薬剤師の地域医療日誌

薬剤師が臨床や地域医療にどのように関われるか、EBMを実践しながら模索しています。このブログは個人的な勉強記録です。医学文献の2次資料データベースとして医師、看護師、薬剤師その他のスタッフや患者様に役立てれば幸いです。情報に関しては知識不足の面から不適切なものも含まれていると思われます。またあくまで個人的な意見も含まれております。掲載の情報は最新の文献等でご確認の上、運用していただければ幸いです。

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2018年05月

Ihira H, et al : Adult height and all-cause and cause-specific mortality in the Japan Public Health Center-based Prospective Study (JPHC). PLoS One. 2018 May 14;13(5):e0197164. PMID: 29758048

https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/29758048

 

[背景] 成人の身長は、初期の生涯における遺伝的特徴および環境的要因の両方によって決定される。これまでの研究では、成人の身長と死亡のリスクの関連が示唆されているが、日本人の身長と全原因死亡、原因別死亡率との包括的な関係は不明である。本研究では、前向きコホート研究を実施し、成人の身長と全原因・原因別死亡との関連性を日本人男女間で評価することを目的とした。

 

[方法] Japan Public Health Center-based Prospective Study(多目的コホート研究)ベースラインアンケートに回答した4069歳の107,794人の参加者(男性50,755人、女性57,039人)を調査対象とした。参加者は、自己報告アンケートから得た成人身長データより、男性(160cm未満、160-163cm164-167cm、≧168cm)、女性(149cm未満、149-151cm152-155cm、≧156cm)の4つの集団に分類。Cox比例ハザードモデルを使用して、全原因、癌、心臓病、脳血管疾患、呼吸器疾患、およびその他の死亡原因による死亡のハザード比(HR)および95%信頼区間(CI)を計算した。

 

[結果] フォローアップ中に12,320人の男性と7,030人の女性が死亡した。男性においては最も身長が高い集団では、心血管疾患による死亡 HR <160cm vs. ≥168cm (95% CI) = 0.83 (0.69-0.99); HR for 5-cm increment (95% CI) = 0.95 (0.90-0.99)) 呼吸器疾患による死亡 (HR <160cm vs. ≥168cm (95% CI) = 0.84 (0.69-1.03); HR for 5-cm increment (95% CI) = 0.92 (0.87-0.97)), が少なかったが、全がん死亡が増加した。 cancer mortality (HR <160cm vs. ≥168cm (95% CI) = 1.17 (1.07-1.28); HR for 5-cm increment (95% CI) = 1.04 (1.01-1.07)) 女性においては、脳血管疾患による死亡リスクの低下と関連していた(HR <149cm vs. ≥156cm (95% CI) = 0.84 (0.66-1.05); HR for 5-cm increment (95% CI) = 0.92 (0.86-0.99))

 

[結論] 本研究結果は、日本人における身長と死亡リスクの関連を示唆する。

 


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Farrell B, et al : Deprescribing proton pump inhibitors: Evidence-based clinical practice guideline. Can Fam Physician. 2017 May;63(5):354-364. PMID: 28500192

https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/28500192

 

Proton Pump Inhibitor (PPI) Deprescribing Algorithm

https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC5429051/figure/f1-0630354/

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Farrell B, et al : Deprescribing antihyperglycemic agents in older persons: Evidence-based clinical practice guideline. Can Fam Physician. 2017 Nov;63(11):832-843. PMID: 29138153

https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/29138153

 

Antihyperglycemics Deprescribing Algorithm

https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC5685444/figure/f1-0630832/

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Bjerre LM, et al ; Deprescribing antipsychotics for behavioural and psychological symptoms of dementia and insomnia: Evidence-based clinical practice guideline. Can Fam Physician. 2018 Jan;64(1):17-27. PMID: 29358245

https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/29358245

 

The algorithm developed for this guideline

http://www.cfp.ca/content/cfp/64/1/17/F1/graphic-1.large.jpg

http://www.cfp.ca/content/cfp/64/1/17/F1/graphic-2.large.jpg

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Pottie K, et al : Deprescribing benzodiazepine receptor agonists: Evidence-based clinical practice guideline. Can Fam Physician. 2018 May;64(5):339-351. PMID: 29760253

https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/29760253

 

Benzodiazepine & Z-Drug (BZRA) Deprescribing Algorithm

http://www.cfp.ca/content/cfp/64/5/339/F1/graphic-1.large.jpg

http://www.cfp.ca/content/cfp/64/5/339/F1/graphic-2.large.jpg


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