Pickard R, Starr K, MacLennan G.et.al. Medical expulsive therapy in adults with ureteric colic: a multicentre, randomised, placebo-controlled trial. Lancet. 2015 May 18. pii: S0140-6736(15)60933-3. PMID: 25998582
http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/25998582
背景と研究デザイン:これまでのランダム化比較試験のメタ分析ではタムスロシンやニフェジピンが尿管結石の薬物治療として効果が期待できる可能性が示唆されていたが、質の高い研究が必要とされてきた。CTにより最大径が10mm以下の結石が尿管に1つ見つかった患者を対象に、タムスロシン、ニフェジピンを投与して、尿管結石の破砕などの治療を受けずに済んだ人の割合を検討したランダム化比較試験。

P:CTにより最大径が10mm以下の結石が尿管に1つ見つかった18歳~65歳の尿管結石患者1167人(平均42.7歳、結石の大きさや、結石の位置などで調整)
E:タムスロシン0.4mg/日を投与391人
E:ニフェジピン30mg/日を投与387人
C:プラセボを投与389人
O:割り付けから4週以内に結石の破砕など治療が不要だった人の割合

盲検化:2重盲検
統計解析:修正ITT解析
サンプルサイズ:パワー90%、αエラー5%で各群354人(1062人)
追跡期間:4週

主な結果は以下の通り。いずれも明確な差は出なかった。
結石の破砕など治療が不要だった人の割合
薬剤名タムスロシンニフェジピンプラセボ
結果307/378

(81%)

303/379

(80%)

303/379

(80%)

調整オッズ比1.09[0.67~1.78]1.03[0.68~1.56]reference
調整リスク差1.3%[-5.7~8.3]0.5%[-5.6~6.5]reference