ネイチャーアクアリスト

海水魚を主体としたブログです。

カテゴリ:珊瑚

マメスナなどのソフトコーラル水槽を立ち上げました。
使用したフィルターはネイチャーアクアリスト考案のサブマリン式フィルター。
今回初めての大型プロトタイプのものです。
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通常であれば立ち上げ当初は初期の不安定な時期を乗り越えなくてはならないのでしょうが、ろ材の使い回しが出来る我が家の場合すぐに稼働できる状況にあります。
また砂や岩をそのまま使用していますので、立ち上げてそのままGOです。
珊瑚を入れ魚を入れ暫くして亜硝酸値を計ってみましたが0.1mg/㍑、問題ないようです。

サブマリンフィルターは嫌気ろ過と好気ろ過そしてスキマーを組み合わせた形式なので、その後水量とエアーの調整が必要になるのですが、その前にスキマー本体のボディ長を決定しなくてはなりません。(何といっても手作りですから、ここからの出発です)
が、ここが結構難問。

ボディ長を伸ばしてみたり短くしてみたり、VC40パイプを切り刻んである程度決めたら今度は汚水の量と質を見極めながら水量とエアー量を調整していきます。

スキマーを使ったことのある方はお判りでしょうが、スキマーはいつも同じ量の排水が出てくるわけではありません。
スキマーの排水が一番増えるのは、魚がお腹を空かし餌の欲求が出てきた時に一番増えます。
またベンチュリー式では、水量が多すぎるとあまり濾されていない状態の排水が大量に出てきてしまいます。
エアー量を多くしても同様にあまり濾されていない状態の排水が多くなり、かといって少な過ぎればスキマーとして機能しません。
なのでこの部分だけは数日間をかけて排水の状態を見ながらの作業となってしまいました。

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※そうそう順調にいくはずもなく・・・

またスキマー通過後の消泡部分、ここはスキマーで泡だらけになった水を脱泡させる部分ですが、ここは難なく決まりました。
なので水槽に給水される時には殆ど水泡が出ず、まずまずの出来栄えです。

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※サブマリン式は水槽の上方には何もありません。
また近日中に照明を付ける予定です

サブマリン式の最も大きな特徴は、結構な排水量であるにも関わらず音が殆どありません。
ほんと静かなのです。
ただ良いことばかりではなく、この方式だといずれ底面に埋まっているろ過の部分の通水性能が落ちてきます。
それが果たしていつなのか?
底砂の中に埋まっているユニット自体を頻繁に取り出せるわけもなく、戦々恐々とする部分でもあります。
いずれにしてもこれまで無かったものを作り出しているわけですから致し方ないのでしょう。
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ところで珊瑚水槽が出来上がり、隣の水槽で見ているハリセンボン達は気が気ではありません。

ロク「いつそっちに行くの?」
私「ロクは行かないよ」
ロク「え~~~~約束が違うじゃん!」
私「ロクと約束してないよ」
ロク「ロクちゃんそっちに行くのを楽しみにしてボストンバッグに荷物詰めたんだよ」
私「おいおい ┐(´д`)┌ 」

そんなわけで、ロクが出張してきました(笑)
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満面の笑みですw




この度の豪雨災害では、お悔やみ並びにお見舞い申し上げます。
思いは馳せるものの何もできない私がここにいます。
学生時代の旧友含め、知人に対して今は意味のない安否確認をすることもなく、ただただ無事を祈るのみです。
最近縁あって知り合った京都の3匹のフグたちは元気だろうか・・・そんな思いを馳せながら、どうかご無事でありますように。


さて後から追加した方のマメスナが増えだしました。

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こうやって増えていくんだと改めて感激しています。
魚の飼育は何となく出来つつあるものの、珊瑚は全くの素人のネイチャーアクアリストです。

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後からやってきたマメスナ。
しかも我が家に来る前には閉じていたものが、我が家に来て開いてみたら意外に綺麗だったりします。
残念なのは口盤の白いカルシウムみたいな部分。
これさえなければUSブリードみたいな綺麗な色なんですが(笑)
でも、意外にUSブリードもこうしたものから派生したのかもしれませんね。

6か月間眠っていたマメスナもポリプを随分と大きく開くようになりました。
先ずは本日の様子から。

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手前が6か月間眠っていたマメスナで奥の青いライトが当たっている方が先日来た方です。
ただ口盤は相変わらず白くなったままの状態で変化の兆しが今のところありません。
いわゆる白化とは違うと思うのですが相変わらず謎のままです。
でも長いこと閉じていたのですから褐虫藻が居なくなっていても不思議ではないのですが。

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こちらは先日来た方ですがポリプが随分と大きくなっています。
とても良い感じです。
後は全てのポリプの色が戻ればいいのですが、果たして戻るのでしょうか?
乞うご期待です。

マメスナの急性期の復活から穏やかな回復基調へと移りました。
なので私の対応もここで変化しました。
以後のレポートは後日へ移行し、ここでは前半のマメスナの復活に関してのまとめです。

岩のような状態から口盤を開けるまでの過程としては、閉じるには閉じるなりの理由が、そして開くには開くなりの理由があるのだということがわかりました。
ちなみにライトの問題・水流の問題はあまりマメスナの閉じる原因とは考え難いと思われます。

また人工海水のブランドや添加剤も同様で、何を使ってもあまり閉じる原因には繋がらないように感じます。
水質といった点では、海水の比重も海水成分の組成もあまり意味はありませんでした。

マメスナに限らないのでしょうが、珊瑚を飼育する上で重要なことは単独飼育が非常に難しいということです。
今回のアプローチでは単独の珊瑚が海にいることはまずないと考えたことから始めてみました。
つまり珊瑚の生育環境の必須条件は「群生」であるという事です。

なので人工海水で閉鎖的な水槽における長期飼育では、マメスナの単独飼育は非常に難しいのではないかと感じております。
実際我が家が負のスパイラルに陥った原因もまさにこの部分です。

逆に言えば余程劣悪な環境でない限り、いろいろな珊瑚が飼育されているような水槽であればマメスナは容易に飼育が出来ると思います。
マメスナにとって大切なことは普通の海には無くて、サンゴ礁の海だけにある物質が欠かせないのだと今回のアプローチでは強く感じました。

多分この記事を読んでいらっしゃる方の中には「私の水槽では何もしていなくてもマメスナは育っている」という方がおられるでしょうが、ある程度の同居するサンゴがいれば、成長は芳しくなくても現状維持は難しくないのではないでしょうか?
我が家のように単独飼育を試みると、たかがマメスナされどマメスナになってしまいます。

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上記は先日追加したマメスナですが、ポリプをよく見ると、我が家で購入した時点で開いていた部分と開いていなかった部分が良くわかります。

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口盤の白いカルシウムの幕のような状態になっている個体がこれまで閉じていた個体です。
ショップではこの個体は前のオーナーが増やしたものではないかと言っていましたが、今回の解析から我が家と同じように上手く飼育できなかった痕跡であることがわかりました。

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こちらは我が家で半年間閉じていたマメスナです。
全てのポリプが開いてはいるものの口盤は白い幕が張ったような状態のままです。
状態の悪い期間が長ければ口盤の真ん中がこのように白くなるのです。

今後完全再生するのかどうかはわかりませんが、ここからは持久戦の様相でもあります。
口盤の色が戻るまではどの位の時間が掛かるのか、若しくは戻らないのかそれすらもわからない状況です。
但し現状大きくはなっていますので、すぐに死んでしまうような状況はなさそうです。
なのでマメスナ日記はしばしお休みです。


ところで、マメスナの復活の作業をしている際にあることに気付きました。
それは、マメスナ水槽にカイアシ類が大発生していました。
今回のマメスナの環境とリンクしているのかどうかはわかりませんが、こちらもしばし静観です。

 

先ずは6月12日の画像から。

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蘇生開始から7日が経ちました。
苔むす岩と化していたマメスナのポリプが、明らかに眠りから覚めた数が増えました。
現時点で復活度は20%程度でしょうか?

そして1日飛んで今日14日の画像がこちらです。

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苔むした岩のほぼ全てのボツボツした突起からマメスナのポリプが芽吹いたような状況です。
ここまで僅かに9日間です。

よく「マメスナが溶けた」という表現をしますが、実はその命は温存されていただけなのかも知れません。

現時点での復活度は50%と言ったところでしょうか?
ほぼ全てのポリプが息を吹き返したとはいえ、開き具合はまだまだです。
そこでここからはアプローチを少し変えることにしました。

ちなみに先日追加した方のマメスナも随分と開き始めました。

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これまで幾度となく救えなかったマメスナの復活に、あまりの急変に少々戸惑っている私がいます。
でも、正直に嬉しいそんな思いです。

6月6日から始めたマメスナの蘇生。
4日目の6月9日の様子から。


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明らかに開こうとしているポリプがちらほら見えるようになりました。


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半年間音沙汰無しだったマメスナが部分的には小さなポリプが開いているように見えます。
ただ画像では大きく見えるこのポリプも、実際にはかなり小さなもので、カメラを水中に入れて接写しての画像ですので、まだまだまぐれという感じでしょうか。

翌日曜日。
まずはこちらから。


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白くなったポリプが明らかに多くなりました。
既に死んでいると思っていたポリプがびっくりするような状況です。
昨日から比べても、明らかにポリプが大きくなっています。

ただ開き方はあくまでもやっと開いているような感じですし、何よりポリプ自体少し大きくなったような状況ですが、まだまだ小さくか弱い感じです。
復活度的には10%と言ったところでしょうか。
復活するかな?

マメスナ飼育の迷路の中で生まれ物があります。
これです。

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サブマリンフィルターです。

小さな水槽でマメスナのような個体を飼育しようとした場合、大型の水槽にはない問題がいろいろ起こります。
それはろ過能力だったり水流だったり止水域の問題だったりします。

ショップに行くと、よく小さな水槽に綺麗なサンゴやイソギンチャクがいて、可愛らしい感じで置かれていたりしますが、ほとんどの場合オーバーフローの設備があったり、水槽には似合わないスキマーが装着されていたりします。

実は小さな水槽ほど水質の管理が難しく、魚のストレスになる共鳴音や造波が起こりやすくなります。
小さな水槽で生体の飼育が難しいのはこんな問題からです。
先日のメダカ水槽のサーキュレーションの装置も実はこのサブマリン水槽からの派生です。

サブマリン式フィルターを装着した水槽の大きな特徴は、給水口と排水口を水槽の対角に置くことと、底面の淀みを取るための底床式の排水口としていること、そして給水口の面積を大きくして給水の水流をゆっくりとしている点です。

つまり水流はゆっくりだけど全体として止水域が出来難く、かつ循環サイクルは維持しようとするものです。
また、小さなスキマーを装着して、魚たちの食前の排尿にも対応しようとするものです。

全て水槽の中で完結しますので、余分な装置が水槽外に出ることは最小限です。(エアポンプやスキマーの排水タンクのみ水槽外)
部材は全てホームセンターや100均で購入できますので、DIY派にはもってこいです。

サブマリンフィルターの最も大きな特徴はろ過能力。
実はろ過能力はろ材と接触している時間に比例します。
外部ろ過や外掛け式のフィルターの能力が足りないのは実はこのためです。
サブマリンフィルターでは、ろ材との接触時間は配管の長さに比例しますので、大きな硝化効果が期待できるのです。

でもこれだけでは片手落ちです。
外部ろ過を使った方なら経験があると思いますが、そのままでは水槽内はシアノバクテリア(藻類)の棲家と化してしまいます。
そこで給水前に曝気が必要になります。
サブマリンフィルターでは最後の立ち上がりの部分を曝気槽として、スキマー機能もプラスしてみました。


ドライブ中の水槽がこちら。

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スキマーのベンチュリー部分は外してありますが、ほんとコンパクトにまとまりました。
しかも移動も簡単です(笑)
DIYもアクアマリンの一つの楽しみ方です。

以前から何回かチャレンジをしているマメスナ。
もともと珊瑚というかソフトコーラルも含めてどうも苦手な我が家だったりします。
でも、今年のお正月に衝動買いしたマメスナ。
数週間も経つとものの見事に茶色の岩のように変わり果ててしまいました。

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我が家に来た当初はこんなに綺麗だったのに・・・。

もちろんその間何もしなかったわけではなく、むしろあれこれやり過ぎた感すらありました。
でも結論的には苔むしたような岩にしか見えない状態に陥っていました。
ショップに相談しても、返ってきた言葉は「一度閉じると再生が難しい」という回答。

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※完全に苔むす岩に・・・

ショップ自体でも、何もしなくても好調を続けているものと何をやってもダメな場合があるとのことで、結局ヒントを得ることもできず仕舞いでした。

この半年間でやったことは以下の通り。

①専用水槽を立ち上げた。
②水流を弱くしたかったのでスキマーだけでドライブ・・・ショップのお勧め方式だったがこれもダメ。
③ショップのお勧めで珊瑚を臭いで開かせるというアイテムを購入・・・これもだめ。
④市販の珊瑚の餌もダメ。
⑤ライトを強いものにしたり弱いものにしたり、波長を変えたり・・・でもダメ。
⑥栄養塩を極限までなくしたり・・・でもダメ。

この辺りからいよいよ巨大迷路に入り込んだ感じがした。
その後はいよいよ海水の組成にまで手を付ける。
Naclの濃度を数%下げMgやCaを増減させたり、塩化ストロンチウムの割合を増減させてみたり、塩化カリウムを増減させたりやれることは何でもやりましたが結果は変わらず。
何をやっても変わらない。

半年もたったある日、そんな私の思いをよそに、妻のまさかのマメスナの衝動買い。
おぃおぃ・・・まじで?w
ただこれには1つだけ期待もありました。
珊瑚って一個体だけじゃ生息していませんよね?
みんなでわいわいやっているのが珊瑚礁ですもんね?
そう言い訳しつつ新しいマメスナを迎え入れるも・・・言わずもがな状況に。
完全に木っ端微塵に砕け散りました。

そこでこれまでとは全く違う視点で先週の水曜日からトライ。

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※これでも少しマシになった状態

変化に気付いたのは翌日の木曜日。
やっと開いたのか・・・いやそうじゃない!

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そう、こっちだ。
「あれ?白くなってる」
そう半年苔むしていたマメスナに変化が。

そしてさらに翌日の画像がこちら。

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変わり始めたような気がするが・・・果たして。


続きます。

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