2008年11月20日

深淵のガランス 〔北森 鴻〕 3

深淵のガランス深淵のガランス
北森 鴻

文藝春秋 2006-03
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≪内容≫
大正末に活躍した洋画家の傑作を修復することになった佐月恭壱は、パリの町並の下に隠された別の絵に気が付くが…。
花師と絵画修復師、2つの顔を持つ男が絵画の謎に迫る表題作と、その続編「血色夢」を収録。
(MARCデータベースより)

順番を間違えて『虚栄の肖像』から読んでしまいましたが、こちらが佐月恭壱シリーズの第1弾。

花師と絵画修復師と2つの顔を持つ佐月恭壱が依頼を受けるものの、そこには様々な人物の思惑が絡み、任された絵画には裏の顔があり…と、先が読めない展開で面白く読むことができました。
『虚栄の肖像』で意味ありげに書かれていた佐月恭壱が襲われた事件とか、気になっていたところも確認できて満足。
ただ、恭壱自身の背景などはこの作品では触れられておらず…だったので、『虚栄の肖像』以降の続刊が待ち遠しいです。

絵画修復師とはどんな仕事なのか?というのは、『虚栄の肖像』を読んでわかってはいましたが、花師って花屋さんとどう違うの?という疑問がちょっとありました。
というか、ずっと花屋さんだとばかり(^_^;)
フラワーアレンジメントともちょっと違うのね。
恭壱の花師としての姿勢は、「花は人を選びます。店を選びます。 わたしはそれらの声を聞き、ふさわしい花を選ぶのみ」という言葉に表れています。
そして、自分が納得できない仕事は受けないというこだわりが何かちょっとかっこいいかも。
どちらかというと絵画修復がメインになっているけれど、シリーズ第3弾が出る時には花師の仕事ももっとクローズアップしてほしいなと思っちゃいました。

★収録作品★
「深淵のガランス」…大正末から昭和の初めにかけて活躍した洋画家・長谷川宗司の絵画修復を依頼される。長谷川がパリに遊学していた時に描いたと思われる風景画だったが、その絵の下側にはさらに別の絵が描かれているようで。

「血色夢」…岩手県雫石で旅館業を営む多田から洞窟壁画の修復を依頼された恭壱。多田に恭壱を紹介したのは、朱明花の父親・朱大人。明治時代から続く貿易会社の経営者で表にも裏にも底知れぬ人脈を持つ人物である。雫石を訪れた恭壱は、壁画修復の仕事に惹きつけられる。そしてまた、恭壱にいつも仕事を依頼してくる女性からは、修復を終えた佐々木兵衛の油絵のことで気になることがあるとの連絡が入る。その絵の持ち主である内村氏が、修復を終えたあと失踪したらしい。

単行本
文藝春秋[2006.3発行]
【読了 2008.11.11】

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1. 「深淵のガランス」北森鴻  [ しんちゃんの買い物帳 ]   2008年11月20日 23:25
深淵のガランス(2006/03)北森 鴻商品詳細を見る 自らの見立てで花を生ける花師を生業としている佐月恭壱には、もうひとつ裏の顔があった。あらギ..

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1. Posted by しんちゃん   2008年11月20日 23:26
すでに記憶がないけど、TBさせてもらいます。
すまねえ。邪魔なら消してください。
2. Posted by エビノート   2008年11月21日 19:43
しんちゃんへ♪
TBありがとうございました♪
記憶がなくならないうちに、シリーズ第一弾を読めてよかったです♪(^_^;)

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