2006年03月23日

40 翼ふたたび 〔石田衣良〕 4

40 翼ふたたび40 翼ふたたび
石田 衣良

講談社 2006-02
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投げやりに始めたプロデュース業で、さまざまな同世代の依頼人に出会い変身する吉松喜一、40歳。
生きることの困難と、その先の希望を見つめた感動作。
(BOOKデータベースより)


40歳。
「四十にして惑はず」という孔子の言葉がありますが、この物語に出てくる40代の面々は迷っている人が多い。
人生の折り返し地点にさしかかって、今までの人生とこれからの人生とを比較して、仕事・家庭など人生に戸惑っている。
「人生の半分が終わってしまった。それもいいほうの半分が。」
そんなふうに思うんだろうか、10年後には私も。
ちょっと暗くなる話なのかしら…と思いつつ、読み進めてみると、あら不思議。
人生まだまだ捨てたものじゃないと思えてくる。
迷い、苦しみ、若さを失いつつあっても、それでも明日は明るい。
元気になれる物語でした。

40歳から始めよう
今、この時から始めよう

40代を迎えた方にも、そうでない方にも、きっと明るいものが見えてきます。

主人公の吉松喜一もいいけれど、引きこもり中年・英志の話、コピーライターの卓巳の話が良かったなぁ。

石田衣良さんの小説は、流行のものをうまく取り入れてありますね。
凋落したIT産業の社長、引きこもり、おたく、ブログなど。
ステレオタイプかなぁと思う点もなきにしもあらず。
ですが、楽しかったです。

単行本
講談社[2006.2発行]
【読了 2006.3.21】

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1. 『40 翼ふたたび』  [ 本屋のバイト、書籍を探訪す。 ]   2006年03月29日 21:38
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2. 「40(フォーティ) 翼ふたたび」  [ ば○こう○ちの納得いかないコーナー ]   2006年05月17日 03:14
古本売買の全国チェーン「ブックオフ」の社長が、6月24日付で交代とのニュースが載っていた。何でもパート店員から常務に迄登り詰めた女性が社長に就任するという事で、同じ様な経歴を辿った吉野家現社長を想像させる人事だ。そしてこのニュースで初めて知ったのだが、こ...
3. 40翼ふたたび<石田衣良>−(本:2007年4冊目)−  [ デコ親父はいつも減量中 ]   2007年01月08日 14:33
講談社 (2006/02) ASIN: 4062133008 評価:88点 「また始まるのだ。喜一は思った。終わったのは、まだ第一章だけだ。これからもっと心豊かな黄金の第二章がやってくる。喜一は繰り返し胸に刻んだ。今このときを全力で生きるのだ。四十歳から始めよう。」 物語最後....
4. 40翼ふたたび 石田衣良  [ "やぎっちょ"のベストブックde幸せ読書!! ]   2007年01月08日 20:58
3 40 翼ふたたび この本は「ついてる日記??」のRokoさんにオススメいただきました。ありがとうございました。 ■やぎっちょ書評 読みはじめから中盤にかけての印象が正直光っていなかった感じがしました。 IWGPや4TEENの各短編に比べると、設定が中年だからか今ひとつ....
5. 40 翼ふたたび⇔石田衣良  [ らぶほん−本に埋もれて ]   2007年06月26日 09:49
3 40 翼ふたたび〔石田衣良〕 投げやりに始めたプロデュース業で、さまざまな同世代の依頼人に出会い変身する吉松喜一、40歳。 生きることの困難と、その先の希望を見つめた感動作。 ランキングエントリー中! ■□■□■□■□ 人気blogランキングへ

コメント一覧

1. Posted by しお   2006年03月24日 00:22
4teenに続いてfortyですか
考えたものですね。

ア行かぁ〜
私は「石田衣良」「伊坂幸太郎」くらいかな・・・

私はまず、文庫コーナーの「宮部みゆき」から見始めます。もう、だいたい読んでしまってるので最近はかりてないですね。
なので、私も新しい作家を検索中なのですが、
今は、「山田悠介」だ一押しですが。

その他は「桐野夏生」さんも毎回見に行きますが、体・心が弱ってるときは「山田悠介」「桐野夏生」はきついですね
2. Posted by エビノート   2006年03月24日 10:17
しおさん
何も考えずにたまたま記事にしたのですが、上手い具合につながってましたね〜
宮部みゆきさんは別枠ですよね。
図書館でも人気が高いです。
そういえば、『ドリームバスター3』が新刊で出ましたね。
>体・心が弱ってるときは「山田悠介」「桐野夏生」はきついですね
確かにそうかもしれませんね。
桐野夏生さんは、気になって入るもののなかなか手に取れない作家さんの一人です。
3. Posted by giants-55   2006年05月17日 23:38
5 初めまして。書き込み及びトラックバック有難うございました。

「IWGPでデビューした頃の文体の瑞々しさが無い。石田衣良氏も、もう終わってしまったのか?」そんな声が、この作品を読んだ人の中から少なからず上がっています。でも、自分にはそうは思いません。現状に甘んじず、この作品のテーマの様に「40歳から始めよう!」という心意気で、彼が新しい方向性を探っているのではないかという気がします。そして、年代によってこの作品の受け取り方も違うのではないでしょうか?自分はこの作品に登場する人間達と同世代なので、読んでいて身につまされるものが在りました。

夢を見る事を忘れてしまった中年世代に、ひと時の夢と力を与えてくれる作品と言ってしまうと、褒め過ぎでしょうか^^。

これからも宜しく御願い致します。
4. Posted by エビノート   2006年05月19日 17:01
giants-55さん
こちらこそコメントありがとうございました。
実は、いちばん有名な石田衣良さんの作品、『IWGP』読んでないんです。
最近の作品ばかり読んでいるのですが、どの作品にもこめられたメッセージを感じています。
>夢を見る事を忘れてしまった中年世代に、ひと時の夢と力を与えてくれる作品
言い過ぎではないと思いますよ!
同世代の40代の方には特に、そうでない私も、夢や力をもらったような感じで、この作品好きですね〜

こちらこそ、これからもよろしくお願いします。
5. Posted by june   2006年06月13日 21:41
ほんと、うまく流行物を入れてますよね。
その辺りがうますぎて、あざとい感じすらしてしまうのですが、石田さんはおしゃれですかしたものより、こういう熱いものを書くほうがしっくりくる気がします。

同世代なので、私も元気をもらいました。それにしても40代の男の人って大変そうですね・・。
6. Posted by エビノート   2006年06月14日 19:13
juneさん
流行物を取り入れて、上手い具合に使っていましたね。
40代の男の人って大変そうですよね。
自分の周りにいる40代の人に、心の中でエールを贈りたいと思います♪
juneさんのおっしゃっていたように『IWGP』をほうふつとさせるものがあるのか、読んでみたいです〜
といいつつなかなか読みたい本を読む機会に恵まれないんですよね・・・
7. Posted by らぶほん   2007年06月26日 09:59
いいほうの半分!という言い方はインパクトがありましたね。
いくらでもあると思っていたのに、気がついたらホールケーキの食べ散らかしがもう半分しかない。
しかもフルーツばっかり先に食べてしまって…。
想像すると寂しいですね(笑。
こんな連想すること自体、一番寂しいかも。
8. Posted by エビノート   2007年06月26日 21:35
らぶほんさんへ♪
いいほうの半分が終わってしまったと、
40代になったときに思っちゃうのかな?と思うと、その時を迎えるのが怖くもあり、寂しくもありますよね。
40代を迎えても、前向きに進んでいけると良いなぁ〜と、パワーをもらえる作品だったので、読後感が良かったです。

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