2007年11月03日

オチケン! 〔大倉 崇裕〕 3

オチケン! (ミステリーYA!)オチケン! (ミステリーYA!)

理論社 2007-10
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≪内容≫
大学に入学して早々、廃部の危機に瀕した落語研究会に入部するはめになった越智健一。
勝手な先輩たちに振り回され、ろくに授業も出られず、そのうえキャンパスで奇妙な事件が起きて…。
中篇2篇を収録した連作落語ミステリー。
(MARCデータベースより)

理論社のミステリーYA!、続々刊行されているのは知っていたんですが、何となく手に取りそびれたままでした。
HPによると、「自由な発想で自分の道を切り開こうとしている若い世代に、このシリーズを読んだことをきっかけに、さまざまな分野への興味を広げてもらいたいと願って」いるんだとか。
その点では、この本は落語に興味を持つきっかけになる本かもしれないですね♪
あと、大学のサークル活動など、大学生の日常に。

大学の入学式の日、越智健一は落とした学生証を岸弥一郎に拾ってもらう。
越智の学生証を手に「君、いい名前をしているねぇ」と言う岸に、訳の分からないまま連れて行かれたのは学同院落語研究会、通称「落研」の部室だった。
天才的な落語の才能を持つ(らしい)、飄々とした岸弥一郎。爽やかな青年なのに、なぜか押しが強い中村誠一。そして、落語のことなんてちっとも知らずに入部させられた越智。
「落研」の部員は、わずか3人。けれども、この3人というのが部の存続に大きな意味を持っている。部員が3人を切ると、自動的に廃部になってしまうのだから。
越智の入部で「落研」も何とか一息つけるか?と思いきや、新たに承認される予定の団体に部室を狙われている!?

部室から盗まれた部室の使用申請書、幽霊が語る『寿限無』、馬術部の醜聞が録画されたビデオから聞こえてきた落語の謎を探りながら、「落研」に降りかかる廃部の危機を乗り越えようと奮闘する物語になってます。
謎の解決に、落語を上手く盛り込んであって読んでいて楽しいのですが、描かれる大学生活もなかなか楽しかったです。
入学早々いろんなことに巻き込まれ、授業への出席もままならない越智健一は、早くも留年の危機?(笑)
個性豊かな登場人物というには、ちょっとインパクト不足かなぁ〜と感じるところはありましたが、大学のサークル活動などちょっと懐かしく思い返しながら楽しく読むことができました。
来年(2008年10月)には、『オチケン!2』の刊行も予定されている様子。
楽しみです。

単行本
理論社[2007.10発行]
【読了 2007.10.28】

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1. オチケン!―Rakugo Club The Key to Solving Mysteries (ミステリーYA!)  [ ぼちぼち ]   2007年11月19日 21:00
JUGEMテーマ:読書 ひょんなことから、廃部寸前の落語研究会(オチケン)に強制的に入部させられた越智健一。落語のことなんてまるで知らない彼にとっては、先輩2人の会話もちんぷんかんぷん。そんな中、学校で奇妙な事件が起きて……。連作中編ミステリー理論社HPより ...
2. オチケン!  [ どくしょ。るーむ。 ]   2008年03月21日 20:53
著者:大倉 崇裕 出版社:理論社 紹介文: 大倉さんの落語ミステリ。 今回は大学の落研を舞台にした、青春ミステリです。 名前のせいか?廃部寸前の落研に入部させられてしまった主人公。 大倉さんの作品は"のほほん"とした登場人物が多いのですが、この越智くんもあ...
3. オチケン! 大倉崇裕  [ 苗坊の読書日記 ]   2008年04月30日 22:21
4 大学に入学して早々、廃部の危機に瀕した落研に入部する羽目になった越智健一。 そこで待ち受けていたのは古い部室と風変わりな先輩二人。 天才的な落語の才能をもつ(らしい)、飄々とした岸と爽やかの青年なのに何故か押しが強い中村。 勝手な先輩達に振り回....
4. オチケン!  大倉嵩裕  [ 今更なんですがの本の話 ]   2008年05月29日 00:05
ミステリーYA!からもう一冊、落語ミステリー『オチケン!』です。巻末に併録されている『落語ってミステリー!?』というエッセイの冒頭で「それでも多くの人たちにとって、『落語』というのはいまだよくわからない、古典芸能のひとつだと思います」と著者の大倉さんが述べ....
5. オチケン!(大倉崇裕)  [ Bookworm ]   2008年06月13日 15:42
この作品の前に読んだ本がなかなか重く厚かったので、次はちょっと軽めでサクサク読めるのがいいなぁ・・・と思って選んだのがこの作品でした。最近、落語物の作品を見つけると、見ない振りができなくなりつつあります(笑)

コメント一覧

1. Posted by タケシ   2007年11月06日 02:14
落語ものですか〜
(^-^)
落研、青春ですね。
ちょうど今日談志師匠のDVD、2度目を見たところです。改めて良かった感動した。
この前のコメでさらっと太田の事を書いたんですが、僕が一番影響受けてる人かな。その流れで落語なんです。

古川日出男も同じく。。。

2. Posted by エビノート   2007年11月06日 20:56
タケシさんへ♪
ちょうど、コメントを頂いた頃に読んでいたんですよ〜♪
DVD、2度目を見ているんですね!
何度も観たくなっちゃうほど、面白いんだ〜。
観たいなぁ〜。探してみます。
タケシさんに影響を与えた人なんですね、太田さん。
すごく頭の良い人ですよね。
そうそう、古川さんといえば、もうすぐ最新刊『ゴットスター』が発売ですよね♪楽しみです♪
3. Posted by ちきちき   2007年11月19日 21:00
こんばんは。お久しぶりです(^_^;)

ミステリYAってなんかひっそり出てる感じを受けてしまいます…

落語って興味あるんですけどなかなか手が出せないので、またちょっと背中を押してくれる本だった気がします。
2が出るとは思ってなかったですが…
越智君の成長が楽しみです。
4. Posted by エビノート   2007年11月19日 22:13
ちきちきさんへ♪
こんばんは!
一見しただけでは、ミステリYAだとはっきり分からないってのが、ネックですかね〜。
ミステリーランドだと、すぐ分かる装丁になってるんだけど(値段は高めですが…)

落語入門に最適かもしれないですね。
「じゅげむ」とか、最後まで言えないけど、聞いたことある題材が取り上げられてるし。
越智君、進級できるんでしょうか?
その辺も気になるところですね。
5. Posted by ia.   2008年03月21日 21:15
こんばんわ。
読みましたよ〜♪
季刊落語シリーズに比べるとちょっと物足りない気もしましたが、
爽やかで、面白かったですね。
あの葉光師匠も、と落研の卒業生の豪華さにはビックリでした(笑)
6. Posted by エビノート   2008年03月21日 21:28
ia.さんへ♪
読まれましたか〜
ちょっと物足りない面はありますが、落語入門としては最適かもしれませんね。読みやすくって、楽しかったです♪
そうそう!葉光師匠のお名前が出てきたときはビックリしました〜。
こういう繋がりを発見すると、嬉しくなっちゃいますよね。
7. Posted by 苗坊   2008年04月30日 22:25
こんばんわ。TBさせていただきました。
大倉作品、初読でしたが、面白かったです^^
季刊落語シリーズですか。
気になりますね。
なにやらつながりもある様子・・・むむむ。
徐々に読んでいこうと思います。
続編も出るんですね〜^^
越智君の落語が成長しているのか楽しみです。
8. Posted by エビノート   2008年05月03日 20:00
苗坊さんへ♪
こんばんは。TBありがとうございました♪
季刊落語シリーズと、ほんのちょっとなんですけど繋がりがあるんですよ。こちらは落語の世界を舞台にした本格ミステリです。機会があれば、ぜひ♪
『オチケン!』第二弾も楽しみですね〜。越智君の成長私も気になります。そして、無事進級できるのかってところも(笑)
9. Posted by たまねぎ   2008年05月29日 00:49
季刊落語とは?専門誌?と気になって調べたら、他にも落語ミステリーを書いているんですね。ありがとうございます。いい事を聞きました。
岸先輩も中村先輩もちょっと謎を臭わせすぎと言いますか、揃いも揃って物静かな考えの見えないタイプなんでインパクトは不足でしたね。
その分、馬術部部長はお約束な感じが可笑しかったです。あの人にもっと色んな意味で活躍してほしいかも(笑)
10. Posted by エビノート   2008年05月29日 21:15
たまねぎさんへ♪
大倉さんの作品には、季刊落語シリーズから入ったんですけど、入門編としてはこの作品がピッタリだったかもしれませんね。
季刊落語シリーズも、機会があればぜひ。
二人の先輩、確かに物静かな方ですよね〜。その分、馬術部部長は確かに目立ってたかも(笑)続編では、先輩達の活躍?も観られるんでしょうか?ちょっと楽しみです♪
11. Posted by すずな   2008年06月13日 15:46
こんにちは。
落語が上手くからめてあって、楽しく読めました!越智くんは本当に留年しそう(笑)
まだ続編がでそうだぞ♪と思っていたら、第2弾の発売が決まってるんですね!うわ〜とっても楽しみです。
12. Posted by エビノート   2008年06月13日 22:58
すずなさんへ♪
軽く読める落語ミステリですよね〜。私も楽しんで読みました。
越智くんは、1作目にしてすでに留年しそうな気配。こんなんで無事卒業できるのでしょうか・・・心配だ(笑)
2作目の発売が楽しみですよね。

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