2009年12月15日

翼をください 〔原田 マハ〕 5

翼をください翼をください

毎日新聞社 2009-09-16
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おすすめ平均

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≪内容≫
新聞記者の翔子が見つけた一枚の謎の写真。
1939年、初めて世界一周をした純国産飛行機「ニッポン」号に秘められた真実。
アメリカ・カンザス州アチソン―この辺鄙な町で生まれ、世界へとはばたいていった有翼の女神。
より高く、もっと早く、ずっと遠くへ。
気鋭のストーリーテラー『カフーを待ちわびて』の原田マハが放つ、強くて切ない、大河物語。
(BOOKデータベースより)

手に取った最初の感想は「分厚い」だった。
けれど、読んでいる時は「あっという間」。
世界一周に挑んだアメリカの女性パイロット、エイミー・イーグルウィングと世界初の世界一周を成し遂げた純国産飛行機「ニッポン」号に関わった山田順平の物語に夢中になってしまった。
面白かった。
原田マハさんの作品ってば、良いわ〜。
おススメ!!!!

始まりは、2007年。
暁星新聞創立135周年記念企画記事で、主筆の岡林にインタビューした青山翔子。
岡林から記者をやめなさいと言われ奮起した翔子は、岡林のインタビューの中に登場した山田順平と、世界一周を成し遂げた「ニッポン」号のことを調べ始める。
山田順平から必ず真実を聞き出すと、アメリカの小さな町を訪れる翔子。
そして時はさかのぼって、1928年。
アメリカのカンザス州で、様々な記録を打ち立てる女性パイロット。
エイミー・イーグルウィングは、21歳で大西洋横断飛行を成功させ、飛行計画をプロデュースするジョナサン、パイロットのビル・スタート、整備士兼副操縦士のボビー・マコーミック、そして地上通信士のトビアスたちに支えられ、赤道にそった最も長い距離を飛ぶ世界単独飛行を計画するが。
そして、1937年の日本。
ライバル社・朝丘新聞社の社用機「神風」が東京―ロンドン間の渡欧飛行に成功したニュースに悔しさを感じる山田順平。
暁星新聞の写真部の記者だった山田順平は、航空部専属カメラマンになり、そして世界一周を成し遂げる「ニッポン」号に乗ることに。

アメリカで活躍した女性パイロット、アメリア・イアハート。
毎日新聞社(大阪毎日新聞社・東京日日新聞社)の社用機「ニッポン」の世界初の世界一周飛行。
史実として、この二つがあるわけだが全く知らなかった。
そういう知らなかったことを知ることができたという点でも、読んで良かったという感想になるのだけれど、それ以上にこの二つの史実にフィクションを織り交ぜながら描かれる物語がとっても素敵だった。
切ないラブストーリーもあり、エイミーと山田順平がそれぞれに抱いた思いが胸に迫り、思わず涙してしまった。
太平洋戦争に突入していくあの重苦しく暗い時代に、ひたすら空を目指したエイミー、山田順平の姿が胸を熱くさせる。
世界はひとつ。
そういったメッセージが込められたこの物語を、ぜひ沢山の人に読んでもらいたい!

単行本
毎日新聞社[2009.9発行]
【読了 2009.12.5】

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ebinote at 20:26コメント(0)トラックバック(1) 
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1. 「翼をください」原田マハ  [ しんちゃんの買い物帳 ]   2009年12月26日 22:36
翼をください(2009/09/16)原田 マハ商品詳細を見る 二〇〇七年、アメリカのカンザス州アチソン。新聞記者の青山翔子は、山田順平がこの町に住んの..

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