2006年07月14日

ミーナの行進 〔小川洋子〕 4

ミーナの行進ミーナの行進
小川 洋子

中央公論新社 2006-04-22
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≪内容≫
美しくて、か弱くて、本を愛したミーナ あなたとの思い出は、損なわれることがない―懐かしい時代に育まれたふたりの少女と、家族の物語。
(BOOKデータベースより)

家庭の事情で伯母の家に居候することになった朋子。
芦屋にある大きな洋館には、ドイツ人のローザおばあさん、その血を引くハンサムな会社社長の伯父さん、印刷物の誤植を探すことが趣味の伯母、喘息の持病を持っている伯母夫婦の娘・ミーナ、お手伝いの米田さん、庭師の小林さん、そして大きな庭にある池にはコビトカバのポチ子が住んでいる。

朋子と、ミーナ、そして洋館に住む人々との交流が描かれています。
時代は1972年から1973年にかけての1年間。
山陽新幹線開通やミュンヘンオリンピックなど現実の話もところどころに盛り込まれていて、懐かしさを感じます。
懐かしさと、洋館の異国情緒を感じさせる雰囲気とがあいまって、とても心地よかったです。
また、挿絵のイラストも可愛らしくて、作品の雰囲気とぴったり合っています。
本好きのミーナが、マッチ箱に描かれた絵に隠された物語をすくい取って、箱の内側に書きつづったマッチ箱の物語も、とても素敵でした。
シーソーに魅入られた象の話、二匹のタツノオトシゴの話など、とても短い話なのですが、それぞれに味わいがあって、優れた童話を読んでいる感じでした。

穏やかに過ぎていく洋館での生活が、本当に心地よいのですが、朋子が伯母の家での生活を回想するという形式を取っているため、ところどころに洋館がもう今では存在しないと書かれているんです。
そのため誰からも愛される少女のミーナが死んでしまうのではないか、伯母たち家族の生活が崩壊してしまうのではないかと、ちょっとした緊張感を持って読み進めることになりました。

それにしてもミーナは、ミーナの家族は実在するのでしょうか?
そのままではないにしろ、モデルとなった人物がいるんじゃないか?
読んでいるとそんなふうに思えてしまって、とっても気になりました。
伯父さんの会社で製造している「フレッシー」を飲んでみたいです。

単行本
中央公論新社[2006.4発行]
【読了 2006.7.11】

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コメント一覧

1. Posted by トラキチ   2006年07月15日 03:10
5 エビノートさん、こんばんは♪
TBさせていただきました。
今年のマイベスト3に入る作品です。
ひょっとしたらベストワンかもしれません。
ミーナの病気が心配で私も読み進めました。その緊張感本当に心地よいですよね。

モデルはいるんじゃないでしょうか。
フレッシーのモデルはプラッシーですよね。
もう売ってないのでしょうが・・・
2. Posted by オンリィワン絵本店長   2006年07月15日 14:24
こんにちは
コメントありがとうございます。
ホントエビノートさんの本が好きことがいつも伝わります。こちらも訪問するたびになんだか気持ちが落ち着きます。
ありがとうございます。
3. Posted by エビノート   2006年07月15日 20:04
トラキチさん
こんばんは!
トラキチさんのベストワンですか〜
ホント良い作品でしたよね。
私は最後があっさりしすぎ?なんて思っちゃいました。
もっとミーナたちと過ごしたかったんですよね、それで★4つ。
わがままな読者です・・・(汗)

プラッシーという飲み物があるんですね!
知りませんでした。
検索してみたらまだ販売しているようですよ〜オレンジ味のようです。
4. Posted by エビノート   2006年07月15日 20:16
オンリィワン絵本店長さん
こんばんは!
こちらこそ訪問ありがとうございます。
気持ちが落ち着くといっていただけて、嬉しいです。
面白かった本の面白さを伝えられたらなぁと、悪戦苦闘中ですが、これからもよろしくお願いします♪
5. Posted by なな   2006年07月15日 21:07
エビノートさん、こんばんは。

朋子が過去を振り返ってるので、私も暗い影がいつ見えるのかとドキドキしながら読みました。その緊張感がこの物語をさらに素敵にしてるのでしょうね。
6. Posted by 藍色   2006年07月16日 00:27
エビノートさん、こんにちは。
素敵な1年間の物語でしたね。
回想形式で、洋館が存在しない現在の様子が書かれていたことと、ミーナの喘息が緊張感を持たせていました。

モデルかどうかはわかりませんが、確か、巻末に取材協力の方のお名前がありました(図書館に返却済みなので、記憶を頼りに思い出し・・・)。

話は変わりますが、7月1日の半年のまとめ、読ませていただいてました。
私も読書ブログ始めて読みたい本の増殖が止まりません。
ちなみに「容疑者X」は、私も読んだのは今年でした(笑)。
7. Posted by エビノート   2006年07月16日 21:41
ななさん
こんばんは!
そうですね〜この緊張感が物語を素晴らしいものにしていたんですね!
暗い影が見え隠れするからこそ、ミーナたち家族の生活がかけがえのない大切なものに思えてくるんですよね。
8. Posted by エビノート   2006年07月16日 21:50
藍色さん
こんばんは!
そうそう、巻末に確かに取材協力の方のお名前がありました!
この方たちが、ミーナたちのモデルなんでしょうかね?
そのあたりははっきり書かれていないので、想像をめぐらせるしかありませんが…
モデルがいようといまいと、素晴らしい物語でした。
図書館に返却してしまうのがもったいなく思えます。

半年のまとめ読んでいただきありがとうございます。
読みたい本の増殖、本好きとしては嬉しい悲鳴ですよね。
これからどんな本と出会えるのか、本当に楽しみな日々です。
9. Posted by    2006年07月29日 21:30
とても、素敵なお話でしたね。
それぞれ人柄がよくわかったし、朋子が、芦屋での生活をとてもいとおしく思っているのが感じられました。
マッチ箱のお話だけでも、一つの童話になりそうですね。
10. Posted by エビノート   2006年07月30日 13:54
花さん
TB&コメントありがとうございました。
登場する人物一人ひとりに好感が持てるんですよね。
朋子が彼らを本当に愛しているんだなぁということが伝わってくる内容でした。
マッチ箱のお話、いいですよね〜
挿絵と話とがピッタリ合ってました!
それだけで童話になりそうなくらい、素敵なお話でしたね。
絵本などになったら素敵♪って思うんですよね〜
11. Posted by june   2006年10月03日 22:42
私も、ミーナの身に何かが起こるのでは・・とか、家がかたむいていく様子を悲劇的に想像してしまって、心地いい世界なのにどこか寂しい思いで読んでしまいました。でもそういう思いで読むから、いっそうキラキラとして見えるのかもしれないですね。

プラッシーですが、お米屋さんで売っていたジュースというイメージがあります。今もあるんですね。
12. Posted by エビノート   2006年10月03日 23:27
juneさん
こんばんは!
そうですよね〜朋子が一年間を過ごしたあの洋館はもうないっていうのがかなり早い段階ででてくるので、心配になっちゃうんですよね。
それでも、朋子の過ごした一年間は素敵な日々だったなぁ〜大切にしたい日々だということが伝わってくる内容でしたね。

「プラッシー」ですよね〜
たぶん飲んだことないと思うんですが、飲んでみたくなりますね〜
近所のお米屋さんに売ってるかなぁ〜
13. Posted by musagoro   2006年10月27日 11:09
エビノートさん、こんにちわ
よかったです〜「ミーナの行進」
プラッシー私も飲んでみたいな。
私はタツノオトシゴの話スキデス。辰年だし妙に納得してしまったというか。エビノートさんはどうでした?
14. Posted by エビノート   2006年10月27日 20:10
musagoroさん
こんばんは!
プラッシー飲みたくなっちゃいますよね〜
夏の暑い日とかにキンキンに冷やしたものを飲むと美味しいだろうなぁ〜
musagoroさんは辰年生まれなんですね。
タツノオトシゴの話私も印象に残ってます!
あと、ゾウの話とか!
どの話も短いんだけれど、素敵な話でしたよね〜
私に子どもがいたら、寝る間際とかにお話してあげたいようなそんな物語でした♪
15. Posted by Roko   2006年12月09日 21:28
5 エビノートさん☆こんばんは
ステキな本でしたね。
挿絵も、マッチの話も、どれもステキでした。
ところで、プラッシーまだ売ってます!
こんなページを見つけました。
https://www.house-wf.co.jp/products/top.htm?key=4
16. Posted by エビノート   2006年12月10日 09:43
Rokoさん
こんにちは
自分自身も洋館で暮らしているような(というか、暮らしてみたいと思うような)素敵な物語でしたよね〜〜
プラッシー売ってるんですね。
情報ありがとうございます
プラッシー片手に読み返したいかも
17. Posted by あおちゃん   2006年12月11日 12:31
こんにちは。
僕も最後にミーナがどうなるのか、気にしながら読みました。
ラストでほっとしたのを覚えています。
淡々と進む物語が、僕の中の芦屋のイメージともぴったりはまって、
とても気持ちよく読むことができました。
18. Posted by エビノート   2006年12月11日 21:06
あおちゃん
こんばんは!
回想という形になってるので、ミーナのその後が気になっちゃいますよね。
この緊張感と、一方の穏やかな日々のバランスがとっても上手いなぁと思いました。
芦屋には行ったことないのですが、きっとステキなところなんだろうなぁ〜と頭の中で想像しながら読みました
19. Posted by たまねぎ   2006年12月18日 22:37
確かにミーナのモデルが実在してもおかしくない雰囲気でしたよね。
私は最初、フレッシーは実在したものかと勘違いしてしまいました。
20. Posted by エビノート   2006年12月19日 21:38
たまねぎさん
こんばんは!
ミーナのモデルはきっとどこかにいそうですというより、ミーナや朋子の感性は誰の心にもあるのかも
フラッシーの元になったプラッシーを飲んでみたいです
21. Posted by プリン   2007年02月22日 22:11
エビノートさん、こんばんは(^o^)/

ずいぶん遅くなってから、コメント失礼します

『ミーナの行進』半年がかりでやっと図書館から回ってきました(^_^;
コビトカバにフレッシーにマッチ箱、小川さんは相変わらず本当に小物の使い方が上手ですね!(カバは小物じゃないけど(笑))
春の気配の今の季節にぴったりで、とっても楽しめました(^o^)/
22. Posted by エビノート   2007年02月23日 20:23
プリンさんへ♪
こんばんは!
待ち長かったですね〜〜
半年もかかるとなると予約したことさえ、忘れちゃいそうです。

確かに確かに小物が素敵な感じで使われてましたね♪
コビトカバのポチ子の背中に乗ってみたいと思っちゃいました〜いろんな意味で、無理ですけど・・・(^_^;)
23. Posted by latifa   2007年03月05日 08:44
エビノートさん、こんにちは。
私もミーナが今は亡き人なんじゃないか?って、心配しながら読んじゃいました^^

>シーソーに魅入られた象の話、二匹のタツノオトシゴの話など、とても短い話なのですが、それぞれに味わいがあって、優れた童話を読んでいる感じでした。
 そうそう!そうでしたよね。素敵なエピソードや小物が、あちこちに散りばめられた、宝物みたいな小説でした☆
24. Posted by エビノート   2007年03月05日 20:50
latifaさんへ♪
こんばんは!
そうそう、心配な書き方でしたよね〜
ミーナたちの生活を少しの緊張感と、
描かれる素敵なエピソードと
この二つのバランスを行ったり来たりしながら
夢中になって読み進めたことを思い出しますね。
25. Posted by きりり   2007年07月30日 00:29
フレッシー飲みたい(笑)
小川さんの本は三冊目で、どれもこれも残酷さがある話を書かれるんですね ミーナの作るお話がとても悲しくて心に残りました あとは叔父さんが素敵すぎると
26. Posted by エビノート   2007年07月31日 21:48
きりりさんへ♪
フレッシー飲みたいですよね!
暑いこの時期、キンキンに冷やしたヤツを飲んだら美味しそうです。
小川さんの作品に残酷さを感じ取られたんですね。
ミーナのつくる物語、素敵〜♪と思っていたんですが、その底に流れているものは悲しさかもしれないですね。

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