ネイチャーアクアリスト

海水魚を主体としたブログです。

タグ:海水魚飼育

3.11以降見事に海水魚を扱うショップが激減しました。
停電や計画停電で壊滅した水槽も少なくないと思います。

でも、海水魚飼育が下火になったのはそれだけの問題ではないように感じます。
その1つ目はデフレ下の経済状況で大手の通販専門の会社などが安売り合戦を仕掛けた事で元々海水魚飼育なんてニッチな趣味のユーザー数なのだから、町の海水魚ショップなど一溜りもなかったのでしょう。

その大手の通販専門店自体も犬猫に手を出し、現実にお店を構えたことで台所事情は以前より厳しくなっているのが手に取る様にわかります。
実は以前大手通販会社のリアル店舗が開店してすぐ、片道2時間掛けて行き餌用のモエビを買うも待たされること2時間。正直2度と行きたくないと思いました。
いつも行っているカネダイ青梅店なら5分で終わるのですから。

2つ目は物売り主体でユーザー指導が全く出来ていないこと。
何よりいい加減なお店が多すぎる。
特にいい加減だと感じるのはミドリフグの淡水飼育を堂々と推奨しているお店まであります。

もし汽水魚が淡水で飼えるなら、初めから淡水魚として全国津々浦々で淡水魚として販売しているはずです。だが、現実には淡水で飼えるとネットを中心に怪情報が蔓延している現実もある。もちろんこれはユーザー自身にも問題が多々あるわけで、少し賢くならなくてはならないようにも感じます。


ところで当ブログにもたまに相談事のコメントが寄せられますが、殆どの場合基本的なところに問題があり、何よりユーザー自身が心を痛めて相談に来られる事が多いです。
魚と言えども一緒に生活を始めれば、やはり大切な家族になる。
心から心配して当たり前だし、「魚だからいいや!」なんて考えて来られる方は一人もいないのです。

問題は悩み悩んでショップに相談しても、返ってくる答えは「これ付ければ」か「これで治療してみたらどうでしょう」かのどちらかが殆どで要領を得ない場合が殆ど。

要は金。

早い話、お客の状況が呑み込めないのか、関わりたくないのか、はたまた金にならないのはお客じゃないと考えているのかが見え見えだ。
当然そんなことをしていれば嘘がすぐにばれてお客は離れていくわけで、自分で自分の首を絞めていると言っても過言ではないように感じる。

さして難しい問題でもないものを、難しい問題にしてお客を悩ませているのは取りも直さずレベルの低いショップと通販会社と言っても過言じゃないと思う。
もちろんエビやディスカスなどの投機目的のショップも存在する。
当然だがそこには投機目的のユーザーが集まるわけで、それはそれで良いとも感じるが、少なくとも海水魚では投機目的のお店は存在しません。
但し専門的な知識は大いに要求されます。

でもそれに応えられるお店であるからこそ、ユーザーはお金を払って行くわけで、知識のないお店で魚を買うことは難しいと思います。
だから我が家も餌など細々したものはカネダイ(行っている店舗は海水魚の扱いはない)で購入するが、いざ魚を購入するとなるとわざわざ町田にある日海まで出向くことになるが正直遠い。


そんな海水魚と過ごす時間は代えがたいものがあります。
海水魚の水槽を前に過ごす時間は、とても豊かな気持ちになり癒されます。
何より魚の飼育をしないのは、人生の何割かを損していると私は思う(笑)
そして我が家にはいつもこんな顔があります。

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私の行く神奈川の漁港での採取魚の季節と採取時期を少しづつアップすることにしました。
尚一般的な採集魚と記さないのは、手当たり次第に集めているわけではないので、あえて当ブログでは採取魚としており目的の魚に絞って採取しています。

また現在採取を行っている方で、採取場所の詳しい内容などはメールでのみ回答しますので、必要な方はコメント欄からメールアドレスを書き込んで送信してください。(Twitter・フェイスブック・インスタグラム・ブログやHPをお持ちの方に限りますので必ず添付してください)
なおメールアドレスが公開されることはありません。

1月の採取魚はカゴカキダイ。
昨年の秋に産まれたものから、年末近くに産まれたものまでこの厳寒期の磯には佇んでいたりします。
カゴカキダイの採取時期はほぼ1年中ですが、この時期はとても小さな個体が多いのも特徴です。

雑食性のカゴカキダイは年中食べるものに苦労せず、特にこの季節自分を捕食する魚が極端に少なくなることも要因かもしれません。
大潮の干潮時、この時期は全て夜になってしまいますが、タイドプールには必ずと言っていいほどその姿を見ることが出来ます。
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我が家でも今月の4日に1匹のカゴカキダイを連れてきました。
まだ孵化して数日しか経っていない赤ちゃんカゴカキダイでしたが、この2週間ほどで倍の大きさになりました。
現在の体長はおよそ18mm程度です。

名前をキーちゃんと付けました。
餌はチョウの練り餌を使って飼育していて、その他に人工餌も食べています。
とにかく何でもよく食べます。
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現在はキーちゃんを捕食するハリセンボンがいない水槽で飼育していますが、体長が5cmほどまでになれば、成魚のカゴカキダイがいるロクの水槽へと移る予定です。

ちなみにカゴカキダイはチョウチョウウオの仲間ではなく、カゴカキダイ科という独立した種です。
また熱帯性の魚ではなく関東沿岸でも越冬します。
飼育する上での注意点は、水質にとても敏感です。
水質に問題があるとすぐにポップアイや白点などの拒食を示すようになります。

ゆえに我が家では炭鉱のカナリヤではないのですが、カゴカキダイの存在はとても重要です。
また成魚になるとおよそ16cm程度になる為、60cm水槽では飼えません。
最低でも90cmから120cmの水槽が必要になります。
1匹でいるのが苦手で、群れを好みます。
また眠る際に数匹で入れるような比較的狭い場所があることが望ましいです。
我が家でも必ず1か所はそのような場所を確保するようにしています。


カゴカキダイは人にも良く懐き当然の様に手からも餌を食べるようになります。
餌は我が家では基本が冷凍餌(アミ)・冷凍のアサリ・活餌(カニやイソスジエビ)・カブなどの野菜で基本的に何でも食べますし飼育のし易い魚です。

また他種との混泳にも適していますが、餌を食べるのが下手なハコフグ類は注意が必要です。
カゴカキダイは餌に向かって突進します。
逆に混泳の難しいとされているチョウチョウウオには非常に適しています。
カゴカキダイが何でも食べることで、チョウチョウウオも釣られて食べるようになります。

そんなカゴカキダイですが反抗期があります。
およそ1歳から1歳半ぐらいまでです。
この時期は人間の手も他のカゴカキダイも寄せ付けないことがあります。
なのでこの時期だけはあまりかまわずに放っておくことが賢明かもしれません。



睦月から如月の採取魚たち

カゴカキダイ オキナメジナ タカノハダイ ボラ ムラソイ など


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昨年はいろいろと6畳ラボでの新発見やプチ研究が進んだ年でもありました。
成果の大きかったものは、重曹を使ったPH維持と硝酸塩の除去方法、そして重曹の使い方の定量的な評価でした。

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PHに対する重曹の効果が認められたのは数年前ですが、メリットだけでなくデメリットや副作用まで見極める必要がありました。
またその過程で硝酸塩除去に対しても非常に有効であることがわかりました。

海水魚飼育をする上で、硝酸塩の除去は必須です。
そのためいろいろなメーカーさんが還元ボックスやデニボールなどの還元グッズを製作、多数販売されているわけです。
同じように当サイトでもこの数年に渡って硝酸塩分解の研究をしておりました。

ところで当サイトが行っている硝酸塩の除去方法はショップが推奨するものとは大きく異なっていますが、若干でも不安がある方は使用をご遠慮願います。
また重曹の使用に関して否定的な考えなのに、コメントを下さる方がいますが、はっきり言って無駄な行為です。
ですのでここから先はご自身で考え、結果責任を負える方のみ読み進めてください。


さて以前から当サイトにお越しの方はそれまでの経緯をよくご存知でしょうが、当サイトではPH維持と同時に硝酸塩の除去も行える重曹を使用しています。
ただし重曹に関しての使用方法や使用量そして問題点などが書かれたサイトもなく、地道に研究する以外の方法が無かったのが実情です。
そこでこの数年にわたって研究してきた重曹に関するものを記します。


【 重曹と海水魚飼育 】

重曹の使い方は非常に簡単です。
必要量を水槽で溶いてよく混ぜるだけです。
でも皆さん使用量が解らないし、注意すべきものも解らないというのが実情だと思います。

そこで実際にどうのような使い方なら問題がないのか、或いはどうのような使い方だと問題がおこるのかをまとめました。


① 水槽に必要な量

基本的に重曹の投入は水替え時に行います。
(※PHの降下時に慌てて使用する場合にはデメリットを理解する必要があります)

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※重曹10gは大さじ1杯の量

水替え時の必要量は1リットルに対して1gが推奨値です。
多少多くても少なくても問題は起こりませんが、おおよその目安として1リットルに対しての使用量は1gを基準にします。(※多少とは1リットルあたり±0.2g程度までと考えます)

使用上の注意点としては、人工海水が完全に水に溶けた状態で重曹を投入します。
人工海水がまだ白濁しているような状態で重曹を加えますと、白濁している時間を長引かせてしまいます。
なので完全に透き通った水になってから重曹を投入します。


② PH降下時の使い方の注意点

PHが下がる原因は第一に生体の呼吸です。
次に下がる理由が硝酸塩によるものです。

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※短期的には問題が無くても長期的には害と言われている硝酸塩ですが、最も問題なのはPH値が下がってしまうこと

③ PHが下がってきた時に慌てて使う場合の注意点。

通常水替え時にきちんと計量して重曹を加えている場合にはあまり問題が起こりませんが、普段は重曹を使わずにPHが下がったために慌てて重曹を加えると問題が発生します。

理由は重曹には硝酸塩を分解する機能があるため、その分解過程で炭酸ガスが発生するためです。
魚にとっての炭酸ガスは人間に対しての麻酔薬と同じような作用があります。
つまり高濃度の炭酸ガスに晒されれば、魚たちの健康に甚大な被害を及ぼすことになります。
なのでここが注意点です。

同様に亜硝酸(NO2)の発生しているような場合にも、亜硝酸の分解と共に炭酸ガスが発生しますので注意が必要です。
亜硝酸が発生している水に重曹を添加することが危険な理由は下記の動画をご覧ください。


※亜硝酸が発生している水槽の水に重曹を加えてみた様子です。左右同じ水ですが、右がクエン酸を加えたもの、左が重曹を加えてその変化が現れているものです。尚バックの汚い絵は気にしないでくださいw


④ 硝酸塩の溜まりに溜まった水槽では、次のように対処します。

飼育水10リットルあたり1gの重曹を基本に考えます。
つまり水替え時に投入する1/10の量です。(亜硝酸値が1.0mg/㍑程度発生している場合には、重曹の使用は出来ません)

注意すべきは重曹は投入してもすぐにはその効果が現れません。
また重曹投入後一時的にPHは下がり、おおよそ1時間ぐらいするとPHが上昇してきます。
そして重曹の効果が安定して現れるのはおおよそ12時間程度経過してからです。
なので追加投入の際には、私は翌日の同時刻でPHの数値を見るようにしています。
またその際には硝酸塩(NO3)も計測すると状況を掴みやすいと思います。

PHの値がまだ低かったり、NO3の値がまだ高かったりした場合には、上記の作業を繰り返します。
PH値に関しては、必要最低限の飼育に必要なPHを基準に考えます。
海水魚飼育でしたらおおよそ8.2~8.5の間に数値があれば良好です。

危険水域は8.0以下のPH値です。
なので、8.2以上のPH値を目標とします。
尚、PHは夕方に下がり朝に上がりますので、出来るだけ朝のPH値(最高値)で見るようにします。
また硝酸塩(NO3)に関しては、0mg/㍑が目標値ですので出来る限り0に近付けます。


では、上記のように目標のPHまで戻すために、どんな飼育水でも行えるかと言えばそうもいきません。
理由は単純で重曹の中にはおおよそ2.7%の塩化ナトリウム(塩)が含まれています。
重曹を追加する度に硝酸塩や亜硝酸などは分解されていきますが、塩化ナトリウムの割合も増えていきます。

海水が塩水ならばそれでも構わないのでしょうが、魚がいるのは塩水ではなく海水ですので、塩化ナトリウムだけが増えるのはそれはそれで都合が悪いのです。
そこで必要になるのが添加剤です。

厳密にカルシウム・マグネシウム・カリウムやストロンチウム・モリブデン・ヨウ素・ホウ酸などをコントロールできればいいのですがなかなかそうもいかないのが実情です。
そこである程度のところで水替えが必要になってきます。

そのある程度のところはと言えば、おおよそ魚飼育では追加の合計量が+0.5g/10㍑程度、甲殻類飼育では追加は不可と考えて水替えを行えば大きな問題はありません。
(サンゴは研究対象になっていませんのでわかりません)

ちなみに甲殻類(特に蟹)は塩化ナトリウムの量が増えると昇天してしまいます。
水は汚す癖に、硝酸塩に弱く塩化ナトリウムに弱い特徴があるため非常に厄介なのが蟹だったりします。
ですので、甲殻類を飼育されている場合には、新水時以外でどうしても投入される場合には、重曹と同時にマグネシウムやカルシウムなどのミネラル分を一緒に添加することが必要です。

ちなみによく言われるカルシウム不足ですが、実際の水槽では、カルシウムの低下よりマグネシウムやストロンチウムの低下の方が著しかったりします。(PHや硝酸塩の問題とは関係が無いのですが・・・)

そしてストロンチウムが不足するとせっかくミネラルを補給しても、生体がミネラルを取り込めない為、問題が生じてしまいます。
特に甲殻類そしてイソギンチャクやケヤリなどでは、この傾向が強く出ます。
(通常イソギンチャクの生育不良はストロンチウムの欠乏で起こり易くなります)

以上がざっとですが重曹の使い方のまとめです。


尚当サイトは商業目的ではなく、あくまでも一個人のアクアリストが行った研究に関するものです。


2019年4月28日 補足

硝酸塩に関する記事を追加しました。
こちらからどうぞ。



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我が家には観賞用の魚水槽と餌をストックしておく水槽があります。
餌のストック用には、蟹水槽・ヤドカリ水槽・エビ水槽で、それ以外にはやまえもんが現在いるエビや蟹の稚エビ稚ガニを育てるゾエア水槽の4つです。
海水魚を育てていると、ついつい水槽の数が増えていく要因はこんな所にもあります。
正確に言えば、時々登場するクロレラ水槽なんてものもありますが、常時稼働している餌用の水槽はこれら4つです。

ところで本来ゾエアやメガロバ幼生から育てているゾエア水槽以外で蟹が育っていました。
しかも蟹水槽の濾過槽で(笑)


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わかりますか?
これで解った方はかなりの上級者ですね。
拡大版が↓

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これです。
ハリセンボンとメジナの餌のオウギガニです。

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見辛いですが上記が巣です。

しかも他にも

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こっちにも育って巣を作っていました。
メガロバ幼生として放出された後濾過槽で定着そして成長していたのですね。
驚いたのと同時に生命の力強さを感じた瞬間でした。




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メジナのジーナのハリセンボン愛は今でも健在です。
相変わらずロクから離れません。

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体長も現在27cmほどで順調に大きくなっています。
釣り師たちが釣りの対象とする尺メジナまであと一歩ですが、体高の高いその魚体は120cmという小さな水槽の中ではなかなか迫力が出てきました。

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それにしても相も変わらず仲の良い二匹。
ジーナ的には自分自身をメジナとは認識していないんでしょうね。
二匹を見ているとおかあさんと種違いの畑違いの娘、そんな感じでしょうか?

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また魚部屋に入ると朝真っ先に「おはよう」と言って来るのはこのジーナです。
基本的に早起きで必ず朝の挨拶をしに来ます。

元々餌のエビに交じってきたため、我が家にやって来た正確な日にちが解らないのですが、ジーナはそろそろ1歳になります。
なので釣り人達がお持ち帰りの対象としている尺メジナは1歳と言うことになりますね。
って、幼児虐待?w

メジナ自体はこれまでも餌のエビに交じったりアヤメエビスの餌としても沢山来ていますが、成長と共に動きが荒くなり他の魚を追いかけ回したり、他の魚を驚かせたりと問題が頻発するのですがこのジーナだけは一切そのような事がありません。
やはりロクの躾なのでしょうか、本当に不思議です。
それにしてもどれだけ大きくなるのやら・。・





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最近は私のストーカーと化しているやまえもん、改めてその表情の豊かさに驚いています。

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意外なほどに魚たちは目で語っているように思えます。
非常に表情が豊かです。

そんなやまえもんの今日の一枚がこちら。

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そして呆れているサザナミヤッコが・・・

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以上今日のやまえもんでした。





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これから海水魚を飼育するならお勧めしたいのはカゴカキダイです。

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 よくスズメダイ系が初心者向けの海水魚のように言われていますが、虐めの問題で非常に嫌な思いをするものです。
また、生体を追加した場合などでもスズメダイ系には問題が起こります。

スズメダイを主体とした水槽の場合、折角癒しを求めた水槽が虐め大劇場に変わり、飼育者を困らせるのです。
そこでお勧めするのがカゴカキダイです。

カゴカキダイはとても人に懐いてくれますし、餌付けも簡単で何でも食べる印象があります。
ただし、人工餌だけでは長期飼育は難しいと思います。
我が家では基本冷凍餌で、人工餌を織り交ぜながら色々な餌を与えています。

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手から餌を食べるようになると一気に魚と人間の距離が縮まります。
複数飼育も問題がなく、異種との混泳も殆どの場合問題がありません。
チョウチョウウオやヤッコなども全くと言っていいほど争いは存在しません。


但し問題もあります。
カゴカキダイは成長も早く、僅かに1.5cm程度で我が家にやって来ても1年後には14~5cmまで成長します。
ですから60cm水槽で飼育できるのは僅かに1 年くらいが限界で、その後は最低でも90cm規格以上の水槽が必要になってきます。

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狭い水槽の中では衝突事故が起こり、その事で突然死が起こり易くなってしまうためです。
なので十分な広さが必要です。


水質に関してはPH8.0~8.4、塩濃度(比重)1.020~1.025をキープしていれば問題は起こりません。
水温はある程度の低水温までは大丈夫ですが、さすがに18度以下になると問題が起こるかもしれません。

またカゴカキダイの健康状態は体色で見ます。
全体が黄色が強いほど健康状態は良く、白っぽくなると要注意、黒くなると非常に危険な状態です。
ですので、体色を見つつ水質の変化が解りますので、水質管理もし易いかもしれません。

カゴカキダイが成魚になるまでの期間はおよそ2年です。
その中でも最初の一年は成長期で非常に大きくなりますので、この時期にはたっぷりと餌を与えます。
寿命に関しては我が家も途上ですのでまだわかりませんが、海水魚飼育の入門にはお勧めのカゴカキダイです。



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「海水魚の飼育は難しいのでは?」そう考える方も少なくないのでは。
でも海水魚も淡水魚も飼育に関する限り総じて同じです。
必要な機器類もほとんど同じですし、海水魚だからと言って、特段高価な設備も必要ありません。
 
ネット上でいろいろ言われる機器類も、実は殆どの場合飼育される方の自己満足であることが多いものです。
 また、淡水にしろ海水にしろ怪しい商品や都市伝説宜しく怪情報が飛び交っているのもアクアリウムの特徴です。
特にネット上には事実が非常に少ないと言った問題もあります。

では、事実を知るためにはどうすればいいのでしょう?
答えは小さな事実を積み上げて自分自身で探すしかありません。
魚たちとどれだけ時間を共有しコミュニケーションを取るかがとても大切な事のように感じています。

当然ですが魚も一匹一匹性格も嗜好も違います。
好奇心が旺盛だったり、怖がりだったり、臆病だったり、寂しがり屋だったり、いろいろな魚がいます。
でも、いざという時には魚は飼育者であるあなたに助けを求めたり問題を伝えようとしたりします。
しかしながら私も含めて最初はなかなか魚が出しているシグナルに気付くことが出来ません。
気付いた時には、時すでに遅しと言う状況が殆どかもしれません。

ネイチャーアクアリストはそんな方々に多少の手伝いが出来ればと考えてブログを書いています。
当ブログの記事では、殆どの場合個人での実験結果や観察を基に発信しているつもりですが、あくまでも個人の領域を出ませんのでその辺りはご理解ください。

また相互リンクやお友達登録等はお断りしています。
理由は個人的なしがらみが強くなりますと書きたいことが書けなくなるためです。
ですからコメントやメールを頂くことは構いませんが、必ず返答するとは限りませんので予めご了承ください。



さて、ここから本題です。
海水魚を育てていると、当然ですが海水魚を扱っているお店に行く機会が多くなります。
でもこの数年で、海水魚をはじめアクアリウム関係のお店がなくなったり、縮小したりしています。
特に海水魚はその傾向が顕著で、3.11以降ではその数が激減してしまいました。

なぜこれほどまでに海水魚の取扱いが減ってしまったのか。
理由は簡単です。
多くの方々が飼育をやめてしまったからです。
実際私の知人でも、お店で薦められてやってみたものの、うまく育て上げられずに辞めてしまった方がおります。
本来は癒しを求めて海水魚を飼いはじめたにもかかわらず、お金をドブに捨てたようなものだと本人は言っていました。

海水魚飼育を始めようとして、ショップなどに相談をすると当然ですが、設備だけでも簡単に10万円を超えてしまいます。
でも、それだけの投資をしたから簡単に魚が育てられるかと言えば現実にはなかなかそうもいきません。
むしろ上手くいくことの方が少ないのです。
双方に認識不足や「捕らぬ狸のなんたらか」があったがため、起こるべくして起きたようにも感じています。

本来はさしてお金が掛からない海水魚飼育ですが、恰好から入るととても高価な趣味に変身してしまう海水魚飼育の謎です。

海水魚飼育の醍醐味は、淡水の魚に比べて人間に懐く魚種が多いことも特徴です。
でも、短期間ではなかなか懐いてなどくれません。
全てにおいて「時間が必要」なのです。

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海水魚飼育に必要な設備は、基本的に淡水と同じです。
もちろん細かい所では違いがありますが、総じて同じです。
水槽とろ過装置とエアレーションは、淡水でも海水でも変わりません。
でも、上手く飼育が出来ないと仰る方に共通しているのは、ろ過の仕組みが理解できていない事だと感じています。

私自身の失敗から、思い違いをしていそうなことを列記してみました。
①ミネラルウォーターやろ過された浄水器の水が最適だと思っていたこと
②水の交換を頻繁にした方が衛生的で良いと思っていたこと
③麦飯石や沸石、焼結された多孔質のセラミックなどが必要だと思っていたこと
④エアレーションをすれば酸素が行きわたると考えていたこと
⑤餌を欲しがると都度与えていたこと
⑥フィルターが大きければ良いと考えていたこと
⑦高価な餌が良いと考えていたこと
⑧早く立ち上げるために人工バクテリアを使ったこと 

ざっとこのようなものでしょうか。
ちなみに上記は全て都市伝説です。


海水魚を飼育する際によく「ベルリン式」とか「モナコ式」とかを聞いたことがあると思います。
これらは水槽を維持するためのろ過の方法論です。
違いは少し乱暴な表現と分け方ですが、前者が水の汚れの基となる余分なものは徹底的に水槽に入れないまたは除去する方式で、後者が入るものは仕方がないから最大限に生物ろ過を利用するものと言えると思います。
但し、いくらベルリン式だからと言っても生物濾過が必要なのは言うまでもありません。

話が逸れてしまいましたが、水槽を作る上ではろ過をきちんと理解しないとどこまでいっても安定した水槽は出来上がらないのです。
汽水や海水水槽を立ち上げる際、とりあえず魚が死なないレベルになるまでにおおよそ2か月は必要です。
時短はありません。

この2か月間で作られる水槽内の環境は、排泄物や食べ残しそして体外へ排出されるアンモニアがバクテリアによって分解される最低限の環境になるまでのものです。
ですからけっして魚にとっては好ましい状況ではないのです。
あくまでも「死なないレベル」でしかないということです。

海水水槽の生物ろ過がなぜ出来難いのか?
これは高いPHや溶存酸素の少なさによるものです。
また環境水(水槽の水の事)が出来上がるためには、そこに住む魚の糞が必要なのです。
ですから、時短をしようと人工バックテリアなどを使っても、実際には上手くいかないのはこのためです。


人工海水で作ると水槽のPHは作りたてでは8.2~8.4程度ですが、翌日には7.8程度まで下がってしまいます。
そのまま放置すればさらにPHは下がり7.6なんて数値も出てしまいます。 
でも、このPHの下がる現象が海水魚飼育の大きなネックになってきます。
それほど海水魚飼育ではこのPHと水温がとても大きなファクターになってきます。 
逆にPHと水温が維持できていれば、飼育自体はさして難しくないのも海水魚飼育だったりします。
そのような事象を少しづつ更新してまいります。



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