2008年11月25日

生還 山岳捜査官・釜谷亮二 〔大倉 崇裕〕 3

生還 山岳捜査官・釜谷亮二生還 山岳捜査官・釜谷亮二
大倉 崇裕

山と渓谷社 2008-08-31
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≪内容≫
山岳捜査官とは、いわば「山の鑑識係」である。遭難救助隊が不審な点のある遺体を山で発見したときに登場し、残された微細な証拠や聞き込みから、その死の真実を突き止める。
四月中旬、北アルプス黒門岳で見つかった女性の遺体。彼女は、右手に握りしめた折りたたみナイフで、黄色のダウンジャケットを雪面に刺し貫いた状態で死んでいた。彼女の真相、そしてダウンジャケットのもつ意味とは――。(第一話「生還」)
『山と渓谷』連載時から話題を呼んだ山岳短編小説に、書き下ろし一編を加え、全四話を収録した傑作集。
(単行本・内容紹介より)

ということで、大倉さんの山岳系小説第二弾です。
出版社は違いますけど、『聖域』に登場した松山救助隊隊長がサブキャラクターとして登場してました♪

とはいえ、主人公は山岳捜査官・釜谷亮二とその部下・原田昌幸。
山で発見した遺体の状況で、事件性あり?と疑わしいものを捜査するという内容になっています。
山での事故って、冬が圧倒的に多い!という勝手なイメージだったんですけど、冬山での事故だけじゃなくっていろんな季節の遭難・事故が描かれてました。
そういわれてみれば、そうだなぁ〜。
どんな季節でも、万が一ってのはありうるんですよね(^_^;)
どんな季節の山であっても、やっぱりトコトン縁のない私でしたが、おおむね楽しく読むことができました。
山に魅せられた人たちの思いを理解できればもっと面白い〜♪ってなったんでしょうけど、そこまではなかったのが残念でした。
あと、山での事故・遭難は多いだろうけれど、山での事件ってのは頻度としてはそんなに多くないだろうなぁ〜と思うので、山岳捜査官の話は少し幅が狭くなっちゃうような気がします。
単行本一冊にはなっても、シリーズとしてはそんなにバラエティ豊かな展開は望めない苦しさがあるんじゃなかろうか?と。
もし、シリーズ化するならそのあたりが課題かな?なんて思っちゃいました。
ただ、きちんとした解決が示されるものと読者の想像にゆだねる感じで余韻のある終わり方をしていたりと、各話で工夫が凝らされていました。

個人的には、最初は山登りに四苦八苦していた原田昌幸が徐々に山に登る技術や体力を付けてゆく、その成長ぶりがなんだかちょっと微笑ましかったです。

★収録作品★
「生還」
「誤解」
「捜索」
「英雄」

単行本
山と渓谷社[2008.8発行]
【読了 2008.11.16】

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ebinote at 19:56コメント(0)トラックバック(0) 
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