Uda K, et al : Nationwide survey of indications for oral antimicrobial prescription for pediatric patients from 2013 to 2016 in Japan. J Infect Chemother. 2019 Jun 21. . [Epub ahead of print] PMID: 31235350

https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/31235350

 

【背景】抗菌薬耐性は、公衆衛生上の大きな問題である。 2016年に、日本政府は、2020年までに2013年の数値から経口の抗菌薬処方(セファロスポリン、マクロライド、およびキノロン)の数を33%から50%削減することを目的とした国家行動計画を開始した。 本研究の目的は、最近の抗菌薬処方の適応を調査し、政府の行動計画の目的を達成するための介入の主な目標を特定することである。

 

【方法】国民健康保険データベースを使用して、2013年から2016年までの15歳以下の日本の子供の経口抗生物質処方を遡及的に分析した。処方傾向は、各抗生物質についての感染症関連来院あたりの治療日数(DOT)に基づいて分析した。主な診断が感染症である患者のために、診断あたりの抗菌処方の数、それらの割合、および抗菌のタイプの詳細が調査された。

 

【結果】2013年から2016年の間に、合計297,197,328の感染症関連の訪問が確認された。抗菌薬の総処方数は、2013年の1.519 DOT /来院から2016年の1.463 DOT /来院まで3.7%減少した(Ptrend <0.001)。上気道および下気道感染症の小児の31.7%および36.9%に抗菌薬が処方されており、抗菌薬の処方全体のそれぞれ54.6%および26.2%を占めている。第三世代のセファロスポリンとマクロライドは、これらの処方の大部分を占めている。

 

【結論】抗菌薬は一般に、呼吸器感染症の子供に処方された。 したがって、行動計画によって設定された2020年の目標を達成するためには、この集団における適切な抗菌剤使用の促進が必要である。