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この泡は、バクテリアが硝化活動している時に発生します。
つまりこの泡が未分解の餌や魚の排せつ物を分解している証拠です。
この泡が顕著に発生していれば「水が出来た」状態であり、給餌後しばらくしてもこの泡が全く発生しないような状態であれば「水は出来ていない」ということになります。

問題はネットやショップなどで言われている、「人工バクテリア」であったり、「天然バクテリア」と言われている添加物です。
よく「調子が良くなった」とか「立ち上げには必需品」などのレビューも見ますが、調子のいいのはそう言っているお店や本人だけで、百害あって一利なしの場合が殆どだと思います。
つまり入れないことが大切なのです。

貴方がもしそれを確かめたいのであれば、その添加物を添加した水に少量の乾燥アカムシを入れてみるとはっきり解ると思います。
多分全く反応しないはずです。
つまり、硝化活動が行われていないということなのです。

ミドリフグの生活環境である汽水域。
この状況に重ね合わせて考えれば、なおさら添加物のバクテリアは不要ということがわかると思います。
立ち上げから2ヶ月経ってやっと出来上がる汽水域ですが、バクテリア以外の問題も発生します。

1つは茶苔です。
これもいささかいい加減な情報がネット上には出回っているように思えます。
この茶苔は水槽が出来上がる過程で絶対に必要な事なのです。
また、どんな水槽でも必ず出来るのです。
この苔が水質を安定させ、魚たちに優しい水を作ってくれます。

問題は茶苔ではなく、水流不足による藍藻の発生です。
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※藍藻は一旦発生すると成長し続ける

藍藻が出来るメカニズムはいたって簡単です。
それは、貧酸素状態で水流が無いこと。
特に塩水でエアレーションをするとこの時期なら間違いなく「塩だれ」が起こります。
それを嫌がってエアレーションをせず、外部ろ過器の出口を多少勢いよく水面に噴射するような状態が続けば、間違いなく藍藻は拡大の一途を辿ります。

以前から外部ろ過はフィルターとして適切ではないと申し上げているのは、こんな理由からです。
特に汽水や海水では溶存酸素が思うように上がらず、貧酸素状態に陥ることはよくあるからです。
そのためにも、エアレーションと水流器の合わせ技は必ず必要なのです。

ちなみに現在外部ろ過を使っていて藍藻に悩んでいるなら、解決策は簡単です。
外部ろ過装置を外し、上部ろ過に変えることです。(外部ろ過は貧酸素状態を誘発する)
エアレーションをして水流器を付け、海にいるヤドカリを招待する。
これだけです。(ヤドカリは汽水でも生きている)

ネットで言われているような薬剤も柿酢もいりませんw
エアレーションをして水流を作るだけで、藍藻はすぐに姿を消します。
後はヤドカリがちぎって食べてくれますw

残念ながら水槽の立ち上げに、時短は存在しません。
じっくり時間と魚と向き合う、それがアクアリウムの楽しさと難しさだと思います。
今日も貴方のミドリフグが元気でありますように。





これからミドリフグを飼育しようとした時に、コストはどのくらいだろう?
これは誰でも気になるところでしょう。
併せてどの程度の飼育環境が必要なのかも検証してみようと思います。
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現実的にミドリフグの飼育を開始しようとした時に、水槽やらろ過器が必要なのはすぐに解ると思いますが、淡水魚の飼育経験すらないのであれば、どんなにショップで簡単だと言われても飼育を始めるべきではありません。
ネット上で「初心者の飼育・・・」とかの文字に踊らされないようにしましょう。
結論から言って淡水魚の飼育経験すらない方にミドリフグの飼育は出来ません。
無駄に命を散らすだけです。
ここでは淡水魚にしろ年単位での飼育経験がある方を対象にしています。

ミドリフグ水槽を立ち上げる時に、既存の海水水槽または汽水水槽を持っていない方は「ベアタンク水槽」は考えないことが重要です。
もちろんオーバーフローの設備があればベアタンクでも問題はありませんが、それ以外のろ過方式では正直難しいと思います。

水槽の規格は60cm標準水槽以上であることが望ましいと思います。
理由としては、硝酸塩の問題からです。
硝酸塩は皆さんもご存知のように短期的な問題は起こりませんが、長期飼育となると難しい物質です。
でも、硝酸塩は好気性のろ過の最終形ですから、ろ過装置が順調になればなるだけ蓄積してしまいます。

我が家を例に挙げますと、5匹のミドリフグを飼育しているのが60cm標準水槽ですが、硝酸塩の濃度は1週間で50~100mg/lに達します。
交換量は40㍑程度ですので、全体量の70%以上の交換と考えてください。

この数値は1週間以上のインターバルでの水替えでは長期飼育出来ないことを意味しています。
仮に30×30×30のキューブ水槽でしたら、水量的には40%程度しかありませんから、それこそ2日に1回程度の交換が必要になってしまいます。
会社員の方であればなかなか難しい作業であると思います。
しかもこれが60cm規格水槽以上の水量と交換頻度の現実であり実情です。
現実的なメンテナンスの頻度で言えば1週間に1日程度だと思いますがいかがでしょうか。
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ところで水槽を選ぶ際には皆さんデザインを気にされると思います。
我が家でももちろんそうです。
我が家では以前は枠なしの前面が丸くRになっている水槽を使っていました。
現在は枠付きの水槽を使っています。
正直デザインは今一なのですが、枠付きにしているのには理由があります。

それは飛び出し事故を防ぐためです。
ミドリフグはには、特有の「ご機嫌泳ぎ」というものがあります。
食後など満たされると水槽の隅を上下に泳ぐものです。
これが単独で泳いでいるだけなら良いのですが、何らか体に物や他のミドリフグが触れると驚いて水槽から飛び出してしまうことがあるのです。
枠のない水槽ではこの傾向がより一層強くなります。

我が家でも実は非常に懐いていたミドリフグを飛び出し事故で亡くしてしまった経緯があるため、現在では枠付きの水槽になりました。
ですので枠なしの場合には、飛び出し防止のための対策が必ず必要です。
余談ですが枠付きの水槽は安価です。


その他に必要な初期の装備としては、サンゴ砂・ろ過器・エアーポンプ・エアーストーン・水流器・比重計・水質試薬・ヒーター・夏用のファン・カルキ抜きなどが必要最低限と言えます。
サンゴ砂やろ過器その他のグッズに関しては以前の記事を参照にして頂き、ここではRO水や人工海水についてお話をしてみたいと思います。

例えばですが、貴方が海のそばに住んでいて、新鮮な海水や汽水が常に手に入るような状態ならば問題ないのですが、そうもいかないケースの方が多いと思います。
その場合には人工海水を使用しますよね?
実は同じように見える人工海水ですが、硝酸塩を含んでしまっているものと硝酸塩を除去しているタイプがあったりします。
もちろんですが前者の物は適しません。
必ず硝酸塩を除去しているものを使います。

ここまでで〆て¥15~6,000は必要になります。
また冬季はヒーターの電気代が数千円程度必要です。
夏場は32度以上の気温の場合には冷房が必要になります。
理由はファンでは室内気温より2度程度しか下がらないためです。
ランニングコストでも月に数千円程度が必要なのはいうまでもありせん。
それだけのコストがかかることを予め覚悟しておく必要があるのも、熱帯魚でしかも汽水魚であるミドリフグを飼育するという事なのです。





新年明けましておめでとうございます。
本年もよろしくお願い申し上げます。
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さて、新年第一弾、「そんなに簡単じゃないぞ!ミドリフグ お店もネットも嘘ばかりその5」は、塩分つまり塩濃度と成長についてです。
以前の記事でも触れましたが、海水でも飼育可能なミドリフグですがやはり正しい飼育環境ではないということです。
始めてこられた方は是非以前の記事をお読みいただければ幸いです。

さて本題ですが、ミドリフグは淡水でも汽水でも海水でもある程度の飼育は可能です。
でも淡水であれば数日間から数週間が限界であり、海水に関しては小さな個体になればなるほど適応が難しくなったります。
我が家では以前の記事にもあるように生後1年を迎えたであろう頃から海水へと移行しました。
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急激に汽水から海水へ移行した場合にはPHショックなどが起きますが、徐々に馴らしていった場合にはPHショックも起きず拒食なども起こらないため、そこそこ順調にも見え、ある程度長期飼育も可能です。
実際我が家ではこの1年ほど海水飼育をしていますが生命にかかわる問題が起きなかったというのが実情です。
ですが、ここにきて1つの問題が明らかになりました。
それが発育不良、つまり大きくならないのです。
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我が家では以前からミドリフグを飼育していますが、汽水だけで飼育した時には出なかった症状です。
もう少し具体的な数値で言いますと、以前は比重1.010(汽水時)で海水時には1.023と言った具合です。
さて、なぜ我が家で海水比重に移行したか、これは単純な動機で海水魚との混泳を目的としたことと、汽水域では石灰藻などが生育できず、悲しいくらいに灰色の世界へとなってしまいます。
鑑賞魚として考えた場合それはそれで悲しいものです。
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そこで一昨日海水濃度から汽水濃度へと比重を下げました。
現在の比重は1.016、暫くこれで様子を見る予定です。
現在のミドリフグたちは5匹で全て2才以上の個体です。


ところでこれまでの海水水槽におけるミドリフグの状況は非常に穏やかで、見ていて癒される状況でした。
また他の海水魚との混泳にもミドリフグは適しています。
私が知っている限りミドリフグと混泳できない魚種は、ハコフグ・ショウサイフグ・ハリセンボンでした。
また、ミドリフグよりも大きなスズメダイ系やハギ類も混泳できません。
これはミドリフグが虐められてしまうためです。
ミドリフグより小さい場合にはハコフグ以外では何も起こりませんでした。

これまでミドリフグと混泳して問題がなかったものは、シリキ・ソラスズメダイ・オヤビッチャ・シマスズメダイ
・アミメハギ・ハオコゼ・ミズタマハゼ・マハゼ・オトメハゼ・ナベカなど
またエビや蟹の甲殻類では、ヤドカリ・磯ガニ・イソスジエビ・スジエビモドキ・ペパーミントシュリンプなどです。

さて今年も貴方のミドリフグが元気でありますように。





我が家では魚飼育に2度ほど大きな壁にぶち当たった経験があります。
共に大切な命を散らしてしまった苦い経験です。
1回目は妻が知り合いから貰ったメダカ、2回目はミドリフグ。
どちらも私の無知が原因でした。続きを読む





お店でミドリフグを選ぶ時貴方は何を基準に選ぶのだろう?
我が家では食いっぷりを基準に考えている。
食いっぷりに関しては、お店の人にお願いすれば殆どの場合餌の投入ぐらいはしてもらえるはずだ。
それすら出来ない様なショップなら端から敬遠しても構わないだろ。続きを読む





皆さんはオオセと言う魚をご存知でしょうか?
サメの仲間です。
オオセについてはこちらからどうぞ。

今年もオオセに会おうと画策するも中木に2度ほどふられています。
波が高かったり気温が低かったりとなかなかシュノーケリングに適した日に恵まれません。
明日は3回目ですがどうなるでしょう。

ところでこのライブドアのブログはアクセス解析なんて機能があって、何を求めて私のブログに来て頂いたかが解るようになっている。
正直皆さんの魚たちが瀕死の重傷のようで切羽詰って来てらっしゃる様子がわかるのです。

ほんとうはYAH〇〇の知恵袋なんかがまともな答えをしてくれていれば良かったのかもしれないけど、その内容は酷すぎる・・・というより「知らないなら答えるんじゃないよ!」そう言いたくなるような解答ばかりだ。
呆れて物も言えない。
だからみんなこんなつたないブログにまで来なくちゃならないわけですよね?
そんな訳で第三弾!
ミドリフグにとって快適な環境のお話です。
IMGP5018


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