2006年05月08日

陽の子 雨の子 〔豊島ミホ〕 3

陽の子雨の子陽の子雨の子
豊島 ミホ

講談社 2006-03-28
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≪内容≫
初めて夕陽が雪枝の家を訪ねる日、押入れの中には、後ろ手に縛られた聡がいた…。
不安と希望の間で揺れる、青春の物語。
(BOOKデータベースより)

“安全な世界に僕は居る。でも、その外に広がるものを覗いてみたいことだってあるじゃないか。たとえそれが、僕をひどく汚したり傷つけたりするものであっても。”(本文より引用)

中学生の夕陽が覗いたのは、雪枝さんとサトシの不思議な関係。

夕陽とサトシの二人の視点で語られる物語。
前半はちょっとありえない展開で、うわっ、これはイヤだな〜と思ったんだけど、後半はそうでもなくなった。
それは、前半では分からなかった雪枝の内面が、後半になるにつれて徐々に浮かび上がってくるからでしょうね。
梅雨の曇り空から、真夏の青空へ季節が移り変わっていくように、登場人物の心の中も、もやもやとした不安から、ちょっとだけ希望とか、明るさを見出せる内容になっていて、読後感もまずまずでした。

豊島ミホさんの作品、記事にしていないながら他にも読んだことがあります。
『ブルースノウ・ワルツ』『日傘のお兄さん』など、どれも独特の世界観があります。
1982年生まれということなので、同年代の作家では島本理生・綿矢りさ・金原ひとみさんなどがいます。
その中での注目度は今ひとつといった感じですね〜
文章も悪くないし、世界観も持っているのにちょっと残念。
話題を集めるような、アクの強さを今後期待したいものです。

単行本
講談社[2006.3発行]
【読了 2006.5.3】

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1. 「陽の子雨の子」豊島ミホ  [ 本のある生活 ]   2006年08月20日 20:15
陽の子雨の子 豊島さんの「エバーグリーン」がすごくよかったという話を聞いて、初めて豊島さんの作品を読んでみました。「エバーグリーン」が読みたかったのだけど、図書館になかったので、とりあえず表紙のかわいいこれを借りてみました。 でも、前半この女(雪枝!)....
2. 「陽の子雨の子」豊島ミホ  [ しんちゃんの買い物帳 ]   2008年01月27日 19:49
陽の子雨の子(2006/03/28)豊島 ミホ商品詳細を見る 私立の男子中学に通う夕陽は、担任のみゆき先生を訪れていたお姉さんと、なりゆきで下校するの..

コメント一覧

1. Posted by june   2006年08月20日 20:22
こんばんわ。前半怒って、後半になるにつれ大丈夫になって、結局読後感はよくって・・って、私も同じ道をたどりました^^;

豊島さんって、若い方だったんですね。やっぱり気になるので、他の作品も読んでみます。
2. Posted by エビノート   2006年08月20日 21:52
juneさん、こんばんは!
私だけじゃなくって良かったです〜
アクの強さを期待したいものですなんて書いちゃいましたが、十分アクは強いんですよね、この作品。自分の感想が矛盾している〜〜汗
豊島さんの他の作品で好きなのは、『檸檬のころ』と『夜の朝顔』これは、比較的いろんな人におススメできます♪
3. Posted by しんちゃん   2008年01月27日 19:54
こらー、なにすんねん雪枝ー!
と怒鳴りたくなる前半でしたね。
でも夕陽の存在で一歩を踏み出す。
いや半歩かな。読後感は良かったですね。
4. Posted by エビノート   2008年01月27日 21:54
しんちゃんへ♪
そうそう、怒鳴りたくなる前半でしたよね〜
ありえん、というか許せんというか・・・
夕陽自身も一歩を踏み出し、雪枝とサトシもちょっと前に進めそうで、ホッとできました。

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