ERSPC研究では911年のフォローアップで前立腺がんによる死亡リスクを減少させる可能性を示したが、スクリーニングには過剰診断などの有害事象の問題を孕んでいる。13年フォローアップの結果が報告されています。

【文献タイトル・出典】

Screening and prostate cancer mortality: results of the European Randomised Study of Screening for Prostate Cancer (ERSPC) at 13 years of follow-up.

Lancet. 2014 Dec 6;384(9959):2027-35PMID: 25108889

 

【論文は妥当か?】(※抄録情報のみで吟味)

[Patient]

ヨーロッパ8か国の50歳から74歳の男性

[Exposure]

PSA評価による前立腺がん検診の実施

[Comparison]

前立腺がん検診を実施せず

Outcome

前立腺がん死亡

研究デザイン

ランダム化比較試験

ランダム化さているか?

されている

患者背景は同等か?

抄録に記載なし。

盲検化されているか?

されていない

サンプルサイズは十分か

抄録に記載なし

ランダム化は最終解析

まで保持されているか?

抄録に記載なし

追跡期間は?

13

 

【結果は何か?】

前立腺がん死亡のハザード比[95%信頼区間]は以下の通り

アウトカム

9

11

13

前立腺がん死亡

0·85 (0·70-1·03)

0·78 (0·66-0·91)

0·79 (0·69-0·91)

前立腺がん発症

1·91 (1·83-1·99)

1·66 (1·60-1·73)

1·57 (1·51-1·62)

 

【結果は役に立つか?】

NNT13年で781 (95% CI 490-1929)と計算されています。

抄録には総死亡の記載はありませんがおそらく…