ネイチャーアクアリスト

海水魚を主体としたブログです。

カテゴリ:魚の病気

今年のお正月に硫化水素事故で絶命しかけたハチが完全復活し8年目の飼育に入りました。
一足先にyoutubeではアップしていますが、その節にはご心配いただいた皆さんありがとうございました。

それこそ6月上旬までは、一日の殆どを寝てばかりいたハチですが、6月の下旬になり寝ていることは無くなり元気に泳ぎ回る様になりました。
体色も以前の綺麗な黄色になり、どうやら完全復活と言っていいみたいです。






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先日発生した我が家のハリセンボンの尾ぐされ病。
結論から言えば尾ぐされ病などという病気はなく、摂食障害から起きている単なる外形的な症状に過ぎません。
早い話餌を食べなかったことで起こった目に見える症状なのです。

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※尾ぐされ病と言われる状態

Wikipediaによれば
『尾ぐされ病
フレキシバクターカラムナリス等の細菌に感染したものである。各ヒレの先端が白くなり、重症になると尾が腐る。そのままにしておくと、尾から出血してしまう。重症になると治療が困難になるため、早期発見が必要になる。』

と書かれています。
Wikipediaは好き勝手書いた人の自由ですから、信じるか信じないかも貴方の自由ということになります(笑)

ここからはウィルス説が大好きな方々には不都合な真実ですが、これは薬では治りません。
尾ぐされ病はウィルスが原因で起こっているものでもありませんし、病気でもありません。
逆に言えば薬など使う必要もないということです。
でも、そのままにしていれば何れ魚は死んでしまいます。

では何が必要か?
必要な事は摂食障害を起こしている原因の除去です。
魚が餌を食べられない原因を特定し除去する以外には方法がありません。

我が家のハリセンボンの場合なぜ発症したのか?
我が家の場合には、3日間餌も食べずに鏡に張り付いて、その事が引き金になって拒食になり、結果この尾ぐされ病と言われる症状を発症しました。
なので決してウィルスが惹き起したわけではないのです。

最初は尾鰭の縁が白くなり始め、その後白い部分が拡大する一般的な症状でした。
ちなみにこのハリセンボンは「キュー」と呼んでいますが、キューの性格そのものが惹き起したと考えています。

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キューはもの凄くストイックでしかも頑固です。
鏡に映る自分の姿を別のハリセンボンと思って語りかけていたのかもしれません。
3日間も寝ずに食べずに・・・。

その間も何度か鏡を取ろうとしたのですが、鏡に手を掛けようものなら真っ白になって怒る始末で、夜も鏡の前から離れず、結局鏡から引き離すことは出来なかったのです。
もっともこの事態は予測しうるものでしたので、最後は「好きなだけ鏡を抱きしめなさい」というふうにこちらも対応を変えました。
鏡から離れて数日が過ぎると頑固な拒食で尾鰭は真っ白、団扇の骨の様に鰭の膜が無くなっています。

そこでキューの意識を変えるために、赤ちゃんハリセンボンの花を迎え入れたのですが、キューが赤ちゃんに対する接し方が解らないようで一向に距離が縮まらない。
結局この作戦は失敗。

赤ちゃんハリセンボンの花は花で、花が食べたいミナミヌマエビの確保に追われ、我が家の淡水水槽が枯渇の危機で近所の川に。
ついでにザリガニも採集。

キューの気分を変えるため、ザリガニを持ち帰ってキューに与えると案の定食べ始めました。
さすがに最初からバクバクは食べられませんが、日増しに食欲も増え現在はどんどん尾鰭が再生しています。
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※現在どんどん再生しています

また同時に水槽を変えて環境を根本的に変えました。
殆どの場合尾ぐされ病を発症すると魚が死んでしまうのは、餌と環境にキーポイントがあると思います。
問題は何もしなければ何も変わりませんのでそのままでは死んでしまう訳です。

ですから万が一拒食になった場合には、餌を変えたり水槽を変えたりすることで解決の糸口が見つけやすくなります。
もちろん簡単な方法は餌を変えることです。
簡単なことからはじめて意識を変えることが大切かもしれません。
貴方の魚もどうか無事でありますように。



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魚が一旦病気になると治らずに死んでしまうことが殆どです。
持ち直すことは稀で、為す術もなく状況が悪化するのを見ているしかありません。
でもこれは我々個人レベルのアクアリストの問題だけではなく、専門家が揃っている水族館でも同じです。
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少し前の話ですが2014年から~2015年にかけて起こった葛西臨海水族館の大水槽の全滅事件。
記憶からは少し薄れてきた感もありますが、この大水槽の全滅事件は最終的な結論も出ないまま有耶無耶にされたまま終わった感が否めません。

当時の日経のニュースから引用します。

東京都は1月20日、葛西臨海水族園(江戸川区)の展示水槽「大洋の航海者:マグロ」でクロマグロ、スマ、ハガツオが2014年12月から連続して死亡している問題について、病理検査の結果、死んだクロマグロとスマからウイルスが検出されたと公表した。・・・中略・・・2014年11月1日の時点ではクロマグロ(全長100~130cm)が69匹、スマ(同50~60cm)52匹、ハガツオ(同50~60cm)38匹が泳いでいたが、相次いで死亡している。

 薬剤を投与すると同時に、照度変化や作業による振動、音などストレスになる刺激を排除してきたが、連続死は止まっていない。』引用ここまで

記憶されている方もいるだろうが、2014年の年末のニュースでは、大水槽の隣で大々的に工事が行われていることも報道され一部では関連性も報じられていました。

ところがいつの頃からかこの工事に関する記述は消え、ウィルスが発見された若しくはそのウィルス特定をしている、またはウィルスとの関連性を調査しているという如何にもウィルスが原因であるかのような報道がなされてきました。
結果はどうだったのだろうか?

ウィルスが原因だったとは報道されていません。
その代わりに工事の振動や音は記載されず、複数の原因によって全滅したと、皆が忘れた頃に結果発表がされました。
複数の原因で全滅・・・こんなことは絶対にあり得ないのです。
完全な嘘を報道しています。

ところで私達が水族館や観賞魚を扱っているお店に行くと必ず書いてあるものがあります。
「魚が驚きますので水槽を叩かないで下さい」と。
本来一番疑わしい問題を除いて、それらしい問題を仕立てて報道する・・・なんと愚かしい事を行っているのか呆れるばかりです。
きっと工事が原因で魚が死んでは困る事情が、東京都や工事を請け負った会社にあったことは想像に難しくありません。

以前にウィルスありきで考えるから答えがおかしくなる という記事を書きました。
なぜかこの社会はウィルス説を立てることで皆が納得し事無きを得らえる気がします。


ところで一度病気になった魚が復活できないのはなぜでしょうか?
ここからはあくまでも私論ですのでその上でお読みください。

人間でも魚でも多くの病気とされているものは、自己免疫疾患やウィルス性のものそして先天性のものや遺伝性のものです。
更には目に見えているもの(表面的なもの)と病気の原因は殆どの場合別にあります。
人間の病気でも魚の病気でも薬で治らないのはここに問題がある訳です。

例えば貴方が高血圧になったとします。
以前の高血圧症の原因は、太り過ぎ・塩分の過剰摂取・脂肪分の過剰摂取・糖分の過剰摂取・運動不足など生活習慣の問題とされてきました。

実際にはどうでしょう?
食事制限をして、塩分摂取を控え、低脂肪分の食事や糖分摂取を控えてどうなったのでしょう?
結論から言えば何も変わらず、降圧剤を処方され、飲み続けて尿酸値が上がり、離尿剤が増えた、そんなスパイラルに陥っている方が殆どだと思います。

つまり嘘を付き続けた結果、その嘘がより大きな嘘を付かなければならなくなったそんな状況にそっくりです。
ですが、なぜかそんな簡単な事に気付かない貴方がいる訳です。

血圧が上がるには上がる理由があるのに、血圧が上がった事だけを問題にして、不必要な治療を施した結果が、離尿剤を使い尿酸値を下げ、そして腎臓を傷めて最終的に人工透析に至る軌道に乗っていることさえ気付かない、まさに「茹でガエル」状態にあるのです。

ちなみに血圧が上がった理由は、最近の研究では筋肉量の減少とされています。
特に足の筋肉です。
大腿四頭筋や下腿三頭筋などの筋肉が大きく影響しているという論文が学会に提出されています。
つまり高血圧は病気ではないのです。
そして筋肉量が減ってくるのは取りも直さず、運動不足と加齢によるものが一番大きいのです。

つまり動脈と静脈の関係を考えた場合、心臓というポンプがある動脈に対して、特定のポンプを持たない静脈は筋肉の収縮で心臓に戻すという運動をしています。
ポンプである以上貯めて押し出すという作用です。
当然筋肉量が減ればその”貯める”作業も”押し出す”作業もし難くなります。

心臓に帰る静脈が停滞すれば、動脈の圧力は増えるばかりです。
それが血圧の上昇という症状になって表われるようになります。
つまり高血圧とは、筋肉の減少を身体が貴方自身に訴えている状態であるのです。
ですから降圧剤を服用し血圧を下げても何の問題の解決にもならないのです。
最終的に薬によって殺される運命にあります。

通常魚の病気とされているものも、なぜ起こっているのかも含めて、2013年の白点病の解明を機に随分と解ってきたものがあります。
魚の病気は大きく分けて、ストレスなどの自己免疫疾患・ウィルスや寄生虫によるもの、そして先天的なものに分けられます。
早い話人間と同じです。

でもここで一つ大きな間違いが上記でも記したように、ウィルスありきで考えると答えが180度変わってきます。
一般的にはこの行為をミスリードと言いますね?w
でも、魚病に限らず現在の製薬会社や医師会では平然とこんなミスリードを繰り広げてきたのです。

話が脱線しましたが、実は白点病もリムフォシスティスも穴あき病も尾ぐされ病も原因は同じです。
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※ この画像は3日間餌を食べずに鏡に張り付いていた我が家のハリセンボンの尾鰭です。通常尾ぐされ病などと言われるものですが、摂食障害から起こっています。
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角膜の白濁も同じです。
表面的に見える症状が違うだけで原因は変わりません。
全てはストレスで食事が摂れない状況若しくは栄養として摂りこめないものを食べている状況にあります。
人間でも恋煩いをしただけでも食事が喉を通らなくなるのと同じです。
つまり病気ではないのです。

例えばですが、白点病を背理法で考えてみれば解り易いかもしれません。
もし白点病がクリプトカリオン・イリタンスという線虫が惹き起していたとすれば、水槽内の全ての魚が白点病に罹らなければなりません。
魚種によって多少の時間差があったとしてもです。

でも実際には特定の魚しか白点病には罹りません。
何よりクリプトカリオン・イリタンスが原因であったならば全ての魚が死に絶えるまで増え続けなければならないのですが、現実には特定の魚が死んで収束してしまいます。
おかしいですね?
つまり原因がクリプトカリオン・イリタンスではなかったことを証明しています。


今年の年初に我が家で起きた硫化水素事故によってはっきりわかったポップアイの原因。
これはガス中毒です。
ガス中毒によって目が飛び出すポップアイを発症します。
最悪の場合失明してしまいます。

つまりこのどれもがネット上に溢れている魚専用の薬では治療が出来ない事象であるのです。
ましてや餌が食べられない状況での淡水浴やオキシドール添加で治るはずもありません。

実は当ブログでは「食べる」に特化し、これまでも白点病を治療する集中記事をハコフグのやまえもんの記事とハリセンボンの花の記事で行ってきました。
これは書く側の私としても非常に勇気のいる作業です。
なにしろリアルタイムで行う訳ですから。
でも幸いなことに、リタイヤせずに白点病が治るところまで記事を書くことが出来ました。

白点病とは魚が餌を食べ、栄養素として摂りこめる状態になれば簡単に治ってしまう症状です。
つまり病気ではないのです。

同様に食べさせるための工夫をチョウチョウウオやタカノハダイの記事などに絡めて行ってきました。
これ等の記事は成長を促すと共に、その魚にとって大切な栄養素を探る実験でもあります。
その結果魚病の原因や対策などが随分と前進したように思います。

さて本題ですが魚が受けるストレスは非常に大きく、改善されないまま死んでしまうのが一般的です。
なぜか?

それは飼育者が環境を変えず、原因も考えず放置してきたからです。
安易に薬で治そうとしてきたからです。
もちろん以前の私もその一人でした。

何よりウィルス説を何の疑いも持たずに受け入れた結果、1つの命を無駄に散らしてきたのです。
これ以上でも以下でもありません。

ではどうすればいいのか?
この先は以前の当ブログの記事を読んで頂き、皆さん自身が水槽の魚と向き合うしかないと考えます。

明日も明後日も貴方の魚たちが元気でありますように。



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少し前に「水槽のカナリヤ カゴカキダイ」 という記事を書きました。
この記事はその補足です。

水槽の中に硫化水槽やメタンガスが発生すると、すぐにカゴカキダイの目に反応が出ます。
ポップアイになったり、角膜が白く濁ったりです。
実は1週間ほど前にも、1匹のカゴカキダイの角膜が白く濁りポップアイを発症しました。

そこで再度水槽内を点検し、前回の硫化水素発生時に廃棄していなかったフィルターのろ材と岩を捨て、さらに再び水槽内を全清掃しました。
清掃翌日カゴカキダイの目を見ると、白濁は透明となりポップアイがほぼなくなっていることを確認しました。

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人間でもそうですが、目は血流にとてもリニアに反応する為か、ガスが無くなればあっという間に回復基調になるようです。
なので万が一カゴカキダイがポップアイを発症したら、「硫化水槽が発生している個所を特定」そして「洗浄または廃棄する」で、全清掃をした後、生体を戻すようにしましょう。

ただし、フィルターのろ材などに及ぶ場合には注意が必要です。
特にベアタンク(底砂が無い場合)など、フィルター以外のろ材となるようなものがない場合には、実質リセット状態になってしまいます。
その後のリスクも考えて、対策を講じてください。



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昨年末から年始にかけて我が家を襲った硫化水素事故。
その事故で分ったことが、カゴカキダイの必要性。
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カゴカキダイの飼育は今年で5年になりますが、当初は飼育がし易く、人にも良く馴れ混泳にも問題を起こさない優等生と言った印象がありましたが、それ以上に優れたカゴカキダイの能力がありました。
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先ずカゴカキダイの体色ですが、ストレスもなく水質が良ければ黄色が映えます、でも亜硝酸などが発生していたりPHが下がっていたりと水質が悪化していると黄色い部分が白くなります。
水質の悪化は体色の変化と共に、餌を食べないなど拒食症状も現れてきます。

拒食が進むと今度は黒ずんで最悪の状態になってしまいます。
病気や水槽に激突したなど怪我を負っている場合も同様です。

問題は今回のような硫化水素などガス発生時にポップアイを発症することです。
以前にもポップアイが発生したことがあったのですが、理由が分からず今回の事故に至っていました。
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※ポップアイを発症して片目を失ってしまった

海水水槽に限らず淡水でも硫化水素やメタンガスなどの発生は頻繁に起こります。
ある一定の濃度ならばさして問題はないのかもしれませんが、ある程度の濃度になると水槽のみならず人間にも様々な症状が現れるようになります。
ちなみに人間には、不意に眠くなったり、身体に赤い発疹が出来たりします。
また喉が腫れて嚥下障害が起きたりしました。

なので我が家では炭鉱のカナリヤではないですが、改めてカゴカキダイの能力を借りようと考えています。
そこで1月4日に1匹、2月3日に6匹追加しました。
現在すくすく育っていて、既に私の手からも餌を食べるまでに。
とにかく人間に良く馴れます。
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但し注意も必要で、カゴカキダイは少数の群れで過ごすため、長期飼育を考えるのであれば複数飼育が基本です。



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年末に我が家を襲った予期せぬ事態。
その少し前からカゴカキダイに頻発したポップアイの原因が判らずに悶絶していたり1日に1匹の割合で死んでしまったりと、パニック状態の我が家でした。

ほぼ同時にハリセンボンのロクのいる90cm水槽とハリセンボンのハチやキューのいる120cm水槽に大きな異変が起き始めました。
亜硝酸値やPH値には異常と思えるような数値はないのですが、1日に1匹ずつ死んでしまうような状況が6日ほど続いていました。
2つの水槽がほぼ同時に起こる現象に正直なすすべもなく、暗澹たる日々が続いた年の瀬迫る29日に目の前でハチの呼吸がおかしくなりました。

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若干亜硝酸値が低いロクのいる水槽に移して様子をみるものの呼吸は荒く改善せず。
翌日ハチのいる120cm水槽のフィルターや底砂を洗い再び120cm水槽へとハチを移しました。

しかしながらそうこうしているうちにとうとうハチが沈んだまま動かなくなりました。
心配そうにハチにまとわりつく末っ子ハリセンボンのキューですが、ここまで来るとなすすべ無しです。
当然人間には出来ることは既にありません。

そこでロクを連れてくることにしました。
ロクには以前も傷ついたメジナの世話などをした実績があったからです。
ロクは来るなり体色が変化し興奮状態になっていることが分かります。
さらにはすぐに事態を把握し必要な処置を把握したようで、すぐさまハチに対して意識が無くならないように刺激を与え始めます。

正直見ている人間側が圧倒されてしまって、何が起きているのかわからないまま時間が流れます。
ロクはハチに対して絶えず体位を変え動くように促します。
息が上がり荒い呼吸(過呼吸?)になると今度は覆いかぶさり鎮めます。
暫くするとまた動くように促し、息が上がると再び覆いかぶさって鎮めます。
それを交互に繰り返しています。

私はロクのいた90cm水槽の底砂(0番)を排出して、通気性の良いアラゴナイトのLだけにした状態で急場しのぎの治療室作りをしていました。
すると・・・砂の中に埋まっていた半年前に埋設した活性炭の異臭に気付きました。

「まじか・・・」
嫌気層の餌として埋設していた活性炭から硫化水素が発生していました。
ここで初めてハチの容態が急変したのが硫化水素によるガス中毒であることが判明。
この数日間死んでしまった魚たちに詫びると共に、各水槽に埋設してあった活性炭を全て除去しました。

実はこの硫化水素事件、魚たちだけではなく人間にも影響がありました。
それは魚部屋を開放しているとなぜか不用意に眠くなったり、臭覚に異常が出て臭いが分からなくなったり、不思議な現象が現れていました。
なお活性炭メーカーの名誉のために申し上げておきますが、活性炭メーカーは埋設や長期間の放置などを推奨していません。

あくまでも個人的な見解で嫌気層を作るべく実験をしていたものであって、正しい使い方ではなかった事を申し上げておきます。
非常に危険な状況を産み出しますので、絶対に真似をしないようお願いいたします。

底砂のアラゴナイトを完全に洗浄して、ハリセンボン達を90cmICUに戻しました。
ところでロクの看護は夜を徹して行われていました。
そして翌朝(31日大晦日)にはハチは中性浮力が取れるまで回復。
ここで一旦ロクはハチから離れて休んでいました。
一先ず命の危険は無くなったからでしょう。

ハチの状態は力なくホバリングをしているだけで、呼吸も全く力強さが感じられない状態です。
そのためかロクが休んでいる間も、末っ子ハリセンボンのキューがハチに寄り添っていました。
それから数時間して、ロクが再びハチに寄り添い始めました。

ハチが泳ごうとすると制止している様子がよくわかります。
またノーズアップの姿勢になるのを防ぐために、ロクとキューで絶えず姿勢を整えているのが分かります。
翌日(元旦)もこの状態が続きました。

4日目(2日)になって、今度は泳ぐ練習を始めました。主にキューがハチの下になって姿勢を整えています。
脇ではロクが見守っています。
この状況が朝と晩に行われていました。

そして5日目(3日)、ロクがハチから離れました。
この時点で命の危険はなくなったと判断して、ハチを元の水槽に戻しました。
なぜ戻すのか?という疑問があるかもしれませんが、元気になるとロクとハチは大喧嘩を始めるからです。
普段2匹はガラス越しでも何やかやと大喧嘩をする有様です。

ただ相変わらず泳ぎは弱々しく、キューのフォローは続いています。
また餌はまだ食べられない状況でしたので、本来はチョウたちの練り餌にラクトフェリンを混ぜ込んで口元で咀嚼させました。
その咀嚼を1日に数回行いました。

その頃ロクは疲れ切って爆睡の状態になっていました。
まともに餌も食べずにこの5日間看護と介助を行ってきたのです。
そりゃ疲れますよね。


※今回はハチの遺影になることも覚悟して撮影をしておりました

この記事を書いている8日目(6日)現在で、ハチは少しずつですが餌を食べ始めました。
泳ぎは相変わらず弱々しい状況ですが、命が助かっただけ儲けものと考えています。
何よりロクに対しては、心より感謝するとともに、未だにハリセンボンがここまでやるのかという尊敬の念すら感じる状況です。
正直目の当たりにしていても、未だに信じられない気持ちでいっぱいです。

同時にハリセンボンの仲間に対する思いやりや愛情には脱帽です。
さらにはその深い愛情が3匹のハリセンボンのみならず、我が家で飼育している多くの魚たちが共有していることも思い知りました。
何故ならハチの治療中に、皆その一部始終をガラスの向こう側から覗き込んで見ていたからです。

魚は物言わない命ではありますが、ちゃんと感じていますし、感情も愛情も持っています。
そんな魚たちの声なき声を聴くことも私達飼育者の責任だと改めて痛感しました。


1月28日訂正
ご指摘により、メタンガス中毒から硫化水素に変更しました。


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飼育している魚が白点病になった。貴方は何をしますか?
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最近白点病に関するお問い合わせを頂くことが多くなりましたが、白点病の原因は「線虫」でもなければ「細菌」でもありません。

以前からこのブログでも書いている通り、白点病の原因は「魚自身が受けているストレスによる摂食障害」です。
つまり魚自身がストレスを抱えてしまったと言う話です。

白点病に関する限りそれこそ数多くの治療方法が存在しているけど、原因は判で押したように「線虫説」が殆ど。
はっきり言えば「本当にいるのか虫!」って言うのが当ブログの主張であり、更には「見たのか、虫!」って言うのも当ブログの主張である。

数ミクロンの大きさの線虫であれば、マイクロスコープによる観察が出来ないはずがないが、しっかり見てもクリプトカリオン・イリタンスなんてどこにもいない(笑)
確かに高名な学者さん(私には詐欺師にしか見えないが)が見たときにはクリプトカリオン・イリタンスが張り付いていたのかもしれないが、少なからず私が確認した時には爛れた皮膚しかなかった。

でもなぜか治療方法ばかりが闊歩していて、銅イオンがどうの・・・GFGがどうの・・・オキシドールがどうの・・・もはや治療とは思えない領域まで達しそうだ。
いっその事護摩でも焚いてご祈祷でもしてもらった方が良いんじゃないかと思う位だが(笑)

そもそも貴方が怪我をしたとして、傷口は細菌によって化膿しても、化膿したことによって傷口が出来たわけじゃないだろ?
でも、今ネット上に溢れている白点病に関する情報の多くは、クリプトカリオン・イリタンスという線虫によって白点病が惹き起されていることになっている。

本当にクリプトカリオン・イリタンスという線虫が惹き起しているならば、水槽内にいる全ての魚が死滅するまで増え続けなければならないはずだが、殆どの場合には特定の魚ばかりが白点病になっているはずだ。
つまり線虫説なんて唱えている時点でそのショップやHPやブログはデタラメだということになる。

当然だけど線虫説からスタートすれば、白点病なんていつになっても無くならないし、たった一つしかない魚たちの命は無駄に消費されるだけだ。
つまり白点病を発症する水槽の管理者である貴方は虐殺者ってことになる。
本当にそれでいいのだろうか?


【 白点病になったら基本的な事を検証する事 】
                          これに尽きると思う。

魚は人間が考えるよりもずっと繊細だしメンタル面の影響を受けやすい。
だから白点になったら治療方法を考えるのではなく、魚が受けているストレスをどう無くしていくのかを考えなくてはならないのです。

魚たちがストレスを受けやすいものとは、
・水流の強さ
・温度
・溶存酸素(エアレーションを強くしただけでは溶存酸素量は上がらないし止水域もNG)
・水質(主にPHと海水比重)
・照明の強さや時間(強い光を好む魚などいません)
・音や振動には特に敏感(エアレーションの音などもストレスになる場合がある)
・餌(人工餌など自然界にないものほど受けやすい)
・混泳や複数飼育(特にチョウチョウウオやスズメダイ、ハコフグやキタマクラ系の魚など)
・水槽の大きさ(狭い水槽はストレスの原因になる) 
などがある。当然これ以外のものもあるだろう。

つまりストレスを受け続けた結果が摂食障害となり、食べ物を受け付けなくなったためにその症状が体表に白い点となって現れたものが白点病と言われている状態です。

早い話人間だって心的なストレスを受ければ食べられなくなったり、蕁麻疹が出たり時には鬱になったりと何ら変わらないのです。
それなのに、薬で治ると貴方は考えるのだろうか?

スタートを間違えれば、当然その後の対応も変わってきます。
薬剤治療や淡水浴を行う前に、是非基本的な事を検証して魚に寄り添うことが大切だと当ブログでは考えます。

何より病気になって治す方法を模索するのではなく、病気にならないようにするにはどうすればいいのかを考えるべきでしょう。
さて、今日も貴方の魚たちが元気でありますように。

今日数年ぶりに喉が痛くなった。
風邪の初期のような感じだ。
帰った後のうがいや手洗いには気を付けているつもりだけど、飛沫感染にはマスクでもしていない限り対応は不可か。

ところで魚を飼育していると、殺菌と言う行為は基本的にない。
どちらかと言うと「制菌」とでも言うべきで、どう菌と向き合うべきかという問題になる。
未だに白点病など魚体に現れている症状に対して薬剤を使われている方がいるけど、治っているのか非常に懐疑的だ。

例えばだけど、人間の血液のPHは7.35~7.45。
所詮CO2とHCO3-のバランスと考えると、人間も魚も大して違いがないことが解る。
魚は基本的に水のPHの影響を強く受けるけど、人間はいろんな添加物の影響を受け続けている。
共に問題になるのは、PHのバランスが取れている環境であれば、そうそう好ましくない菌が繁殖することもないのかもしれない。

最近は弱酸性を謳った石鹸やシャンプーが闊歩しているけど、個人的には間違っていると感じる。
肌の表面が弱酸性だから弱酸性の物を使うって、どれだけ肌を酸に晒したいんだろ。
本来必要なのは中和じゃないのだろうか?

実際そんなシャンプーや石鹸を使っていると風呂上がりに身体が痒くなる。
なので我が家は「無添加石鹸」と、湯船には重曹を入れてある。
お陰でこの数年、風呂上がりに身体が痒くなることもなくなって実に快適である。

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これもロクが白点病にならなければ解らなかった事なんだろうけど、寒冷蕁麻疹や乾燥肌と思っている人は是非試してみるといいと思います。
ちなみに乾燥肌と思っている人は風呂に重曹を入れると同時に、風呂から上がる際には洗面器に重曹を溶いたお湯にタオルを浸して、しっかり絞って身体を拭くだけで痒みから解放されます。

是非乾燥肌の方もアトピー性皮膚炎の方も試してみると良いと思います。

数日前より体調を崩していたムラソイ。
私にSOSを発信してきたのは3日前。
本来水槽を泳ぎ回ることのないムラソイが私の目の前で必死に泳ぎ回っていました。

見ると胸鰭と尾鰭がボロボロ。
完全に数日間餌が食べられない状況にあるようです。
そこで、ラクトフェリンを経口で与えます。
毎日朝と晩ラクトフェリンを海水で溶きスポイトで与えます。

昨日まで泳ぎ回っていたムラソイが今日は落ち着いていて、エサの時間になると冷凍アミを食べだしました。
一安心です。

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そう言えばムラソイって目がクリクリして結構可愛かったりします。
私が手を伸ばしても逃げることもないのですが、かといって懐いているわけでもありません。
単にものぐさだけのようですw

それはともかく魚は全般的に人間に近寄ってくる場合はSOSを発しているケースが多いように感じます。
逆に言えば、人間に助けを求めてくる状況は魚に取って危機的な状況かもしれません。
そのSOSを見逃すか見逃さないかで魚たちの運命が決まる様にも思えます。

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ちなみにラクトフェリン投与はせいぜい3・4日が限界です。
それ以上長引く場合には、なかなか蘇生が難しかったりします。
喰わなくなったところで魚の命は尽きてしまいますので、飼育者としてはつぶさに観察することが大切かもしれません。



丈夫な魚であるにも関わらず、なぜか長期飼育が難しいハリセンボン。

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問題の1つは水槽の大きさ、2つ目は水質の維持、3つ目がメンタル面だったりします。
ネット上では寿命に関する様々な数字が並んでいますが多分どれも正しくはなく、今年9年目の飼育をしている私にも実は解りません。

また「水槽飼育下では・・・」といった記述も見ますが、これも全くエビデンスのない話でしかありません。
飼育されている環境自体に問題があると思われるものが殆どだからです。
つまりは飼育者の身勝手な都合と思惑で飼育されていれば、当然長期の飼育とは程遠いものになってしまいます。

最悪なのが小さな水槽でのハリセンボンの単独飼育。
人間社会にも似たものがありますよね?
そう刑務所の独房です。
飼育3年目ではおよそ27~8cmにもなるハリセンボンを僅かに60cmの水槽で飼育をすること自体に無理があるのです。

そしてエサの問題。
ネット上では飼育数年経ったハリセンボンにシュアーやクリルで育てているblogやHPがあったりしますがこれも無理があるように感じます。
何より映っている画像からは数年も経ているような顔ではなく、せいぜい半年程度のハリセンボンと推測されます。
ハリセンボンは年を追うごとに容姿が変わってくるので飼育者なら簡単に判ってしまいます。

ハリセンボンは生後1年未満なら何でも食べてくれますが、1歳を過ぎるとクリルは時折食べるものの、人工餌には見向きもしなくなります。
また他の魚のようにお腹が空いても食べません。
多分ここが長期飼育を難しくしている点だと思います。

逆に言えばこれらの点をクリアしていれば、誰でも育てられる魚だと思います。
何より人間に対して欲求を伝えてきますので、反抗期の終わる3歳後半からは安定期になり、人間との距離もより一層縮まってきます。

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ところで我が家のハリセンボン達は、皆自分たちの水槽よりもお散歩水槽で私達夫婦の間に鎮座している時が一番落ち着いています。

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なので、どちらかが席を立って移動すると途端に後を追う仕草をします。
その姿はとても魚とは思えないほど完全な愛玩動物化しています。

またハリセンボンの飼育は複数が基本です。
単独飼育ではこれまた長期飼育は難しいのです。
理由はメンタル面です。

ハリセンボン同士明らかにコミュニケーションをとっています。
傷ついたり元気がなくなったりしていると、他のハリセンボンが寄り添い、慰めるような行動をとります。
この行動はハリセンボン以外では見たことがありません。
時折喧嘩をしても、いざとなれば寄り添いそしてお互いを気遣います。
そんな仲間思いの魚がハリセンボンだったりします。
ハリセンボンのこんな動画もあります。

ちなみに以下の環境が整っていればハリセンボンは間違いなく安定して飼育が出来ます。

1. 120cm以上の水槽で止水域のないものであること。
2. PHが8.2以上で安定していること
3. 複数飼育(できれば年齢や大きさに差があること)
4. ろ過装置が上部ろ過のような単純な構造で掃除のしやすいものであること。(外部式ろ過では不可)
5. 餌は生きた餌が主体で、好物のやどかり・磯ガニ・スジエビ等を常に与えられること。(1歳以上ではアサリやイソメは食べません)
6. 1~2週間に1度飼育水の交換ができること。
7. 冬は水温23以上夏は30度以下で飼育が出来ること(BESTは水温27度)
8. 時々散歩に行くこと

くどいようですが、上記の環境を整えることが出来れば間違いなく飼育は問題なく可能です。
そして私たちはハリセンボン達から癒しを与えられることでしょう。


2019年5月9日追加

一匹のハリセンボンが硫化水素中毒になった際に、仲間のハリセンボンが看病した記録がこちらです。

【 ガス中毒とロクによるハチの看護の5日間の記録 】



しばらくアクアネタがお休みなっていました。
今回はシマハギです。
育てやすく人にも良く馴れ、手から餌を食べるようになる小型の海水魚です。
大きさは成魚で12~3cmで、草食を好む雑食性です。

泳ぎも上手で狭い岩の間を縫うように泳ぎます。
ただし今回は裏目に出てしまったようです。
シマハギは同種同士での追いかけっこやちょっかいの出し合いなど、一見すると虐めにも似た行動をします。

でも実際には虐めではなく遊びの範疇に近いようです。
我が家では3匹のシマハギを飼育していますが、一番下のシマハギがこの3月2日に大怪我。
飼育期間1年5カ月の成魚です。

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皮が削げまるで刺身のサクのような状況になっていました。
岩に挟まったのか、なぜこのような状態になったのか未だに不明です。
分かっていることは体中傷だらけで生きているのが不思議な状況でした。

水槽から出して治療を開始します。
傷ついた部分にうがい薬(ヨウ素)を稀釈して掛け消毒します。
別水槽に移して様子を見ます。

治療の当日と翌日は当然の事ながら餌も食べず。
2日間別水槽で様子を見るも、殆ど動かずじっとしています。
多分動こうにも痛くて動けないのでしょうね。

IMGP1754
※3月4日の様子

肉こそえぐられていないものの、皮が完全に剥がれ肉が丸見えの状態です。
ただ3日目から大分泳ぐようになったため、消毒と共に餌に蟹を与え始めます。
蟹と言っても与えているのは味噌の部分です。(高カロリー高タンパク)

毎日の消毒で私の手にも馴れたのか、嫌がらずに手から餌を食べます。
通常シマハギはとても激しく餌を食べるのですが、まだ弱々しく時間を掛けて与えます。

IMGP1774 

3月11日の様子です。
大分縞が出てきて薄皮も形成されてきました。
この頃は既に本水槽に戻り、他の魚たちと一緒に過ごしていたのですが、この頃に至るまで餌の時間は相変わらず付きっ切りで朝晩2回与えてました。

IMGP1782

痕は残ってしまいましたが、完全とはいきませんがほぼ治りました。
また命が助かっただけ良かったと感じています。

ただ問題も残っています。
餌の時間他の魚たちと同様に餌は食べるのですが、皆が食べた後に待っているのです(笑)
蟹を持ち水槽に手を入れると手の中に飛び込んでくるようになりました。
さて、ハリセンボン同様に手のかかる魚がもう一匹・・・遠い目。



以前度々起きていたポップアイ。
ここ2年くらいは起きなくなりました。
2年前と現在の違いは海水の比重と塩化ナトリウムの割合。

以前は1.020で現在は1.025。
塩化ナトリウムの割合を0.3%だけ減らし、ミネラル分を全体で0.3%だけ増やしました。
これだけです。

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ポップアイは発症後暫くすると治ります。
所謂自然治癒ですが、以前から浸透圧の問題で起こっているのではないだろうかと考えておりましたが、どうやらこれで問題が無くなったようです。

昨日移動中に目に留まった1軒の海水魚ショップ。
ネットショッピングでも良く出てくるお店なので、とりあえず寄ってみました。
お店自体は小奇麗で店員さんの感じも良かったのですが、問題は魚たち。

スレで鱗が剥がれていたり、リムフォが発生していたり、げっそり痩せていたり・・・etc。
「酷いな・・・」そう感じずにはいられませんでした。
自宅に戻ってそのお店のレビューを見るとかなりの高評価。
評価は確かに人それぞれなんだろうけど何の参考になるのか甚だ疑問に感じたものでした。

何年も魚を育てていると、ショップの魚たちの状態の悪さが気になってしまいます。
状態のよい魚を販売しているショップに出くわすことは稀です。
少なからず通販では魚の購入は避けたいと思うのは私だけでしょうか。
「信頼できそうなショップは遠くて行ってられないよ」そんな声が聞こえてきそうですが、ワンちゃんや猫ちゃんを飼う時に見ずには購入しませんよね?

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さて本題は「ろ過」のお話です。
少し前にろ過装置の効率化を目論んで七転八倒した記事をお読みになった方もおられると思いますが、今回はおさらいのようなお話です。


よく「水が出来ないと魚を飼えない」とか「水質が悪い」とか表現される方がいます。
またフィルター(ろ過装置)を「ワンランク上の物」を推奨されている方が多数います。
よくあるQ&Aでは魚が病気になったり死んでしまったりした場合、相談に対する回答では殆どの場合登場するワードでもあります。

ではここで言われる「良い水質」とは何でしょう。
答えは「魚たちに合った水」ですよね?
殆どの場合フィルターの形式やブランドそして価格ばかりが闊歩するようなコメントばかりですが、本当に必要な水は魚たち自身でしか作れません。

どんなにお金を掛けても、どんなに立派な設備を揃えても、そこに住む魚が快適でなければ何の意味もありません。
そして何年飼育していても、やはり良い水質を作ることに終わりはないように感じますし、常に駆け出し者の焦燥感に煽られているそんな感じです。


ところで生物濾過に必要な「バクテリア」はどこから来るのでしょう?
良く「空中にいる無数のバクテリアが水槽の水に飛び込んで水が出来上がる」なんて記述を目にしますが本当でしょうか?(笑)
はたまたショップで売っている人工バクテリアで水を作るなんて記述も見たりします。
これも眉唾ですよね?

魚に必要なバクテリアとは魚自身が持っている腸内フローラです。
早い話が魚自身の糞です。
ですから水質が出来上がるためには飼育する本命の魚が絶対的に必要になるのです。
なのでどんなにパイロットフィッシュで水を作ったつもりでも、いざ本命の魚を入れると亜硝酸に悩まされたりします。

未成熟な水槽ではそのバクテリアが十分に育っていないために亜硝酸が発生する訳ですが、こればかりは時間をかけて対処するしか方法がありません。
何れはバクテリアが育って、安定した水質が得られるようになります。
但しバクテリアの特性を理解していないと私のような七転八倒を繰り返すことになります。


【 バクテリアの行動パターンを理解することが大切だと反省しました 】

一度出来上がったと思った水質が簡単に崩れることがあります。
PHの急降下だったり、酸欠だったり、魚を追加した事による亜硝酸の再発生だったり、水温だったりと作るのにはとても時間の掛かる水質ですが、水質が崩壊するのには数時間もあれば十分です。
今回の失敗から学んだことは、アンモニアや亜硝酸を安全な水に変える硝化細菌の活動は、ある一定の条件で活動するということでした。
この続きは次回へ。











ロクのメンチョが小さくなりました。

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とりあえず小康状態のようです。
魚の飼育で一番やきもきするのが病気です。
原因が解っているものは良いのですが、今回の様なデキモノの場合原因も対処方法も解らない為、あまり積極的な治療が出来ないのが常です。

そのため我が家では、消毒ぐらいしか行っていません。
後は抵抗力をつけるためにひたすら餌やラクトフェリンを与えます。
魚が病気になったり元気が無くなったりした時、つくづく「無力だな」と感じてしまいます。
幸いなことにロク自体はとても元気ですので、引き続き見守りたいと思います。




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先日日高市のとある大きなホームセンターに行った時のことですが、クロハギという名のニザダイの赤ちゃんが売られていました。
まぁホームセンターなどではよくあることなのでしょうが、少し大きくなるときっと買われた方は首を傾げるんでしょうね?
「なんか尻尾の付け根に三本のマークが出てきたな・・・」みたいなw

ところで関東地方では今年はニザダイの当たり年みたいで、いつになくニザダイの赤ちゃんが多いです。
きっと来年あたりはメジナを釣っているつもりでも、「また三の字かよ!」なんて声が聞こえてきそうですね。

さて本題ですが、ここに来てやまえもんの鰭の先が時々白くなったり、白点が時々出来る様な症状が無くなり体調が安定してきました。
腸内細菌が追い付いてきたようです。
飼育を開始してから55日です。

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やまえもん、丸々してますよねw
暇さえあれば食べていますから^^

でも、もう二度と白点や鰭の先が白くなることがないのかと言えば、残念ながらそんなことはありません。
消化不良を起こしたり、ストレスを感じたりすればすぐに起こります。
でも、そんな症状が出ても治るのも早いのがこれらの症状です。
腸内環境の状態がすぐに表面に表れるのです。

ですから慌てず・騒がず・侮らずです。
ネット上では尾腐病や白点病の治療に薬剤を用いた治療や線虫説を唱えているようなHPやブログが沢山ありますが残念ながらそれらは全部デタラメです。

例えば鰭の先が白くなった状態を「尾腐病」などと表現したりしますが、別に腐っている訳ではありませんし、細胞の改廃が上手くいっていないだけの話で、きちんと食べられるようになればすぐに治ってしまいます。

もし治らないようであれば、現状に摂食以外の何かしらの問題を抱えています。
その中で一番多いものはPHで、次多いのは混泳などによるストレス、そして酸欠や強い照明によるストレスなどが挙げられます。
これらに問題が無ければ、必ず尾腐病や白点病などは絶対に治ります。

とにかく慌てない事です。
魚は体調が鰭に出ます。
なので観察する時には先ず鰭をみて健康状態をチェックするといいと思います。




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