ネイチャーアクアリスト

海水魚を主体としたブログです。

カテゴリ:飼育に必要な事

こんな偏屈なブログでも時々切羽詰まった質問が来ます(笑)
当ブログはQ&Aコーナーではありませんが、出来る限りの解決の努力と協力はします。
でも頂いた質問だけでは殆ど把握できないため、基本的な事から聞くことになります。

その過程で感じることが、測定値の問題。
その原因がツールの問題だったりします。
更に一般的に言われていることがあまりにも荒唐無稽で、問題解決に役立たないものがあったりします。
なのでこちら側として欲しい情報を取るには、結局基本的な事から尋ねるしかなくなってしまいます。

魚が瀕死状態になる要素として一番多い事象はストレスです。
それが水質の問題であったり、餌の問題であったり、水流の問題であったり、音や振動の問題であったり、光の問題であったりするわけです。

水質の問題を除けば、自分の目で確認できることですし、問題解決はさして難しくないのですが水質の状態となるとそうもいきません。
飼育ビギナーの時にショップなどに相談すると、いろいろと商品を紹介してくれるのは、早い話相談した方も相談された方も訳が分からず「目には見えない水質のせいにしちゃえ!」というのが本音でしょう。
世の中金ですからw(=゚ω゚)ノ

話が脱線しましたが、水質の問題で水槽立ち上げ当初ではない、一定の飼育後に訪れる危惧すべき状況があります。
それがPHと亜硝酸値です。

でも質問者の方が気にされている多くが硝酸塩値であったりアンモニアの問題であったりします。
確かにこれらも全く問題にならないかと言えば、無いとは言いませんが確率的には非常に低いと考えています。

特にアンモニアが問題視されたのは、活魚など主に鮮魚の世界からのものであって、私たちが観賞魚として飼育している水槽ではあまり問題になることはありません。
理由は硝化サイクルが出来上がった水槽では一時的にアンモニア濃度が上がっても、すぐに亜硝酸に変わってしまうからです。

逆に亜硝酸は様々な原因からかなりの幅で増減します。
でもここで落とし穴があったりします。
それは「何で計測したのか?」という問題です。

いろいろなメーカーから亜硝酸値を計る試薬や試験紙などが販売されていますが、大雑把過ぎて把握できないものがあります。
なので質問者とのやり取りで一番苦労するのが測定結果の齟齬だったりします。
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亜硝酸の測定で重要な事は、現在の測定値も重要ですが、傾向を知ることが実は重要だったりします。
例えばですが、食前と食後での亜硝酸値の測定結果から亜硝酸値が上がっているのか下がっているのか、はたまた危険な状態なのかを把握しなくてはなりません。
でも大雑把にしか分からない試薬や試験紙などではその対策が立てられないのです。

質問者に対して亜硝酸値を伺うと、殆どの方が”0”または”殆ど0”と答えます。
実際には亜硝酸値が”0”ということはないのですが、メーカー名を尋ねると読み取れない試薬を使っている方が殆どなのでなかなか把握できない問題であったりします。

我が家の魚たちを見ていますと、SOSを発してくるのがおよそ0.5㎎/㍑ですが、この0.5㎎/㍑以下の数字も傾向を見る上では重要になってきます。
でも、現実にはここの話が出来ないことが多いのです。

またPHの問題も同様です。
最近では安いデジタル機や0.1単位での判別が難しい試薬が普及していますが、質問者からそれらでPH測定をしていると聞いた時点で解析不能になります。
海水魚は淡水とは違い、PHのふり幅は非常に小さいのです。

従って0.1単位で確実に測れるものでないと話のしようが無くなってきます。
また、信頼性といった点では、現在販売されている観賞魚用のデジタル機はあくまでも参考程度の信頼性しかありません。
最終的には0.1単位できちんと測れる試薬での判定が一番です。

それ以外で水質に関する測定が必要になるのは”O2テスター”ぐらいです。
ただ現実的にはあまり使用しないテスターでもあります。
殆どの場合が亜硝酸値とPHの問題で済んでしまうというのが実情です。

また質問者の方から「お勧めの商品は?」といった質問を受けることがありますが、基本的には答えないことにしています。
私はメーカーの人間でもありませんし、最低限そのくらいは自分で調べる方でなければ魚を飼育することは難しいと考えているかです。

何より失礼な質問者もいますので、人としての礼節も弁えないのなら人に質問をすべきではありません。
質問者のために大切な時間を費やしているのですから、最低限のマナーは守って欲しいものです。

さて今日からGWに突入です。
さかなくんが言っている「一魚一会」、素敵な言葉です。
魚たちと素敵な出会いが貴方を待っているかもしれません。
よいGWを^^




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12月にサブマリンフィルターのバージョンアップを行ってからはや4ヶ月。
水量が落ちてきてスキマーがうまく作動しなくなったため半年を前に点検清掃することに。
とは言っても、フィルターの細部の清掃は、職人妻が担当しているので、私は偉そうに隣で「フムフム」と頷いているだけw
掃除をさせたら妻の右に出るものはいない、何と言っても二人だけだから(>_<)
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先ずは住人たちを移して清掃開始。

この4ヶ月殆ど放置の状態で、吸い口のスポンジの清掃と2週間に1度の割合での水の交換以外何もしていなかったので恐る恐る点検を開始。
まず硝化管に関してはある程度のコロニーの体積などは確認できましたが、完全に詰まっている状態ではなく、スキマーの機能には関係がなさそうです。

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ただしパック詰めしたろ材に関しては、ろ材を詰めたネットをコロニーが覆っているため職人妻が清掃を開始、通水性を確保していきます。
結論的には、スキマーのエアストーンが詰まってしまっていたことで、スキマーの機能が失われていたようです。
エアーストーンをクエン酸で清掃、機能を回復させます。
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※さすがに4ヶ月も放置だと凄いことw

サブマリンフィルターを隠している底砂の状態は、意外にも固まっておらず、通水性が保たれている状態で、多分幼生の状態で運ばれてきたであろうアサリやサザエまでもが育っている状況です。
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稚貝や稚蟹が育っているので水質的にはまあまあなのでしょうか。

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今年のお正月に硫化水素事件を起こしてしてしまった反省から底砂は完全清掃です。

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底砂の清掃後サブマリンフィルターのユニットを組み砂で覆い岩組をしていきますが、今回はそれまでの岩組の配置を大きく変えました。
変えた一番大きな理由は、魚たちのストレス軽減のため。
岩組を変えることで、魚たちが楽しそうに探検することから、時々我が家では岩組を変えています。

但し、セットアップ終了後シマハギによる検査があるので、まだ油断ができませんw
シマハギさん1つ1つ検査をして、問題があると伝えてきます。
なのでシマハギさんが水槽に戻った後に合否がわかります。(>_<)

ちなみに先月の頭から、人工海水成分の配分を少し変えました。
Naclの割合を5%ほど減らし、比重自体を少し下げました。
これで良いのかどうか分かりませんが、現在は経過観察中です。
比重は1.020です。
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※Naclを5%下げてみたが結果は果たして・・・。
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※人工海水は100㍑づつ100%水道水で作っています。「ケイ酸は?」って知りませんそんなものw
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※以前ヤフオクで買った水中モーターで家の中に引きまわしたホースで圧送。でも、これなしには150㍑の海水を運ぶのはしんどいw

人工海水を入れてサブマリンフィルターを稼働させると、見事にスキマー機能が戻って、給水量も増えています。
結論的には硝化管の詰まりよりも、ストーンの詰まりの方が問題としては大きく、今後の課題でしょうか。

濁りが取れて住人たちを水槽に戻します。

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シマハギチェックも無事に済み、水も綺麗になってか魚たちも嬉しそうです。
次の清掃は4ヶ月後です。



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この1月で3年目の飼育に入ったサザナミヤッコ。
先日のメタンガス事件にもビクともせず、採取してから早いものでまる2年が経ちました。

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実はそのメタンガス事件の後、ハリセンボンのハチが戻ってくるとメジナと共にハチの見守り行動を始めました。
メジナのジーナに関してはそれまでもチョウを育てたりメジナの赤ちゃんを育てたりしているのでさして不思議には思わなかったのですが、まさかサザナミヤッコまで見守り行動をするとは驚きました。

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※隣の水槽のカゴカキダイと何か話しているのかな?

帰ってから2日ほどですが、まだ運動機能が戻らないハチの上で警戒するように旋回をしていました。
ヤッコは同種間では威嚇や虐めが発生するのに、異種に対する思いやりや愛情が発生していることに驚きの思いで見守っておりました。

ともすると魚類学者からは「魚は人間の顔を認識しない」などといった論文が発表されている現状に対して、やはりその認識は大きく間違っていると指摘せずにはいられないようです。

魚は人間を識別もしますし、同じ水槽の異種の魚同士ですらコミュニケーションを取っています。
何より看病も介護もしている様子を目の当たりにもしました。

今回の件では魚の感情や知能そして知性を改めて見直すとともに、「魚ってすげー」って思ってしまいます。
我が家の魚たちに感謝です。



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飼育している魚が白点病になった。貴方は何をしますか?
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最近白点病に関するお問い合わせを頂くことが多くなりましたが、白点病の原因は「線虫」でもなければ「細菌」でもありません。

以前からこのブログでも書いている通り、白点病の原因は「魚自身が受けているストレスによる摂食障害」です。
つまり魚自身がストレスを抱えてしまったと言う話です。

白点病に関する限りそれこそ数多くの治療方法が存在しているけど、原因は判で押したように「線虫説」が殆ど。
はっきり言えば「本当にいるのか虫!」って言うのが当ブログの主張であり、更には「見たのか、虫!」って言うのも当ブログの主張である。

数ミクロンの大きさの線虫であれば、マイクロスコープによる観察が出来ないはずがないが、しっかり見てもクリプトカリオン・イリタンスなんてどこにもいない(笑)
確かに高名な学者さん(私には詐欺師にしか見えないが)が見たときにはクリプトカリオン・イリタンスが張り付いていたのかもしれないが、少なからず私が確認した時には爛れた皮膚しかなかった。

でもなぜか治療方法ばかりが闊歩していて、銅イオンがどうの・・・GFGがどうの・・・オキシドールがどうの・・・もはや治療とは思えない領域まで達しそうだ。
いっその事護摩でも焚いてご祈祷でもしてもらった方が良いんじゃないかと思う位だが(笑)

そもそも貴方が怪我をしたとして、傷口は細菌によって化膿しても、化膿したことによって傷口が出来たわけじゃないだろ?
でも、今ネット上に溢れている白点病に関する情報の多くは、クリプトカリオン・イリタンスという線虫によって白点病が惹き起されていることになっている。

本当にクリプトカリオン・イリタンスという線虫が惹き起しているならば、水槽内にいる全ての魚が死滅するまで増え続けなければならないはずだが、殆どの場合には特定の魚ばかりが白点病になっているはずだ。
つまり線虫説なんて唱えている時点でそのショップやHPやブログはデタラメだということになる。

当然だけど線虫説からスタートすれば、白点病なんていつになっても無くならないし、たった一つしかない魚たちの命は無駄に消費されるだけだ。
つまり白点病を発症する水槽の管理者である貴方は虐殺者ってことになる。
本当にそれでいいのだろうか?


【 白点病になったら基本的な事を検証する事 】
                          これに尽きると思う。

魚は人間が考えるよりもずっと繊細だしメンタル面の影響を受けやすい。
だから白点になったら治療方法を考えるのではなく、魚が受けているストレスをどう無くしていくのかを考えなくてはならないのです。

魚たちがストレスを受けやすいものとは、
・水流の強さ
・温度
・溶存酸素(エアレーションを強くしただけでは溶存酸素量は上がらないし止水域もNG)
・水質(主にPHと海水比重)
・照明の強さや時間(強い光を好む魚などいません)
・音や振動には特に敏感(エアレーションの音などもストレスになる場合がある)
・餌(人工餌など自然界にないものほど受けやすい)
・混泳や複数飼育(特にチョウチョウウオやスズメダイ、ハコフグやキタマクラ系の魚など)
・水槽の大きさ(狭い水槽はストレスの原因になる) 
などがある。当然これ以外のものもあるだろう。

つまりストレスを受け続けた結果が摂食障害となり、食べ物を受け付けなくなったためにその症状が体表に白い点となって現れたものが白点病と言われている状態です。

早い話人間だって心的なストレスを受ければ食べられなくなったり、蕁麻疹が出たり時には鬱になったりと何ら変わらないのです。
それなのに、薬で治ると貴方は考えるのだろうか?

スタートを間違えれば、当然その後の対応も変わってきます。
薬剤治療や淡水浴を行う前に、是非基本的な事を検証して魚に寄り添うことが大切だと当ブログでは考えます。

何より病気になって治す方法を模索するのではなく、病気にならないようにするにはどうすればいいのかを考えるべきでしょう。
さて、今日も貴方の魚たちが元気でありますように。

我が家の中で止水域が出来やすくPHが思いの外下がる淡水水槽の対策を考えました。
その答えがサーキュレーションです。

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通常の水流器では30cmほどの水槽では水流がきつくなりやすく、水槽全体に流れを作ることが難しいものです。
また淡水水槽は止水域が出来ることでPH降下の原因となり、水槽の管理が難しくなります。
メダカやエビが突然全滅するのもこのためです。

そこで、強い水流を作らずにゆっくりとしかも全体的に流れが作れるようなサーキュレーションを考案してみました。

一般的な水流器とサーキュレーションの大きな違いは、加圧で水流を作るのか負圧で水流を作るのかの違いです。
また加圧で水流を作った場合に、水流がスポット的になりがちなものに対して、負圧を利用したサーキュレーションでは作り方次第でほぼ全域に均等な水流を作り出すことが出来るのが大きな特徴です。



実際この数週間サーキュレーションをした結果では、ものの見事にPHが安定しました。
このサーキュレーションは淡水に特化したものではなく、海水のサンゴなどの小型水槽でも充分に使えそうです。


昨年はいろいろと6畳ラボでの新発見やプチ研究が進んだ年でもありました。
成果の大きかったものは、重曹を使ったPH維持と硝酸塩の除去方法、そして重曹の使い方の定量的な評価でした。

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PHに対する重曹の効果が認められたのは数年前ですが、メリットだけでなくデメリットや副作用まで見極める必要がありました。
またその過程で硝酸塩除去に対しても非常に有効であることがわかりました。

海水魚飼育をする上で、硝酸塩の除去は必須です。
そのためいろいろなメーカーさんが還元ボックスやデニボールなどの還元グッズを製作、多数販売されているわけです。
同じように当サイトでもこの数年に渡って硝酸塩分解の研究をしておりました。

ところで当サイトが行っている硝酸塩の除去方法はショップが推奨するものとは大きく異なっていますが、若干でも不安がある方は使用をご遠慮願います。
また重曹の使用に関して否定的な考えなのに、コメントを下さる方がいますが、はっきり言って無駄な行為です。
ですのでここから先はご自身で考え、結果責任を負える方のみ読み進めてください。


さて以前から当サイトにお越しの方はそれまでの経緯をよくご存知でしょうが、当サイトではPH維持と同時に硝酸塩の除去も行える重曹を使用しています。
ただし重曹に関しての使用方法や使用量そして問題点などが書かれたサイトもなく、地道に研究する以外の方法が無かったのが実情です。
そこでこの数年にわたって研究してきた重曹に関するものを記します。


【 重曹と海水魚飼育 】

重曹の使い方は非常に簡単です。
必要量を水槽で溶いてよく混ぜるだけです。
でも皆さん使用量が解らないし、注意すべきものも解らないというのが実情だと思います。

そこで実際にどうのような使い方なら問題がないのか、或いはどうのような使い方だと問題がおこるのかをまとめました。


① 水槽に必要な量

基本的に重曹の投入は水替え時に行います。
(※PHの降下時に慌てて使用する場合にはデメリットを理解する必要があります)

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※重曹10gは大さじ1杯の量

水替え時の必要量は1リットルに対して1gが推奨値です。
多少多くても少なくても問題は起こりませんが、おおよその目安として1リットルに対しての使用量は1gを基準にします。(※多少とは1リットルあたり±0.2g程度までと考えます)

使用上の注意点としては、人工海水が完全に水に溶けた状態で重曹を投入します。
人工海水がまだ白濁しているような状態で重曹を加えますと、白濁している時間を長引かせてしまいます。
なので完全に透き通った水になってから重曹を投入します。


② PH降下時の使い方の注意点

PHが下がる原因は第一に生体の呼吸です。
次に下がる理由が硝酸塩によるものです。

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※短期的には問題が無くても長期的には害と言われている硝酸塩ですが、最も問題なのはPH値が下がってしまうこと

③ PHが下がってきた時に慌てて使う場合の注意点。

通常水替え時にきちんと計量して重曹を加えている場合にはあまり問題が起こりませんが、普段は重曹を使わずにPHが下がったために慌てて重曹を加えると問題が発生します。

理由は重曹には硝酸塩を分解する機能があるため、その分解過程で炭酸ガスが発生するためです。
魚にとっての炭酸ガスは人間に対しての麻酔薬と同じような作用があります。
つまり高濃度の炭酸ガスに晒されれば、魚たちの健康に甚大な被害を及ぼすことになります。
なのでここが注意点です。

同様に亜硝酸(NO2)の発生しているような場合にも、亜硝酸の分解と共に炭酸ガスが発生しますので注意が必要です。
亜硝酸が発生している水に重曹を添加することが危険な理由は下記の動画をご覧ください。


※亜硝酸が発生している水槽の水に重曹を加えてみた様子です。左右同じ水ですが、右がクエン酸を加えたもの、左が重曹を加えてその変化が現れているものです。尚バックの汚い絵は気にしないでくださいw


④ 硝酸塩の溜まりに溜まった水槽では、次のように対処します。

飼育水10リットルあたり1gの重曹を基本に考えます。
つまり水替え時に投入する1/10の量です。(亜硝酸値が1.0mg/㍑程度発生している場合には、重曹の使用は出来ません)

注意すべきは重曹は投入してもすぐにはその効果が現れません。
また重曹投入後一時的にPHは下がり、おおよそ1時間ぐらいするとPHが上昇してきます。
そして重曹の効果が安定して現れるのはおおよそ12時間程度経過してからです。
なので追加投入の際には、私は翌日の同時刻でPHの数値を見るようにしています。
またその際には硝酸塩(NO3)も計測すると状況を掴みやすいと思います。

PHの値がまだ低かったり、NO3の値がまだ高かったりした場合には、上記の作業を繰り返します。
PH値に関しては、必要最低限の飼育に必要なPHを基準に考えます。
海水魚飼育でしたらおおよそ8.2~8.5の間に数値があれば良好です。

危険水域は8.0以下のPH値です。
なので、8.2以上のPH値を目標とします。
尚、PHは夕方に下がり朝に上がりますので、出来るだけ朝のPH値(最高値)で見るようにします。
また硝酸塩(NO3)に関しては、0mg/㍑が目標値ですので出来る限り0に近付けます。


では、上記のように目標のPHまで戻すために、どんな飼育水でも行えるかと言えばそうもいきません。
理由は単純で重曹の中にはおおよそ2.7%の塩化ナトリウム(塩)が含まれています。
重曹を追加する度に硝酸塩や亜硝酸などは分解されていきますが、塩化ナトリウムの割合も増えていきます。

海水が塩水ならばそれでも構わないのでしょうが、魚がいるのは塩水ではなく海水ですので、塩化ナトリウムだけが増えるのはそれはそれで都合が悪いのです。
そこで必要になるのが添加剤です。

厳密にカルシウム・マグネシウム・カリウムやストロンチウム・モリブデン・ヨウ素・ホウ酸などをコントロールできればいいのですがなかなかそうもいかないのが実情です。
そこである程度のところで水替えが必要になってきます。

そのある程度のところはと言えば、おおよそ魚飼育では追加の合計量が+0.5g/10㍑程度、甲殻類飼育では追加は不可と考えて水替えを行えば大きな問題はありません。
(サンゴは研究対象になっていませんのでわかりません)

ちなみに甲殻類(特に蟹)は塩化ナトリウムの量が増えると昇天してしまいます。
水は汚す癖に、硝酸塩に弱く塩化ナトリウムに弱い特徴があるため非常に厄介なのが蟹だったりします。
ですので、甲殻類を飼育されている場合には、新水時以外でどうしても投入される場合には、重曹と同時にマグネシウムやカルシウムなどのミネラル分を一緒に添加することが必要です。

ちなみによく言われるカルシウム不足ですが、実際の水槽では、カルシウムの低下よりマグネシウムやストロンチウムの低下の方が著しかったりします。(PHや硝酸塩の問題とは関係が無いのですが・・・)

そしてストロンチウムが不足するとせっかくミネラルを補給しても、生体がミネラルを取り込めない為、問題が生じてしまいます。
特に甲殻類そしてイソギンチャクやケヤリなどでは、この傾向が強く出ます。
(通常イソギンチャクの生育不良はストロンチウムの欠乏で起こり易くなります)

以上がざっとですが重曹の使い方のまとめです。


尚当サイトは商業目的ではなく、あくまでも一個人のアクアリストが行った研究に関するものです。


2019年4月28日 補足

硝酸塩に関する記事を追加しました。
こちらからどうぞ。



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政治的な発信を間に挟んでしまいましたが、生物濾過の嘘ホントの続きです。

以前も書きましたが、ドライ濾過では生物濾過は殆ど期待できません。
セミウェットでも多くの性能を発揮することは出来ません。

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その理由は生物濾過の主役である硝化細菌たちは実は魚たちと同じような特性を持っています。
もともと魚の体内に居た訳ですから、当然と言えば当然なのかもしれませんが、魚に酸素が必要であっても、水の外に出せば死んでしまうのと同じ理屈だと考えています。
溶存酸素は必要であっても、大気では呼吸が出来ないと考えると辻褄が合うのです。

例えばですが、底面濾過装置では非常に効率的に硝化活動が行われます。
でも底面濾過装置を使用した場合、必ず別途エアレーションが必要になったりします。
同様に密閉されている外部濾過も酸欠に成り易く黒髭苔等の藍藻が出来やすくなります。

逆にそれほど濾過能力が高くない上部濾過やオーバーフロー水槽では最悪エアレーションがトラブっても、酸欠で魚が死ぬことは稀です。
上部濾過やオーバーフロー水槽では茶苔は出来ますが黒髭苔等は、よほど通水に問題が無い限り出来ません。

これまでドライサンプ式やリアクター方式など、大気にろ材を晒した様式の物では、明確に濾過能力が変わったと考えられるものがなく、私の美学として現在の創薬のような数%の違いを結果として受け入れられるはずもなく、廃盤としました(笑)
で苦し紛れに作ったインタンク式のフィルターがなぜか一番仕事をしてくれているのです。

小さくても高性能なフィルターがこれです。

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小さな底面濾過装置(濾過ボーイのようなもの)をさらにタッパーの中に入れたものです。
底面濾過装置の最大の欠点である「清掃の問題」をクリアしたもので、かつ孵化したての仔魚やエビのゾエアや蟹のメガロバ幼生など遊泳力のない小さな個体にも対応しています。
我が家ではゾエア水槽と呼んでいる仔魚・幼魚専用の水槽と餌付け用の水槽2つにこの方式を取り入れています。

この方式の問題点は、水槽の中に設置する為見た目が悪いことと底面濾過同様に別途エアレーションが必要になることです。

で、この方式と同様の濾過能力を持っているものが実は存在しておりました(笑)
背面式のオーバーフロー水槽です。
検索すれば沢山出て来ると思います。
考えることは皆さん同じなのかもしれません。


ところで「なぜ貴方は効率面を求めているのに、全ての水槽を背面オーバーフロー式にしないのか?」という疑問を持たれているかもしれませんが、理由は危機管理です。
東日本大震災を経て現在に至っている我が家としては、最悪の状態だけは避けたいと思う気持ちで対応しているからです。

・先ずエアレーションポンプが止まるなどのエアレーションにトラブルが発生した場合。
・パワーヘッドなどの水中ポンプに問題が発生した場合。
・東日本大震災のように電源が断たれてしまった場合。

現在メインで使用している上部型砂ろ過サイホン式では最悪エアレーションが断たれても、魚たちはすぐに酸欠にはなりません。
サイホン式の場合には、最後排水口が曝気槽になっていますので、曝気(空気と水を撹拌する事)された水が水槽に注がれる為、簡単には酸欠にはなりません。

また全ての水槽の水流器は、通常は加圧されたエアーを水流器(パワーヘッド)に誘導しマイクロバブル発生器としていますが、最悪エアーポンプが止まった場合には陰圧としてポンプにエアーが誘導されるため、少量ながらエアレーションは継続されます。
酸欠に成り易い仔魚用の水槽は、別途直流電源で動くポンプが用意されています。


さらに万が一濾過装置汲上用のパワーヘッドにトラブルが生じても、ハリセンボン水槽は2基掛けですので片方のフィルターだけでも十分に濾過能力がありますし、その他1基掛けの水槽でも90cm相模湾水槽ではプロテインスキマーを稼働していますし、その他も水流器で一晩くらいは充分に濾過は機能します。

仮に東日本大震災のように送電が破断しても、我が家が潰れない限りは太陽光と補助バッテリーで水槽の電力は確保しています。
このように危機管理を最優先で考えた結果現在に至っています。
そして底面濾過や背面オーバーフローが採用できない理由でもあります。


ところで現在使っている上部型砂ろ過サイホン式でも、泣き所が一点だけあります。
それはフィルターに吸い上げられた水が硝化活動で綺麗な水になって排水されるまでの時間の問題です。
この部分だけはフィルターである以上どうにもならないところでもあります。

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実は汲上給水から排水されるまでの硝化活動が行われる時間が、最低でも40秒以上必要だということが少し前の相模湾水槽の失敗でわかりました。
正確には砂に通水している時間を含めると何倍かの時間が掛かっていると考えるべきでしょう。
つまり思った以上に硝化に係る時間が長いのです。

上の写真でも解りますが、上部型砂ろ過サイホン式では物理濾過は実は最初と最後(給水時と排水直前)に配しています。(写真撮影の為最初の給水部分のケースを外してスポンジをむき出しにしてあります)

またフィルター内の水位は、ろ材から2cm程度上が一番効率が良いようです。
水位が低すぎてろ材が空気に晒されてしまっても、水位が高過ぎても効率は落ちてしまいます。
なので水位の調整が出来るサイホン式としている訳です。

結局いろいろと思考錯誤したのですが、最後は意外なほどシンプルな形に落ち着きました。
正確には当初の形に最後にスポンジを配して水位調整が出来るようになっただけなのですが、現時点ではまずまずの効率は確保できているような気がします。

濾過装置に疑問が生じフィルターを改造する場合には、硝化に要する時間(40秒以上係ること)を把握しておけば、私のように失敗しないで済むように感じます。
何かの参考になれば幸いです。










我が家でハリセンボンだけが散歩をします。
基本的には他の魚たちは散歩をしません。

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ちなみにこれがハリセンボンたちの「散歩に連れてって」の合図です。
水槽で私たちを見つけると始まります。

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時には2匹で猛アピール(笑)

魚と人間の関係では、馴れるは普通にあっても、懐くはなかなかない状況だと思いますが、どうやらハリセンボンたちは馴れるではなく懐く魚のようです。

残念な事故が起きましたね。
八景島シーパラダイスで希少な深海生物が死んでしまったという記事ですが、八景島シーパラダイスの説明では夜間に水温を保つ機械が故障し水温上昇して死んでしまったという発表がなされています。
ところで産経新聞の記事では一方的に八景島シーパラダイスに責任があるような内容になっていますが、私個人としては少々疑問も感じます。

以下産経新聞の記事引用
 施設によると、大量死が発覚したのは譲渡の約3カ月後の6月ごろ。水槽内の温度を保つ冷却設備が故障し、水温が上昇したのが原因。深海生物が死んでいた水槽内の温度を測定した際に、設定温度よりも高かったことから機械の故障が発覚したという。」引用ここまで

ところでいくつかの疑問があります。
記事をそのまま読めば、機械が故障したのは仕方がないとして、水温すらモニターする設備が無かった事になります。
特に水温管理の難しい生体ですから、設備の温度管理は必須ですし当然の設備の様な気がしますが、それすらやっていなかったという事なのでしょう。

また、生体を(JAMSTEC)の旧研究室から譲り受けた担当者が辞めた後、引き継いだ担当者が生体の取り扱い云々の引継ぎを受けていなかったのでしょうか?
記事では八景島シーパラダイスの発表として担当者のスキルの問題にも言及していますが、これは完全にそもそも論で、スキルのない人間になぜ任せたのか。

生体を受け入れた担当者が八景島シーパラダイスを辞めた理由はともあれ、引き継ぎも出来ない状況であったために起こった事故なのでしょうか、やはり疑問が残ります。
八景島シーパラダイスには学芸員は一人もいなかったのでしょうか?

但し、この事故も一方的に八景島シーパラダイスだけを非難できるものでもないと私は思います。
なぜならこれらの生体を引き渡した(JAMSTEC)の旧研究室側にも問題があったのではないかと考えます。

何より飼育が出来なくなったのは(JAMSTEC)の旧研究室の都合でもありますし、譲り渡す側として水温のモニタリング設備もない八景島シーパラダイスをなぜ選んだのか?
それだけの希少生物を譲り渡す訳ですから当然担当者同士のやり取りがあったはずです。
そう考えると双方に問題があったため、起こるべくして起こった事故のように思えてきます。

何れにしても私も気を付けなければと思う今日この頃です。




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ハリセンボンの餌のヤドカリですが、茶苔対策に威力を発揮します。
他の水槽で育ちに育った茶苔をチョウとヤドカリが沢山いる水槽に入れてみます。

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※チョウハンがしげしげと眺めていますが(笑)

翌日の朝見るとこんな感じです。

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僅かに一晩の出来事でした。
あっぱれ!です。




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我が家の相模湾水槽の濾過装置を変えてから2週間近く経過しましたが、結論から言えば2日ほど前から亜硝酸地獄は解消されました。
原因はろ材の量ではなくドライ濾過の方式自体でした。

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これまではドライ方式による酸素の取り込みが硝化の大きなポイントだと考えていたのですが、実際には曝気程度の効果しかなかったことが解りました。

この結論に至ったものは、このフィルターの特徴である排水直前の曝気カップに取り込む水はスポンジフィルターを透過した水しか入れません。
でも、そのスポンジフィルターが詰まりだすと、吸い難くなるので濾過槽の水位が上昇してきます。

実はその吸い難くなって水位が上昇した際に一時的に亜硝酸値が下がったのですが、この時点では水位と硝化の問題点には気付かず、マットが汚れているとして単純に私はマットを替えました。
そしてマットを替え水位は下がったのですが、なんとここで再び亜硝酸が大発生。
カゴカキダイたちが真っ白になってブーイングをしています。

ここでやっと水位が上がってろ材がウェット状態になって硝化が進んだことを認識したのです。
そこで水位を調整すべく、曝気カップに下駄をはかせて水位を上げました。
ちなみにそれまでの水位2cm程度から現在は8cmへと変更しました。

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すると亜硝酸値はみるみる減少して現在は、ほぼ0mg/㍑に。
見事に落ちました。

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今回の失敗から学んだことは、硝化作用に空中での酸素取り込みは意味が無く、溶存酸素のみが必要であること。
また、短時間でろ材を透過するようなシステムでは十分に硝化作用を得ることは出来ない事がわかりました。
現在濾過槽給水から曝気カップへ(入口から出口まで)の移動時間はおよそ40秒程度です。
逆に言えばこの40秒程度、濾過槽に水が留まっていれば、濾過は充分に行えると考えて良いと思います。

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水面にこの泡が出て来ると一先ず安全の状態になってきます。この泡は消化バクテリアによる硝化時のガスです。

それからもう一点は、上部濾過などではマットのみを替えるのは殆どの皆さんがそうされていると思いますが、是非ろ材の清掃もするべきだとネイチャーアクアリストでは考えています。
どんなにマットを替えても、ろ材が固まっていては濾過の効果は半減してしまいます。

ろ材の中を水が縦横無尽に透過するとそれこそ硝化作用は大きくなります。
つまり安定した水質が得られることになります。

ちなみに今回亜硝酸が発生した際に活性炭による亜硝酸の吸着実験をしてみました。
以前も同様の実験をしていたのですが、今回使用した活性炭はこれまでの物とは違って非常にフロッグを凝集する力が優れていましたので改めて行った次第です。
が結論から言えば全く効果なし!

やはり活性炭では海水中でのアンモニアや亜硝酸の吸着は出来ません。

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※ 90cm水槽に6袋ほど入れてみたが・・・

何を以て多くの活性炭や炭のメーカーはアンモニアや亜硝酸を吸着するとしているのか甚だ疑問です。
中には濾過マットに活性炭を織り込んでいるものまであり、その性能を誇示しているものまであります。
また殆どのショップでも活性炭を過大評価しているように感じます。
でも、効果はありません。

もっと言えばこれまで実験してきたもののうち、今回使用したものは非常に有効なフロッグの凝集効果が認められましたが、他の活性炭では海水中でのフロッグの凝集効果すら殆ど認められませんでした。
騙されませんように!

以上6畳ラボからのろ材と活性炭に関する報告です。





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水槽のフィルターを語る時に、少しでも水量を稼ぐためにフィルターの水量も大きいものを選ぶのが一般的かもしれませんがネイチャーアクアリスト的には水量も小さくなるべく効率が高いものと考えています。

水槽はなるべく広く、フィルターはなるべく清掃がし易くかつ小さいフィルターが理想なのですが、現実にはなかなか上手くいきません。
実は今週の日曜日にそれまでのフィルターから理想とするコンパクトな新フィルターに移行したのですが亜硝酸との戦いになってしまいました。

それまでの砂ろ過ウェット式サイホンツインから砂ろ過ドライ式サイホンシングルフィルターへの移行、早い話それまでの2つの濾過槽を半分の1つにして、かつウェット濾過からドライ濾過へと変えたというものですが、ろ材は一定なのになぜか濾過能力が追い付きません。

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※ 住人たちのブーイングが聞こえてきそうです

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※スポンジを外した状態

スポンジで荒いゴミは取りますが、基本的には砂でフロッグを吸収しようとしているものです。
先日のフミン酸対策にも有効ではないだろうかと考えてこんなものを作った次第です。
この形式の最大のポイントはスポンジよりもフロッグを受け取れるキャパシティが大きく、かつ清掃がこれまでの物より楽になるだろうと考えた結果なのですが、それまで使っていたろ材にも関わらず思ったほどの濾過能力が発揮されず今週1週間亜硝酸との戦いになってしまいました。

ドライ濾過がいけないのか、ろ材の量が決定的に足りないのか不明な状態です。
そこで今日はろ材を二段にして様子を見ていますが、果たしてどうなるのでしょう?
現在住人たちのブーイングの嵐です^^;



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日曜日の昼下がり、天気も良く風も乾燥した気持ちのいい風で、ついハリセンボン水槽の前でうつらうつらしていた時でした。

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メジナのジーナが何やら私に訴えています。
その直後妻が、「フィルター1つ止まってない?」との声。
よくよく見ると2つのうち片方のサイホンに水がない。
ありゃりゃ!

ポンプが動いているのかどうか確かめると、水中ポンプからフィルターに繋いでいるホースが抜けて単なる水流器化しています。
ホースを嵌めて一件落着だったのですが、作業が終わるまで近くで見守っていたジーナちゃん、おりこうさんでした^^





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先週の金曜日までは水温が24.6度だったのに、今日見ると26.8度まで上がっていました。

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※先週の金曜日までは24.6度だったが・・・

26.8度と言う温度が魚たちには心地よいのか解りませんが、このところ活発に泳いでいます。

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よく言われる25度と言う適温より随分と高いですが、我が家の魚たちは26~7度が心地良いようです。
我が家では水槽用のヒーターもクーラーも使っていません。
代わりに普通のエアコンが稼働します。

でもこの時期は、一年中で唯一エアコンを使わない時期なので気温の寒暖が魚たちにも伝わります。
そして我が家の電気代が唯一、1万円を切る時期でもあります(笑)






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ミドリフグの歯切りもそうですが、なぜかアクアリウムの世界は都市伝説とオカルトグッズがてんこ盛りです(笑)
炭がアンモニアや亜硝酸を吸着するとか、活性炭がアンモニアや亜硝酸を吸着するとか、根拠のない話が実しやかに会話され、誰も検証しないままに文言が引用されて、当たり前のように沢山のブログやHPで語られるようになりました。

だいたいミドリフグの歯切りってどんな飼育環境なんでしょうねw
我が家では計8年間の飼育と現在5歳児のミドリフグが3匹いますが、歯切りの必要性を感じたこともありませんし、行ったこともありません。 
ちなみに炭も活性炭も水中ではアンモニアや亜硝酸は吸着できません。
竹炭も付けて出来ませんw 

ブログもいつのまにかアフェリエイトやアドセンス目的のものが乱立し、先鋭した商業だけのためにあるようにすら思えます。
真実はさておいて、儲かればよい人が如何に多いことか・・・。

本来癒しを求めて動物や魚を飼い始めたものの、気が付けばストレスの元になっている事も少なくないはずです。
そしてその陰で犠牲になっているのは取りも直さずか弱い生体達だったりします。
そろそろ私たちも立ち止まって、現在の在り方を考えるべき時に来ているように感じますがどうでしょうか。


さてここから本題ですが、よく「水質を良くしなければ」とか「良い水質で飼育を」とか言いますが、なぜか最終的な解決策には、高価なろ過システムであったり、1ランクも2ランクも大きなフィルターを推奨する様な答えに帰結しています。
でも、これは完全な間違いです。

フィルターや設備だけで最適な飼育が出来るなら、それこそアクアリウムの世界は非常に簡単なのですが、現実にはそうもいきません。
また、試験管の中での化学反応のような話で、如何にも理路整然と述べられているようなものも目にしますが、水槽の中は試験管の中とは違うのです。

結局最適と考えられるような水質の維持を求めるのであれば、人間の細かな関与が必要になってきます。
どこまでも閉鎖的な水槽の環境下では、人間が関与せずに安定的な水質維持をすることは難しいのです。

少し前にも記しましたが、我が家の水槽の場合、水質維持の中で最も重きを置いているのがPHです。
それまでも硝酸塩の還元技術や白点病などいくつもの問題に直面しておりましたが、「重層」に辿り着いた結果これらの問題が一気に解決できた経験があります。
それでも現在に至っても常にPHメーターとはにらめっこですし、水質補正は日課です。

現在でもより良い環境を目指している事には変わりありませんし、水質維持のための研究も続いています。
それこそこんな状況ですので失敗の方が遥かに多く、大切な魚たちをどれだけ危うき目に合せたのか解りません。
それでも少しづつ前に進む以外ないように感じています。

水槽の環境は飼育者それぞれで違いますし、全てにおいて一概に言えない事ばかりですので、最終的には飼育者自ら見つける以外ないのかもしれません。



ところであくまでも余談で過去の失敗ですが・・・

以前こんなものもテストしていました。

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ロックウールです。
製鉄の際に出る副産物で、これらは主に水道管の断熱材として使われているものです。
鉱物由来ですのでPH値が高く水質維持に使えるのでは?と考えて半年ほどテストをしておりました。
結果はPH値は確かに維持できるのですが、甲殻類の成長が芳しくなくテストを中断しました。
ちなみにPH値は8.3~8.4と理想値で推移していましたが、蟹やエビがポツポツ落ちるという現象が起きてしまいました。

むろんCu等の簡易検査は行っているものの、精密な分析が出来ない我が家の限界値がここにあります。
私にとっては東西冷戦時のベルリンの壁よりも高い壁ですw





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